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2024年1月12日 (金)

再会春木

240112sky001 朝は厳しく感じた寒さだったのに退社する頃には何だか暖かくコートの前を開いて歩いた金曜平日。帰宅途中3日ぶりに新横浜ラーメン博物館へ足を運んだ。

「あの銘店をもう一度」シリーズ第27弾として昨日から営業を開始している荻窪ラーメンの名店『春木屋』が本日の狙い。1949(昭和24)年4月創業。バブル期の日本に荻窪ラーメンブームを巻き起こした中核的な存在となった名店。古いラオタ達の間には半ば伝説的に語り継がれている「春木屋理論」という言葉があるほどに職人気質の塊のようなイメージを持たれていた。それ故一昨年末くらいに『富士そば』を経営するダイタンフード㈱に経営権を譲渡していた事を知った時には驚いた。実際は買収とかではなく、事業継承の為に『春木屋』側から話を持ち込んだらしいけど。その後荻窪本店は券売機が導入され外国人店員は増えたが昔と変わらない丁寧なサービスが継続されたし、また川崎ラゾーナのフードコートに出店する等これまでの『春木屋』には見られなかった実験的な試みも見られた。

ラー博に話を戻すと2004年1月から約7年間出店していた。その間訪問しているので再訪となる。その厨房に立っていたのが現在の『春木屋』郡山分店の店主。経営権譲渡の話が出るはるか前、昔ながらの師弟制度で長期間の修行の末に「一人前」と認められて暖簾分けを許されていた頃の『春木屋』の一番弟子。よって今回は「郡山分店」としての出店となっている。更に2番弟子、3番弟子を引き連れ三人で今回の再出店に望むそうだ。

店到着時に店前の券売機に1人いたがそれ以外に人はおらず食券を買い店員に渡すとスムーズに席に案内された。厨房には正に三人の免許皆伝者の姿。あと接客係で女店員2人。客入りは良く常に8割方の席が埋まっていた様子。

240112harukiya00240112harukiya03 東京荻窪中華そば 春木屋 郡山分店 新横浜ラーメン博物館店

『切り落としチャーシューメン』1300円+『味付玉子』200円=1500円

金曜だけど連食するつもりはないので豪華にチャーシュー麺に味玉プラスして注文した。しばらく待って提供された一杯はオリジナル丼ではなくラー博共通丼だったのが少し残念だ。

240112harukiya01240112harukiya02 麺は自家製でもちもち食感の中太縮れ麺。これぞラーメンの麺だ!という凄みさえ感じた。具はきざみ葱、平メンマ4枚、海苔1枚は荻窪本店と違い三角ではないんだね。味玉丸1個は黄身トロリタイプ。そして大判の切り落としチャーシュー5枚がスープを覆っている。スープは春木屋独特の尖ったような煮干しの感じではなく結構おとなしめだがラードは感じる。でもね、じんわり旨味が舌に伝わってくるんだよ。良い塩梅で美味いんだよ。美味いけれども最早荻窪ラーメンというより東北地方のラーメンになっている気がした。川崎ラゾーナ店と比較するとまるっきり別の進化を遂げているのが良くわかる。あちらは『春木屋』の特徴である煮干しとラードを分かり易いように引き立てていた。個人的には両方どちらも好きで美味しいと思う。今週は正月明けで気持ち的にやる気のコントロールが難しかったけど、こうして週末前の金曜日に「ラーメンを食べている時の幸せ」な気持ちを感じさせる一杯と対峙して思いき入り麺を啜る喜びで締めくくれて大満足だ。

ラー博の1FとB1Fの間にこれまで出店した50杯の丼が陳列されている。となると「あの銘店をもう一度」シリーズも残すところあと12店という事になるのかな?年内には確実に終了するだろうし早ければ半年程度で終了になるだろう。ここまで来たら是が非でもコンプリートを狙らっていきたい。

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