再会米浸
昨日までの雨の日々は終わり気温が上がり夏日となった火曜平日。
退社後に新横浜ラーメン博物館に立ち寄った。「あの銘店をもう一度」シリーズ第16弾「IKEMEN HOLLYWOOD」が今日から営業開始となったのでそれを狙った。この店は2013年4月から約1年2ヶ月「逆輸入ラーメン」シリーズ第1弾として出店していて我は当時一度訪問している。店に向かうと店前に待ちはなく券売機で先客が買っていたので続いて購入し入店。厨房には男の店員4人と女の店員1人。当時は黒人店員がいたり雰囲気を出していたが今回は日本人のみのようで黒い帽子は被っていた。先客9人後客6人くらい。
『IKEMEN DIP(大盛)』1180円
筆頭メニューの「JOHHNY DIP」は当時食べていたので、この店のウリのひとつだった削り立ての鰹節を使っている屋号を冠したメニューを大盛りで注文した。
麺は中太やや縮れ。その上に香ばしさを感じる大きめのチャーシューが1.5枚と刻んだ水菜が添えられている。浸け汁をそのまま一口すすると濃い味の豚骨醤油。刻み葱が入っている。そして別皿に提供された削り立ての枕崎産鰹節。まずはそのまま麺を浸け汁に入れて食べてみた。あー普通に美味いね。続いて鰹節を食べる度に一摘み入れて食べてみた。正直食べる前は「鰹節って…」とあまり期待していなかったんだけど、想像以上に美味しくなった。キッチリハッキリ和の味わい。なので自然に繰り返し食べ進めてしまった。大盛りだとちょうど浸け汁の残りはわずかの量だったので割りスープは不要になり鰹節風味を楽しみつつ飲み干し完食した。割りスープしてくれるかは不明だけど。あとチャーシュー香ばしくて美味かったなー。なんか渡米した『中村屋』創業者プロデュース店だったらしいね。大満足で退店した。
ラー博サイトの情報だとこの店の本店であるハリウッド店は既に閉店しており、今回期間限定復活させたらしいんだよね。そういうのを聞いちゃうとやっぱり逆輸入シリーズって正直テンション下がるというか残念に思ってしまう。当時は地方の有名店誘致が難しいのかなー、ラー博維持存続の為の苦肉の策なのかなと思ってたけどさ。結局海外の店ってどうしても実績(経験値)が少ない店ばかりになるから、開店時話題になる都内の新店と大して変わらないんだよ。このあたりで海外の店誘致は一区切りして欲しいというのが正直な思いだ。ご当地ラーメンマニアの我からすれば、ラーメン博物館なのだから、店主高齢化と後継者不足に悩む地方の名店にもっと注目して能動的に誘致して、ラー博を通して消えかけていた老舗店が再生してくれればとても良いサイクルになるのだと思うのだけどなー…等と考えながら家路についた。
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