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2023年3月 3日 (金)

拉博背脂

230303sky001 昨日より気温が低くなったらしいがひと頃に比べれば全然暖かく感じた金曜平日。今日は桃の節句らしいが我には全く無関係。

一昨日の訪問から2日後しか経っていないが会社帰りにまた新横浜ラーメン博物館に立ち寄った。狙いは「あの銘店をもう一度」ラーメン博物館創業94年組、『支那そば勝丸』に続く第2弾として昨日から営業を始めた『野方ホープ』だ。ラー博開業から1997年迄の約3年3ヶ月間出店していたそうだ。ラー博にも背脂チャッチャ系の店が出店していたんだと思うと何だか歴史を感じる。当時は訪問出来ていないが約11年前に野方本店には訪問したことがある。創業は1988(昭和63)年。店名から東京豚骨醤油、背脂チャッチャ系の祖『ホープ軒』との関連を想像してしまうが全く関係無いそうだ。過酷な人生を歩んだ今は無き創業者の女将がラーメン店の知識も経験も無いのに一念発起して開業したのが始まり。開店当時の店舗の写真を見ると黄色地に赤文字で「中華そばホープ」と書かれた看板が掲げられており完全に『ホープ軒』のパクリとして出発している事がわかる。当時は背脂チャッチャ系の全盛期。ラーメンの知識が何もない女将からすれば大人気店を参考…というか真似をして始めるしか無かったのだろう、生き抜いていく為に。今ならば裁判沙汰だと思うが当時はその辺りはおおらかだったんだろうね。創業から35年の時が流れ現在まで続いているどころか10店舗も展開し立派な実績を積んでいる。こういう店の歴史をラー博側が掘り下げて発信してくれるところもこの企画の魅力のひとつになっていてオタク気質の我からすると嬉しい。

入館して店舗へ直行。券売機で先客待ちしたがすんなり入店出来た。店員は男3人女2人だったと思う。客席はほぼ全席埋まっていた。

230303nogatahope00230303nogatahope03 環七 野方ホープ 1994

『醤油とんこつ 大盛』1080円+『賄いカレー』500円=1580円

今日も連食するつもりはないので大盛りを注文。無料でライスが付くらしいが我はサイドメニューのカレーが食べたかったのでそれも注文した。

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麺は食べごたえがありそうな中太縮れ麺。具はきざみ葱、平メンマ数本、海苔1枚、味玉半個、薄く崩れかかった柔らかチャーシュー2枚。本店のように背脂の量が選べるかと期待していたがそれは叶わず。立ち上げ当初は無理もないか。7月まで営業するそうなので今後は期待したいところ。スープはキリッとした濃い醤油味を期待していたがちょっと違った。醤油感はちゃんとあるのだがそれだけではない。豚骨感でもない。オフィシャルHPを見るとじゃがいも、玉葱、人参等野菜を使っているらしい。甘くなり過ぎず背脂と合うように上手く仕上げている感じ。

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券売機にもしっかり「ガンコババアの賄いカレー」と書かれたサイドメニュー。フレーク状の豚肉がたくさん入って辛さよりも豚肉の甘さを感じる。言わば蕎麦屋のカレーをキーマカレー風にしたようなもの。チープ感は否めないがラーメン店のサイドメニューというのはこういう感じが逆に良いものだ。背脂スープこそ飲み干せなかったがラーメン、カレー共完食し、満腹の大満足。背脂チャッチャ系のラーメンがあるラー博。いいね。可能ならこの系統で常設店がいて欲しいと思ったくらい。店員に「ごちそうさま-」と言って退店しそのまま退館、家路についた。

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