拳骨醤油
連休前だし連食してしまおうと地下2階に降りたらいつになく賑わっていた。盆休前だからなのだろう。目的の『げんこつ屋1994』の店前にも8人ほど列が生じていた。食券を購入し列の最後尾についた。案内されるまで5分くらい、着席して提供されるまで約10分程度待たされる事になった。店員は男5人女1人。入口の行列は時間が経過するごとに伸びていった。
『げんこつらーめん』930円
初訪問時は数量限定の塩を食べていたので今回は屋号を冠した基本メニューを注文するのが目的だった。
「とんこつ醤油」と謳いながら他の店で提供される豚骨醤油ラーメンとは一線を画する一杯。麺は多加水中太ストレート。具はきざみ葱、メンマ数本、海苔1枚、味玉半個、チャーシュー2枚。鮪節と昆布からなる和風スープと、鶏、豚、香味野菜から摂った白湯スープを合わせた独特のスープ。あれ?『げんこつ屋』ってこんな美味しかったっけ?と思うくらい意外と美味しかった。あの銘店をもう一度93年組の出店のコンセプトって当時の味を再現する事がコンセプトに入っていたと思うので、横浜ポルタ地下街で食べた約16年以上前の遠い記憶ではあんまり自分の舌に合わない印象が残っていたからちょっと覚悟して食べたんだよ。そうしたら美味しかったので何でだろう?と思ってオフィシャルサイトを覗いてみたら「時代と共に脂の量を減らしている」と書かれていた。確かに当時はスープ表面が白く膜が張っているような印象だった。どうりでね。正直に29年前の味に戻していたら評価が低くなってしまうのは確かだ。2023年という時代の中で生活している人々を相手に商売しているのだから。連食の為スープこそ飲み干さなかったが麺と具はきっちり食べきって満足して退店出来た。
退館した後は一刻も早く帰宅したくて以降寄り道せず真っ直ぐ家路についた。明日から連休だ!
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