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2022年12月16日 (金)

冬晴藁訪

221216sky001 金曜平日。今日は午後3時過ぎに所用があった為事前に休暇を取っていた。2ヶ月ぶりの有給休暇なので午後半休とかケチケチせず丸1日休みとした。折しも空には雲ひとつ無い抜けるような青空。快晴だ。こんな日にダラダラ家で過ごすのは勿体なさ過ぎるので朝9時には家を出た。もちろん何も食べずに。都内遠征も考えたけど久々に西方向へ行ってみる事にした。横浜駅に出てから東海道線に乗り西の湘南地区へ向かった。降りたのは辻堂駅。約8年ぶりに訪れた。8年前は駅前再開発工事の真っ最中だった記憶がある。それが今や見違えるように綺麗になっており別の街に来たかのようだ。

221216sky002 最初の目的店は辻堂駅から約1kmほど離れた場所にある『らーめん藁(わら)』だ。今年の6月22日に開店した新店。店主は『しおらーめん進化』町田駅前店の店長を務めた人で地元に戻って独立したという形らしい。最近某ラーメン雑誌で新人賞を受賞したとかで有名になっているとか。言い訳がましいが、我はその雑誌は立ち読みした程度で昔から買った事はない。どうもラーメンの最新トレンドを追うような内容だったので、ご当地ラーメン好き&老舗店好きの我とは興味の方向が全然合わない感じだったからだ。なのでその本の権威や影響力も良く知らない。でもその影響で並んで待つのは嫌なのでそれを回避すべく開店15分以上前に店に到着した。店前には誰もおらず待ち席に座って開店を待った。結局定刻に開店しても後客は来なかった。やっぱり都内の店と茅ヶ崎の駅から離れた店とは事情が違うらしい。早速入店。入口脇に券売機。厨房には店主夫婦と思しき男女2人。店内は新店らしく綺麗で清潔感があり明るい配色。客席は厨房周りにL字型カウンター8席と4人がけテーブル席2卓。後客は1人客と2人組客がかなり後になって入店してきた。

221216wara00221216wara01 らーめん 藁 『特製しょうゆらーめん』1100円

メニューは醤油と塩があったが、我は券売機左上の法則に従い醤油の特製を選択した。麺は柔らかめに茹でられた平打中太ストレート。具は刻み葱と三つ葉、平メンマ数本、半分に切られた味玉1個、鶏と豚のチャーシューが各2枚づつ。豚の方は炙りが入っていた。

221216wara02

一見巷でよく出会う水鶏系ネオ中華そばっぽい見栄えだが、もう立ち上る香りが違う。何というか「旨味」を感じさせる香り。実際飲んでみると「こりゃあ美味いよ!」と最初から白旗上げてしまいそうになるくらい複雑な旨味成分を凝縮させたような味わい。凄みさえ感じさせる美味さ!と、べた褒めだが、麺はちょっと柔らかすぎて我の好みとは一致しなかったな。このスープと釣り合っていない。というか、そこを要求しちゃうのは酷過ぎると思わせるくらいスープの出来が良過ぎる。こういう一杯を食べると、ラオタ的には普段チェーン店や近所の店で食べてても良いけど、たまに上限クラスにいる一杯をわざわざ足を運んででも食べに行って、ラーメンという料理が持つの凄みを思い出すというのは大切なことかも知れないなー…等と思っちゃったよ。言うまでもなく完飲完食で大満足で退店した。

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