勝丸背脂
続いて94年組の『勝丸』へ。約3ヶ月営業という事で今月末には撤退予定。おそらく最後になるだろう期間限定メニューが提供されたと聞き訪れた。店前に待ち客無くすぐ入店着席出来たが、7割くらいの席は埋まっていた。店員は店主含め男3人女2人だったと思う。
『極上煮干し背脂ラーメン(太麺)』1000円
煮干ラーメンはこの店ではお手のものだろうしスタンダードな煮干し醤油にうっすら背脂をかけたものだろうなーと想像していた。そうしたらそんなものじゃなかった。
麺は極太縮れ麺。具はメンマ数本とかためのチャーシュー2枚、そして玉葱の角切りが大量投入されている。黒い煮干し醤油スープを覆い隠す大量の背脂。これは紛れもなく「新潟燕三条ラーメン」ではないか。十分なニボニボ味とたっぷりの背脂が縮れ太麺によく絡まって美味い!食べごたえがある。我はこういう荒々しいご当地ラーメンが大好きだ。食べながら「そう言えばラー博って新潟ラーメンの店誘致していなかったんじゃないか?」と疑念を持った。あったっけ?思い浮かばない。新潟はご当地ラーメンの宝庫だ。そんな事はラー博の学芸員ならば知らないわけがない。それにしてはラー博に誘致した店が北海道と九州の店に偏っている気がする。ラーメン博物館を名乗っているならもう少し多様性を持たせるようぜひ頑張って誘致して欲しい。それと山形や千葉もご当地ラーメンの宝庫だからこちらもお願いしたい。…と、もはや『勝丸』のラーメンという事を忘れて燕三条ラーメンだと思い込んでそのまま大満足で食べ終わった。背脂たっぷりスープは飲む事が出来なかったけどね。あー木曜日なのに連食してしまったなーと少し後悔しつつ家路についた。
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