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2023年6月30日 (金)

再会玄界

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早出出勤の定時退社の金曜平日。今日で6月が終わるので今年も半分が過ぎ去ったという事だ。毎年加速していくなぁ。退社する頃には雨が降っていた。持っていた折り畳み傘を開いて新横浜ラーメン博物館へ向かった。

同博物館に出店した歴代の店をリレー形式で順次再出店させようという一大イベント「あの銘店をもう一度」が開始されたのが昨年の7月1日。今日でちょうど1年が経過した。現行常駐店舗も含めれば折り返し地点は回った事になる。その第18弾として営業を始めたのが『らぁ麺むらまさ』。新しいご当地ラーメンを生み出そうとした企画「新ご当地ラーメン創生計画」第3弾として2009年9月から約半年間出店していた、『支那そばや』創業者佐野実氏最後のプロデュース店だ。我は当時一度訪問しているので再会となる。佐賀県唐津に本店があり、当時は豚骨以外のラーメンはほとんど無いようなところに塩ラーメンで切り込んで13年経った今でも営業を続けているのは凄い事だと思う。到着時店前に待ちはなく食券を購入し入店。店員は男4人女1人。客席は7,8割ほど埋まっていたがすぐ着席出来た。後客5人。

230630muramasa00230630muramasa01 らぁ麺 むらまさ 新横浜ラーメン博物館店

『玄界灘玉塩らぁ麺』1100円

味玉付きの筆頭メニューを注文。麺は中細ストレート。『支那そばや』の麺らしい。具は青葱、穂先平メンマ2本、肩ロースチャーシュー2枚。トッピングの黄身しっとりの味玉丸1個。豚メインで出汁を摂った透明な塩清湯。出店していた当時より豚感は抑えられ純粋な塩ラーメンに近づいている気がする。ラオタな表現になってしまうけどやっぱり『支那そばや』の影響が強い一杯だなと感じた。つまり上品な味わいで美味しかったよ。

230630muramasa02230630muramasa03 +『魚ロッケ』400円=1500円

オリジナルサイドメニューもあったので頼んでみた。「ギョロッケ」と読ませるらしい。魚のすり身にパン粉を付けて揚げたもの。惣菜というよりこれはもうつまみというか駄菓子に近いね。値段には釣り合わない印象は拭えなかったが、魚ロッケというものを経験出来たので良しとしよう。満足して退店し家路についた。

2023年6月28日 (水)

味吉塩細

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このところ雨は降らないが蒸し暑く不快指数が高い日が続いている。水曜平日、会社からの帰宅途中、日ノ出町駅で下車し近くに今月21日開店したという新店を目指した。場所は日ノ出町駅からだと『はま紅葉』の1本先の路地を曲がったところの先にあった。店名は『横濱とんこつ 味吉家』。営業中の札が出ていたので早速入店。入口正面に券売機。店内左側の厨房には中年男女店員2人。てっきり中国系の店かなと思ったら男の店主は日本人だった。調理しながら威勢のよい声で「いらっしゃいませー」と大声で言っていた。女の店員は中国系だと思う。客席は一列5席並び向かい合わせのカウンターが2つで10席、テーブル席は2人卓1つと4人卓3つ。先客3人後客5人。

230628ajiyoshiya00230628ajiyoshiya02 横濱とんこつ 味吉家 関内店『特売ラーメン 塩』500円

開店から明後日までの10日間もラーメン1杯500円サービスを実施中。しかも終日ライス無料。セルフでよそっていただいた。味は醤油と塩を、麺は太麺か細麺か、好みも家系に準じて選べた。店員からは何も確認されなかったのでこちらから「塩・細麺・麺かため・油多め」を指定した。メニューには餃子や唐揚げ、カレーの一品料理、晩酌セット等のつまみ料理も充実していたのでラーメン居酒屋を狙っているのだと思う。

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この店「横濱とんこつ」とは名乗っているが「家系ラーメン」とは一切謳っていないところに着目しあえて塩味、細麺を選択した。麺は細麺ストレート。具はほぼ家系に準じていたが半味玉が入っている。スープはいかにも量産型って感じだが、この白いスープはなんか懐かしさを覚えるよ。鶏油もちゃんと効いていてその旨味も感じるし、これはこれで乙なもの。だってこれでライス無料で500円だよ。ちょっと前ならよく聞く開店サービスだったけど、連日値上げの話しか聞かないこの時期に凄いなーと思った。しかも朝11時から中休み無しで深夜1時まで営業して終日ライス無料だって。資本系にはとても見えなかったが大丈夫かな?と余計な心配をしてしまったよ。もちろん値段だけじゃなくて味でも満足出来たよ。店主にごちそうさまーと声をかけると大声で「ありがとうございましたー」と返ってきた。気持ちよく退店し家路についた。

2023年6月25日 (日)

外道二郎

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昨日に続き薄い雲の白けた空だが日差しは強く蒸し蒸しした日曜休日。食料調達の為歩いて曙町のサミットへ向かった。その前に今日の目的店『邪道と外道』に2回目の訪問をした。初訪問時は筆頭メニューの「邪道ラーメン 汁なし」を食べたので、今回は一方の基本メニューらしい「外道ラーメン」を狙った。店に到着したのは開店から30分くらい過ぎた頃。店前に待ちはなし。早速入店。入口脇の券売機で食券購入し着席。厨房には男の店員2人。今回はテーブル席も開放されていた。先客3人あと客1人。

230625jyage00230625jyage01 ラーメン 邪道と外道 『外道ラーメン 小』850円

外道ラーメン小、ニンニク増し、アブラ増しで注文した。驚いた事に邪道ラーメンはリニューアル中で販売中止になっていた。看板で「邪道にする?外道にする?」と謳っておいて提供するのは外道のみ状態というのは、知らずに来店した人は戸惑うだろうなー。店頭A看板にも表示されてあるとは言え、だ。我は最初から外道ラーメン狙いだから問題ないけど。

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麺はかために茹でられたブリブリに縮れた平打ち太麺。二郎系にはこれくらいインパクトがある麺が良い。とても合っていると思う。スープは乳化系というのだろうか?味も濃度も結構濃いめ。味濃いめ注文しないで良かったなと思うほど。ヤサイ増しは有料だったのでしなかったけど標準で我にとっては十分満足出来る量が入っていた。二郎系に求められている要素は結構高めに満たしていると思う。久々の二郎系実食だったが美味しかったし満足出来た。外道ではなく二郎系として王道な一杯だったと思う。

この店のTwitterを見て知ったのだが何と8月からメニューを二郎系ラーメンから全面リニューアルするとの事。『からみそラーメンふくろう』からの変更に続いてまた変えるらしい。基本的には何を出そうが店主の自由だというのが大前提にあるのだが、今まで提供していたラーメンを好きになってくれていた客を切り捨てる事と等しい行為とも言えるからね。いっそのこと期間限定ラーメンを出し続ける店にしてしまえば良いんじゃないかなと思ってしまったよ。そうは言っても我は8月以降また訪問する事になるのだろうけど。

サミットで食料を大量に買い込み重い買い物袋を手に家路についたが暑くて重くて汗みどろになってしまった。帰宅出来た時は本当に安堵したよ。シャワーを浴びてサッパリしてから午後の昼寝をして残り少なってしまった休日時間を楽しんだ。

2023年6月24日 (土)

山手介一

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曇天の土曜休日。雲を抜けての日差しは有り蒸し暑い。雨は降らないだろうが、逆にこういうはっきりしない天候の日はモチベーションが上がらない。近場で済ませよう。

横浜に出て買い物を済ませた後根岸線に乗り山手駅へ。家系、特に昔ながらの家系が食べたい気分だったので久々に『介一家』山手店にやって来た。開店直後くらいに入店した。厨房には男の店員Ⅰ人のみで先客無し。内装が変わっている気がする。口頭で注文で料金後払い。こういう店めっきり少なくなったので、いかにもラーメン店らしいなーと何故だか少し嬉しくなった。後客5人。

230624sukeichiya00230624sukeichiya03 ラーメン介一家 山手店

『スペシャルラーメン』1050円+『半ライス』100円=1150円

海苔5枚、チャーシュー3枚、味玉1個という構成のスペシャルと半ライスを注文。何故か好みを確認されなかったな。まあ我は元々好み全て普通に注文するつもりだったから問題ないけど。半ライスというわりには結構な量のご飯を盛ってくれた。おろしニンニクと豆板醤を入れラーメン到着を待つ。ワンオペだったのでラーメン提供と同時に自主的に支払いを済ませた。

230624sukeichiya01230624sukeichiya02 求めていたクラシカルな味わい。限りなく醤油清湯っぽい豚骨醤油。この旨味、求めていた味わい。ライスと一緒に食べて「ラーメンを食べている幸せ」を味わえた。この店は古株の家系店なのだが一時期旧壱六家スタイルの真っ白いスープに変えてしまった過去があり、訪問する度にどうしてもその時のショックな気持ちを思い出してしまう。このスープに戻してくれたのは本当に良かったなーと思うと同時に、これからも変えないで欲しいと切に願う気持ちで汁一滴残さず完飲完食しライスも全て平らげた。ごちそうさまと言って大満足で退店した。

店から家まで歩いて帰ったら汗まみれになってしまった。帰宅後シャワーを浴びて少し昼寝をしてしまった。

2023年6月23日 (金)

野毛豚骨

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早出出勤定時退社日の金曜日。日中はわからないが退社する頃はどこまでも続く灰色の雲に空は覆いつくされていた。でも雨は降らない模様。

退社後桜木町駅で下車し野毛動物園通りにやってきた。狙いは「横浜にぎわい座」裏手にある『九州とんこつのげらー』だ。当初は家系ラーメン店に行くつもりだったが、濃厚豚骨ラーメンが食べたくなり変更した。正直に言うと渡辺樹庵氏がこの店を高評価していたので興味を惹かれたから、というあまりにミーハーな理由だ。帰宅途中サッと立ち寄れる場所だしね。

我は開店して間もない2015年6月に一度訪問済み。弘明寺商店街近くに2号店を出していてそちらも訪問しているが今は店を閉じてしまったようだ。平日は夜のみの営業らしい。営業開始から15分ほど過ぎたあたりに暖簾を割った。変わらず居酒屋然とした内装でテレビでニュースが流れていた。厨房には男の店員と接客担当の金髪の女の店員の2人。客席は5席並びで向かい合わせ10席のカウンター席。と4人がけテーブル席3卓。先客1人後客2人。冊子メニューを見て口頭で注文。料金後払い。

230623nogeraa00230623nogeraa04 九州とんこつ のげらー 桜木町本店

『ど!豚骨ラーメン』890円+『明太子ライス』450円=1340円

今はなき弘明寺店で食べて印象に残っていたので、通常のラーメンより100円増しだが(超こってり)と但し書きが付いていたメニューとサイドメニューの明太子ライスを注文した。注文時家系同様の好みを確認されたので麺バリカタ、味濃いめ、油多めのMAXオーダーしてしまった。濃厚豚骨を存分に味わいたい気分だったからね。

230623nogeraa01230623nogeraa02ふわりと立ち昇る豚骨臭。小ぶりな丼だが並々と注がれた豚骨スープは見るからに濃厚なのがわかる。麺はストレート細麺。具は青葱、細切りきくらげ、薄いチャーシュー1枚。この一杯はスープこそが主役に構成されている。濃厚豚骨が食べたかった欲求が見る見る満たされていく。ドロ感では一昨日食べた『天下一品』のこってりMAXに譲るものの、ボディに効く、つまり腹に溜まる感じはこちらの方が上だった。好みMAXだったからも知れないけど。かなりボディに効いてスープ完飲は断念したけど麺も具も完食し大満足。でもこれを食べたことによりノーマルのラーメンの方も気になってきたな。あと「泡背脂豚骨ラーメン」という凶悪なメニューもあったのでそちらも気になったよ。

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サイドメニューの明太子ご飯。もう一口目から「うめーなー」と心の中で呟いてしまったくらい上質な明太子が使われている。辛さは控えめながら、天然の旨味みたいなものが口の中に広がった。バクバクと食べ進めてこちらも完食し大満足で席を立ち支払いを済ませ退店した。チャージ料は取られなかった。後は帰宅するのみ。明日は休みだ!

2023年6月21日 (水)

天一最濃

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雲は多いが晴れ間も多い水曜平日。そんなに蒸し暑さも感じない。

会社からの帰宅途中に『天下一品』関内店へ久々に訪問してみた。狙いは今月12日から提供が始まった「こってりMAX」だ。今まで関西限定で「絶品MAX」の名で提供されていたものをいよいよ全国の店舗で発売するという事らしい。「絶品MAX」は出雲旅行の途中でわざわざ食べに行ったなぁ。入店するとだいたい6割程度の客入り。厨房はよく見えなかったが店員は男2人女1人だったと思う。お好きな席へとの事だったのでカウンター中央の席へ着席しタッチパネルで注文。

230621tenichi00230621tenichi05 中華そば 天下一品 関内店

『サービス定食(こってりMAX)』1690円

単品だと通常こってりとは270円の値差がある。サービス定食の中でこってりMAXの選択肢があったのでそれを注文。麺硬め指定が出来たのでそれもポチッとした。

230621tenichi01230621tenichi02 久々の天一なので今までの感覚で食べたら確かに濃いと感じた。箸で麺を持ち上げるとそのまま絡みついて引き上げられるかのように重さを感じる。蓮華で掬っても結構な抵抗を感じるし落ち方もボタボタだ。流石に蓮華が立つって事は無いけどね。出雲で食べた絶品MAXはここまで通常のこってりとの差は無かった気がする。味も何となく濃いような。辛いとかしょっぱいとかは決して無いよ。しっかり天下一品の中華そばの味そのままに何となくハッキリした味になっている気がした。全国展開するにあたり多少調整したんだろうな。これは満足度高いね。客に肩透かしさせる事なく濃厚に絶妙に味作りをしたのは流石だと思う。

230621tenichi03230621tenichi04 炒飯はしっかりした味わいたいで良かったのだが、餃子は皮だけではなく羽根までしっとりもっちり食感だったので我の好みと合わなかったのが残念だった。唐揚げセットのスペシャル定食にしておくんだった。次回以降の訪問に活かせる経験になったと思おう。セルフレジで精算し退店し家路に着いた。

2023年6月18日 (日)

石川町豚

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昨日とは異なり雲に覆われた空になった日曜休日。今日は近場で食料調達がメインになるので近場で済ます。久々JR石川町駅に赴いた。まさか蒲田に本店がある『とんかつ億』の経営するカツカレー専門店『いっぺこっぺ』がJR石川町駅すぐ近くに出店するとは思わなかった。今月11日オープンしたと聞いていたので楽しみにしていた。昨日もかつカレーを食べてしまったのでちょっと迷ったけど、かつカレー自体が我にとってはラーメン以上の大好物だから問題なしだ。店には開店から5分過ぎたくらいで入店した。ちょうど店入口から出てきた店員に案内された。あー客席スペースは2階にあるんだ。厨房も2階にあった。客席は一列のカウンター9席と4人がけテーブル席が2卓。店員は男2人女1人。先客は1人のみで「お好きな席へどうぞ」と言われたのでカウンター端の席に着席し水が提供されたタイミングで口頭で注文した。後客は続々9人が来店してきた。

230618ippekoppe00230618ippekoppe01 とんかつ檍のカレー屋 いっぺこっぺ 横浜元町店

『上ロースかつカレー』1800円

メニュー表におすすめのマークが記載されたメニューを注文した。提供まで15分くらい待たされた。

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この店のかつカレーはとんかつとカレーのセットで、たまたま一皿で提供されていると我は理解している。ぶっちゃけ「とんかつ」が主役なので絶対にカレーに接触させずに食べる。正直カレー自体は普通のカレーショップとそう違いは感じられない。千切りキャベツにのみソースをかける。上質の豚肉を使ったとんかつにはソースより塩で食べるべきということを我に教えてくれたのは『とんかつ檍』だからね。ピンクソルト8割、トリュフ塩2割の割合で小皿に準備しておいたのでそれを少しとんかつに付けて食べる。林SPFの脂の甘みが引き立つ。しかも口内の温度だけでその脂が溶けてくるんだよ。これは幸せの塊のようなものだ。上質のとんかつを食べつつ我の好きなカレーライスも食べていく。カツカレーとしてはバランスがおかしいのかもしれないが、結果的に満足度が高い一皿になっている。大満足だ。これが石川町駅改札を抜けてすぐのところで食べられるのは嬉しい。ひとつ難点を言ってしまうと小さな厨房でワンオペ調理なのでどうしても提供スピードが遅くなっている事かな。

退店後そのまま石川町改札に入って電車で桜木町駅へ移動しサミットで食料調達をして午後1時前には帰宅した。午後は自宅でゆったりと休日時間を過ごした。

 

2023年6月17日 (土)

可以煮干

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今年2月『桜上水 船越』を訪問して衝撃的な美味しさだった為、「『渡なべ』系列の店を食べてまわってみるのも面白そう」という実にラオタ的な事を思いついてから早4ヶ月。全然実行出来ていないなーと思っていたので、久々の東京訪問は気になっていた『神保町 可以』へ訪問する事にした。渡なべ系といいつつ、この店は渡辺樹庵氏が直に手掛ける本店『渡なべ』に続く2号店になる。開店は2010年3月10日。我はその約半年後のその年の10月16日に訪問している。でももうその頃とはだいぶ変わっているそうなので週末を迎えるのが楽しみで家を出たのだが…。

間を置かずにカレーとの連食実行は流石に悩んだ。でも興味の方が先行し結局自分を律する事が出来ず入店してしまった。開店20分過ぎに到着したが店前には待ち無し。早速暖簾を割った。入口脇に券売機。店内はやや暗めで落ち着いた雰囲気で良いね。厨房には男の店員1人だけ。我のラーメンが提供された後でもう1人男の店員が厨房に入って交代していたね。客席はL字型カウンター12席。先客5人後客1人。

230617kai00230617kai01 神保町 可以 『味玉煮干しそば』1050円

筆頭から純に生姜醤油ラーメン、煮干し中華そば、濃厚つけめんと並んでいる。初訪問時は筆頭が味噌で我はそちらを食べているので、メニュー写真が美味しそうに見えた煮干し中華を味玉付きで選択した。

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麺はビロビロの縮れ太麺。チャレンジングだなと感じるほどかために茹でられている。具はたっぷりの薬味葱、シャコシャコ食感の細切りメンマ、香ばしさも感じる赤い縁のチャーシュー2枚、黄身にしっかり味が付いたトロリの味玉丸1個。スープは煮干しの良い香りがしっかり立ち上っている。醤油のしょっぱさより甘さを感じる味わい。これは…『桜上水 船越』のラーメンと同じく山形県鶴岡市のラーメンとの共通項を強く感じ取った。でも麺をゴワゴワかためにする事によって首都圏のラーメン好きも黙らせるレベルに引き上げている。美味い!凄い!カレーとの連食だったのを忘れて自然にどんどん食べ進めてしまったよ。あとラーメンの見せ方の妙ね。盛り付けの妙というか。薬味葱をたっぷりのせるだけでもボリューム感を感じ提供された瞬間に嬉しさが増す心理状態になるんだ。あと接客も地味ながらツボを抑えているというか。ラーメンマニア向けの店という風に見られがちだけど、そこらへんもしっかりしてるんだなー。スープは完飲出来なかったけど具と麺は残さず食べてもう大満足しかない。店員にご馳走様でした!と伝え退店した。

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流石に満腹になりやや苦しくなった。消化時間を稼ぐ為少し歩こう。我のいつものコースで御茶ノ水駅から湯島天神を通り秋葉原へ抜ける。

230617green02230617green01 湯島天神。都会に忽然と現れる緑の世界。良いねー。幸せだと思われる休日の瞬間を感じる事が出来た。少々食べ過ぎたけどね。

満天引力

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朝から好天に恵まれこの時期としては珍しく鮮やかな青空が広がった土曜休日。今週末は土日ともよく晴れて夏日になるそうだ。だから朝から夏用の服をタンスから出して天日干したよ。布団も夏用のマットを干してから家を出よう。久々に都内に足をのばしてみようかという気持ちになった。

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狙いを定めたのは神保町のラーメン店。しかし神保町界隈というのは我にとってカレーの誘惑が多い。特に最も誘惑の引力が強いのが『ライスカレーまんてん』。我の中では至高のカツカレーが提供されている。でも最近週末は隔週営業になり敷居が高くなってしまった。「今日はラーメンを食べる!」と自分に誓って最寄りの駅から京浜東北線に乗ったけどその車中、一応確認だけと言い訳しつつスマホで調べると、何と今日営業日だよ。それが判った途端、コロッと我は『まんてん』のカツカレーに自動的に目的が変更されていた。その引力恐るべし。店に到着したのは開店35分も前に到着。それでも先客1人が待っていた。大行列になるのはほぼ確定なので今のうちに店の外観を撮影してしまおう。日差しは強いが屋根によって遮られているし心地良い風も吹いているし、それほど苦にはならない。日向で待つ事になる行列の末尾の人は大変な目に合うだろう。そうこうしていると開店時間。店員が出て入口を開けながら行列を見て「うわっ凄いな…」と呟いていた。開店前に40人超えで「アド街」で放送された時と互角の行列だったそうだ。早めに到着しておいて良かった。厨房には男の店員2人。口頭で注文。

230617manten00230617manten01 ライスカレー まんてん 『かつカレー』700円

今日はレギュラーサイズでの注文。朝飯は抜いて店前でカレーのいい匂いがする中30分以上待っていたのでもう完全に腹が『まんてん』のカツカレーに標準を合わせた上での提供だったのでたまらないものがあった。

230617manten03230617manten02 下品だろうがソースをドボドボかけて食べるのが最高の食べ方。ルーの中にもたっぷり挽肉が入っているからだ。1/3くらい食べた時点ではちょっと量が多く感じレギュラーサイズの注文で良かったと思っていたが、それ以降は何故か食欲が加速し止まらなくなってごはん一粒も残さず完食した。さすがに皿を舐め回す事はしなかったが、スプーンで残ったルーを可能な限りこそぎ落とす勢いで綺麗に平らげた。大満足で店員にご馳走様でした!といって支払いを済ませ退店した。店前には最後尾が見えないくらいの行列が生じていた。

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2023年6月16日 (金)

川沿油麺

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日中は日差しが強く夏日となった金曜平日。しかも早出出勤の定時退社日だったのでどうしても気分は上向き。

今月12日、青葉区藤が丘に新規油そば店開店したとの情報を入手。場所は電車の駅で言うと田園都市線の藤が丘駅と市が尾駅の中間あたりだがやや市が尾駅寄り。それでも約1km以上離れている。油そばというのは正直個性が出にくい食べ物なので訪問するか迷っていたが、我としては珍しく気分が上向いているタイミングに乗じて会社帰りに訪問してみる事にした。市が尾駅からだと横浜青葉ICを横に見て鶴見川を超えて行く事になる。かつてのこの辺りの風景を残して緑が多く畑なんかもあったりして歩いていて気分が良い。店に到着したのは夜営業開始10分過ぎくらい。入口ドアの札がクローズ表記のままだったがドアを開け「いいですかー」と聞くと女店員から「どうぞー」と言われたので入店。内装はロッジ風。厨房には女店員3人。客席は厨房前に一列のカウンター5席とテーブル席が2人卓1つと4人卓2つ。結局前後客は来ないままだったが、女店員のみなので楽しそうに厨房仕事等をしていたのが印象的だ。

230616fujiya00230616fujiya03 油そば ふじ屋

『油そば(大)』1000円+『キムチ納豆ライス(小)』200円=1200円

油そば1本に絞ったメニュー。量はわからなかったが連食はしないので大、そしてキムチ納豆ライス小を口頭で注文。料金後払いだけど我は提供されたタイミングで支払いを済ませた。券売機じゃないと忘れる恐れがあるから。この店「藤沢・平塚の名店『やま屋』直伝の味を継承」を謳い文句にしているが、我はその『やま屋』という店を聞いたことがない。「皆さん御存知」と言われてもなあ。だいたい先に書いた通り油そばは個性が出にくい食べ物。その分テイクアウトに向いていてそちらで売上を稼ぐ狙いがあるのだろう。10分ぐらい待って提供された。

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麺はもちもち食感の縮れ太麺。麺量は大としてまあまあかな。具はきざみ海苔、白髭葱、ほうれん草、平メンマ数本、半分に切られた味玉、小ぶりのチャーシューが4,5枚。味はやっぱり普通に油そば。強いて言うなら油そばにしてはやや甘みを感じるかなあ。最初はそのまま食べ進め、途中から店の食べ方指南に従い卓上のラー油と酢をかけて味を調整して食べた。普通に美味しかった。

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サイドメニューのキムチ納豆ライス小。見た目ほとんどキムチの存在感が無いが味はしっかりピリ辛でご飯がすすむ。我は自宅でほとんど納豆は食べないのだけど、これ美味しいね。頼んで良かったよ。満足して退店する事が出来た。

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緑と川、夕陽、そして何より広い空がある場所は歩いていて気分が良くなる。この景色を見れただけでも来たかいがあると思ったよ。良い週末が迎えられそうだなーと思いながら市が尾駅へ向かい、あざみ野経由で市営地下鉄ブルーラインに乗って家路についた。

2023年6月13日 (火)

菊名蕃茄

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梅雨の合間、晴れ間が少し広がり気温も30℃近く上昇した蒸し暑い火曜平日。

帰宅途中菊名駅で途中下車し駅近くに今月8日プレオープンした『アトリエ・ド・つけ麺』という新店へ向かった。正式オープンは来週予定でそれから行こうかと考えていたが、今日は早く退社出来、傘も持たずに行動出来たので気が変わった。場所は以前『らーめんゑびす』があった店舗だそうだ。かなり昔で全然覚えていない。店に到着したのは夜営業開始時間を5分ほど過ぎていたが何と入口のシャッターが降りたまま。でも横の窓から店内に明かりがついて店員が作業しているのが見えたので待っていたらすぐ開けてくれた。早速入店。ちょっと店内が臭うのが気になった。店内隅に券売機。店内には店主と思しき男が1人。内外装とも白い店内。「お好きな席へどうぞ」と言われたので水をセルフでコップに注いで適当に座った。客席は厨房周りにL字型カウンター7席のみとこじんまりしている。後客はだいぶ後になって初老の男が1人入ってきた。

230613atelierdotsukemen00230613atelierdotsukemen02 アトリエ・ド・つけ麺

『味玉トマトつけ麺』1110円+『麺の大盛り』150円+『チーズ』200円=1460円

メニューは筆頭にチーズフォンデュ&どろスープつけ麺、トマトつけ麺、どろスープつけ麺、トマトラーメン、豚骨魚介ラーメンと並んでいる。看板メニューらしいトマトつけ麺の味玉付き、麺大盛り、トマトに合いそうだったので我の好きなチーズトッピングを付け注文した。

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具は麺側に海苔1枚、ナルト1枚、短い柔らかメンマ数本、炙りチャーシューとレアチャーシューが各々1枚づつ、トッピングの茶色い味玉は黄身しっとりタイプ。麺はつけ麺にしてはややかためというか、パスタっぽい食感を感じるストレート太麺。麺大盛りにしたら本当になかなかのボリュームだった。浸け汁はトマトの果肉たっぷり、勿論上手く味を調整した上のトマトソースなのだろうが天然?のトマトそのもののような自然な酸味と甘みが感じられた。更に別皿追加トッピングのチーズは独特の風味があり注文して正解だったと思えた。気に入った。結構なボリュームだったが麺も具もすぐペロリと完食してしまった。カウンター上に割りスープの入ったポットがあったのでついつい入れてみたのだが、浸け汁自体は濃厚だが味は濃過ぎず自然な味わいなのでそのまま飲んだ方が良かったと少し後悔した。あと願わくば紙エプロンは用意して欲しかった。つけ麺なのでミートソースパスタを食べる以上にハネに注意する必要があり豪快に啜る事は出来ず慎重に食べざるを得なかった。でも大満足で退店出来た。これは他のメニューも気になるな。特にチーズフォンデュつけ麺。タブル浸け汁なのかな?正式オープン後きっと再訪するだろう。

我の中では菊名駅と言えば『武蔵家』一択当たり前の時代が長かったので、ここ1年くらいで選択肢が増えてとても喜ばしいよ。東横線に乗って家路についた。

2023年6月11日 (日)

平沼焼鮭

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大雨の日曜休日。今までの雨の日とは異なり蒸し蒸しして不快になる。出かけたくはなかったけどラオタなので新店開拓に家を出た。目指すは平沼商店街に今月7日オープンしたばかりという『らーめん白椿』という店だ。店には開店予定時間から20分過ぎくらいに到着。今やワイン中華の店となった『カントナ』の近く。早速入店。店内の様子からして飲み屋からラーメン店に鞍替えしたような雰囲気。厨房には男の店員2人。客席は厨房周りにL字型カウンター8席と4人がけテーブル席2卓。先客1人後客1人。卓上の墨で書かれたメニュー表を見て口頭で注文。料金後払い。ラーメンは筆頭に書かれていたが焼き魚メニューの方が多い。

230611shirotsubaki00230611shirotsubaki01 らーめん白椿 『塩らーめん』900円

メニューに塩・青唐・醤油・汁なしの順に書かれていたので筆頭の塩を単品注文。麺は柔らかめに茹でられた縮れ細麺。具は岩のり、かいわれ、きざみ生姜かな。それとハラスという焼き鮭がのっていた。骨やヒレ付き。透明度のあるスープは塩気はあまり感じず、むしろ昆布や魚介の吸い物のように甘みを感じた。忖度する必要がないのではっきり書いてしまうが、ラーメン好きがラーメン食べたくて食べに来るような一杯ではないように感じた。飲み屋の〆として出されるようなラーメンな感じ。メインメニューとして提供するような一杯にはなってない気がする。食べ歩きをしているとこういう事もあるね。支払いを済ませ退店した。

そのまま歩いて桜木町駅まで歩いたが雨と汗でびしょびしょになってしまった。正午過ぎには帰宅し自宅で静養した。

2023年6月10日 (土)

上矢部塩

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雨こそ降らないようだが厚い雲に覆われた空の土曜休日。上矢部に先月20日に開店したラーメン店『らーめん阿久和堂』へ行ってみる事にした。戸塚駅からバスに乗って向かった。電車の駅でいうと戸塚と東戸塚、相鉄いずみ野線緑園都市駅の間という結構難儀な場所にある。もう少し行くと『ラーメンショップ』岡津野店がある。車で行くにしても片側一車線の万年渋滞な場所だ。そんな場所にある新店にわざわざ行こうとするのは我ながらもの好きだなと思う。

バスも渋滞にハマったが何とか開店予定の2分程度前に店に到着した。店前には先客らしき2人がいたが定刻より3分過ぎても店が開店する気配がない。これはフラレたな。こんなところ潰しが効かないし…正直困った。でもこのままここにいても暖簾が出されるわけでもないし事態を悪化させてしまうだけだ。早めに踏ん切りつけてバス停に向かいバスを待つ事にした。名残惜しいので遠目で店の方を見てバスを待っていたら、白い暖簾らしいものが出され待っていた先客が店に入っていくのが見えた。これはもしかすると!急いで店に戻ってみると開店していたよ。ギリギリで無駄足踏まずに済んで良かったよー。入口脇の券売機で食券を購入し水はセルフで準備し着席した。厨房には太った男の店主1人。客対応や手際がよく経験積んでそうな立ち振舞い。開店遅らせたけど。客席は厨房前に一列5席と壁側に一列2席のカウンター席。窓側に2人がけテーブル席1卓。先客2人。後客はパラパラと7人も来店し外待ちも生じた。

230610akuwadou00230610akuwadou04らーめん阿久和堂

『塩らーめん』800円+『ちゃーめし(小)』250円=1050円

メニューは清湯と鶏白湯の2種でそれぞれ塩か醤油か選べるが店としては両方塩推しな様子。なので筆頭の塩を選択。あと「ちゃーめし」と書かれたサイドメニューも注文。

230610akuwadou01230610akuwadou02 麺はかために茹でられた白いストレート細麺。パツパツ食感。具は白葱の微塵切り、スプラウト数本、春菊、ロースチャーシュー2枚。スープはあっさり塩だが香味油を効かせて良い調整をしている。麺とスープの相性も良い感じ。普通に美味しいぞ。

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サイドメニューの「ちゃーめし」はきざみチャーシューが入ったチャーシューまぶしを期待していたが、ラーメンに乗るチャーシュー2枚を白米にのせたものできざみ白葱とスプラウト、半味玉付きでかなりラーメンとかぶる。提供する側は手間は減るかもだけど客からすると…。でも朝飯抜きで来たし味自体は美味しいのでペロリと平らげたけど。満足の完食。無事訪問出来て安堵した。

戸塚駅に戻り途中スーパーで食料調達をしてから家路についた。

2023年6月 9日 (金)

移総本山

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昨日から雨が降り続いている金曜平日。以前から今日の午後2時に用事が入っていたので予め有給休暇を取得していた。せっかくの休みの日に雨かよ…とは思わなかった。むしろ今日休みを入れておいて良かった!という気持ちだ。でもせっかくの平日休暇、用事の前にラーメンを食べに行くのは決めていた。こんな天候なので近場で、しかも平日休暇を活かせる店と考えると『家系総本山吉村家』かな?3月24日に新店舗に移転した以降超行列が続いていると聞いて二の足を踏んでいたんだよ。いい機会だ、行ってみる事にした。

雨の平日とは言え目的の店は家系総本山、開店前に行くのは必須。新店舗に到着したのは開店予定の約20分前。これでも遅いよなー。店入口脇のプラ板食券機で食券を購入した後に行列の最後尾を探した。行列は店舗周辺で収まらず、少し離れた平沼高校のグラウンド脇の道に傘をさして並ぶ事になった。入店への道は遠いなー。定刻に開店したらしく列が進んだ。ある程度の人数で区切って入店を促しているようだ。結局店内に入店出来たのは開店20分後くらい。列に並んでから40分待ち。でも入口に約60分待ちと表示されていたからそれよりましか。開店前に並んだのは正しかったようだ。前店舗に比べて結構こじんまりしているが、カウンターの色や椅子、丼も含めて変わっておらず総本山に来ている実感が味わえる。厨房には2代目店主を筆頭に男7人くらいいたね。おばちゃん店員も前と変わらずいた。今日は2代目がオーダー確認係。流石に会得しているので慣れたものだ。店は小さく見えたけど二階にも客席があるようでラーメンを小型エレベーターで上に上げているのが見えた。二階は客席のみなのだろう。

230609yoshimuraya00230609yoshimuraya03 家系総本山 吉村家

『チャーシューメン並』910円+『味玉』50円+『ライス』130円=1090円

比較するつもりは無かったが移転直前の前回訪問時と全く同じ注文にした。好みは全て普通指定。最初にライスが提供され卓上からおろしニンニクと豆板醤を入れてスタンバイ。しばらく待って主役のラーメンを二代目から直接受け取った。まずは海苔で家系ライスを作って楽しんだ後いよいよう麺とスープを楽しむ。

230609yoshimuraya01230609yoshimuraya02 やっぱりさー総本山のオーラというか迫力がそんじょそこらの家系ラーメン店とは違うよね。スープの出汁の旨さがダイレクトに伝わってくる感じ。チャーシューの香ばしい味わいも相乗効果が凄い。麺もかたさ普通指定故の独特なモチモチ感が良いなー。チャーシューや味玉はライスに引っ越しさせたりして純粋に麺とスープのみを味わいたい欲望が頭をもたげる。それを実行すると夢中になって食べ進め幸せな時間が流れていく。気がつけばライスも無くなり、スープ完飲の完食マークだ。これだけの大行列を毎日作っている店が店舗を変えただけで味が変わるなんて無いんだよ。…というかそんな事が無いようにしているんだよ。調整する技術が豊富だから。むしろ厨房が若干狭くなったのはオペレーションを見直した故の設計で、味の安定度が上がったのかも知れない。「ごちそうさまでしたー」と店員達に挨拶をして退店。入口脇にはビニール袋に入ったレタスが置かれていたのでありがたくいただき大満足で店を出た。

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旧店舗がどうなったか帰りがけに確認。どーなるんだろうねー。

横浜駅で買い物をした後用事を済ませ帰宅した。夕方には少し陽が差し込んできた。

2023年6月 8日 (木)

野毛萬福

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ようやく公式に関東地方の梅雨入り宣言が出された木曜平日。でも雨が降り出したのは日が沈みかかってからだった。

昨日に続いてになってしまうが面倒なので今日も晩飯は外食で済まそう。何でも1968(昭和43)年創業の野毛の老舗中華料理店『萬福』なる店が4月に閉店したと思ったら先月5月15日に移転リニューアルオープンしたというので行ってみる事にした。と言っても我は移転前に行っていたっけ?本ブログ過去記事を検索しても出て来なかったのでおそらく未訪問のはず。我は昭和時代の場外馬券売り場近くの飲食店の最悪さを体感しているのでブログ開始前には野毛の飲食店にはまず訪問していないだろうから。

暖簾がかかっているので早速入店。新店舗らしさも感じるが、それ以上に昭和の町中華の雰囲気も感じる店内。カウンター上にメニューが書かれた紙がいくつも並んでいる。上手く店舗を作ったねー。でも店内喫煙可まで昭和を引き継いでいてゲンナリ。厨房には男の店員2人とおばちゃん店員1人。客席は厨房前に一列のカウンター7席と4人がけテーブル席2卓と8人がけテーブル席1卓。先客7人後客1人。おばちゃん店員に口頭で注文したが、しばらくするともう一度聞きに来たが大丈夫か?まあ注文間違えられるよりマシか。

230608manpuku00230608manpuku01 中華料理 萬福『カレー炒麺』750円

この店の名物メニューとなっているカレー炒麺が気になって今回訪問した。炒麺と書いて「やきそば」と読ませている。

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とろみ強めの餡かけに、中華料理店ならではのどことなく八角等の独特の味わいを感じるカレーが効いている。その下には中細縮れ麺が強固な餡によって圧縮されたようになっている。具は豚バラ肉と玉ねぎかな?とてもシンプルな料理である意味下品な味わいだけど何故か美味い。本当に美味い。昔B級グルメ等と言わてていた町中華のメニューの魅力が詰まっているような一皿だった。名物メニューと言われているのが理解出来た。

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 +『餃子』450円=1200円

カレー炒麺だけではボリュームが寂しそうだったので注文した餃子。モチッとしてあっさりした味わいの餃子が6個。個人的にはバリバリとした香ばしい大蒜ガツンとした餃子が好きなので、ちょっと残念だったがそれでも焼き立ての餃子は満足出来た。支払いを済ませ退店した。炒飯を食べに再訪したいが喫煙可がネックだ。

帰宅するあたりでポツポツ降り出してきてしばらくすると本降りになってきた。

2023年6月 7日 (水)

再会伊豚

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今日も梅雨の合間の晴れ間と個人的に思っている空模様の水曜平日。帰宅途中新横浜ラーメン博物館へ。「あの銘店をもう一度」シリーズ第17弾として昨日から営業を開始した『カーザルカ』へ訪問するのが目的。イタリアはミラノに本店があり、ラー博には逆輸入ラーメンシリーズ第3弾として2015年5月末から約1年半営業をしていた。出店当時我も訪問しているので再会となる。店主はイタリア人で日本のラーメンに傾倒し、独学で母国で『CASA RAMEN』を開店したのが2013年9月。そして今やミラノで3店舗展開しているという。イタリアという国は食に対してかなり保守的と聞いた事があるので、それが事実だとしたら凄い事をやり遂げた事になる。同じ海外のラーメン店だとしても、日本人が一旗上げようと出張って行って結局長続きしない店に比べればよっぽど良いと思うし好感度はいいよ。「ミラノとんこつ」というご当地ラーメンとして楽しむ事にした。入場して店に直行し食券を買って即入店。店員は店主を含め男4人と女2人くらい。先客2人後客2人。

230607casaluca00230607casaluca03 カーザルカ 新横浜ラーメン博物館店

『キングとんこつ』1250円+『チーズ』150円=1400円

筆頭の特のせメニューと相性抜群と書かれた我の好きな粉チーズを注文。

230607casaluca01 230607casaluca02 麺はパスタ用小麦を使ったストレート細麺。出店当時は麺をノーマルかアルデンデか選択出来たが今回は確認されなかったな。具は青葱のきざみと細切りメンマ、ナルト1枚、半分に切られた煮玉子、脂身部分がやたら多いチャーシュー2枚と角煮1個。麺以外は思ったほどイタリアらしさは感じさせない、日本で出されても違和感は感じさせないレベルの一杯。店主はニューヨークの『博多一風堂』に衝撃を受けてラーメンの道に入ったという事で、やはりそれをどこかで感じさせる豚骨スープだった。イタリア人ってマー油は大丈夫なんだね。で、お待ちかねの粉チーズ。最初は慎重に少しずつスープへの影響を感じながら入れたが、思いの外豚骨スープとチーズの相性が良い事がわかり全部ドバッと入れた。これ、美味いしイタリアっぽさも現れてとても良かった。スープ完飲の完食で大満足で退店する事が出来た。

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退館時出口の所にラー博倶楽部会員なら1回回せるガラガラくじ引きがありラーメンが当たった。一方は『吉村家』だったのでありきたりだなーと思ってこちらを選んだ。『拉麺ひらり』という香川高松の店でトマチリらーめんというものだ。聞いたことがないしラー博にも出店していないはず。どんなものか楽しみだ。

2023年6月 4日 (日)

綱島日歩

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公式には梅雨入り宣言は出されていないけど、我の中では梅雨の合間の晴天に恵まれた日曜休日になった。こんな日に家に閉じ籠もっていては心がやられると思い、布団を干してから10時過ぎには家を出た。

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東綱島にあるもつ焼き店『もつ焼き 良』が今月23日から昼にラーメン店『中華そば はせ』として営業していると聞いたので行ってみる事にした。綱島駅から約1kmほど離れているのだが、休みの日に普段歩かない場所を歩きながら気晴らしするのが目的のひとつだからちょうど良いんだよ。駅周辺を離れると真っ平らな静かな住宅街になっていて意外と緑も多い。緑が輝いて見える。しかもビルやマンションがなく一軒家が多い気がした。ああこの周辺は昔畑や田んぼが広がっていたんだなーと想像してみた。駅から12,3分歩いたところで目的の店を発見。ちょうど開店するタイミングで開店前から待っていたと思しき夫婦2人に続いて入店した。狭い厨房には男の店員2人。口頭で注文し料金先払い。水はセルフ。厨房周りにL字型カウンター9席くらいと奥に座敷があり4人卓が2つくらいあるようだ。後客2人来店。

230604hase00230604hase01 中華そば はせ

『ラーメン』850円+『玉ねぎ』50円=900円

ラーメンと釜玉らーめんがあるようだ。前情報だと基本のラーメンは八王子ラーメンと聞いたので筆頭基本のラーメンに玉ねぎトッピングを加えて注文。麺はパツパツのストレート細麺。具はほうれん草と柔らかメンマ数本、海苔1枚と肉厚のチャーシュー1枚。トッピングの玉ねぎのみじん切りが中央に盛られていた。スープは上品さを感じる醤油スープ。我の好みからするとちょっと大人しい印象。我が今まで食べ歩いた経験からすると、他の飲食店がラーメンを始めるとたいてい味が綺麗にまとまり過ぎていてラーメンとしての尖った魅力が弱くなっているパターンが多い。この店もそんな印象を受けた。我の好みとは違ったけれどもラーメンを食べた満足感はかろうじて得られたので完食して退店した。帰宅後調べて判ったのだが、昨年東山田付近に開店した『らぁ麺浅川』と同じグループなのだそうだ。どうりでラーメンが似ているはずだと納得した。

駅近くのセブンイレブンで買い物をした後東横線に乗り早々に家路についた。

2023年6月 3日 (土)

土休雨上

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昨日に続いて大雨の朝を迎えた土曜休日。でもこれくらいハッキリ大雨だと「今日が休みで良かった!家で引きこもっておこう!」となって良い気分で時間が過ごせるよ。でも正午くらいに雨は止んでしまう予報が出ていて実際その通りに雨は勢いがなくなってきた。ほぼ傘が不要な感じになってきたので我としてはゆっくりの11時過ぎに家を出て桜木町へ向かった。

先月29日野毛に開店した『豆乳ラーメンSOY』。開店当初は通し営業だったが、今は中休みをバッコリとって夜営業開始が20時になってしまった。こうなると平日会社帰り帰宅途中に立ち寄る事が難しい。なので良いタイミングとして今日再訪してみる事にした。店に到着したのは昼営業開始から15分ほど過ぎたあたり。暖簾をくぐるが店内に誰もいない。店員はすぐ来るだろうと思って券売機で食券を購入し着席してしばらく待ったが誰も来ない。これでは馬鹿みたいだ、どーすんだよと店を出た時ちょうど男の店員が来て「あ、すみません」と言ってきた。とりあえず良かった。何か用事があったのかも知れないが、暖簾を出した正午前に店をもぬけの殻状態にしてしまう事実を見て中休みをバッコリ取った理由が理解出来てしまった気がした。結局我が退店するまで後客の来店は無かった。

230603soy00230603soy03 豆乳ラーメンSOY

『牛筋カレーラーメン』1000円+『追いライス』100円=1100円

前回訪問時筆頭メニューの「豆乳ラーメン白」を食べたのだが、もうひとつのウリのメニューであろう「牛筋カレーラーメン」が気になっていたので注文。あとカレーラーメンには必須と言っていい追いライスという名の小ライスも注文した。あまり待たずに提供された。

230603soy01230603soy02 麺は中太ストレート。具は青葱と牛筋肉のみというシンプル構成。流行りのスパイスカレー風ではなく普通のカレーっぽかったけど、柔らか牛筋肉の甘みが出ていてとても食べやすかった。見る見るうちに麺と具を食べきってしまった。

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残ったスープに追いライスを丸ごとドボンと投入。思った通りライス必須。オーソドックスだからこその美味しさというか。大満足で退店する事が出来た。

その後横浜に出て買い物をしてから家路についた。

2023年6月 2日 (金)

菊名本来

朝から大雨の金曜平日。気が重かったが早朝傘を開いて出勤した己を褒めてあげたい気持ちだったよ。毎年律儀に6月に入る前後に梅雨入りする印象がある。まだ宣言はされていないがこんな天候では我の中では勝手に梅雨入りにしたい。退社時も強烈な横殴りの風雨で傘がギリギリ耐えた感じ。

こんな天候だったらどこにも寄らずに家へ直行すれば良いのだが、そこは一週間勤め上げて迎えた金曜の退社後、訪問する店は一昨日の時点で既に決まっていた。東急菊名駅前すぐにある『横浜ラーメン武蔵家』菊名店。このところ改札前の階段を降りても別の店に立ち寄っていたが、本来我はこの店に入りたかったんだよ。その思いが溢れんばかりになってしまった。何せ前回訪問したのが昨年8月26日。約9ヶ月もブランクを空けてしまった。3,4mだったが雨の中傘を片手に小走りで店に駆け込んだ。入口脇の券売機で食券を購入。一席だけ空いていた席に着席し店員に食券を差し出す。好みを伝えてコップに水をセルフで注ぐ。男の店員2人。後客が2人来たが満席なので当然待ち。先客は学生が多くスマホ見ながら友達同士楽しそうに話してゆっくり食べていた。店員は店内で立って待っていた客に強雨の外で待つよう伝えた時、学生達はようやく空気を察知して退店していった。ここの店員はこういうのに慣れているんだなーと関心した。

230602musashiya00230602musashiya03 横浜ラーメン 武蔵家 菊名店

『菊名盛ラーメン 並』1000円+『チーズ』100円=1100円

我定番の菊名盛りの炙りチーズトッピングを注文。前回訪問時から100円値上がっていたが逆に安心した。値段据え置きを無理に貫いてトッピング減らされるた方が提供時残念な気持ちになってしまうからね。それだったら内容そのままで値上げして欲しと思っていたから願ったり叶ったりだ。しかも味玉復活しているし嬉しかった。久々の家系だったので店員に好みを確認された時咄嗟に麺かため・油多めと答えていた。無料ライスは中盛りでお願いした。

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この一杯については前回訪問時に書いた記事が我ながら自分の気持を良く表現出来ていたのでもう改めて追加して書く事など無いよ。やっぱり美味いやこの家系ラーメン。夢中で食べてスープ完飲の完食。大満足で退店した。

強風雨の影響で電車の運行が軒並み遅れが生じていた。服やズボンがびしょびしょになってしまったが帰宅出来た時は安堵した。今夜から明日にかけて更に風雨が強まるらしいので自宅で雨音を聞きながらゆったりと過ごせる幸せを味わおうか。一週間良く乗り切ったぞ自分!明日から休みだ!

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