文月初雨
今年の7月初日は雨の土曜休日となった。ほぼ1日雨降りの予想だったから昨日の時点で外出せず家でゆっくり過ごそうと思っていたのだが、結局9時半頃に家を出て横浜駅へ買い物へ向かった。朝食抜いて空腹にしておくとそれをどう有効活用しようかと考えるのが我の場合外出する原動力になるのかも知れない。
今日は相鉄和田町駅近くに小田原系のラーメンを出す新店が出来たと聞いて開店予定時間のだいぶ前に和田町駅へ降り立った。途中『八家』や『どさん子ラーメン』が目に入りちょっと心が動かされたけど目的の店に向かった。するとシャッターが降りているのは良いとしても暖簾は束にされ玄関マットと共に軒下に置かれていたので嫌な予感がした。果たして開店時間になっても何の動きもなく気配も無かった。この時点で我も空腹ですぐ近くのラーメン店から漂ってくる匂いに必死に抵抗しながら3分待ったがこれは諦めが肝心だ。あー久々にラーメン店の新店にフラレた。
たまらずそのままその近くにあるラーメン店に入店した。その店は『どんとこい家』という家系ラーメン店だった。店内は狭くて暗く熱と湿気が立ち込めた強烈な環境。昔ながらのラーメン店という感じだった。貫禄が出ている。昔天王町駅近くのビル2階にあるBARで借りして営業していた時代を我は知っているから信じられない思いだよ。厨房にはいかつい男の店員2人でいかにもこの店の雰囲気に合っている。客席は厨房周りにL字型カウンター6席しかない。先客3人だったので余裕で着席出来た。ラーメンを待っている間に次々と後客が来店しすぐ満席になって外待ちが出来ていた。客層はいずれも肉体労働者風の男ばかりで強烈に男臭いラーメン店だなーと感じた。それにしても店内の湿気と熱で不快指数がえらいことになっている。この環境では早朝⁴時から昼過ぎまでの営業時間が納得出来たよ。店員の肉体がとても保たないだろう。
『特製ラーメン』1000円+『半ライス』50円=1050円
チャーシュー3枚、味玉1個、海苔5枚構成の筆頭メニューと半ライスを口頭で注文し料金を先払いした。好みは麺かため・油多め指定。ライスには卓上からおろしニンニクと豆板醤を投入して家系ライスをスタンバイ。
麺はもっちりしたストレート太麺。具は先に書いた構成プラス散切り葱は胡麻油で和えられていた。具の配置によるラーメンの見せ方が上手い。スープは店内でガンガン炊いて作っているのは間違いないのだが、我的には豚骨の出汁感も醤油感もやや物足りなく感じた。でも空腹だったし家系ライスの刺激もあったので完食し満足した。大汗かいた状態で退店した。
入店を諦めた当初の目的店の方を見てみると依然シャッターが降りたままだった。早めに諦めの決断をしておいて良かったよ。途中スーパーで食料調達の買い物をしてから帰宅した。午後は自宅でゆっくりと過ごした。
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