岡野貫賦
良く澄み切った冬晴れの好天に恵まれた土曜休日。遠く雪化粧した富士山も眺める事が出来た。
横浜駅に出て買い物に出かけた。その後家系総本山『吉村家』方面へ歩を進めた。前を歩いていた女二人組が「あーあまり並んでないよー良かったね」と話していた。その列に並んでいる人達が選ばれた人達である事を知らないようだ。店員に平沼高校グランド脇へ誘導され最後尾が遠くに見える行列を見て「えーっ!!」と予想通りの反応をしたのを見送るまでがセットだ。我は左折せずそのままグランド正面の方向へ歩いた。我の今日の目的店は別だから。今月4日にオープンした新店『鶏豚骨らーめん貫賦(がんぷ)』という店になる。ステーキ店が昼はラーメン店に業態変更する二毛作パターンの店だ。開店定刻時間に店に到着。既に「OPEN」の札が掛けられていたので早速入店。厨房には男の店主1人のみ。客席は一列のカウンター3席と、テーブル席が2人卓が3つ、4人卓が2つ。卓上のメニューを見て口頭で注文。前後客ゼロだった。
筆頭メニューを注文。他にらーめん赤、らーめん煉獄があった。あまり待つことなく提供してくれた。提供時店主から「チャーシューは小さいので2枚入れておきました」と言われた。麺は中太やや縮れ。モチモチ食感、我好みの適度なかたさ。具はかいわれ、フライドオニオン、海苔3枚、あと肉味噌?丁寧に炙られた炙りチャーシュー2枚。鶏豚骨で黒と言うから熊本ラーメンっぽいのを想像していたら意外なことに清湯スープだった。マー油もかかっていない。スープ自体は鶏豚の旨味なのかほのかに甘さを感じる。結構好きな味だ。この肉味噌みたいなものがマー油と挽肉を和えたものなのかな?辛味はなく香ばしさが広がった。これなかなか美味しいぞ。ラーメンを食べる事で得られる満足感をキチッと味あわせてくれる。実際に食べるまでは2毛作の店のラーメンだしあまり期待しないで望んだのだが、気がつけばスープ完飲の完食マークを出していたよ。ステーキ店ならではの肉の香ばしさを演出しているのも好印象だ。大満足で支払いを済ませ退店した。
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