猫鼠和歌
上野の森美術館を退館した後、当初はアメ横等をぶらついて近くの未訪問ラーメン店で食べてから帰宅しようかと計画していた。でも今日になって弘明寺の奇妙な肉料理店『ねこ娘とねずみ男』で本日1日限りの限定「和歌山ラーメン」が提供される事を知りずっと心に引っかかっていた。最早あの店、昼はラーメン店だね。店発信のインスタグラムによると普通の和歌山ラーメンではなく、店主の死によって突如閉店してしまった蒔田にあった『和歌山家』で提供されたラーメンのインスパイア…ではなくリスペクトの一杯になるという。前々から体調不良で営業が不定期になっていたとは言え、その死を知った時は驚いたよ。この店の店主は『和歌山家』店主と交流があったんだね。でも何故か全然意外性は感じず納得してしまった。店主の風体や店へのスタンスもどことなく共通点がありそうな雰囲気だし、チャーシューも結構ゴツかったからかなー。
上野近辺のラーメン店で我の目に魅力的に映りそうな店が見つからなかった事もあり、ここはもう欲張ろう、我のしたい事をやろうと上野散策は諦めて、急遽上野から弘明寺へ移動する事にした。上野東京ラインに乗り品川で京浜急行特急に乗り換え上大岡まで移動した後市営地下鉄ブルーラインで弘明寺にやって来た。店には開店予定から10分過ぎたあたりに到着した。店外に4人並んでいたのでその後に続いた。20分弱店外で待たされた後口頭で注文し入店。着席後提供まで更に20分以上待たされた。店主と女店員2人で切り盛りしているからそれは仕方ない。それに今日は大盛況で常に店外で待ち客が並んでいる状況が続き後客も続々やって来て忙しそうだった。そして正午過ぎにはラーメンは売り切れになっていたようだ。危ない危ない。
『和歌山ラーメン(中の上)』1600円
極みにすると味玉と小ライスが付くらしいが、我は茶わんカレーが食べたかったから中の上を選択した。麺は極細麺を選択した。中太麺も選択可能。
基本的に先週食べた「ド豚骨ラーメン」と同じだが、多少醤油ダレ強めになっているのかな?麺はオーダーにより極細ストレート。きざみ葱、胡麻、細切りきくらげ、ニンニクチップ、紅生姜、ナルト1枚、墨色の極太メンマ2本。あとはとろとろと柔らかいチャーシューがどでかいのが1個と小さいのが複数。最早本場和歌山のラーメンとは似ても似つかない一杯で、ニンニクチップが特徴的なので熊本玉名ラーメンっぽいかと思ったけどそれとも違う。だけど『和歌山家』のラーメンとはどこか雰囲気が似ている気がしなくもない。まあこの店オリジナルラーメンとしていつものように美味しく食べて楽しませてもらったし、いつものように満腹になって大満足という結果は変わらなかった。
+『茶わんカレー(フルーティー風味)』290円
ラーメンとセットだと100円引きでこの値段。フルーティー風味という妙なメニュー表記がきになっていたけど、ちょっとパインっぽい味わいで、正直に言うと我の好みとは合わなかった。こちらも『和歌山家』の茶碗カレーインスパイアをやって欲しかったところだ。あれも美味しかったから。支払いを済ませて退店すると店外にまだ2人待っていた。明日からこの店休みに入るからかなー。
午後1時前には帰宅し午後はゆっくり昼寝をして休日時間を楽しんだ。明日も楽しみたい。
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