裏武蔵家
この時期らしい雲ひとつ無い快晴に恵まれた年末休暇初日。今年も残すところあと3日。本格的な正月準備の買い出しは明日以降にして今日は少し遠方へ出かける事にした。
西千葉駅前にあるという家系ラーメン店『裏武蔵家』。最近よく名前を聞いて気になっていた。『武蔵家』西千葉店の元店主が今年5月に西千葉店を店舗ごと買い取り武蔵家グループ「アストラーレ」から独立した店で、自由度のある『武蔵家』の中でも「裏むさ」というオリジナル家系ラーメンを提供しているという。興味津々だったのでいい機会だから行ってみる事にした。大行列になっているという情報があったので休日だというのに朝8時半前に家を出て横浜で横須賀線に乗って向かった。津田沼駅で総武線に乗り換え遥か西千葉駅に到着したのは10時20分頃。改札から徒歩2分くらいの場所に店を発見した。
開店35分前の到着した時点で店内のカウンター席は客で埋まり、更に店外に5人くらい並んでいる。この店はまず食券を購入してから列に並ぶルールらしいのでそれに従う。我の前の客は常連のようで行列整理をしている若い店主と結構深い立ち話をしていた。定刻の開店11時頃には我の後ろに30人くらいの行列になっていた。店主曰く「昨日もそうだけど今日もハンパない」そうだ。我が着席出来たのは行列に並び始めて1時間後、開店して20分後くらいだった。店主は相変わらず店外で行列整理担当だったので厨房には男の店員3人と女の店員1人。若い女店員が厨房の中核っぽい役割をしていて驚いた。客席は厨房周りにL字型カウンター10席。2階にも客席はあるようだ。
『裏むさチャーシューもも並』1000円+『味玉』100円+『たまねぎ』50円+『大ライス』150円=1300円
通常の『武蔵家』のラーメンもあるが、もちろん屋号を冠したオリジナル看板メニューの「裏むさ」並に、ももチャーシュー3枚がのったやつを注文。好みは全て普通を選択。味玉とたまねぎをトッピング。そして御飯に合うよう特化した東中野武蔵家系列という事で大ライスを注文。ライスは有料になってしまったがやむを得ないと思う。それでも久々の家系ラーメンとの対峙でテンションが上がったという事もあるがとても美味そうに見えた。ライスもしっかりと大盛り過ぎなくらい大盛りだった。卓上に胡瓜の漬物とチャーシューブロックをキムチで和えたようなものが丼にあったのでライスに投入。朝飯抜きで寒い中1時間待ったのでガッツリとゆっくり味わって食べるぞ。
麺は家系御用達の酒井製麺のようで平打中太やや縮れ麺。ほうれん草と海苔3枚、たまねぎは適度な大きさのが適量予め入っており良かった。ももチャーシューは肉の食感がいいね!トロッとしてチャーシューも1枚入っていた。山形の醤油蔵の醤油を使ったというスープは『武蔵家』というより『吉村家』のものに近い印象を受けた。やっぱりガツンとした濃いめの味わいだけど、これでこそ旨味が凝縮した家系ラーメンの深い味わいになっているんだよ。そして鶏油が素晴らしく美味い!結局ライスも卓上から豆板醤とおろしニンニクを入れて家系ライスを作成して、海苔、チャーシュー、味玉を駆使して攻略していく。その時はただひたすら「家系を食べている時の喜び」を感じていたよ。こんなの文句なく大満足だ。評判は本当だった。特筆すべき家系ラーメン店だ。昔は「何で他県に行って家系食べる必要があるのか?」と考えていたけど、今ではそういう横浜家系至上主義が虚しいことを身をもって理解している。千葉まで行かないとこの一杯が食べられないのかーと思うと残念だ。接客も言うこと無しでお見事!満腹で大満足で店員に「ごちそうさまー!」と感謝を伝え退店した。
店を出ると隣の『松屋』、さらにその隣の『日高屋』の前を通り過ぎ駅前交差点まで行列が伸びていたね。しかも2列に並ばせられた状態でね。やっぱり頑張って朝早く家を出て正解だった。西千葉駅に直行し帰路についた。
帰りは乗り継ぎが上手くいって90分くらいで横浜駅に到着出来た。そうしたら知らぬ間にかJR駅構内にお洒落な喫茶店や売店が並ぶ通路が出来ていて驚いたよ。横浜での買い物を済ませて桜木町のサミットで食材を買ってから家路についた。
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