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2023年1月29日 (日)

睦月末昼

230129sky001 快晴の朝を迎えた日曜休日。今日は屋外のバケツの水に氷は張らなかった。

天気も良く体調も良いのだが気分的に外出する気があまり起きずただ家でのんびり過ごしたい気持ちになっていた。自分が行ってみたくなるような興味あるラーメン店も近くに絞ると思い浮かばなかったし、昨日連食して堪能したのでラーメンを食べる気分にならなかったからだろう。でもまあ休日に家から1度も出ないと精神衛生上良くないのでいつもより遅めに家を出た。徒歩圏内で散歩する事にした。

伊勢佐木長者町方面へ歩いた。ラーメン店はどうしても目に入ったがやっぱり食べる気は起こらず。代わりに目に入ってきたのが『横浜カレーアルペンジロー』本店。久しく訪問してなかったからね。帰宅後調べたら一昨年の9月に訪問して以来だった。ここで昼飯を食べる事にしよう。店外に設置してある名簿に名前を記入した。店内を覗くと空席はあるようだが何故かなかなか案内されない。そもそも待ってまで食べようという熱意があるわけではなかったので15分以上待つようだったら名前に線を引いてこの場を去ろうと思って待っていた。すると名前を記入してから約10分後くらいに名前を呼ばれた。入店し指定された席に座り口頭で注文した。

230129alpinjiro00230129alpinjiro01 横浜カレー アルペンジロー 本店

『清川恵水ポークステーキカリー』1800円

1月の厳選食材カリーが店頭でアピールされていたのでそれを注文するつもりだった。しかし店員の方から「もう残り1つしかございませんがどうされますか?」と聞かれたので即注文した。辛さはエベレストを選択した。ここのカレーはあまり辛くはならないのを知っているからね。注文確定後店員は他の店員に「厳選食材、売り切れになりました。」と伝えていた。我は運が良かった。提供時店員に「肉を切ると肉汁が溢れることがありますので、ルーの中で切ることをお勧めします。」と言われた。了解。飯盒を逆さにして大皿に開けた後早速ステーキをフライパン型の皿の中で切って口に入れる。流石は厳選した豚肉、香ばしくて抜群に美味しい。だけどこの店はむしろ野菜の方が美味しい事を我は知っている。さやいんげんや油を吸った茄子はもちろん、人参やかぼちゃは甘くて柔らかく、メインの座をポークステーキから奪っている美味しさだ。2日間各種食材を煮てスープ状になったカレーは少し苦味すら感じる旨味の詰まった極上のもの。スプーンでライスをひと掬いづつカレーの中に浸して染み込ませて食べるを繰り返した。最後は行儀が悪いかもしれないがフライパン状の皿に口をあてて残ったスープを飲み干した。久々に食べたがやっぱりここのカレーは美味いよ。大満足で支払いを済ませて店を出た。

帰りにコンビニに立ち寄っただけで帰宅。日差しが入る部屋にいるとポカポカ暖かく、その中でのんびりと日曜の午後の時間を過ごした。

2023年1月28日 (土)

佐伯油斗

『麺匠るい斗』を退店した足でそのまま隣の2号店である『niるい斗』へ一週間ぶりの訪問。この店のレギュラーメニューを再実食したくなったので。店前に数人並んでいたが5分程度で出来た。食券を買ってから並ぶシステムだったんだね。厨房には店主と男の店員1人、女の店員2人。後客も続々来店。1号店の『麺匠るい斗』より人気の様子。メニューのバリエーションが豊富だからだと思う。我としてもご当地ラーメンの再現に特化したメニュー構成なのでこちらの店の方が訪問回数は多い。

230128niruito00230128niruito01 niるい斗 『大分佐伯ラーメン』800円

開店当初に訪問して注文した以来、約12年半ぶりに筆頭メニューを注文。渡辺樹庵氏が一時期入れ込んでいた、今は無き大分佐伯の『香蘭』インスパイアと思しき一杯。丼も含めてね。マニアックなご当地ラーメンの中でも本格的な一杯がが近場で食べられる嬉しさよ。

230128niruito02

麺はもちっとした食感の中細ストレート。具はきざみ葱ともやし、小ぶりのチャーシュー2枚。予めガーリックパウダーがしっかりかかっている。一方以前ほど胡麻の量は少なくなっていた。スープは油ギトギト、醤油ダレ強めでしょっぱい。豚骨臭はほとんど感じない。九州豚骨の中でも特に異彩を放つご当地ラーメンが見事に再現されている。ラーメンのジャンクな魅力を味わえる一杯。連食2杯目としては結構ヘビーだった為スープこそ完飲出来なかったが大満足で完食した。『麺匠るい斗』とこの『niるい斗』は、各々のレギュラーメニュー再実食の為、今後不定期に訪問を繰り返す事になりそうだ。

帰りに上永谷のイトーヨーカドーで買い物をしてから家路についた。その頃には雲が多くなり日差しを遮ってきたので急いで布団を取り込んだ。

鶏豚皮斗

230128sky001 1月最終土曜休日。屋外に置いてあったバケツには朝、厚さ5mm程度の氷が張っていたよ。寒かったが朝から気持ち良いいくらいの青空が広がった。布団を干してから家を出た。

『渡なべ』スタイルプロデュースである『麺匠るい斗』が創業15周年を迎え、それを記念した短期限定メニューが提供されていると聞き楽しみにしていた。今回はブルーライン下永谷駅からてくてくと歩いて店に向かった。そうしたら開店予定の20分も前に店に到着してしまった。店前のベンチで寒い中為す術もなく待つことにした。定刻に開店し店主に入店を促された。その頃には我の後ろに3人くらい並んでいた。早速入店。入口前の券売機で食券を購入。一番奥から席につくよう言われて着席した。厨房には島村店主と女の店員4人。後客は9人くらい。

230128ruito00230128ruito02 麺匠 るい斗

『鶏と豚皮』1000円+『味付玉子』120円=1120円

渡辺樹庵氏が大阪にある『光龍益』という店のラーメンをインスパイアして一時『渡なべ』で限定提供されていたメニューらしい。鶏をベースとして豚皮を溶かし込んだスープだとか。聞いているだけで美味そうだ。朝飯抜いて来たので目の前に提供された時はたまらなかった。きざみニンニクと辛味韮も別に提供された。

230128ruito01

麺はポクポクした食感の全粒粉入り中太縮れ麺。具は大きめに輪切りされた長葱と太メンマ数本、しっかりと炙りを入れられたバラチャーシュー1枚。追加トッピングの味玉は黄身トロリで程よい甘みが美味しい。スープは鶏白湯っぽいようでそうではない。豚皮由来と思われる油の甘みに程よいしょっぱさ。とろみを感じる口当たり。これは美味いぞ。輪切りされた長葱の食感と苦味がとても良いアクセントになっているのも見事だ。後半味変用のきざみニンニクや辛味韮も少し試してみたけど我的にはそのままの方が好みだった。スープを飲み干して完飲完食。これが限定メニューであるのが惜しいくらいの大満足だった。この店もレギュラーメニューを食べ直ししなくてはいけないなー。

2023年1月27日 (金)

金夜純連

朝からどんより雲が立ち込めた空。かなり寒い。退社する頃には小雨が降ってきたよ。

こんな金曜の夜は味噌ラーメンが食べたくなった。しかも熱々ラードの純連・すみれ系の札幌味噌ラーメンが。なので我はすみれ系ではなくて『札幌すみれ』そのものの横浜店へ訪問する事にした。会社帰りに『すみれ』に立ち寄り並びを待つことなく入店。贅沢な事だ。でもあまりに通いやすいと何時でも寄れるという気持ちになって、約1年ぶりの訪問になってしまった。券売機で食券を電子マネーで買い入店。店員は男ばかり6人。先客6人後客3人くらいだったかな。余裕で座れた。

230127sumire00230127sumire02 札幌すみれ 横浜店

『味噌(大盛)』1180円+『ライス』220円=1400円

くぁーいいね!この熱々のラードと濃い味噌の粒粒感!かために茹でられた黄色い縮れ麺!たっぷりの挽き肉!1年後しに食べたけどやっぱり美味いわ。麺を食べ終えた後、ライスをレンゲで掬いスープに浸して食べた。完飲の完食。大満足で店を出た。

230127sumire01

ギリギリ雪には変わらず冷たい雨の中家路についた。

2023年1月25日 (水)

竹岡式別

空前の寒波襲来でかなり冷え込んだ水曜平日。でも雪などは降らず良い天気。我からするとこれぐらい寒くなってこそ本当の冬だよな!とちょっと嬉しくさえあるんだけど。夜布団の中に潜り込む時幸せを感じられるし。

野毛にある『竹岡式竹ちゃんラーメン』が今度の日曜を最後に閉店してしまうと聞いて慌てて今夜最後の訪問をすることにした。昨年6月に開店したが営業が不安定になり、店主が交代し10月に再オープンしていたんだよな。本場「都一」の乾麺を使用した本格的竹岡式ラーメン店が生活圏内で食べられるようになった事が嬉しかったのだが残念な結果になってしまった。夜営業開始から15分ほどして店に到着。早速入店。厨房には女の店主1人のみ。口頭注文で料金先払い。前後客ゼロ。

230125takechyan00230125takechyan01 竹岡式 竹ちゃんラーメン

『竹岡式チャーシューメン』1000円+『玉ネギ多め』200円=1200円

今までの訪問時と同様チャーシューメン玉葱多め注文。技工を凝らした今の他のラーメンを比較したら貧相な感じなのは正直否めないけど、この野趣溢れるシンプルな感じが我は大好きだ。千葉竹岡式ラーメンが我がご当地ラーメンにハマるきっかけのひとつだったからね。これがもう近場では食べられなくなってしまうのは本当に残念だ。名残惜しくしっかり味わいながらスープまで完飲完食。短い間だったけどありがとう。閉店理由を聞くなど無粋な事はしたくない。店主に「おいしかったです。ごちそうさま」と声をかけ退店した。

2023年1月22日 (日)

仲町台鮪

230122sky001 朝は雲が多かったが日が昇るにつれ晴れてきた日曜休日。布団を干して家を出た。

市営地下鉄ブルーライン仲町台駅に降り立つ。駅から歩いて5分くらいの場所に今月11日に開店した『Joe-Luck NOODLE’s』という店が狙い。歩いていると街並みに既視感があり、既に移転閉店した『拉麺 成CH』があった場所の近くだと分かる。店舗は違うけどね。店に到着したのは開店予定の5分前くらい。店舗は喫茶店のような感じ。店前には誰もいないが店内に客らしき姿がチラリと見えたので思い切って入口のドアを開けると店員に「いらっしゃいませー」と言われた。既に先客が5人も着席していた。店の中の方に設置された券売機で食券を購入し店員に渡すと席は指定されそこに着席した。厨房には男の店主と女の店員が2人。客席は厨房周りにL字型カウンター7席と4人がけテーブル1卓。後客は6人以上で店外に待ちが出来た模様。

230122joeluck00230122joeluck01 Joe-Luck NOODLE’s 『まぐろSOBA』950円

看板メニューでありながら限定20杯と書かれたメニューを注文。卓上には鮪の蘊蓄が仕入れから色々説明してあるものが置かれていて自信の程が伺える。10分くらい待たされて提供された。

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麺は弾力の強い平打縮れ太麺。具はきざみ青葱、カブ?のスライス。叉焼の代わりに鯖の煮付けの切り身2個。スープは香りから鯖。クリーミーな醤油スープなのだろうが、おそらく鮪のアラを使っているのだろう、モロに鮪の味わい。所謂鮮魚系全開。我の苦手な部類のラーメンのはずだが、これは美味しく食べられた。シンプルに鮪の味わいを出しているところが良い。スープ完飲し完食した。「ごちそうさま」と言って気持ち良く退店出来た。店外には2人待っていた。

230122tomin00

最近冷凍食品に興味が出ていると書いたが、この仲町台駅近くに冷凍食品専門店がある事を知り保冷袋持参で立ち寄った。試しに3個くらい買ってみた。試すのは後日になるだろうが楽しみだ。

2023年1月21日 (土)

辛味噌再

230121sky002 今日は連食しちゃおう。『本牧家』を退店した後そのまま歩いて『niるい斗』へやって来た。期間限定とは言え、この店では何度か提供されている山形赤湯『龍上海本店』インスパイアの「山形辛味噌ラーメン」を食べたくてね。開店から40分過ぎたあたりに店に到着。入店し券売機で食券を買うと席を指定され着席。厨房には店主含め男2人と女2人。先客1人後客4人。

230121niruito00230121niruito01 niるい斗 『山形辛味噌ラーメン』920円

3年前食べた時に比べ見た目からしてグレードアップされ美味そうだ。実際とても美味しかった。『龍上海』本店では辛味噌を溶かす前のスープは味噌汁に近いものなのだが、この一杯は溶かす前からいい塩梅な味わいでとても美味しい。勿論麺も具も素晴らしい。控えめながら青のりも良い仕事をしている。やり過ぎないように節度を持って仕上げているところがこの店の凄みだ。後半レンゲを使って赤味噌を少しづつだけど良く溶かして食べ進めた。すると辛さだけではなく強烈なニンニクのパンチが炸裂し始めた。『龍上海』より味の激変度が高い。これも憎い演出だ。素晴らしい。強烈過ぎてスープこそ飲み干せなくて少し残したが麺と具は完食し大満足。この店のレベルの高さを改めて感じた。この店に限ってついつい限定狙いで訪問してしまっていたが、レギュラーメニューも同じくグレードアップされているはずだから改めて訪問してみたくなったよ。

バスで港南中央に移動しスーパーで買物をした後帰宅した。冷え込みが厳しくなってきた。

本牧家閉

230121sky001 風が強く日が昇るに連れ次第に雲も増えてきて日差しを遮ってきたので体感的には結構寒さを感じる土曜休日。今日は環二へ行ってみる事にする。

230121honmokuya04

横浜家系の老舗店『本牧家』本店が今年5月7日をもって閉店すると発表され衝撃を受けた。『本牧家』は1986年『家系総本山 吉村家』の2号店として創業し、その後独立したが横浜家系の歴史を語る上で重要な老舗店。時が経てばこういう事態になってしまう事はわかっていたはずだが…悲報だとしか言いようがない。

今回は戸塚平戸方面から品濃口経由でバスを乗り継ぐというトリッキーな方法で店にやって来た。店に到着したのはちょうどシャッターが上がるタイミング。既に閉店の報を聞いて駆けつけたと思われる客が20人弱の行列をなしていた。急いで最後尾につく。店の入口から既に豚骨臭が漂ってきて食欲を刺激してくる。順番に入店し食券を購入し席が空くのを待つ。店員は店主含め男店2人と女2人。高齢になった店主も鉄人だが、娘さんなのか女店員の客裁きが見事なんだよ。先客が家族客だったので後の1人客をだいぶ待たせてしまい、かなり後から入った客の集団の分と分けて先に1人分だけ調理するよう店主に指示したりと、待っている客の心理を見抜きながら回しているんだよ。ただスムーズに店を回転させているだけではないというところが凄い。達人の域に達しているように見える。この様を見ることが出来なくなるというのは非常に残念だ。開店から20分ほどで着席を促され、その5分後くらいにラーメンが提供された。

230121honmokuya00230121honmokuya01 横浜らーめん 本牧家 本店 『ラーメン並』800円

基本のラーメンを好み全て普通で注文。トッピングもなし。今日ばかりは『本牧家』のラーメンをシンプルに味わいたかった。

230121honmokuya03230121honmokuya02 もう見ただけで美味そう。我からすれば「昔からある家系ラーメン」そのものの顔をしているように思える。でも気がつけばこういうラーメンにお目にかかる機会が減ってしまった。既に見た目だけでも『吉村家』や『武蔵家』系とは全く別の種類のラーメンに映る。そして丼から立ち昇る豚骨の香り。レンゲでひと掬いし口に運ぶとじんわりと広がる豚骨出汁の旨味と醤油な味わい。優しい味わいだなー。麺はプレーンだと結構柔らかいのだが、それもこの優しい味わいにとても合っているのが理解出来た。この良さを我は若い時には理解出来ていなかったと思う。濃い口醤油のガツンとした『吉村家』直系や、濃厚豚骨の『武蔵家』系列に流れてしまったからね。今更だがこの味わいが理解できる年齢になったよ。『本牧家』本店が閉店してしまう前に間に合って良かった。非常に飲みやすく染み入る味わいのスープは汁一滴残さず完飲完食。今日は『本牧家』のラーメンを堪能することが出来て大満足だ。店員に感謝の気持ちを込めて「ごちそうさまでしたー」と言って退店した。

この店が無くなってしまうのは家系ラーメンを愛する者全員にとって大損出だと思う。家系ラーメン自体が盛り上がっている昨今、しかも『本牧家』からは多数の独立店が巣立っているのだから、存続に向けて何とかならないものか?とも女々しくも思ってしまうよ。非常に残念だ。

2023年1月20日 (金)

大寒鍋焼

230120sky001 今日は大寒。今はそれほど寒くはないが明日から寒波が南下してくるらしい。そんな金曜平日の夜、またもや新横浜ラーメン博物館へ。

先週に続いて高知須崎『谷口食堂』狙い。この須崎鍋焼きラーメンの希少価値は先週書いた通り。10年ぶり奇跡の復活を堪能すべく今日は連食なしで鍋焼きラーメンの大盛りを食べる事が狙い。入館してそのまま店舗へ直行し食券を買って入店する。あれ?先客ゼロとはラー博では珍しい。店員は男1人女2人。後客2人。

230120taniguchi00230120taniguchi02 高知須崎 谷口食堂 新横浜ラーメン博物館店

『鍋焼きラーメン 大盛』1000円+『ネギ増し』150円+『ごはん小盛』150円=1300円

大盛りだけではなく太っ腹ネギ増し注文。あれ?大盛りにすると市販の鍋になっちゃうのか…。

230120taniguchi01

半端じゃないくらい熱々。この黄色いかためのストレート麺はやっぱり我の好みだ。鶏の旨味たっぷりの澄んだスープを濁らせないよう、前回同様に生玉子はご飯に引っ越しさせた。かための麺を黄身に絡ませて食べるとまた違った美味しさを味わえた。葱が甘くて増して良かった。ちくわの輪切りとコリコリとした親鶏肉が入っているのがご当地感を感じさせてくれる。再び食べられる機会はそうそう無いと思い、熱と格闘しながら名残惜しくじっくり味わって時間をかけて完食した。スープまで飲み干した。腹はいっぱいになったし、しっかり堪能して大満足になって店を出た。この一杯を再び味わえる機会を作ってくれたラー博には改めて感謝したい。

2023年1月18日 (水)

新羽宇田

230118nippa001 出勤前バタバタが続き今日は思いやられるかな?と思ったけど出社してみたら特に問題は生じなかったので無事定時退社出来一安心だった水曜平日。

帰宅途中市営地下鉄ブルーラインに乗り換え新羽まで行ってまたもや新店開拓。居酒屋との二毛作営業だったラーメン店『ごめす』の跡地に今月11日開店した『らぁ麺宇田』という店だ。一昨日くらいまでオープン記念でワンコインサービスをやっていたようで、それが終わったタイミングを狙い今日やって来た。夜営業開始5分後くらいに入店。厨房には男の店員と女の店員の2人。調理は女店員1人でやっていた。先客2人後客ゼロ。店内の様子は『ごめす』の時と変わっていないように感じた。メニュー表を見て口頭で注文。料金後払いらしい。しばらくしたらバイトらしき若い男の店員が入ってきた。遅刻したらしい。悪ぶれず飄々と厨房に入っていったが、先輩のような店員は優しく指導していた。それ、なんとなく気持ち分かるなー。

230118uda00230118uda01 らぁ麺 宇田『醤油らぁ麺』850円

筆頭基本っぽい醤油とサイドメニューの牛丼を注文した。塩味もある。濃厚らぁ麺やつけ麺は準備中だった。麺は柔らかめの中細縮れ麺。具は多めのきざみ葱とほうれん草、平メンマ数本、海苔2枚、寿ナルト1枚、豚ロースと鶏むね2種のチャーシュー各1枚。スープは鶏ガラ魚介がやんわりと感じられる優しい醤油スープ。悪くはないけど、一言で言って万人受け狙いのラーメン。特にこだわり的な部分は見いだせなかったのは残念。

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+『牛丼 卵黄のせ』400円=1250円

ラーメンが先に提供されたが牛丼がなかなか提供されない。女店員は奥に行ってしまい、男店員2人は厨房の中央で話をしていて全然客を見ていない。バイト店員の遅刻を注意教育するのはいいが、自分が注文を確認した客の牛丼を忘れているんだよ。仕方なくこちらから声をかけて提供されていないと告げた。すると女の店員を呼びに行って再調理開始。しばらく待ってようやくサイドメニューが提供された。会計時にまた厨房に引っ込まれ出て来ないで時間を取られる事を懸念し牛丼が提供されると同時に支払いを済ませた。一言謝罪はあった。提供されたものは卵黄がのっている以外はごく普通の牛丼だった。ラーメンもそうだが店員の様子から何となく個人店ではなく資本系っぽい雰囲気が感じられた。食べ終わってすぐごちそうさまと言って退店した。

2023年1月15日 (日)

睦月元町

朝から一面灰色の雲に覆われ、いつ雨が降り出してもおかしくないような空の日曜休日。今日も遠出はしたくない気分。自分の気分には素直に従う。

このところ冷凍食品に興味が出てきてスーパーによっては品揃えが違っているので、今日は久方ぶりに山下町のメガドンキに行ってみることにした。その帰りに立ち寄ったのが『中華そば さとう』元町店。開店5分後くらいに入店。厨房には若い男女2人の店員。先客は親子2人。口頭で注文。料金先払。後客6人。

230115satou00230115satou01 中華そば さとう 元町店

『中華そば』700円+『メンマ』150円+『味玉』100円=950円

全3種のメニューを食べて結局落ち着いたのは筆頭基本メニュー。今日はそれにメンマ増し味玉付きにしてみた。このじんわり優しい煮干しの味わいはこの店ならではのもの。正月明けにはピッタリの一杯だったから本当は3が日明けに食べたかったけど今食べられる事が出来て良かった。この店のメンマは見た目も味も素晴らしいのでメンマ増しは前からやりたかった。あと味玉の黄身のしっとり味付け加減も良かった。しかし今回逆にチャーシューの柔らかさとその味わいにやられてしまったので次回は叉焼増しはほぼ決定的だ。大満足でスープ完飲完食して店を出た。正午前には帰宅。井村屋の冷凍肉まんを食べてみたが美味しかった。

2023年1月14日 (土)

煮干猫鼠

朝から久々に小雨が降る土曜休日。今日は寝て曜日だなーと思ったが床屋の予約をしていた為9時半には傘をさして家を出た。

終わってサッパリして店の外に出るとまだ少し雨が降っていた。遠出する気持ちも出ない。こういうタイミングでまた弘明寺の奇妙な肉料理店『ねこ娘とねずみ男』がまたもや麺チャーシューをランチで提供していると聞いたので市営地下鉄ブルーラインに乗って弘明寺駅に移動した。開店20分過ぎくらいに店に到着。店前に待ち客はいなかったのでそのまま重いドアを開けて入店。いつものマスターと女の店員の2人。先客1人後客2人。口頭で注文。

230114nekonezumi00230114nekonezumi01 ねこ娘とねずみ男

『濃口煮干し豚骨そば・極み(細麺)』2000円+『中盛』100円=2100円

今日は煮干しだ。濃口とあっさりが用意されていた。ノーマルなラーメンもあるが全部のせのような極みを選択した方がこの店の特徴が堪能出来る。麺も細麺と太麺から選択出来た。マスターはラーメンに凝り始めたのかな?結構なペースで麺チャーシューが楽しめており幸せだ。

230114nekonezumi02230114nekonezumi03 具はきざみ葱と紫玉葱のきざみ、煮しめたしいたけ、ほうれん草、あとちっちゃいナルトが1枚。そして圧倒的なボリュームのチャーシュー。チャーシューだけではなく巨大で柔らかいローストビーフ1枚と、更にやわらかいロースト牛タン1枚も入っている。トドメの味玉丸1個。スープはニボニボ感は希薄で出汁の濃さが感じられた。麺は黄色い縮れ細麺でチャーシューの山に圧殺されているような状態で完全に脇役と化している。引き摺り出すように食べた。

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麺を食べ終えたところでまだ大量のチャーシューが残っており苦戦しそうになったので無料でつく小ライスをお願いした。味玉とロースト牛タンと巨大ローストビーフを引っ越しさせた。ミニ極上ローストビーフ丼完成。箸が使いやすくなったところでチャーシューを攻略完了させた。柔らかいローストビーフを堪能しながらライスを食べ進めて、わずかに残った煮干しスープをご飯にぶっかけて完食。土曜はいつも朝飯を抜いているので食べられたよ。もう腹いっぱいの大満足だ。支払いを済ませて店を出た。

再び地下鉄に乗り蒔田駅で下車しライフで食料品を調達し午後1時前には帰宅。午後はゆったりと自宅で過ごした。

2023年1月13日 (金)

勝丸一風

230113rahaku001 本日は「ラー博倶楽部会員の日」だそうで、ラー博創業時の94年組である『支那そば勝丸』『博多一風堂』によるコラボラーメンが午後3時以降ラー博倶楽部会員のみに提供されるのだそうだ。我は普段コラボラーメン等は否定しているが、「去年初めて倶楽部会員になれたし、時間的にもタイミングが良いしせっかくだから食べてみるか」という考えになり、職場での昼飯を抜いて来館していた。『勝丸1994』の店前に行くと8人くらい行列が生じていた。ラー博倶楽部の会員証を見せて列に並び食券を購入した。5分ほどの待ちで入店出来た。厨房には『勝丸』店主後藤氏と『博多一風堂』店主河原氏の姿が見えた。河原店主本人を見るのは初めてだ。しかも厨房に入っている姿は今では貴重なのでは。

230113katsumaru00230113katsumaru01 支那そば 勝丸 1994『勝丸x一風堂 合体1/2』1200円

メニュー名に合体1/2とあるように両店のラーメンをストレートに合わせた一杯。味調整で配合は変わっている部分はあるが、『勝丸』の魚介醤油と『一風堂』の豚骨スープが1:1で入っているそうだ。麺も『勝丸』の縮れ麺と『一風堂』のストレート細麺が別々に麺上げして入っている。チャーシューも『勝丸』のもも肉と『一風堂』のバラ肉が1枚づつ入っていた。

230113katsumaru02

最初は煮干し魚介の香りが立ち上り、ほとんど豚骨を感じられなかったから、やっぱり『勝丸』で提供しているからこうなるかとメタ的な考えで捉えていた。でも半分以上食べ進めると徐々にまろやかさをスープに感じるようになってきた。2種の正反対の麺が入っているのは新鮮で食感が楽しい。しばらくは別々で食べて楽しんだよ。こういうので1+1が2になる事はまず無い。この一杯も正直そうだったけど、2人の店主の共演と、普段はまず食べられない風変わりな一杯は、お祭りの気分を盛り上げてくれてちょっとだけ楽しい気分になれた。このコラボラーメンは明日は一般販売されるそうだ。満足して退店、退館した。

再会谷口

230113sky001 どんより曇天の金曜平日。最高気温は14℃とこの時期としては暖かく何だか気持ち悪い天候だ。夜には雨が降るとか。

会社退社後、年をまたいで16日ぶりに新横浜ラーメン博物館へ赴いた。狙いは「あの銘店をもう一度」シリーズ企画第10弾として出店している高知県須崎市のご当地ラーメン「鍋焼きラーメン」の元祖『谷口食堂』だ。この店は昭和55年に閉店しており現存しない。しかし現地では「鍋焼きラーメン」を求める声が強く『谷口食堂』インスパイアの店が数店舗誕生し、今では須崎市の観光資源になっている。我はこの風変わりなご当地ラーメンと会いたくて2011年11月に高知県須崎に赴いている。その時は『橋本食堂』と『まゆみの店』という2軒訪れた。土鍋の中に黄色いストレート細麺が泳ぎ生卵が投下されたビジュアルは強烈な視覚的インパクトがある。それに加えて実際食べてみると鶏油が多めに出た鶏ガラ醤油スープとこの黄色いストレート細麺の相性が抜群に良く、我の中で大好きなご当地ラーメンの一つになった。こんな熱々の土鍋ラーメンが生まれたのが北海道や東北、北陸と言った豪雪地帯ではなく南国高知の田舎町に生まれたのかというのも面白いし。そんな魅力的な「鍋焼きラーメン」も我が知る限りでは首都圏で食べられる店は見つける事が出来なかった。よく考えてみれば土鍋で1杯づつ調理するのは大変だろうし、酷暑の夏場は売上は見込めないだろうしね。そう思っていたら我が高知須崎を訪れた約2年後の2013年にラー博が『谷口食堂』復活出店させると聞き小躍りしたよ。我がラー博を支持するようになったきっかけのひとつだ。それが10年越しに再会出来るのは嬉しい。場所は『大砲ラーメン』跡地。店前に待ち客はなく食券を買ってそのまま入店。食券を渡すと席は指定された。店員は男3人女2人。先客5人で後客は7人くらいだったかな。土鍋だけあって結構待った。

230113taniguchi00230113taniguchi02 高知須崎 谷口食堂 新横浜ラーメン博物館店

『鍋焼きラーメン並』850円+『ごはん小盛り』150円=1000円

レギュラーサイズにご飯小を注文。提供された時のビジュアルインパクトは他のラーメン店では得難いものだ。それに茶碗のご飯粒が輝いてるよ。高知の香り米「十和錦」だそうだ。

230113taniguchi03230113taniguchi01 鶏好きにはたまらない一杯。やや甘めな味わいの鶏ガラ醤油スープと、パツパツした食感の黄色いストレート細麺のコンビネーションは素晴らしい。具はざく切りの青葱、ちくわの輪切り、コリコリした食感の親鶏肉。普通のラーメンからすれば異様な構成なのに、土鍋の中では全て正しく配置されているなって感じで違和感等全く無く収まっている。中央の生卵はまずご飯に引っ越しさせる。せっかくの美味しいスープが濁って味が変わってしまうから。麺を黄身に押し付けてつけ麺の浸け汁的に使って楽しんだ。鶏づくしの一杯。メチャクチャ熱かったので食べるのに苦労するけどやっぱり好きなだなー。大満足で退店した。出店中にもう一度訪れるのはほぼ確定。次は大盛り指定にするつもりだ。

2023年1月 9日 (月)

横浜家終

230109sky001 月曜だけど成人の日という祭日で正月明けの3連休最終日。今日も朝から良い天候に恵まれた。気温も日中13℃を超えたそうだ。コートを置いて薄めの上着で外出した。

横浜駅周辺に集中的に店舗を展開し、昔からの横浜在住のラーメン愛好家だったら好き嫌いは別として、誰もが知っていたであろう『横浜家』。他県から来た人がこの店に入って「これが横浜家系ラーメンか」と勘違いして帰ってしまうのではないか?と一度は懸念した経験があったのではないだろうか。オリエンタル物産という会社が展開していたラーメン店グループで、主に横浜駅西口周辺だけに全盛期は4店舗も展開していた。数年前から少しづつ店舗が閉店して、家系総本山『吉村家』の斜向いにあった最後の店舗である岡野町店が本日閉店すると聞き行ってみる事にした。28年間営業していたそうだ。

岡野交差点を渡っているタイミングでちょうど店員が営業中の札に変えたのが見えた。並び等なかったのでそのまま入店。店員は男2人。入口脇の券売機で食券を購入。看板メニューだった「角煮ラーメン」を食べるつもりで来たが券売機ボタンには✗マークが点灯してる。店員に確認すると「角煮は無いっすねー。すみません。」と言われた。あー、最後だから頑張ろうって感じではなく完全にやる気が無くなっちゃったんだろうなーと理解し、そのまま退店することも考えたが、餞別として一番安価な基本メニューの食券を買って着席した。店内を見渡したが本日閉店するような貼り紙は無かった。後客もしばらくしてから2人現れたがそれだけで、閉店の雰囲気は感じられず、まるっきり通常営業している感じだった。

230109yokohamaya00230109yokohamaya01 ラーメン横浜家 岡野町店 『醤油豚骨ラーメン』600円

好みは全て普通を選択。麺は四角いほぼストレートな太麺。具はほうれん草、きざみ玉葱、細切りきくらげ、ほうれん草、海苔2枚、チャーシュー1枚。スープは大粒の背脂がたくさん浮いた豚骨醤油。あれ?こんなラーメンだったっけ?昔はもっと家系に寄せていた記憶があったけど、全く似ていない一杯だった。過去の記憶からあまりハードルを上げないで食べたのだが、これが意外と悪くないので少し驚いた。。約5年ぶりに食べたがその時はこんな背脂チャッチャではなかったし玉葱も入っていなかった。色々改善を試みていたんだなー。それに今日びこの一杯で600円は安いよ。最後の最後で好印象で終わる事が出来て良かった。28年間、お疲れ様。明日から横浜駅西口に『横浜家』が無くなる。一時代がまた終わってしまった気分になった。

2023年1月 8日 (日)

旨優家系

年が明けて早くも一週間経過した。昨夜体重測ったらかなり増えていた。やっぱり年末年始の怠惰な生活に慣れた状態で、更に連食などしてはいけないよな…という事を昨夜春の七草茶漬けを食べながら思った。昔の人はちゃんと知っていてこういう風習にして残してくれているので偉いなーとしみじみ感心したよ。

230108sky001 開けて日曜休日。今日も朝から良い天気。今日は近場での買い物がメインになる。でも休日なので昼は外食をする。結果ラーメンになったけど。そこを我慢する頭はない。日記と連動して楽しみのひとつであるからね。でも当たり前だけどもう連食はしない。で、今日の訪問店は山手の家系ラーメン店『らーめんささき』にした。年末ご飯に特化した家系の最先端な一杯を食べてから、それとは逆の横浜クラシックスタイルの家系を食べて比較したいと休暇中考えていたから。家から気ままに散歩を楽しみながら歩いて向かったので店には開店7分後くらいに到着した。早速入店。入口脇の券売機で食券を購入。厨房には男の店主と女の店員2人。先客6人後客2人くらいかな。結構賑わっていて店員と客のやりとりは笑顔でアットホーム感がある。昨年5月に開店したばかりなのに1年も経たない内に地元に溶け込む事が出来ている。良い店である証だ。昨日あんな事を書いたが、こういう雰囲気も大好きだ。だから地方に食べ歩きをしていた時の大きな魅力と感じていたくらいだから。ただ店員から客全員に愛想を振りまいてもらえる事を当然の事だと期待してはいけないと思っているよ、という事だ。

230108sasaki00230108sasaki01 らーめん  ささき

『ラーメン並』750円+『味付玉子』100円=850円

前回を注文したら家系ではないラーメンが提供されたので今回は基本のラーメンを、味玉付きで好みは全て普通で注文。あれ?開店間もない初回訪問時には、修行先の『近藤家』に準じて海苔は伏せられた状態で提供されていたのに、今回は海苔が立っている!やっぱり近隣の客から評判悪かったから変えたのかな?レンゲでまずスープを一口飲んでみる。あー、美味しいねー、染み入るねー、優しいねー、この3つが同時に頭の中に浮かんだ。東京家系に比べればやっぱりスープはあっさりしているよ。でもライト家系とか、そういう軽い表現をしたくない。だって豚骨の旨味がしっかり感じられるし、醤油ダレの分量がちょうどバランスが良い優しい味わいを作ってくれている。さすがは老舗『近藤家』元店主だ。普通の家系ラーメンではなかなかしないけど、この一杯については文句なくスープを完飲し完食した。ごちそうさまでした-と店主に伝え、丼を上げて卓上を拭いて、口を拭ったティッシュをゴミ箱に入れて気持ちよく退店する事が出来た。

店から近いバス停からバスに乗って桜木町駅へ移動。サミットで買い物をして外出は終了した。

2023年1月 7日 (土)

浸麺辻田

230107sky002 三ノ輪駅に戻り日比谷線に乗り秋葉原駅で下車した。書泉ブックタワーで欲しい本を探したが見つからず。しばらく街をぶらついた後に魚介豚骨つけ麺の『つじ田』秋葉原店に立ち寄ってみる事にした。最近YouTubでよく目にする機会が増えて気になっていた。何せ約16年前に淡路町の店に一度訪問しただけだったので再訪問したいなと思っていたんだよ。今はかなり店舗数を伸ばし海外にも出店しているそうだ。この秋葉原店は2021年5月にオープンした店舗。店には午後1時頃到着。店前には10人を超える行列が生じている。人気なんだね。最後尾につく。するとすぐ我の後ろに9人組の外国人観光客が並んだ。危ないところだった。順番に店外の券売機で食券を購入し待つ。すると店員が1人客の我を優先して店内に案内してくれたので約10分程度の待ち時間で入店出来た。厨房には男の店員5人。客席は厨房周りにコの字型カウンター…15席くらい?カウンターは広く高級感があり店内に荷物が置けるスペースもあったりと、接客も含めホスピタリティ度が高い。この辺りにもこだわりが伝わってくるのでラオタではない一般客に届き支持されているのだろう。

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神田つけ麺つじ田 秋葉原店 『濃厚つけ麺』950円

連食だったし筆頭基本メニューを注文。魚粉等はあまり感じないトロンとした魚介豚骨つけ汁。麺はモチモチシコシコな中太麺。麺はそこそこ美味しかったがつけ汁が一般的な魚介豚骨だなーと最初は感じていたのだが、食べ方指南にある「途中でかぼすを絞り投入する」「黒七味を投入する」等を加えていくと個性が増すだけではなく確かに美味しかった。満足の退店となった。

今年初の連食してしまい少し後悔。早速家路についた。今日は7日なので晩飯は例年通り「春の七草お茶漬け」を食べた。

鶏玩具箱

230107sky001 朝から青空が広がった土曜休日。正月ボケを治すには家でダラダラ過ごさない事だ。だからと言って地方遠征する気力も無いので都内遠征に留める。朝9時前に家を出た。

かつて町田駅の裏側に『69’nROLL ONE』という癖の強いラーメン店があった。店主は嶋崎順一氏。相模原にあった『キリン食堂』出身。かなり個性的な人で、派手な衣装にリーゼントに麺の湯切りのパフォーマンスに命を賭けているような、初見だとイロモノ店主にしか見えない。店内には禁止事項の貼り紙が多く掲示され、客には挨拶などせず黙々とラーメンを作るスタイル。それでいてテレビには出たがりな面もあったり。「佐野実の取り巻きのひとり」なんて呼ばれ方もしていたっけ。そんな感じなので相当アンチもいたようだが提供されるラーメンには唸らせるものがあった。鶏油を強烈に効かせたキレッキレの生醤油スープにしなやかなストレート細麺を泳がせた看板メニュー「2号ラァメン」。それは現在『飯田商店』等超有名ラーメン店で提供されるラーメンの主流となっている、所謂「水鶏系」と言われるラーメンの元祖と言っていい一杯。その後嶋崎氏は店舗をJR町田駅改札近く、更に赤坂に移り、現在では兵庫県尼崎市に居を移し屋号を変えてラーメンを提供しているそうだ。そこで今有名行列店の多くが提供している「昆布水つけ麺」を発明したのも彼だったと知り驚いたよ。つまり現在のラーメンのトップポジションにある流れをほぼ1人で生み出したようなものではないか。

そんな嶋崎氏は弟子を取らない主義らしい。でもその彼を追い続けると決めた1人のラーメン店主がいた。それが今日の目的店『トイ・ボックス』の山上店主だ。町田時代に手伝いで入ったのだが弟子入りは拒否されアドバイスのみだったのでラーメンはほぼ独学なのだそうだ。巷に氾濫する水鶏系ラーメンとは一味違う一杯が味わえそうなので訪問してみる事にした。

横浜から東海道線に乗り上野で降りて日比谷線に乗り換え最寄りの三ノ輪駅に到着した。初めて降りた駅だと思う。駅から地上に出て歩いて5分くらいの場所に店を発見した。到着したのは開店予定の45分も前。店前には誰もいない。ここで「しばらく時間を潰すか」とその場を離れたりすると後悔することになるのは経験で分かっているのでそのままその場で開店を待つ事にした。そうしたら5分後くらいに我の後ろに数人並び始めたよ。危ない危ない。定刻3分過ぎくらいに暖簾が出された。早速入店。入口脇に券売機。狭い厨房には山上店主を含めた男3人。客席は厨房周りにL字型カウンター8席。店内は静かで、そうギスギスした雰囲気は無いが一定の緊張感がある。店主も必要以外の事は口にしない。店主曰く「ラーメンを売っているだけなので自分はいないものだと思って欲しい」「レストランの厨房はもっと殺伐としている。ラーメン店は見えているだけ」「愛想で味は変わらない」。これらの意見は個人的に非常に同意する。ラーメン店へは食事に行っているのであって、最低限の接客さえあればいいと思っている。別に店主や店員と仲良くなりに行っているわけではない。逆に「どうでしたか!」とか話しかけられると困る。調子に乗って素人が知ったかぶりで上から目線で助言して得意になっている客を見るのも嫌だ。

230107toybox00230107toybox01 ラーメン屋 トイ・ボックス 『味玉醤油ラーメン』1050円

塩、味噌もあるみたいだけど、ここはやっぱり筆頭の醤油を味玉付きで注文した。水鶏系はあまり具を追加すると雑味が混ざり魅力が損なわれる気がする。

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麺はややかために茹でられたしなやかさを感じるストレート中細平麺。具はきざみ葱と穂先メンマ1本、大きめのチャーシュー1枚は脂身は少なく肉を食べる喜びが味わえた。追加トッピングの味玉はやや燻製の味わいが感じられた。そしてスープだがやっぱり鶏油の2度かけが効いている。旨味が存分に出ている。これは流石に認めざるを得ない。研ぎ澄まされた一杯という印象。我は基本的にご飯が合うラーメンが好きなはずなのだが、ここまで対極にあると、逆に凄く美味しく感じる。スープ一滴残してなるものかと完飲し完食した。日本が誇る素晴らしい一杯と言って良いと思う。大満足だったので感謝の意を伝えるべく思わず「ごちそうさまでした」と声をかけたら、「ありがとうございました-。」と返してくれた。こういうやり取りだけで十分だよ。

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店の外に出るとまだ10人くらい行列が生じていた。そりゃそうだよ、と納得してしまった。

2023年1月 6日 (金)

夕大倉山

年明け初出勤2日目の金曜日。毎年の事なのだと思うが、職場に行ってもぜんぜん自分の心のアクセルがかからずエンスト気味の腑抜けた状態。所謂正月ボケと言うやつ。歳を重ねる度に悪化するものなのかね?幸いあまり忙しくなく定時退社出来た。明日から3連休!良いタイミングだ。この3日間の内に何とか持ち直したい。

230106ookurayama001 連休前の帰宅途中、ちょっと寄り道して東横線大倉山駅へ新店開拓の為に降り立った。先月15日に開店したという『吉香家(よしかや)』という店だ。場所は駅前商店街を抜けて綱島街道に出てすぐのところ。新店だから営業時間が不明で行ってみたら閉まっていた…。うわー、今日は諦めて帰るか…と思ったけど店内の寸胴から湯気が立っているのを見えた。これはちょっと待っていれば開店する可能性があるぞ…。自分の直感を信じて一度駅前に戻って薬局等で買い物をしてから戻ってみると見事営業していた。あー良かった。早速入店。入口脇にタッチパネル式券売機。食券を買ってコートをハンガーにかけて着席。前客はなく厨房の男の店主1人のみ。客席はL字型カウンター8席。結局後客も来なかった。店内には最近の曲らしい音楽がかかっていた。

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ラーメン吉香家

『絶品肉味噌ラーメン』900円+『小ライス』100円=1000円

メインはライト豚骨醤油ラーメンで塩や味噌もある。それとは別でおすすめメニューとして「絶品肉味噌ラーメン」と「うま辛肉味噌ラーメン」があった。これはどこかで見たメニュー構成だぞ。そう、真金町にある『ラーメン精一杯』と酷似しているなあ。とりあえず筆頭おすすめメニューにライス小を付けて注文した。

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麺は白っぽいやや平打ち気味の中太やや縮れ麺。人参、玉葱、白菜、きくらげ、あと豚バラ肉が数枚。スープは懐かしい感じがする合わせ味噌スープ。現物を見たら益々『精一杯』の肉味噌に似てるように見える。美味い!という感じではなくてホッと安心する味で好感がもてた。ライスは小注文なのに茶碗に山盛りによそってくれたよ。ご飯に合うラーメンの一種なのでレンゲでご飯をよそってスープに沈めて食べるを繰り返したら見る見る茶碗からご飯が無くなっていった。そのまま麺と具も食べきってスープ完飲し完食した。水を飲んで一息ついてから満足の退店となった。無事訪問が出来て良かったよ。その後は駅に戻って家路についた。

2023年1月 4日 (水)

年明一本

230104sky001 横浜駅に出て正月でボサボサになった髪の毛を整える為QBハウスに行った。その後少々買い物をしてから京急で日の出町駅に向かった。我としては珍しく新年早々新店攻略に走った。場所は『日の出ら-めん』本店跡地。『日の出らぁめん』もとうとう本店陥落か…。この店は開店当初気に入っていたので全メニューを制覇しようとしていた事もあった。だから我としては少し思い入れがある店だった。リニューアルしてつけ麺や混ぜ麺主体になってからは足が遠のいたんだよな。昨年2月久々に訪問したら、あれだけ繁盛していた雰囲気があった本店が閑散としていて異変を感じたのだがやはりこういう結果になっていた。一時は仙台や沖縄まで出店していたのに、栄枯盛衰を感じて少し寂しさを感じた。

その跡地に入ったのは横浜家系ラーメン『一本家』。先月27日に営業を開始したようだ。横浜中華街にある店と同名の店。移転したのか2号店なのか判らないが雰囲気から、同じ中国人経営の家系ラーメン店の様子。店外入口付近に券売機。食券を購入し着席。厨房には中国系女店員1人。あとカウンター奥の客席に同じ黒Tシャツを着た男の店員が座ってずっとスマホをいじっていた。客席はカウンターまわりに5席と8席かな?赤いカウンターに赤い丸椅子。『日の出らーめん』時代からは内装を一新しているようだ。先客ゼロ後客2人。

230104ipponya00230104ipponya02 横浜家系ラーメン 一本家 『赤味噌ラーメン』880円

元々『壱八家』だったのでラーメンの味は想像出来る。中華街の店に訪問した時と同じ「赤味噌ラーメン」を、好みは全て普通で注文した。開店サービスでライスor半ライス無料とのことで半ライスをお願いした。

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予想どおり『壱八家』の赤味噌と全く同じ。濃いめのハッキリとした赤味噌味。なのでご飯によく合う。麺は普通選択だったがやはりかための茹で加減。というか一部ダマになっていた。でもまあこんなものだろう。ハッキリした味わいだったので正月休み明けの一杯として半ライス無料サービス込で満足出来た。

桜木町駅に向かいサミットで買い物をしてから家路についた。午後1時前には帰宅し最後の正月休暇の一日を穏やかに過ごした。

穏正月明

230101sun001 初日の出。今年も雲ひとつ無い澄み切った好天に恵まれ綺麗な初日の出を拝める事が出来た。感謝でしかない。

今年も正月3日間も横浜の実家にて、家からほぼ外出せず閉じ籠もっていた。実家は交通の便は悪いがその分車の音は聞こえず人通りもほとんど無いので本当に静か。しかも3日間共好天に恵まれたので非常に穏やかな気持ちでのんびり過ごす事が出来た。考え方の話になるが、テレビのニュースで高速道路の大渋滞や新幹線の満席状態の報道がされる度に、自分は幸せな境遇にあるのだなとありがたく感じたよ。外出は極力せずコンビニ等にも一切行かず世間とは隔絶していた。掃除洗濯は最小限に留め本当の寝正月。3日間これが出来るのは正月のこの期間くらいなのでそこはしっかり堪能しようと意識した。こんなご時世にそれが実現出来た幸運に感謝しつつ穏やかな気持のままで3日間を過ごす事が出来た。本当に良い正月だった。

230104iseyama002 幸いな事に3が日明けの4日まで正月休暇なので今朝から初詣に出かけた。これも毎年恒例で伊勢山皇大神宮と成田山別院で参拝する。朝8時くらいに桜木町駅に到着し職場へ向かうであろう人々とは反対方向に歩を進めた。まずは伊勢山大神宮へ行って1年間守って頂いた昨年のお守りと破魔矢のお焚き上げをお願いしてから参拝。今年は行動制限が撤廃されたので3が日の間に初詣に行った人が多かったと見えて今朝は昨年同様ほとんどガラガラの状態だった。

230104iseyama001 参拝を終えてから今年のお守りを購入し成田山別院へ移動。こちらの方がほとんど人はいなかった。

230104naritasan001 快適かつ清々しい気分で昨年穏やかに過ごせた感謝を伝える事が出来た。こちらでもお守りを購入してから階段を降りて桜木町駅へと戻った。

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