再会玄界
早出出勤の定時退社の金曜平日。今日で6月が終わるので今年も半分が過ぎ去ったという事だ。毎年加速していくなぁ。退社する頃には雨が降っていた。持っていた折り畳み傘を開いて新横浜ラーメン博物館へ向かった。
同博物館に出店した歴代の店をリレー形式で順次再出店させようという一大イベント「あの銘店をもう一度」が開始されたのが昨年の7月1日。今日でちょうど1年が経過した。現行常駐店舗も含めれば折り返し地点は回った事になる。その第18弾として営業を始めたのが『らぁ麺むらまさ』。新しいご当地ラーメンを生み出そうとした企画「新ご当地ラーメン創生計画」第3弾として2009年9月から約半年間出店していた、『支那そばや』創業者佐野実氏最後のプロデュース店だ。我は当時一度訪問しているので再会となる。佐賀県唐津に本店があり、当時は豚骨以外のラーメンはほとんど無いようなところに塩ラーメンで切り込んで13年経った今でも営業を続けているのは凄い事だと思う。到着時店前に待ちはなく食券を購入し入店。店員は男4人女1人。客席は7,8割ほど埋まっていたがすぐ着席出来た。後客5人。
『玄界灘玉塩らぁ麺』1100円
味玉付きの筆頭メニューを注文。麺は中細ストレート。『支那そばや』の麺らしい。具は青葱、穂先平メンマ2本、肩ロースチャーシュー2枚。トッピングの黄身しっとりの味玉丸1個。豚メインで出汁を摂った透明な塩清湯。出店していた当時より豚感は抑えられ純粋な塩ラーメンに近づいている気がする。ラオタな表現になってしまうけどやっぱり『支那そばや』の影響が強い一杯だなと感じた。つまり上品な味わいで美味しかったよ。
オリジナルサイドメニューもあったので頼んでみた。「ギョロッケ」と読ませるらしい。魚のすり身にパン粉を付けて揚げたもの。惣菜というよりこれはもうつまみというか駄菓子に近いね。値段には釣り合わない印象は拭えなかったが、魚ロッケというものを経験出来たので良しとしよう。満足して退店し家路についた。
コメント