再会魁龍
雨が降ったり止んだりの不安定な天候の金曜平日。会社から出た頃はしっかり本降りだった。
今日の目的店は新横浜ラーメン博物館最大のプロジェクト「あの銘店をもう一度」の第22弾として出店している久留米ラーメンの名店『魁龍』だ。何故か博多本店と表記されているが、久留米ラーメンの店であり創業の地は小倉郊外で1992(平成4)年に開業している。そちらも小倉本店と名乗っており、どうも兄弟で別経営でやっているようだ。我はその小倉創業本店に13年以上も前だが訪問している。ラー博には2001年8月という結構早い時期に約3年間在籍していたようだが我はその時は訪問出来ていない。
入館して店に直行した。券売機で食券を買うと入口に2人待っていたが1分程度の待ちですぐ入店出来た。店内にぷ~んと漂う豚骨臭に期待が高まる。店員はハイテンション気味の店主を含め男4人女2人。今回のラー博へは博多の店を休業してまでやって来た為、出店期間は通常より1週間短い。
『味付玉子入ラーメン』1250円+『ごはん(魁獣みそ付)』200円=1450円
味玉入ラーメンにごはんを付けて注文。麺の硬さは指定出来ない。店が強く推奨していた「ずんだれ」と呼ばれる柔らかめの茹で具合で今回の出店では固定されていた。
提供された時点で立ち昇る豚骨の臭み。この臭い久々な気がする。先日まで出店していた『ふくちゃんラーメン』はシャバくてクサウマだったが、それとは臭いも異なる。何よりこちらは見た目がまるでコーヒー牛乳のようで一目で豚骨濃度が高い事が判る。最近豚骨ラーメン業界で良く使われる「ド豚骨」はこの店が元祖と言われている。麺は中細ストレートで「ずんだれ」な柔らかめな茹で具合。この濃厚な豚骨スープにはこの方が麺が良く絡むからという事だろう。具はきざみ葱と細切りメンマ、チャーシュー2枚。味玉丸1個は黄身しっとり。正にド豚骨!と納得するスープは腹にズシンと溜まるような濃厚さ。麺も具も完食、スープ完飲。最後飲み干した際に舌にザラつきが感じられ大満足だった。
ライスは200円なので流石にしっかりとした量はあった。特に良かったのが「魁獣みそ」。ラーメンには入れるなと注意書きがされているほどご飯に特化したもの。これが激烈に我の好みの味。岩手三陸大船渡遠征した際あまりに美味しかったのでお土産としても買って以降探し求めている「南蛮味噌」に酷似していた。これ買って帰りたいと思って退店後ショップに売っている事を期待して行ったのだけど売っていなかった。ラー博スタッフにはこの辺りフォローして欲しかったところだ。店休閉めてまで出店してくれているのだから。店の通販で売っているようなので買おうか悩んでいる。
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