竹麓牛塩
10月に入りようやく今年の過酷過ぎた夏は過ぎ去ったと思われる水曜平日。今日はほぼ1日雨降りでぐっと肌寒くなってきたなと感じたほどだ。
帰宅途中新子安駅まで足をのばして先月22日に開店した『麺屋たけろく』という店に行ってみた。JR駅からだと京急の踏切が開くのを待たなければならない。派手に黄色い看板が光っている。そこには「むつみ屋創業者竹麓輔監修」と入っている。『むつみ屋』は多店舗展開で資金繰りが追いつかず結構前に一度経営破綻して再起を目指している事は知っていたけど、なるほどそこからこの店名なのか。『竹麓輔商店』という店も出していたが以前と変わらず我が強いんだろうな。自信があることは良いことだけどさ。店は以前もラーメン店だったような記憶があるが覚えていない。まあいいや、早速入店。内装は黒っぽく鰻の寝床のように奥に細く奥行きがある店内。厨房には中国系の男の店員1人のみ。客席はL字型カウンター10席のみ。冊子メニューを見て口頭で注文。料金後払い。先客1人後客1人。
メニュー表に「一番人気」と書かれたメニューを注文。筆頭から順に牛すじつけ麺、煮干しつけ麺、牛塩、海老、味噌、辛味噌、焦がし煮干とラーメンメニューが並んでいた。更にご飯物のサイドメニューだけではなく餃子や揚げ物等の一品料理も充実していた。
麺は平打気味の中太縮れ麺。かためな茹で具合。具は白葱、青葱の各きざみ、かいわれ少々、小さいながらローストビーフが3枚。スープは牛骨の甘さを若干感じるさっぱり塩スープ。麺との組み合わせも悪くないと思う。ご当地らーめんで言うと山口下松牛骨よりは鳥取倉吉牛骨に近い感じ。つまり我の好みと近い。飲みやすく美味しいスープだったのでスープ完飲の完食した。
+『爆裂ライス(小)』400円=1150円<開店サービス>
サイドメニューに物凄いインパクトのメニューがあった。写真もあったがよく分からなかったので店員に「これ辛いの?」と聞いたら「辛くない。甘い。少し辛い。」とカタコトの言葉で教えてくれた。激辛飯じゃなさそうなので小で注文した。もつ煮丼のような、キャベツと豚チャーシュー片が入った甘辛いスープにきざみ葱と白米が入ったものだった。なので辛くない、ではなくピリ辛感はあった。まあまあ美味しくてこちらも完食した。満足して席を立ちメニュー表通りの料金を現金払いすると店員は「今100円サービス」と100円玉を返してくれた。「ごちそうさまー」と言って退店した。
あー本降りの雨になってきたなー。家路を急ぐ事にした。
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