昼顔再訪
前々から今日の午後用事が入っていたので、有給休暇はたっぷり残っている事もあり半休ではなく丸1日の有休を取得した。何だかんだと色々やることもあるし。でも昼はラーメン店訪問に時間を割くよ。青空が広がり気分も良い貴重な平日休暇だ。
午後2時迄には横浜に戻ってくる条件付きなのでどこの店にしようか考えている内にピン!と思い浮かんだ店があった。昨年4月22日にかつて一世を風靡した名店『せたが屋』に16年ぶりに再訪を果たした。その直後くらいにすぐ近くにある同グループの店舗である『ひるがお』と『ふくもり』にもすぐ再訪しようと計画していたが、事情により保留していた事を思い出した。今なら頃合いだろうと東急線で学芸大学駅で降りてバスに乗り店の近くまでやって来た。まずは『せたが屋』の昼営業形態である『ひるがお』の方に向かった。創業は2001年。今でこそ昼夜別形態二毛作営業も珍しくないけど、ラーメン店としてはパイオニア的存在で、初訪問時は珍しく思った事を思い出す。現在はここ本店以外に5店舗を展開しているそうだ。ちょうど営業開始直後くらいに到着。既に暖簾が出され営業中の札になっていたので早速入店。入口脇の券売機で食券を購入し店員に渡すと席は指定され水の入ったコップが出されていた。店員は男2人のみ。先客ゼロ後客1人。
『塩玉らーめん』1000円
16年前の前回訪問時と同じく塩玉入りのメニューを注文した。朝飯を抜いてきた事もあり、透明なスープに縮れ麺が透けて見える様はとても食欲をそそられた。
麺はやや縮れた中太麺。散切り葱の上に茶色い粉がかかっているが魚粉ではなさそう。ちょっと貝類っぽい甘みを感じた。あとあおさのりの上に柚子片が1つ、メンマ数本、塩玉は半分に切られており、その一つに海老がのっていた。そして特に印象に残ったのはチャーシュー1枚。これが適度なかたさで香ばしさを感じ、豚肉じゃなくて焼豚だ!と主張しているかのようで美味しかったなー。スープは帆立と貝柱をメインに、魚介、煮干、鶏ガラ等をサブとして仕上げているとか。だから旨味がかなり強めに全面的に出ていて美味しかった。上品な塩ラーメンのイメージではなく、良い意味で下品さもありラーメンらしい一杯に仕上がっていた事が好印象。前回は柚子が強めに感じていた記憶があるが今回はほとんど目立たず。16年も経てばその間に相当な改良が加えられているのだろう。結局汁一滴残さず飲み干しての完食となり大満足で退店した。
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