十階灯花
午前中は雨が降り午後には止み折りたたみ傘で正解だった。ようやく一週間の勤務を終え一安心した金曜平日の夜。横浜駅で途中下車し横浜そごう10階へ向かった。早々に撤退した『横濱丿貫』があった店舗に今月14日新たなラーメン店が入ったそうなのでね。こういう立地の店は土日に来ると家族連れ客が大挙押し寄せ並ぶ事になるだろうから平日来るのが吉だ。
今度の店は2012年新宿三丁目付近で開業し現在は曙橋駅近くに本店を構える『鯛塩そば灯花』という店だ。都内各所のフードコートに17店舗も出店していて躍進目覚ましい様子。我は全く存在を知らなかった。てっきりINGS系かと勘違いしていたくらいだ。今回初めて入店する。やっぱり平日の夜は空いていて到着時店前に人がいなかったのでそのまま入店。内外装共『丿貫』時代とさほど変わっていないように思う。高級感溢れる雰囲気。店員は男3女2。先客4,5人後客も同じくらいかな。冊子メニューを見て口頭で注文した。
筆頭メニューの味玉付きを注文。他に鯛塩つけ麺や醤油味の中華そば等もあった。お茶漬けセットもあり心揺れ動いたが1800円から2000円もしたので初回訪問で注文するものではないなと判断した。
まず提供された瞬間に「こりゃまた綺麗だなー」と思わせるこの見栄えよ。しなやかなストレート中細麺が綺麗に折りたたまれている。食べる時それを崩すのが若干心が痛くなるほど。その麺の上にはチャーシュー1枚が敷かれ、そこに青葱と柚子片、鮮やかな練り物がのっている。他に穂先メンマ1本とトッピングの味玉丸1個。黄身が甘いやつだった。スープは上品ながらしっかり旨味が感じられる塩スープ。しょっぱ過ぎず弱すぎず絶妙な配分。鮮魚系に苦手意識がある我でさえ唸るくらい美味しいと感じた。全然見栄えだけで終わっていない。店の内装の雰囲気も相まってまるで高級料亭で出された一杯かのようのに感じた。こりゃあ勢力拡大するのも頷けた。大満足で支払いを済ませ退店した。
ここ1年ほどでラーメンの1000円の壁もあっさり崩され、我も理解し受け入れたが、そこには庶民が気軽に食べられる食べ物ではなくなったラーメンになっていた。高度な一品料理となったラーメン。それの象徴のような今日の一杯だったように感じた。正直寂しい気持ちもあるけど、それだけじゃないんだなー。





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