再会福豚

今年８月最終日の木曜平日。観測史上初めて都心で８月全ての日の気温が30℃を超えたのだという。そりゃバテるわ。よって今日も猛暑日だ。

退社後ラー博へ直行した。「あの銘店をもう一度」シリーズ第21弾として一昨日から出店中の『博多ふくちゃんラーメン』へ訪問する為だ。今のところ皆勤賞だ。感謝感謝。1975（昭和50）年創業で地元福岡で長年支持されている店だ。ラー博には2004年8月から約5年も在籍していたそうで、我もその間一度訪問している。そして今から約13年前、初めての福岡遠征で田隅本店も訪問した。よって再会の『ふくちゃんラーメン』だ。到着時店前に並び無し。食券を購入し早速入店。食券を渡し適当な席へ座った。店員は男２人女３人。先客８人後客も同じくらい。

博多ふくちゃんラーメン  新横浜ラーメン博物館店

『ラーメン（バリカタ）』１０００円＋『玉めし』４５０円＝１４５０円

基本のレギュラーサイズ、麺のかたさは食券購入時点で選択出来バリカタを指定した。あと数量限定のサイドメニューもセットで注文した。

おお！店から丼持ち出しているよ！それだけで提供された瞬間のテンションは跳ね上がる！出来れば出店する店は全てこうして欲しいよ。麺は普通の博多ラーメンよりやや太めの細麺ストレート。具はきざみ葱と意外と肉厚なチャーシュー２枚とシンプル。そして豚頭のみで作ったという豚骨スープは豚骨臭が立ち昇っている。所謂クサウマというやつだ。しかもシャバシャバ。豚骨スープは濃厚なほど良い！そう思っていた時代もありました…。今はわかった、シャバいクサウマ豚骨が至高だと。豚骨の旨味がしっかり出ている。いや、正直言うと「また博多豚骨店かよ、ラー博は福岡豚骨に偏りが酷いな。」とかラー博来るまで思っていたんだよ。でもさ、ラー博にやってくる店はそんじょそこらのラーメン集合施設とは違い、名だたる名店ばかり招聘しているのを忘れていた。食べて気付かされるという….。美味い！

更にこの店が生ニンニクとニンニククラッシャーを提供したパイオニアということでラーメンと一緒に提供された。デフォルトの豚骨スープがあまりに美味いのでちょっと躊躇したんだけど、試しに潰して入れてみたら豚骨の旨味を損なう事無く上手くジャンクな味わいを引き立ててくれるのが判った。多分ニンニクチップだとこうはならないと思う。これ、アトラクション効果だけじゃなかったんだ。美味くて替え玉しないのに、二粒潰して投入しちゃったよ。

数量限定のサイドメニュー「玉めし」。これはラー博出店当時の店長が独立し『江ちゃんラーメン』という店を福岡市内に出店しているのだが、その店での名物メニューらしい。見た目は中央に味玉がのった普通のネギチャーシュー丼に見えるが鰹の味わいが効いている。そしてラー博の割にはボリュームのあるサイドメニューで良心的だと感じた。ラーメンと併せて大満足で退店した。

外に出るとちょっと涼しく感じた。風が少しあり日が落ちるとそうなのかな。でも新横浜駅に戻るまでで「やっぱり暑いや！」と額に汗をかきながら家路についた。なんだかんだと８月乗り切ったぞ！我ながら良く頑張ったもんだ。