金昼潮鶴
ずっと前から今日の午後予定が入っていたので結構前から午後半休を取得していた。退社してから用事まで時間があるのでこの時間をラオタとして有効活用しようとJR鶴見駅に降り立った。今月3日に開店した『らぁ麺松しん』という店に狙いを定めた。歩いて潮鶴橋へ向かった。初秋の平日の午後は青空が広がり、鶴見川は気持ちの良い爽やかな風が吹いていて何だかキラキラ輝いて見えた。
目的店に到着するとそこはかつて古めかしい『ラーメンショップ』があった場所だった。店舗もくたびれて店主も見るからに高齢だったから長くはないかもと思っていたけど…やっぱりそうなってしまったか。去年訪問しておいて良かったよ。新店が誕生するのは喜ばしい事なんだけど、最近こういう事が多いので複雑な気持ちになる。
到着時満席で店前に女の先客が1人立っていたのでその背後に並んだ。しばらくすると男が1人やって来てその女客に話しかけながら平然と横入りしてきて不愉快な気持ちになった。7分くらい待って店員が先に入口にある券売機で食券を買うよう促したので食券を購入した。その間に先客が退店したようでそのまま席に案内された。水はセルフ。内装は流石に手を入れていて壁は白くカウンターも作り直されていた。厨房は店中央にありそれを囲むようなコの字型カウンター8席。若い男の店主1人と若い女の店員1人。店主は『支那そばや』で数年務めたという噂。後客も続々やって来て終始店外待ちが生じていた。
券売機左上ボタンの特製醤油を注文。今は醤油一本。塩と鶏白湯は準備中。しばらく待って到着した一杯は美しい顔をしていた。
麺は中細ストレート。具は青葱、平メンマ数本、味玉半個、生姜の効いた鶏ワンタン2個、豚の部位違いの2種のチャーシューが各2枚づつ。スープは所謂清湯鶏醤油。ネオ中華そば。派手さは無いけどじんわりとしっかり旨味が伝わってくる。美味しかった。しっかりスープを完飲し大満足の完食。丼を上げカウンターを拭き「ごちそうさまー」と店主に声をかけると「ありがとうございましたー」と返してくれた。といった感じで気分良く退店出来た。この店は朝5時から9時まで朝営業もしているそうなので、朝型の我からすればタイミングが合えば再訪する可能性は高い。次は塩狙いか。
だけど店側ではなく客側から不愉快にさせられたので嫌な気持ちが後を引いてしまった。先客の割り込みも勿論だが、後客の老人達が女店員の案内誘導を無視して「あんた先座んなさいよー」とか「いいからいいから!」とか店内で大声で騒いでいるのを長尺で見せられたからだ。ああいうのが老害というのだろう。ああはなりたくないものだ。
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