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2023年3月31日 (金)

春四季福

230331train02230331train01 3月最終金曜日。今日で本年度の業務終了。早出出勤の定時退社日だったので退社後、三ツ境の新店を訪問してみる事にした。どうやって行こうか乗換アプリで検索したら、そうか、新横浜線というのが今月開通していたんだ。我にとっては縁がなく乗ることは無いかなと思っていたけど…。良い機会だ、新横浜線を初体験してみよう。新横浜駅前の立体歩道でいつまでも工事してるから何してんだろう?と思っていたらこういう事だったか。街が出来上がってから開通させた地下鉄らしく、地の底まで向かうかのような長いエスカレーターを何本か使ってようやくホームに到着した。相鉄と東急でホームが分かれているんだね。乗車すると2駅目で相鉄西谷駅に到着。なかなかのショートカット感。新横浜から20分程度で三ツ境駅に到着した。

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三ツ境駅南口を降りて1、2分ほどのところに今年1月26日に開店したという『らーめん四季福』が本日の目的店。以前『麺屋千晃』三ツ境店があった店舗でその後ニュータンタンメン系の『金家』が入ったらしいがその跡地になる。夜営業開始後50分ほど経過して店に到着。入口脇の券売機から食券を購入。厨房には女将?1人だけ。客席は厨房前に一列5席と4人がけテーブル席1卓。前後客ゼロ。厨房の様子から夜営業最初の客だったようだ。提供まで時間がかかる事を予め覚悟した。結局後客も来なかった。

230331shikifuku00230331shikifuku01 らーめん四季福『鶏清湯味玉醤油らーめん』800円

メニューは鶏清湯醤油と鶏白湯スタミナニンニクの2本立て。空きっ腹にスタミナニンニクも魅力だったけど筆頭の鶏清湯味玉付きを選択。麺はストレート細麺。具はきざみ葱、煮大根2切、鮮やかな色の小さな丸麩3個、ロースチャーシュー1枚、味玉は黄身トロリ。大根の煮物と丸麩は女性店主らしいトッピングだ。スープは水鶏系っぽく見えるがちょっと雑味を感じる。でもそれが悪い影響は生じていないように感じる。醤油感もしっかりして美味しい。国産大山鶏を使ったとアピールしている。なかなか美味しい。

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+『肉入りチャーハン』600円=1400円

空腹だったので炒飯も頼んだ。サイドメニューというよりレギュラーサイズ。しっかりしたボリューム。炒めたての炒飯はやっぱり美味い!細切れの豚肉の油感が甘くて美味しかった。最後に残ったラーメンのスープを飲み干し両方共完食し大満足。良心的で良い店だと思う。家からだと距離があるので気軽には来れないけど機会があれば再訪問してスタミナニンニクも味わってみたいな。

相鉄線快速に乗り横浜駅まで移動し買い物をしてから家路についた。

2023年3月29日 (水)

邪道外道

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雨が降ったり止んだり、気温が上がったり下がったり安定しない春の水曜平日。

先週の21日『からみそラーメンふくろう』横浜曙町店跡地に開店した二郎系インスパイアラーメン店『邪道と外道』。経営は『ふくろう』時代と同じらしいからリニューアルのようだ。それにしても凄い店名。我等は昔のインディーのプロレスラーコンビを思い出してしまう。と言っても我の記憶は故・冬木弘道の両脇でブリブラダンスを踊っていた頃で止まっているけど。今考えるとダンスですら無かった。懐かしいなー。

話を戻してラーメン店の方。開店から一週間、そろそろ夜営業時に並ばずに入店出来る事を期待して開店30分後くらいに店に到着。狙い通りそのまま入店出来た。タッチパネル式券売機で食券を購入。店員は男3人女1人。『ふくろう』時代と基本的に変わらないようだがテーブル席は使用しないで厨房前のカウンター8席のみ使っているようだ。先客1人後客5人。

230329jyagedou00230329jyagedou01 ラーメン 邪道と外道 『邪道ラーメン 汁なし 小』1450円

我はラオタである事は認めてるので二郎系の美味しさ、魅力は理解しているつもり。でもジロリアンではないので二郎系カテゴリーの中での優劣というのはあまりわかってはいない。ただ一時期の「二郎インスパイア」というだけでもてはやされていた時代は過ぎ去って低品質な店は淘汰されて、チェーン展開している店であっても高い品質でしのぎを削り合っているのが現状だという事くらいはわかっているつもり。『ラーメン豚山』は立ち上げ当初に比べて見違えるくらい良くなっているし、『豚仙人』本家以上に凶悪な仕様にして勝負している。だから我はどこでも食べられるようなありきたりの味の二郎系ラーメン店が増えてもちっとも嬉しくない。この店には個性的な特徴があるといいなと期待していたんだよ。で、メニューの中でも一番尖っていそうな邪道ラーメン小汁なしを注文した。コールは食券購入時点でニンニクマシ・アブラマシを選択した。味の濃さは普通、ヤサイは有料のようだし止めておいた。カラメは卓上で調整可能。

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麺は平打中太麺でかなり強めの縮れ具合。小で麺量200g。もやしとキャベツの茹で野菜とチャーシュー2枚に加え、邪道トッピングは青唐醤油漬け、高菜、紅生姜、白髭葱、紫玉葱の角切り、海苔、クリスピーフライドオニオン、粉チーズ、大量のマヨネーズ、卵黄、別皿提供のカレー粉という布陣。もうグチャグチャに混ぜて天地返しもしてから食した。エプロン必須だ。実際に食べてみると二郎系である事を忘れるほどの個性の尖り具合だった。二郎系で印象に残るのは普通は茹でもやしとニンニクのはずだが、それよりも白髭葱とマヨネーズが上回っていた。美味かったし想像以上のボリュームで腹いっぱいになった。食後口内はマヨに侵食され胃もたれ感もあったけどね。完全に邪道と外道で分けてきたね。こうなると逆にスタンダードであろう外道ラーメンの方も気になってきた。家から徒歩圏内だし落ち着いたら再訪してみよう。値段は確かに高めに感じるけど、それも含めて店名で自虐的に皮肉っているのかもしれない。…考え過ぎか。我は個性優先で問題なし。店内には上品な音楽が流れていたがoff spring「Come Out and Play」でも流しておけばプオタは喜ぶ。かなり狭い範囲にしか届かないと思うけど。「ごちそうさま」と店員に言って退店。歩いて家路についた。

2023年3月26日 (日)

泡鶏白湯

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昨日に続いて朝から冷たい雨が降る日曜休日。本心からすれば家から一歩も外に出たくない気分だったが食料調達の為朝10時過ぎに傘を開いて家を出た。

上大岡駅すぐ近くにあった唐揚げと手羽先の店『鳥八三』。その店の跡地に先週3月23日『横浜鶏系ラーメンぷく福』という店が開店したと聞き訪問してみた。鶏白湯メインのラーメン店らしく『鳥八三』でも鳥白湯ラーメンを提供していたのでラーメン専門店にリニューアルしたのかも知れない。開店とほぼ同時に入店。店員は男3人女1人。客席は厨房周りに逆L字型カウンター6席と4人がけテーブル2卓。口頭で注文。後客5人。

230326pukufuku00230326pukufuku01 横浜鶏系ラーメン ぷく福 『鶏白湯ラーメン』750円

看板の「横浜鶏系ラーメン」というのは売り方の話で、家系に模しているけど結局は鶏白湯の醤油味の事だろうと推測。我は鶏白湯であれば塩の方が好みなのでストレートに「鶏白湯ラーメン」の方を注文した。好み等は確認されなかった。そうしたら『鳥八三』時代の鶏白湯ラーメンとは異なる真っ白な泡で覆われた一杯が提供された。

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麺は中細やや縮れ麺。具は玉葱のみじん切りと海苔1枚、低温調理の鶏チャーシュー2枚。スープはほんのり甘味を感じるクリーミーでとても優しい口当たり。鶏チャーシューも柔らかで美味しい。しょっぱさも泡で緩和されたのかラーメンによくある胃もたれ感は皆無と言っていい一杯。これは事前の想定より美味しかったので箸が進み完飲完食してしまった。今の我の体調にちょうど良かったし満足して支払いをして店を出た。

蒔田に移動しライフで買い物をしてから正午過ぎには帰宅。午後は窓の外の雨音に耳を傾け昼寝をしてしまった。良い休養が出来た。

2023年3月25日 (土)

雨真仮面

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予報では明日も含めて週末2日間はほぼ終日雨降りの様子。しかも先日とは一転し肌寒い。これは絶好の映画鑑賞日和だと思い庵野監督シン・シリーズ第4弾『シン・仮面ライダー』を見に行ってみた。前半のダークな感じが良く『シン・ウルトラマン』より好みかな?と思ったけど、2号ライダーが出てきたくらいからダレてしまったような気がする。鑑賞後印象に残ったのはヒロインの方で、主役のはずの仮面ライダーは最後まで影が薄い印象のままだったのが残念だった。でも当時初期仮面ライダーを見ていた世代が今観て鑑賞に耐える作品に構築しているのが「シン・ウルトラマン」同様に素晴らしいと思った。シン・シリーズ第5弾はあるのだろうか?期待したいところだ。

あと鑑賞中に腹が下りはじめたのは参った。何とか本編を最後まで見終わったがクレジットが始まった時点で席を立ちトイレに駆け込んだ。今朝からそんな感じだったので万全の用意で望んだたつもりだったのだが…。そんな状態なので朝から何も口にしていなかったけど全然腹は減らず、全く食欲が沸かなかった。消化器系以外は全然異常は感じられなかったので昔だったら強行突破して新店開拓していただろうが、分かり易い身体からの信号に素直に従ってそのまま帰宅する事にした。正午過ぎに帰宅したけど外では冷たい雨が降り続いていた。自宅でゆっくり過ごしている幸福感を味わいながら過ごした。結局夜になっても食欲は出てこないままだったけど。

2023年3月24日 (金)

釜玉中華

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昨夜は強い風と雨だった。明けて今日は雲が多く5月並の蒸し暑さ。夕方にはまた雨が降り出した。こんな天候が週明け火曜くらい迄続くんだそうだ。残念ながら今年は週末の花見散歩は諦める事になりそうだ。

昨年3月『つけめんTETSU』創業者の小宮氏が東急学芸大学駅前に出店した「釜玉中華そば」を名乗る『ナポレオン軒』という店が評判になっているという情報を聞きつけ気になっていた。その第2号店が昨年11月24日京急蒲田駅近くに出店されたとも聞いている。蒲田なら定時退社日に行けるだろうと機会を伺っていた。今日が良いと判断し早出出勤の定時退社後に京急蒲田駅に降り立った。京急蒲田駅が改装されて初めて降りたが立体構造で立派になっていて驚いた。店は「あすと商店街」入口付近で改札を抜けて徒歩2分といったところかな。雨に濡れず…とはいかず数歩だけ濡れた。夜営業開始20分後くらいに店に到着。待ちはなかったのですぐ入店し店内入口に設置してある券売機で食券を購入。Suica決済が出来たのでそれを用いた。食券を店員に渡すと席を指定され着席。厨房には男の店員2人。客席は厨房周りにL字型カウンター9席。先客5人後客4人。

230324naporeonken00230324naporeonken01 釜玉中華そば ナポレオン軒 京急蒲田店『リッチ釜玉(大)』890円

メンマとチャーシュー1枚が加わるリッチ釜玉の大を注文した。麺量250gらしい。まずは卵黄は潰さず麺を食べてみた。最初から黒胡椒が少しかかっている。麺は自家製の平打気味の極太縮れ麺。噛むと弾力がある。よく言われる表現だがモチモチシコシコ。主役であるこの平打縮れの食感が「釜玉うどん」とは明確に異なる食べ物だと主張してくる。具の胡麻油に和えられたシャキシャキ葱はラーショ的なやつでこれも釜玉うどんとは全く別の味わいになる。タレは見た目より多めに入っていて濃過ぎない背脂醤油でスープに寄せられている印象。リッチトッピングのメンマ数本と小ぶりだが肉厚で柔らかいチャーシュー1枚はよりラーメン感を際立たせている。なので見た目は似ているが釜玉うどんとは全然別種の食べ物に仕上がっている。油そばっぽくあるがまた異なる味わい。確かに有りそうで無かったもので、発明と評され評判になるだけあるね。卓上の無料の調味料が豊富なのも新しい。何ときくらげの細切りが無料取り放題。黄身を潰して半分くらい食べたところで、刻みニンニク、揚げ葱、黒胡椒、釜玉タレスープを投入。よく混ぜて食べる。こうなると「台湾まぜそば」風になった。無料で味変が気軽に出来る事で飽きさせない構成になっているのもポイントが高い。素晴らしい。

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+『替え玉』150円=1040円

我が麺を食べ終わりそうな時にすかさず店員が「替え玉そろそろ作ってよろしいですか?」と確認してくれたので頷くとしばらくして提供された。卓上の説明文通り「基本メニュとは打って変わりパツパツ固めの細麺を濃厚煮干出汁に浸して提供」された。結構なニボニボ感で苦味が来る。まるで逆『丿貫』というか。半分はそのまま食し、残りを釜玉タレにスープごと投入。黄卵でニボニボ感が中和され〆にふさわしい優しい味わいに変化。汁一滴残さず完食。シンプルなのに最後まで客を飽きさせない事に注力し考え抜かれた設計は本当に見事。評判通りだった。このアイデアを思いついたら出店したくなるのも無理はないと思う。大満足で退店した。尚、この京急蒲田店は店舗契約上今年7月に閉店する事が決定しており、その代わり東急蒲田駅近くに別の店舗が4月から営業開始するのだそうだ。

再び京急の駅に戻り家路についた。

2023年3月21日 (火)

鶏葱焼飯

横浜駅で降りて買い物をした後相鉄ムービル内にある『金太郎』に立ち寄った。朝飯抜いた状態で『鶴本丸』の一杯だけでは足りなかった。ご飯物が食べたくなった。早速入店。店員は男2人とおばちゃん1人。先客8人くらい後客3人くらい。口頭で注文する前にスープが提供された。

230321kintarou00230321kintarou01 焼メシ焼スパ金太郎 『とりネギ焼メシ』850円

期間限定で美味しそうなものがあったので注文してみた。炒められた鶏肉と葱ともやしが甘辛タレに和えあられ炒飯にかかっている。初めて食べる感じはしない。「シンガポールチキンライス」っぽくもある。…全然違うか。でも今の自分に一番丁度よい美味しいものが食べられ大満足。支払いを済ませ退店し家路についた。帰宅後また昼寝をしてしまった。でもそれが休日の醍醐味だ。

鶴本丸黒

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予報どおり曇天の朝を迎えた春分の日、火曜祭日。休日なのは良いのだがこんなぼんやりとした弱い陽光では桜を見ても映えないだろう。我は単純に青い空が好きなので今日は花見はきっぱり諦めラーメン食べ歩きを優先させた。朝食は抜いて家を出た。

曙町の新店は初日なのでスルーし相鉄線に乗り鶴ヶ峰駅に降り立った。今月10日に開店した『らーめん鶴本丸』が狙い。場所は駅から1km以上離れていて15分くらいかかった。『支那そばや くぼ田』付近のようだ。店に到着したのは10時25分くらい。この店朝10時から夕方5時までの昼営業のみのようだ。店頭には「誰が言ったか横浜ブラック」と書かれている。早速入店。入口脇のタッチパネル式券売機で食券を購入し店員に渡すと席を指定され着席を促された。厨房には女の店員、接客係は男の店員。客席は店内3方の壁向かいにコの字型カウンター10席。先客2人後客ゼロ。

230321tsuruhonmaru00230321tsuruhonmaru01 らーめん鶴本丸 『らーめん』800円

筆頭基本メニューをトッピング無しのまま注文。他に「にんにく絞りらーめん」があるみたい。店員からライス無料と言われたが不要の旨伝えた。提供時昔の家系みたいに海苔2枚で伏せられていたが立てて写真を撮影し直した。

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なみなみと注がれた熱々の熟成醤油スープは黒いがよく澄んでいる。麺はかために茹でられた中細縮れ麺。具は少量のきざみ葱と青菜の茎の部分数本、海苔2枚。味濃いめのチャーシュー2枚。スープの透明度が高い為か駅そばっぽいビジュアルになっている。富山ブラックのようなしょっぱさはない。オフィシャルHPに「白米の為のおかずラーメン」とあるが、あんまりそういう感じには受け取れなかったな。卓上にきざみ玉葱が置かれていて少し投入してみた。八王子ラーメンほどではないがスープとの相性は良さそう。味濃いめの柔らかチャーシューが美味かった。満足して退店し再び駅へ歩いた。

2023年3月20日 (月)

夕塩一榮

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月曜平日だが明日は祭日で飛び石連休。有給使用率は高かったが我は出社したよ。昨日同様よく晴れて気温も暖かかったが予報だと明日から雲が優勢になり雨が降り出す模様。

明日が休みなので月曜日だけど新店開拓決行。東急田園都市線たまプラーザ駅近く、『函館らーめん汐のや』『北海道らーめん熊源』と続いた店舗に今年1月9日開店した『塩そば一榮』へ訪れることにした。看板にも書かれている通り自由が丘に本店がある。開店から時間が経過している分事前情報が入ってくるので更に足が遠のいて何度も訪問保留していた。日が沈む直前あたりに店に到着。暖簾が出ていたので早速入店。店内には中国系と思しき男の店員1人のみ。入口脇の券売機で食券を購入するも食券出口が詰まっていて出て来ないので店員に出してもらうことになった。客席は厨房周りにJ字型カウンター8席。先客ゼロ後客3人。

230320ichiei00230320ichiei01 自由が丘 塩そば一榮 たまプラーザ店

『塩そば』800円+『半チャーハン』400円=1200円

基本の塩そばと半チャーハンを注文。だけど終日無料の半ライスも要求してしまった。余るであろうスープを白飯で食べる為だ。麺メニューは他に醤油そば、白湯麺等があった。

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麺はパツパツした食感の中細ストレート。具はメンマ数本と白髭葱と青髭?葱の2種。そして肉厚でやや固めだがしっかりした味付の豚ロースチャーシュー1枚。当初丼内が寂しいと口コミが多かったので青葱追加した模様。なので具材は特に不満なし。チャーシュー美味しかったな。スープは茶褐色に濁っており、鶏も感じるが節系の魚介出汁が強めに出た味わい。塩スープって言うより魚介スープと言った方が良いと感じたくらい。これも開店当初から変えているっぽい。若干資本系っぽさも感じられるほど濃いめの味わいで半ライス頼んでおいて正解だったかも。スープこそ飲み干せなかったけど、ハードルを下げていた事もあり満足出来た。

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半チャーハンは店員の兄ちゃんがしっかり鉄鍋振るって炒めてくれた熱々のやつで、半というにはしっかりした量。しっとり系炒飯。葱、人参、グリンピース、豚肉、卵。豚肉の脂の甘みを感じられる。卵多めの炒飯好き。我好みの美味しい炒飯だった。半炒飯込みで大満足の退店となった。

駅に戻ってあざみ野駅まで戻って市営地下鉄ブルーラインに乗り換え家路についた。

2023年3月19日 (日)

前里辛麺

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昨日とはうって変わり朝から雲ひとつない青空に恵まれた日曜休日。でも風はやや強く冷たい。

先週木曜日に訪問した前里町の長崎ちゃんぽん店『びぃどろ亭』の入口の窓に、日曜限定で宮崎辛麺を提供する旨の貼り紙を見つけ、日曜日の訪問店は決まった。休日だし天気が良いし今日はシェアサイクルは使わずのんびり歩いて大岡川沿いの桜の様子を見ながら行くことにした。

230319river01横浜橋商店街や業務スーパーで買い物をして大岡川沿いに出る。桜は全体の1割未満といった感じだね。陽が当たりやすい桜だけが先に咲き始めている事がわかる。しかし今週水曜以降は雨の日が続くらしいのでもしかしたら満開は先延ばしになるかも知れない。それでも青空の下心穏やかに川沿いを歩くととても気分が良くなった。

計算通り開店ちょうどのタイミングで店に到着。先客が1人先に入ったけど。厨房には若い女の店員が1人だけ。え?店主?『びぃどろ亭』とは完全に違うんだ。日曜限定の間借り営業?先月12日に開店したとある。口頭で注文。後客は来なかった。

230319karamenya00230319karamenya01 宮崎辛麺 『宮崎辛麺(5辛)』1000円

辛さがお子様レベル(0、1)、小辛(5~10)、中辛(15~20)、大辛(25辛)と選べる。我は先週金曜日川崎でエライ目にあった為慎重になり小辛の最低5辛をお願いした。

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麺は本場宮崎に合わせて小麦粉と蕎麦粉をブレンドして作ったオリジナルの中細縮れ麺だと思う。食感も良い。具は韮、きくらげ丸2個、たっぷりの溶き卵、たっぷりの挽肉。辛麺は過去市内に出店した店でも食べたがこれほど挽肉が入っているのは初めて見た。これは想像以上に満足度を高める良いアイデアだと思った。『ニュータンタンメン本舗』に馴染みのある横浜市民には受け入れ易いだろう。スープの辛さも我にとっては5辛でちょうど良く感じられ本来の味がしっかり味わう事が出来た。溶き卵たっぷりなので辛さへの緩衝材が用意されているのも助かった。スープをほとんど飲んでしまったくらい。食べやすく美味しかったので大満足。支払いを済ませ退店した。

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マスクを外して再び大岡川沿いを歩く。長い冬が明けて久々に暖かい春がやって来たような気持ちになった。良い休日時間を過ごせた。しばらく散歩を続けコンビニで買い物をしてから家路についた。

2023年3月18日 (土)

旨味豚骨

グロービート・ジャパン『らあめん花月嵐』創業30周年を記念した限定ラーメン『シン・ゲンコツらあめん』。『飯田商店』店主が監修したこのラーメンの感想をYouTubeで見て興味を惹かれた。調べてみると昨年末から提供開始されていたらしい。なのでもう販売終了している可能性が高い。でもオフィシャルサイトで確認するとまだ提供している様子だったので、一番近い上大岡カミオ店にやって来た。店頭に置かれたA看板にそのメニューが表示されていて安堵して早速入店した。店入口の券売機で食券を買い店員に渡した。「お好きな席へどうぞ」と言われ入口に近いカウンター席に着席。客の出入りが激しく忙しそうだったが、店員男女2人だけできちんと回していた。多忙時間の客さばきは個人店チェーン店区別なく大変なのだから、その対応には関心したね。 

230318kagetsuarashi00230318kagetsuarashi01 らあめん花月嵐 上大岡カミオ店『シン・ゲンコツらあめん』1170円

目的のメニューをシンプルに注文。水と同時に説明書も提供された。花月嵐の看板メニューである化調バリバリ背脂チャッチャな「嵐げんこつらあめん」をテーマとして取り組んだらしいが、それとは対局にあるような、背脂もなく透明度のある清湯スープの一杯が提供された。驚くべき事に無化調であるだけではなく、タレも脂も使用しないで、豚をじっくり煮込むことで出るその旨味のみで作られたスープなのだという。

230318kagetsuarashi02麺は中細ストレートで適度なしなやかさとモチッという食感。具は新鮮さを感じる青葱のきざみと謎の黒い粒2,3粒。アンコールペッパーというカンボジア産の胡椒なのだそうだ。スープに味が移らないよう調理されたと思しき薄味の豚バラチャーシュー3枚。僅かな塩味と脂の甘み、柔らかさを感じた。そして問題の主役たるスープには衝撃を受けた。

我はここ1,2年で遅まきながらようやく豚骨出汁の魅力に気が付いた。ブリックス濃度は関係無い。家系だろうが九州豚骨だろうが、美味しい豚骨出汁が味わえるのが美味い一杯なのだという単純な事が長年理解出来ていなかった。その極北みたいなものをまさか『花月嵐』で味わう事になろうとは夢にも思っていなかった。サラッとした清湯スープ。だけど僅かな塩気と脂感を感じたのは過去の経験から舌にバグが生じているからだろう。もうひたすらに美味い。麺もチャーシューもスープの味を邪魔しないよう設計されているのは頭では理解していても、それらすらスープの邪魔に感じていたほどだ。もうね、スープ単体で売ってくれないかな?『花月』各店で提供しているのだから不可能ではないだろう…等とスープを飲みながら考えていた。

そう、この一杯をチェーン店で提供しているというのももう一つの衝撃だ。ちょっと前の『花月嵐』限定メニューは、アイデアとして面白そうなのだけど、どうしても食後感がチェーン店のラーメンのそれになって残念な気持ちになった。今回もそうだろうとハードルを低くして食べたら、とんでもない衝撃を受けてしまった。もう食べながら「お見逸れしました」と心の中でつぶやいていたよ。これを全国各店舗で再現するにはラーメンの調理技術だけではなく、冷凍、冷蔵、保温、加熱、運送等のテクノロジーが進化しているからこそだろう。勿論汁一滴残さずスープを完飲し完食、大満足で退店した。また食べに来ようかと真剣に考えている我がいた。

帰りは蒔田のライフで食料を調達して帰宅した。結局ずっと雨が降っていた。その雨音を自室で聞いていたら睡魔に襲われ夕方まで寝てしまった。

春雨仮豚

予報通り冷たい雨の土曜日となった。晴れていれば朝から桜の開花の様子を見に出かけていたのかも知れないが、これではそんな気にもなれない。偶然にも今日は2ヶ月ぶりの床屋を朝一で予約していたので出かけた。本当なら家に閉じこもりがちな状況だったので強引に外出する事になったので結果的に良かった。

サッパリして終了し早速今日の目的店へ向かった。JR石川町駅南口出てすぐの場所に今月4日に開店したという『ラブラヌードル』元町店だ。何でも鎌倉駅前の店の2号店らしい。屋号からラーメン専門店だろうと思っていたが、どうもこの店舗はもつ鍋メインの居酒屋として営業しているらしく、しばらくラーメンの提供を行っていなかった。今週になってようやくメインメニューにはのせない仮メニューの形でラーメンを提供しはじめたと聞いていたので訪れてみた。開店15分過ぎくらいに店に到着。店頭A黒板に博多とんこつラーメンの提供が書かれていたので早速入店。入口付近に派手な赤い椅子が2人卓と4人卓がひとつずつ有り、シンボルロゴマークのピンクのネオンランプが点灯してカウンター付近には各種日本酒の瓶がずらりと並んでいる。これは我にとってはなかなかのアウェー感だ。厨房には店主と思しき男の店員1人のみ。先客1人後客ゼロ。口頭で注文。

230318lovelanoodle00230318lovelanoodle01 ラブラヌードル元町店『博多とんこつラーメン』550円

仮なのでラーメンはこのメニュー1品のみ。特に麺の硬さなどは確認されなかった。店のロゴマークがプリントされた海苔が目を引く。

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麺はかために茹でられたストレート細麺。具は小分け葱、細切りきくらげ、海苔1枚、チャーシュー2枚。スープに豚骨臭はそれほど感じられなかったがしっかりとした出汁感と塩味。店名から想像していなかったくらい凄く真っ当なしっかりした九州豚骨ラーメンだった。先日ラー博で食べた『名島亭』以上に本場感を感じてしまったほどだ。これで仮状態なら本提供開始したら期待度大。でも少し残念なのが店の雰囲気が気軽にラーメンを食べれる感じではないんだよな。我の願望としては九州さながらに石川町駅前に強烈な豚骨臭を漂わせて誘蛾灯のように人を引き付ける豚骨ラーメンの店になって欲しいよ。完飲こそしなかったがスープをほとんど飲んで満足して退店した。

2023年3月17日 (金)

玉辛赤寅

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どんよりとした雲に覆われた空の金曜平日。予報だと日が沈むくらいから雨が降り始めそのまま明日は寒い雨の1日になるという。そんな天候だと金曜の退社後とはいえ駅から離れた場所にある新店を開拓する気にならない。駅から近い未訪問店を検討したところ、今週日曜の訪問候補に上げていたが結局行かなかった、先月20日に川崎駅近くに開店した『玉』グループの新ブランド店『赤寅』へ訪問してみる事にした。場所はJRと京急の駅の中間あたり。ガラス張りで天井が高いお洒落な店舗。早速入店。店員に「お好きな席へどうぞ」と言われ2人がけテーブル席に着席。店員は男2人女2人。客席は厨房前に一列4席、窓側に一列2席のカウンター席。左側に2人がけテーブル席7卓、4人がけ丸テーブル3卓。先客7人後客9人。口頭で注文。

230317akatora00230317akatora04 REDHOTNOODLES 赤寅

『寅そば(普通)』979円+『セット特製唐揚げ』352円=1331円

看板メニューらしい「寅そば」と唐揚げセットを注文。ライス付き。寅そばは辛さを4段階から選べる事が出来る。普通にしておいた。

230317akatora01230317akatora02 麺は自家製中太平打ストレート。具は胡麻油で和えられたラーショで提供されるような葱とスライスされた茹で卵。でスープなのだが…辛さ普通選択なのに激烈に辛い!旨味とかを感じる前に立ちはだかる辛さ。少しでも喉に入ると高確率でむせる事になる。箸で引き上げる度に麺に絡みつく唐辛子片。葱や茹で卵を食べてもろくにエスケープ出来ない。こんなに強烈だったとは。参った。味わうどころではなかった。具と麺はなんとか食べきった。筆頭のネギ味噌を頼んでおくべきだった。『玉』がこっち方面に攻めてきたか。

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唐揚げ3個と白米。ここで何とか少し立て直したが出来た。たぶんあっさりめの味付の唐揚げだったと思う。食べ終わりテーブル番号札をレジに持っていき料金を支払い退店した。汗がなかなか止まらなかったが家路についた。

2023年3月16日 (木)

前里菜麺

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春の陽気に包まれた木曜平日。今日は事情により延期になっていた在宅勤務の日。布団を干して業務開始。

前里町にあった『みそらーめん 美味そ』が昨年10月末をもって閉店してしまい、その跡地に吉野町にあったちゃんぽん店『びぃどろ亭』が移転してきたと聞いて気になっていたので昼に家を抜け出し行ってみる事にした。徒歩だとちょっと距離があるなー。あ、シェアサイクルという手があったんだと閃いた。自転車を無事確保出来たので早速乗車。途中大岡川を渡ったが少しだけ桜が咲いているのを確認。来週末には満開かな?開店直後くらいに店に到着する事が出来た。早速入店。厨房には初老の店主が1人。客席は厨房周りにL字型カウンター4席。奥には座敷席も数席見えた。口頭で注文。先客ゼロ後客1人。

230316biidorotei00230316biidorotei01 びぃどろ亭 『ちゃんぽん』1000円

筆頭基本メニューを注文。他に皿うどんや味噌ちゃんぽん、焼きちゃんぽんまである。夜には五島うどんも提供するようだ。なかなか本格的な長崎料理店らしい。

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綺麗な蒼い丼で提供された。錦糸卵が目を引く。炒め野菜もたっぷりだが練り物も多め。あさりの身もたくさん入っているし、イカの切り身も大きいのが豪快に入っていたり具だくさんで全く飽きない。スープは野菜と魚介の旨味がしっかり染み出している事がわかり美味しかった。麺は「唐灰汁麺」を使用しシコシコもちもちだ。地麺巡りの一環で各地のちゃんぽんを食べ歩いた我だけど、このところちゃんぽんにはすっかりご無沙汰だった。そのせいもあるだろうがかなり美味しく感じて夢中になって食べてしまった。スープ完飲し完食で大満足。店主に「こんな綺麗に食べていただいて…」と言われた。「美味しかったですから」と答え「ごちそうさま」と言って退店した。焼きちゃんぽんとかも気になるし再訪決定だな。シェアサイクル使えば結構楽に来られる事がわかったし。

正午を20分ほどまわった頃には帰宅。少し休んでから午後の業務にあたった。

2023年3月15日 (水)

再会名島

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昨年より6日早く本日横浜の桜の開花が告げられた。そんな暖かな3月中日の水曜日。帰宅途中新横浜ラーメン博物館へ立ち寄った。目的は「あの銘店をもう一度」シリーズ第13弾として昨日から営業を開始した博多『元祖名島亭』だ。創業1987(昭和62)年。福岡市郊外に本店があった。我は新横浜ラーメン博物館の出店に先んじて2010年7月に本店を訪問している。それだけで意味もなくドヤ顔をしたくなってしまう。町外れにある良い雰囲気の博多ラーメン店だった記憶があるが、残念な事だが後継者不足、更には昨年6月に火災に見舞われ、店舗も老朽化し復活が困難なことから店主が同年7月に店を閉めてしまったそうだ。残念な事だ。ラー博には2015年2月から約2年の間出店していた。ラー博卒業後にはラー博から割と近い「ららぽーと横浜」に出店して現在も営業中。これは大手資本に屋号を売ってしまったパターンか…と調べたら、本店を閉めるだいぶ前、ラー博在籍当時くらいから既に『博多一風堂』を経営する「力の源ホールディングス」傘下に入っていたようだ。同グループのラー博への影響力、力関係が推測出来る。

今回の再出店に際し引退した元本店店主が復帰するという力の入れようだ。入館して地下1階の『名島亭』に直行。店外券売機で食券を購入し入店。店員は男4人女3人くらい。客入りはだいたい3~4割くらいが続いていた。

230315najimatei00230315najimatei04 博多 元祖 名島亭 新横浜ラーメン博物館店

『のり玉子ラーメン』1100円+『塩チャーシュー丼』400円=1500円

標準のラーメンに海苔5枚味玉1個が付いた筆頭メニューにサイドメニューの丼ものを注文した。

230315najimatei01230315najimatei02 暖簾に「長浜ラーメン」と書かれているが、実際のラーメンはどちらかというと久留米ラーメン寄り。店主は確かに『長浜一番』という長浜ラーメン店で修行したらしいが、自分の店を開店するにあたり久留米の『丸八ラーメン』という店に足繁く通い、久留米から羽釜を取り寄せ、呼び戻し製法でスープを作っていた。とは言え今や九州豚骨はお互いに影響を受けあって明確な線引が不可能になっているのが現状だから言ってもしょうがないか。フワッと豚骨臭が立ち上る。クリーミーでほのかな塩味も良し。葱は小分け葱のが本場感は出たかなー。味玉は黄身しっとり。ちょっと前に出店していた『麺の坊砦』とは似ているけど少し違う。九州豚骨ラーメンの奥深さを感じられた。後半にニンニククラッシュを投入してみたが必要なかったかな。個人的な好みではそのままのスープの味で十分美味しかった。

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塩チャーシュー丼。ありそうであまり聞かないサイドメニュー名だ。塩チャーシューのきざみだけでさっぱりし過ぎないようにマヨネーズで味を調整されているのが上手いね。豚骨ラーメンに実に合うようになっている。これは『博多一風堂』っぽさが出た良いサイドメニューだ。セットで大満足で退店出来た。

また『博多一風堂』の話に戻すと、いずれ創業94年組としてラー博に再出店するのだろうが、今やこれほど店舗を展開していて、言ってしまえばどこでも食べられる『博多一風堂』のラーメンを入館料払ってまで一般客が食べに来るか?というのはラー博側も理解していると思うんだよ。最初は1994年当時の味を再現する!で押し切るのだろうがそれで3ヶ月間保たせるのは厳しいはず。となると過去ラー博で一風堂が手掛けた『NARUMI-IPPUDO』『麺翁 百福亭』なんかを出店期間中に不定期に提供し始めるのではないか?と想像している。

2023年3月12日 (日)

川崎酒田

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昨日とうって変わり曇天で迎えた日曜休日。昨日結構遠方へ出かけたので今日は近場がいいなー。そう思いつつ市内の新店情報を見ても不確定要素が多くリスクが高いと思えたので、川崎まで足を伸ばしてみる事にした。

山形酒田の名店『ケンちゃんラーメン』インスパイア店として、川崎・京町付近で営業を続けている『手打ち中華そば 酒田』。修行経験はなく独学のインスパイアだがなかなか再現度が高く好印象の一杯だった。その店の支店が今月1日、矢向駅から1kmほどの場所に出来たと聞き行ってみる事にした。川崎駅からバスに乗り付近のバス停で下車し、そこから歩いて店に到着したのは開店の20分も前。流石に店前に誰もいなかった。しかしすぐ後客はやって来て我の後ろに並んだ。定刻に開店する頃には後ろに7,8人は並んでいた。一番乗りで入店。こじんまりとした居酒屋の跡地みたいな渋い雰囲気の店舗だ。店中央に設置された券売機で食券を買うと店員に奥から詰めて座るように言われ食券を差し出し着席。厨房には20代前半かそれ以下に見える若い男の店員3人。客席は厨房周りにL字型カウンター8席。初回で満席になり外待ちが生じていた様子。

230312sakata00230312sakata01 手打ち中華そば 酒田 河原町店

『チャーシュー麺』1050円+『玉ねぎ』100円=1150円

チャーシュー麺に玉葱トッピング。好みは「身入り」と言われる背脂のみ指定。本店で筆頭醤油を食べていたので今回は塩を頼んだつもりだったが、店員に確認すると「醤油でご注文されていましたが」と言われた。納得し難かったが面倒だし、本店での醤油は美味しかったからこのままでいいや、となった。

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ピロピロの縮れ麺だがしっかりとシコシコとした食感の手打ち麺。麺量200gだとか。これがかなりスープを持ち上げてきて美味いんだよ。具はきざみ葱、細切りメンマ、海苔2枚、チャーシュー5枚。トッピングのきざみ玉葱はこの一杯と親和性が高く頼んでおいて大正解。そしてスープだがここ最近の煮干しメインのラーメンとは違うものの、結構なニボニボ感と醤油のキレが絶妙で東北で脈々と続く日本の麺文化さえ感じさせるような気がしてくる。ハッキリした味わいなのにじんわり染み入るというか。そこに背脂が加わりラーメンとしての魅力を増幅させてくれる。これは箸が止まらなくなるね。どんどん食べ進めてしまい短時間で完飲完食してしまった。結果的に今日この店を選んで大正解だった。こんな店が近くに出来たらそりゃ通いたくなるわ。東日本の人間の舌と心に刺さるであろう一杯だ。大満足で退店すると店の外には7人くらい並んでいたよ。

帰りもバスで川崎駅に戻りどこにも寄らず電車に乗り横浜へ戻った。食材を買った後家路についた。

2023年3月11日 (土)

鶴川龍聖

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小田急永山駅から小田急多摩線に乗り新百合ヶ丘で小田急本線に乗り換え2駅目の鶴川駅で降りた。目的は鶴川駅から歩いて12分くらいの場所にある『龍聖軒』というラーメン店だ。『パパパパパイン』グループの4店舗目にあたる。1号店『パパパパパイン』の近くにも同名の『町田龍聖軒』が出店されており勢力が拡大している様子。そしてここ鶴川にある店舗は以前尾道ラーメンの『正ちゃん』の跡地だという。懐かしいなー。約15年ぶりに訪れる事になるとは思わなかったよ。城跡みたいな丘を回り込む形で店に到着。駐車場は広いが小さな店舗がポツンとある。ちょうど正午くらいに入店。店内隅にある券売機で食券を購入。厨房には男の店員1人のみ。客席は厨房周りにL字型カウンター8席。先客4人後客は9人も来て空席待ち客が生じていた。店員1人で大変そうだ。

230311ryuuseiken00230311ryuuseiken04 龍聖軒

『醤油ラーメン並』810円+『半カレー』330円=1140円

筆頭基本メニュー並と半カレーを注文。家系同様に麺のかたさ・味の濃さ・油の量が指定出来るようだが、全て普通指定だったので何も言わず店員に食券を渡した。

230311ryuuseiken01230311ryuuseiken02 見た目はオーソドックスな昔ながらの中華そば。でも麺はもちもちした中太縮れ麺。具はきざみ葱、柔らか平メンマ数本、正方形の小さな海苔1枚、大きめのチャーシュー1枚は柔らかく崩れるタイプ。スープは醤油角が立たず丸みを帯びたような醤油味。店内の蘊蓄によると牛のオイルを使っているらしい。だから見た目以上に完成度の高い美味しい醤油ラーメンだ。全然昔ながらじゃない。流石『渡なべ』出身店主が手掛けている店だ。基礎がしっかりしているから、奇をてらう事なく正道の勝負をすればこのような高品質の一杯が誕生する。

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さて半カレーだが牛すじカレーっぽい。でも業務用ののっぺりしたものとは全く別モノで、スパイスがビンビンに効いた美味しいカレーだ。ボリュームもそこそこありセットで両方共大満足で本日の食べ歩きを終える事が出来た。

帰りは回り込まず坂を上り丘を超えて駅へと戻った。もう暑くて上着を脱ぐだけに留まらず長袖をまくって歩いたよ。駅から小田急町田駅に出てJRの駅に移動し横浜線に乗り帰路についた。自宅に到着し干していた布団を取り込んでいたら睡魔に襲われ日が沈む時間まで昼寝をしてしまった。

春永山煙

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好天と春の暖かさに恵まれた土曜休日。この好天に誘われ久々都内へと足を伸ばしてみる事にした。都内と言っても多摩方面だけど。どうせならまだ行ったことがない街へ行ってみたかった。場所は京王永山駅。東横線で武蔵小杉に出た後南武線に乗り換え稲田堤駅で下車、歩いて京王稲田堤駅に移動し京王相模原線特急に乗り1駅目。この見知らぬ駅にやって来た目的は昨日に引き続き『パパパパパイン』グループの店訪問第2弾。同ブループ最新第5弾ブランドにあたる『煮干し中華そば 煙』。元々同じグループ店『永山龍聖軒』が今月1日にリニューアルした店だ。初めて来る場所なので迷ったけど駅の下の階にある商業フロアに店はあった。ちょうど開店時間あたりに店に到着。店前に待ちはなし。営業中の札があったので早速入店。入口正面にタッチパネル式券売機。基本メニューなのですんなり買える…と思ったら手こずって店員に教えてもらう事になった。交通系ICで購入したらそのカードタッチ部分にOKボタンがありそれを押さなきゃいけなかったらしい。タッチパネル式券売機が普及することで起こる新たな問題だ。厨房には男の店員2人。客席は両方の壁側にカウンター4席と3席。中央に仕切りのある向かい合わせのテーブル席6席。先客が来るまで店内を見回してみたが「この店舗、立ち食い蕎麦屋を改装したのかなー」と感じた。ラーメン店らしくない。やけにチェーン店っぽい。実際はカレーショップだったようだ。しばらくすると後客はゾロゾロとやって来て7人。結構な割合で券売機で躓いていた。店員は丁寧に対応していた。

230311kemuri00230311kemuri01 煮干し中華そば 煙 『中華そば(中太手もみ麺)』900円

筆頭基本メニューを注文。細麺という選択も券売機で出来るらしい。あまり待たずに提供された一杯はあまりにシンプルで本当に『パパパパパイン』と同じグループ店?と思ってしまったよ。

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麺はその名の通り中太縮れ麺。具はきざみ葱、柔らか太メンマ2本、小さめの海苔1枚、脂身多めのバラチャーシュー2枚。スープは正統派煮干しラーメンで適度なニボニボ感。口当たりが良い。やり過ぎずバランスの良さを感じる。美味しいじゃん。完食し満足して退店した。

駅に戻ろうとしたらいつの間にか小田急側の永山駅に来ていた。ああ、この駅って京王と小田急が乗り入れしているんだ。どうりで特急停車駅なはずだ。これからの工程では小田急側で正解だったから結果オーライ。改札に入った。

2023年3月10日 (金)

果汁無再

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町田仲町商店街にやって来た。昭和の面影を色濃く残す雰囲気は変わらないようだ。入口の小籠包屋には大勢の人が並んでいたよ。その人だかりを避けて暗くこじんまりした商店街を奥に進むと現れたのがラーメン店『81番』。『パパパパパイン』店主の2号店。店名は「No.81=No Pine」という意味らしい。2016年1月30日オープン。我はその1週間後くらいに一度訪問している。店前に待ち客は無かったが満席のようだった。入口の券売機で食券を購入している間にほとんどの客が退店したのでそのまま着席出来た。厨房には男の店員2人。客席は厨房周りにL字型カウンター9席。後客2人。店内にはジャズが静かに流れていた。

230310no8100230310no8101 81番 『うま味塩そば(細麺)』880円

基本メニューを注文。麺は細めんか中太縮れ麺かを券売機の段階で選べる。細麺にした。具はわけぎ、乾燥えのき、チャーシューは豚と鶏の2種。透明なスープは鶏、貝、きのこから摂ったものに帆立オイルで覆ったものだそうだ。和風で上品な味わい塩ラーメン。だけど我の駄舌では何故か干し海老っぽさを感じちょっと違和感を感じてしまった。麺と具は食べ退店した。

駅に戻り横浜で途中下車して買い物をした後帰宅。でも家でやる事もあったので帰宅直後から着替えもせず作業を開始し日が暮れる前には完了した。これで少しでも生活の利便性が上がる事を期待したい。

果汁有再

230310sky01朝から雨が降ったり晴れ間が広がったりと変わりやすい空模様だった金曜平日。今日は所用の為午後半休を使い久しぶりに町田にやって来た。昔はよく訪れていたが町田駅に降りたのは5,6年ぶりのはず。基本的な街並みは変わっていないがラオタ視点で街を見るとまるっきり変わっているようだ。

用事をサクッと済ませ、どのラーメン店に訪れようかと悩んで決めたのは『パイナップルラーメン屋さんパパパパパイン』。『渡なべ』の渡辺樹庵氏3番目の直弟子が2017年12月28日に開店させた店。個性を何よりも重視する『渡なべ』系の中でもかなり際立った個性を選んだ店だと言えるだろう。この店は2011年に西荻窪駅前に出店したのが始まりで、その西荻窪にあった時、約8年前か、我は初訪問している。だから再訪問なのだ。何故再訪問してみたくなったかと言えば、先月『桜上水 船越』の一杯がかなり印象に残ったので『渡なべ』系に興味が出てきたから。それともう一つは閉店休業等色々あったとは言え、この奇抜な味で10年以上営業し続けている実績を鑑み、8年前から進化しているのではと期待して。

訪問時店前に並びはなくすんなり入店。入口脇のタッチパネル式券売機で食券を購入。厨房には男の店員1人。客席は厨房周りにL字型カウンター8席。タイルのカウンターや箸の色や箸入れ等インスタ映えしそうな凝ったインテリアだ。先客6人後客1人。

230310pain00230310pain01 パイナップルラーメン屋さん パパパパパイン

『塩ラーメン いっぱいん』1100円

筆頭は海老塩だったが海老には苦手意識があるので、基本の塩の、いっぱいんという呼び名の特製を注文。特製の内容は海苔、チャーシュー、パイン増量、味玉付きと書かれていた。

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麺は中細ストレート。具は青菜、海苔4枚、チャーシュー2枚、黄色い味玉丸1個。そしてカットパインがどっさり。スープはやっぱりパインの甘みを若干感じるが強烈さはなく、煮干しと昆布なのかなー、ギリギリ塩ラーメンらしさは保たれている。そこに技術を感じる。とは言え結構なパイナップルへの振り切り方だ。鮮やかなほど黄色い味玉なんか齧るとパイナップル味だからね。パイナップル果汁に漬け込んだのだろう。事前に予想が出来ていたとは言え、食感が茹で卵の白身なのに味がパイナップルというのは衝撃的。西荻窪時代より進化というより更に尖らせてきたというか。具と麺は食べ切りスープも2/3くらいは飲んだので腹は満たされた。でも食後の口の中はパイナップル味が強烈に残っているので、まるで果汁100%パイナップルジュースを大量に飲んだ後のような気分になった。

230310pain04これは日記なので正直に感想を書いてしまうが、二度目…じゃない、三度目の訪問をする可能性はかなり低いと思う。ほぼ完食したので決して不味かったわけではないけど、習慣性は低く「また食べたい」という気分にはならなかったからだ。けれども珍しいものを食べたという非日常の楽しさは感じた。ラーメンの多様性を改めて経験出来たのは良かったと思う。ここの店主は他に数店舗ラーメン店を出店しているが、そちらは割りと一般的な味のラーメンを提供している。この店で培った技術を活用して「メメメメメロン」や「バババババナナ」という店を出店しても良さそうなものだけど限定メニューに留めているのは、店主も「それは厳しい」と理解しているのだと思うし。追従者も今のところ出ていないようだ。ラーメン店を高評価する時によく「唯一無二」という言葉が使われるが、この店のラーメンこそ唯一無二の存在だと思う。更に10年以上続けている実績は改めて凄いと思うよ。ただこの食後感のままで帰宅したくなかったので禁断の平日連食に挑む事にした。

2023年3月 7日 (火)

移前吉村

朝から好天と春の陽気に恵まれた火曜平日。今日は母の八回忌だったので事前に有給休暇を取って父と墓参りに行った。母の死別からもう7年も経ってしまったか…。墓の掃除を終え母に感謝した後、父は所用があるようで別行動になった。我は地下鉄に乗り横浜駅へ向かった。

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家系総本山吉村家が2度目の移転をするのは前々から話が出ていたが、最近になって急に情報公開されて…というより新店舗が目撃されて広まったのか。新店舗は桜木町のぴおシティとか色々噂されていたけど、結局は現在の店舗から岡野交差点を渡って1分もかからない場所になるそうだ。そして今週末くらいに現店舗での営業を終えてその後一週間ほど休業するらしい。そんな情報が入ってきたので久々に総本山で一杯食べたくなって訪問してみる事にした。前回訪問したのが一昨年の年末。去年は食べてなかったのか。店に到着すると今まで見たことがないくらいの大行列。岡野町のバス停まで行列が伸びていたよ。え?ちょうど昼前に到着したとしても今日平日のはずだが…。まあいいや、もう今日の主の用事は済んだので食券買ってから最後尾についた。結局着席するまで75分かかったよ…。今日は2代目が注文確認していた。

230307yoshimuraya00230307yoshimuraya02 家系総本山 吉村家

『チャーシューメン並』910円+『味玉』50円+『ライス』130円=1090円

好みは全て普通選択。今日はいつもの玉葱トッピングはしなかった。あれやるとスープ薄まるんだよね。その代わり味玉を付けた。総本山で味玉食べるの久々だなあ。

230307yoshimuraya01230307yoshimuraya03 いくら総本山と言えど移転して厨房等環境が代わると味が戻るのに時間がかかるんじゃなかろうか?とラオタ的な嫌な考えをして食べ納めぐらいの覚悟をして食べたんだけど…やっぱり美味いよ総本山。流石だ。この出汁感がたまらない。家系はブレが大きいと昔から言われているけど今日は当たりの方のようだ。そしてこの燻製チャーシューの香りと味わいと来たら!最近家系に限らず吊るし焼きチャーシューを提供するラーメン店が増えて来たけど、やっぱり年季が違うというか、ここまで香ばしさを感じるのは総本山が一番かも知れない。もう夢中で食べ進めて完飲完食の大満足で退店した。お土産に蓮根を貰った。

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ここまで来たら下見してきたよ新店舗。何か家系総本山にしては小さく感じたなー。どうせ大行列になるのだから、せめて『厚木家』くらいの規模を期待していたんだけどな。質重視という事かな。

銀行に寄ったり買い物をしたりしてから家路についた。

2023年3月 5日 (日)

臓鍋味噌

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少し陽光は漏れてはいるがほぼ雲に覆われた日曜休日。毎週日曜は食料調達の為今日も近場で外出。

昨日『みそちゃんぺ』へ訪問した際、斜向いにある『ゆで太郎』の店頭のA看板で紹介されていた「もつ鍋らーめん」が気になっていた。暖かくなってしまう前に食べておきたいなと外出。外出の最後に桜木町駅近くのサミットで買い物をする事を念頭において関内ベイスターズ通りにある『ゆで太郎』の店舗へ訪問した。あ、看板に『もつ次郎』の文字が併記されている。同店舗同厨房で2種の店のメニューを提供しているのか。それで「もつ鍋らーめん」を提供していたのか。知らなかった。入口のタッチパネル式券売機で食券を購入し厨房へ渡す。結構多い客席数なのに7割ぐらいの席が埋まっていた。人気なんだね。

230305yudetarou00230305yudetarou03 ゆで太郎 関内ベイスターズ通り店

『もつ鍋らーめん 小盛ごはんセット』900円

ご飯付きのセットを注文。あまり待つことなく番号を呼ばれ取りに行った。本当にアルミ鍋で提供された。このビジュアルに釣られて訪問したみたいなものなので、見た目って重要だ。ご飯は小盛りとされているがそこそこ量はあった。

230305yudetarou01230305yudetarou02 麺は中太ストレート。具は葱、韮、もやし、蒟蒻、そして大量のもつ煮込み。スープはニンニクを効かせた味噌。今どきの味噌ラーメンのスープに比べると結構あっさり感じる。メニュー名通りもつ煮込みにラーメンの麺を入れたもの。で、これが白米に合うんだよ。柔らかいもつ煮込みがたっぷり入っているし、たまに入っている蒟蒻も嬉しい。麺を食べ終わり残った具とスープはご飯に入れて完食。ボリュームもあり大満足で退店出来た。

ポンパドールに立ち寄りパンを買ってから桜木町サミットで買い物して即帰宅。今日も午後は自宅でゆったりと過ごした。夕方から雨が降り出した。

2023年3月 4日 (土)

地球中跡

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暖かな晴天に恵まれ春の到来を予感させた土曜休日。絶好の外出日和だが週末朝の家事を済ませてゆっくりしているとあまり遠出したい気分にならない。ゆっくりと休日時間を過ごしたていたい。今日も近場で済まそう。

先月7日に金沢文庫駅近くに移転した『地球の中華そば』の跡地に今月1日新店が開店したというので行ってみる事にした。今度の店は『みそちゃんぺ』と言い、ネット情報では以前品川の方で間借り営業していた店の移転で、初めて店舗を構えての営業なのだそうだ。開店予定10分前頃到着したら店前のベンチには既に1人待っていたので隣に座らせてもらった。その後開店までに数人並びが生じた。定刻に暖簾が出され開店し順番に入店。厨房には男女の店員2人。客席は厨房前に一列6席と4人がけテーブル席1卓。口頭で注文し料金先払い。開店時にカウンター席が埋まりしばらくするとテーブル席も埋まり満席。後客もすぐ来たので外待ちも生じていたようだ。

230304pe00230304pe01 みそちゃんぺ 『ぺ』900円+『麺大盛』70円=970円

人気NO1と書かれた屋号を冠したメニューを麺大盛りで注文した。暖簾に書かれている通り「旨辛激辛みそタンメン」。『蒙古タンメン中本』インスパイアの店で間違いないようだ。

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麺はかために茹でられた中太ストレート。具は三種構成。まず炒め野菜。もやし、細切りきくらげ、キャベツ。次に辛味に和えられた豚肉。最後に旨辛麻婆豆腐。この3つが合わさるとビジュアル的に食欲をそそる。本家『中本』は野菜類をクタクタにさせているが、こちらはしっかり炒められており、それだけでもだいぶ印象が異なる。最初炒め野菜から食べ始めた時は程よい味噌の味わいだったが、おそらく豚肉の辛味からだと思うが結構な辛さが溶け出したようで徐々に辛味が増す感じ。これ、なかなか良いね。『中本』より好きかもしれない。この辺りには類似のラーメンを提供する店はないし、満足度は結構高かった。まだ営業時間が昼3時間半のみなので徐々に本格始動するのだと思うけど、近くに良い店が出来たのが嬉しい。

退店してコンビニで買い物をしつつ徒歩で帰宅。午後は少々家事の続きをしてから、暖かい日差しの下昼寝をしたりとゆったりと休日時間を過ごした。

2023年3月 3日 (金)

拉博背脂

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昨日より気温が低くなったらしいがひと頃に比べれば全然暖かく感じた金曜平日。今日は桃の節句らしいが我には全く無関係。

一昨日の訪問から2日後しか経っていないが会社帰りにまた新横浜ラーメン博物館に立ち寄った。狙いは「あの銘店をもう一度」ラーメン博物館創業94年組、『支那そば勝丸』に続く第2弾として昨日から営業を始めた『野方ホープ』だ。ラー博開業から1997年迄の約3年3ヶ月間出店していたそうだ。ラー博にも背脂チャッチャ系の店が出店していたんだと思うと何だか歴史を感じる。当時は訪問出来ていないが約11年前に野方本店には訪問したことがある。創業は1988(昭和63)年。店名から東京豚骨醤油、背脂チャッチャ系の祖『ホープ軒』との関連を想像してしまうが全く関係無いそうだ。過酷な人生を歩んだ今は無き創業者の女将がラーメン店の知識も経験も無いのに一念発起して開業したのが始まり。開店当時の店舗の写真を見ると黄色地に赤文字で「中華そばホープ」と書かれた看板が掲げられており完全に『ホープ軒』のパクリとして出発している事がわかる。当時は背脂チャッチャ系の全盛期。ラーメンの知識が何もない女将からすれば大人気店を参考…というか真似をして始めるしか無かったのだろう、生き抜いていく為に。今ならば裁判沙汰だと思うが当時はその辺りはおおらかだったんだろうね。創業から35年の時が流れ現在まで続いているどころか10店舗も展開し立派な実績を積んでいる。こういう店の歴史をラー博側が掘り下げて発信してくれるところもこの企画の魅力のひとつになっていてオタク気質の我からすると嬉しい。

入館して店舗へ直行。券売機で先客待ちしたがすんなり入店出来た。店員は男3人女2人だったと思う。客席はほぼ全席埋まっていた。

230303nogatahope00230303nogatahope03 環七 野方ホープ 1994

『醤油とんこつ 大盛』1080円+『賄いカレー』500円=1580円

今日も連食するつもりはないので大盛りを注文。無料でライスが付くらしいが我はサイドメニューのカレーが食べたかったのでそれも注文した。

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麺は食べごたえがありそうな中太縮れ麺。具はきざみ葱、平メンマ数本、海苔1枚、味玉半個、薄く崩れかかった柔らかチャーシュー2枚。本店のように背脂の量が選べるかと期待していたがそれは叶わず。立ち上げ当初は無理もないか。7月まで営業するそうなので今後は期待したいところ。スープはキリッとした濃い醤油味を期待していたがちょっと違った。醤油感はちゃんとあるのだがそれだけではない。豚骨感でもない。オフィシャルHPを見るとじゃがいも、玉葱、人参等野菜を使っているらしい。甘くなり過ぎず背脂と合うように上手く仕上げている感じ。

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券売機にもしっかり「ガンコババアの賄いカレー」と書かれたサイドメニュー。フレーク状の豚肉がたくさん入って辛さよりも豚肉の甘さを感じる。言わば蕎麦屋のカレーをキーマカレー風にしたようなもの。チープ感は否めないがラーメン店のサイドメニューというのはこういう感じが逆に良いものだ。背脂スープこそ飲み干せなかったがラーメン、カレー共完食し、満腹の大満足。背脂チャッチャ系のラーメンがあるラー博。いいね。可能ならこの系統で常設店がいて欲しいと思ったくらい。店員に「ごちそうさま-」と言って退店しそのまま退館、家路についた。

2023年3月 1日 (水)

極焼醤油

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昨日に続いて季節外れの暖かさの3月初日の水曜平日。会社からの帰宅途中、新横浜ラーメン博物館を訪れた。今日でちょうど『らーめん味楽』ラー博店が開店6周年を迎えたそうだ。それを記念して利尻本店から創業者の女将がやって来て厨房に立ち、通常より利尻昆布の量を増やした「極み焼き醤油ラーメン」を本日1日限定で提供するそうだ。入館後『味楽』に直行した。店前に2人並んでいたが3分程度の待ちで着席出来た。店員は男3人女3人。あ!オフィシャルの案内では訪問時間帯は創業女将は休憩時間だと告知されていたが、厨房内で創業女将が鍋振るっていたよ。我の隣の席にいた客は女将の知り合いらしく、厨房から「心を込めて焼き上げてるよっ!」と話しかけていた。ラーメン作っているのに「焼き上げてる」って何だか凄い。パワーワードだ。客席は退店客が出た分入店客有りで常に満席のようだった。

230301miraku00230301miraku01 らーめん味楽 新横浜ラーメン博物館店

『極み焼き醤油スペシャル 大盛』1400円

連食しないでこの店だけ食べて帰ると決めていたので豪勢にスペシャルを大盛りで注文した。別皿で利尻とろろ昆布が付く。『味楽』のラーメンが堪能出来る構成だ。

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女将が先程の隣客に「いつもの倍の量昆布使ってるから!」と興奮気味に話していたが、これは嘘ではなく本当の事だと思う。香ばしい強めの醤油味のスープ、それを支えるどころか隙きを見て己が前に出てこようとしているような旨味。それはラーメンでよくある魚介系や動物系の、ではなくもっと日本人に馴染みの深い昆布出汁の旨味だけに、より自然と口中に入ってくる。湯豆腐作る時に一枚入れるだけでじんわりだけどしっかりした旨味を出しているのを思えば、香ばしさを感じる焼き醤油の味さえ乗り越えてくるような旨味は相当の昆布量だと思う。しかも利尻昆布だからね。もしかすると利尻本店で提供しているより突っ込んじゃったんじゃないのかな?北海道らしい縮れ麺を啜ると「ラーメンを食べている喜び」を感じる事が出来た。上品な料理では得られないジャンクな悦び。大盛りで大正解。更に別皿提供のとろろ昆布を絡めて麺を食べると上限突破感が味わえた気がした。食べながら約4年前、利尻本店の開店1時間半前に並んで本当に営業するのか不安で待っていた時の事、開店1時間前に店員が出てきて名簿を書くよう言われて嬉しかった事、開店までの間、雪を被った利尻富士とどこまでも広がる美しい5月の利尻の海という、どこを見渡しても絶景しかない空間で集合時間を待っていた時の事なんか思い出してしまったよ。すっかり堪能して満腹で大満足。今日だけ味わう事が出来た貴重な一杯。訪問出来て本当に良かった。

退店すると店前で女将が写真撮影していた。本店の営業時間が昼2時半である事を考えるとかなり頑張ってくれたのだと思う。我の分が提供された直後あたりに女将が厨房から出ていったからギリギリセーフで女将が作った一杯を味わえたんだなー。我はまだ運を持っているようだ。笑顔でラー博を退館出来た。

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