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2023年3月10日 (金)

果汁有再

230310sky001 朝から雨が降ったり晴れ間が広がったりと変わりやすい空模様だった金曜平日。今日は所用の為午後半休を使い久しぶりに町田にやって来た。昔はよく訪れていたが町田駅に降りたのは5,6年ぶりのはず。基本的な街並みは変わっていないがラオタ視点で街を見るとまるっきり変わっているようだ。

用事をサクッと済ませ、どのラーメン店に訪れようかと悩んで決めたのは『パイナップルラーメン屋さんパパパパパイン』。『渡なべ』の渡辺樹庵氏3番目の直弟子が2017年12月28日に開店させた店。個性を何よりも重視する『渡なべ』系の中でもかなり際立った個性を選んだ店だと言えるだろう。この店は2011年に西荻窪駅前に出店したのが始まりで、その西荻窪にあった時、約8年前か、我は初訪問している。だから再訪問なのだ。何故再訪問してみたくなったかと言えば、先月『桜上水 船越』の一杯がかなり印象に残ったので『渡なべ』系に興味が出てきたから。それともう一つは閉店休業等色々あったとは言え、この奇抜な味で10年以上営業し続けている実績を鑑み、8年前から進化しているのではと期待して。

訪問時店前に並びはなくすんなり入店。入口脇のタッチパネル式券売機で食券を購入。厨房には男の店員1人。客席は厨房周りにL字型カウンター8席。タイルのカウンターや箸の色や箸入れ等インスタ映えしそうな凝ったインテリアだ。先客6人後客1人。

230310pain00230310pain01 パイナップルラーメン屋さん パパパパパイン

『塩ラーメン いっぱいん』1100円

筆頭は海老塩だったが海老には苦手意識があるので、基本の塩の、いっぱいんという呼び名の特製を注文。特製の内容は海苔、チャーシュー、パイン増量、味玉付きと書かれていた。

230310pain02

麺は中細ストレート。具は青菜、海苔4枚、チャーシュー2枚、黄色い味玉丸1個。そしてカットパインがどっさり。スープはやっぱりパインの甘みを若干感じるが強烈さはなく、煮干しと昆布なのかなー、ギリギリ塩ラーメンらしさは保たれている。そこに技術を感じる。とは言え結構なパイナップルへの振り切り方だ。鮮やかなほど黄色い味玉なんか齧るとパイナップル味だからね。パイナップル果汁に漬け込んだのだろう。事前に予想が出来ていたとは言え、食感が茹で卵の白身なのに味がパイナップルというのは衝撃的。西荻窪時代より進化というより更に尖らせてきたというか。具と麺は食べ切りスープも2/3くらいは飲んだので腹は満たされた。でも食後の口の中はパイナップル味が強烈に残っているので、まるで果汁100%パイナップルジュースを大量に飲んだ後のような気分になった。

230310pain04これは日記なので正直に感想を書いてしまうが、二度目…じゃない、三度目の訪問をする可能性はかなり低いと思う。ほぼ完食したので決して不味かったわけではないけど、習慣性は低く「また食べたい」という気分にはならなかったからだ。けれども珍しいものを食べたという非日常の楽しさは感じた。ラーメンの多様性を改めて経験出来たのは良かったと思う。ここの店主は他に数店舗ラーメン店を出店しているが、そちらは割りと一般的な味のラーメンを提供している。この店で培った技術を活用して「メメメメメロン」や「バババババナナ」という店を出店しても良さそうなものだけど限定メニューに留めているのは、店主も「それは厳しい」と理解しているのだと思うし。追従者も今のところ出ていないようだ。ラーメン店を高評価する時によく「唯一無二」という言葉が使われるが、この店のラーメンこそ唯一無二の存在だと思う。更に10年以上続けている実績は改めて凄いと思うよ。ただこの食後感のままで帰宅したくなかったので禁断の平日連食に挑む事にした。

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