再会鷗潮
帰宅途中、新横浜ラーメン博物館へ約1ヶ月ぶりに訪問した。狙いは当然「あの銘店をもう一度」シリーズ第23弾として出店している『かもめ食堂』だ。2012年2月から約3年間ほど出店してしていて、我は当時3回くらい訪問していた。なので再会だ。元々気仙沼にあった『かもめ食堂』は1942(昭和17)年創業の町食堂で、震災の5年前くらいに後継者がなかった為に廃業している。それを震災復興のシンボルとして現地に復活させようとしたのが気仙沼出身の『ちばき屋』店主。ラー博で先行営業して準備を整えラー博卒業後の約半年後の2015(平成27)年11月、気仙沼で帰郷オープンしたという、ラー博のちょっといい話だ。
入館後そのまま店に直行すると待ち客無しで食券を購入し入店出来た。店員に「お好きな席へどうぞ」と案内され着席。店員は男3人女2人。先客5人後客7人くらい。
『気仙沼ラーメン 潮味玉入り』1100円+『メンチカツ』350円=1450円
塩と醤油があり筆頭の塩を注文した。それとサイドメニューに数量限定のメンチカツがあったので合わせて注文した。
着丼と同時にぷわーんと魚介の香りが漂ってきた。気仙沼名産のサンマを使った香油を使っているそうだ。麺は中細縮れ麺。具はきざみ葱、平メンマ数本、なると1枚、海苔1枚、バラチャーシュー2枚、トッピングの半分に切られた味玉。昆布出汁に漬けて作ったそうだ。出店当時は「かもめの玉子」として販売していたが、まあ種々の問題があったであろう事は想像出来る。スープは油分がやや多めの魚介塩スープだがじんわりと美味い。我が今まで食べた魚介塩スープのラーメンと比較しても上位に食い込むと思われるほど美味かった。このスープに麺が良く絡んで合っていたしね。完飲完食。
サイドメニューのメンチカツも商店街の揚げたてを店前で食べたものと同じくらいの美味さを感じた。牛肉の脂と玉葱の甘みがたまらない逸品でソース不要だ。最初から少し着いていたのかも知れないけどほとんど主張してこない。それくらいの甘みがあった。両方大満足だった。あと1週間以上出店しているそうなのでタイミングが合えば醤油も食べてみたいと思いつつ退店・退館し家路についた。
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