三亀辛浸
盆休みというが我は夏バテ続行中。更に台風7号上陸で天候はとても不安定。予報では大雨とか言っておいて全然晴れたり。昨日はそんなこんなで外出する気が全く起きずまた家に引き籠もっていた。今日も同じ様子。流石に2日続けて空調の効いた部屋に引き籠もっていると今度は体力が落ちるし精神的にもよろしくないと思い、また我としては遅い11時半頃重い腰を上げ家を出た。先週土曜日と全く一緒だ。なのでまた近場の横浜橋通商店街に立ち寄る程度に留め、開店が正午予定の『ラーメン三亀』へ立ち寄った。計算通り開店直前の時間に店に到着。先客2人組が並んでいたので後についた。定刻を3分過ぎて店主がシャッターを上げた。券売機で食券を購入しまたテーブル席に着席し提供を待った。しばらくすると後客3人が来店し満席になった。15分くらい待ったと思う。
土曜日訪問した時は定番の「特三亀ラーメン」を注文したのだが、実は食券を渡した直後から「あーやっぱりじわ辛つけめん注文しておけばよかったなー」と思ってしまったんだよ。元々未食のジワ辛ラーメン狙いの訪問だったからね。なので遠出を諦めた盆休み中に近場のこの店に再訪問すべく予め店主に今週の営業予定を確認しておいた。だから今日訪問し念願のリベンジを早めに達成する事が出来た。
まず大きな浸け汁が先に提供されたが麺が入っていないだけでほぼ特三亀ラーメンと同じと言って良い。海苔10枚、たっぷりのほうれん草、脂身の多い国産豚のチャーシューのデカく厚いのがゴロゴロ。たぶんサービスしてくれたのだと思うが味玉2個入り。結構なボリュームだ。後になって冷水で締められ中太縮れ麺が提供された。あーその時に凍ったタオルも渡してくれたよ。
つけめんというメニューになっているが我が受けた印象からすると、特につけ汁が濃縮されている様子もなく最初から普通にラーメン同様スープを飲む事が出来た。麺が冷水で締められ別皿提供されただけの違いに感じられた。だから麺をライスに見立ててスープに浸した海苔で少しだけ麺を巻いて最初は食べすすめた。つけ汁は見た目が結構辛そうに見えるがそんなに辛くない。ジワ辛とは良く名付けたと思う。味もほぼこの店の通常のラーメンと同じ。豚・鶏・帆立の旨味で作られたこの店独特の味わい。店頭の立て看板に「家系ではありません」と明確に宣言していたよ。想像以上にチャーシューは入っており食べる時間は結構かかったがその分腹が一杯になった。この一杯に備えて朝食を抜いてきて正解だった。大満足で店を出ると既に札が「準備中」にされていた。昼は満席6人で早くも営業終了にするようだ。
退店して家へ向かう途中、祭りの準備で神輿の周りに老若男女が集まり賑わっている場面に出くわした。町内会で飲み物や食べ物を持ち寄り楽しそうに話していた。通勤通学経路ではまだまだマスク使用率が高いように見ていたが、この光景を見て我はようやくパンデミックで収束した象徴のように感じられた。台風の影響を受けたこの蒸し暑さの中神輿を担ぐなんて想像するだけで嫌になるけど、伝統が引き継がれていく様子はとても好ましく思えた。
コメント