野毛伊麺
伊勢佐木モールを抜けて吉田町通りへ進路を変え歩く。しばらく進むと大行列が生じているのを発見。何事か?と思ったら老舗の鶏肉専門店『梅や』の行列だった。そこで初めて今日がクリスマス・イブだった事を思い出した。クリスマス用のチキンを買うためにこんなに大行列になるものなのか?なんか今日は自分の知らない世界を見る事が多いな。行列を横目に通り過ぎ桜川橋を渡った。綺麗な青空。散歩するのも楽しくなるよ。
桜川橋を渡って野毛本町通りに入ってすぐのところにあるイタリア料理店が突如ラーメン店へ転身したという情報を聞きつけやって来た。店名は『Lunaの世界』と言い店主もしっかりイタリア人。店先に「PRE-OPEN」「クリーミーラーメン」の貼り紙。早速入店してみる事にした。入口正面に券売機があり購入し店主に手渡し。紅白のテーブルクロスが付けられた4人がけテーブルが6卓。好きな席で良いという事だったので奥の席に座った。前後客ゼロ。意外とこういう店に他のラオタ達って来ないもんだね。クリスマス・イブとかむしろこういう店に来そうなものなのに。
『クリーミーラーメン ねぎと黒トリュフ チキン』1000円
筆頭はチャーシューメンだったが、とりあえず基本っぽいメニューを注文。ランチはライスがサービスだそうだ。今日ご飯3杯目だよ…。
麺はパスタ?と思わせるほど黄色い乾麺のような中細ストレート。こんな麺は見たことがないので、店主がパスタの技法を応用した自家製麺なのかも知れないと妄想した。具は刻みネギと小さめの丸いチャーシュー3枚。チャーシューというより肉ロールっぽい印象。豚と鶏と何だろう?3種類別のような気がした。スープはメニュー名通りにクリーミー。豚骨と鶏ガラのスープに魚介スープを混ぜ合わせ、豆乳を加えたものだそうだ。これも我の経験外のもので不思議な味わいに感じた。特に食べ慣れていないトリュフの味が結構強めに出ている印象。ラーメンと言いつつ和の要素はほとんど感じられない、洋に徹したような一杯だった。白胡麻がかかったライスにスープを少しづつかけて楽しんだ。スープは少し残したがほぼ完食。こういうのは経験になる。退店時店主に「メリークリスマス!本当は明日デスケド」と言われメリークリスマスと返し店を出た。今までイタリアンシェフの経歴を持つ日本人がイタリア風ラーメンを作るのは見てきたけど、イタリア人の料理人が母国の料理技術を使って、異国の地日本でラーメン店を出す、というのも物語性があって良いと思った。今日はクリスマス・イブなのに前後客がいなかったから、他のラオタ諸氏もぜひ訪問して欲しい。今日は意外にも未知の事が知れる機会の多い日だった。
そのまま桜木町駅に移動しサミットで買い物。シャンパンやミニケーキ、フライドチキン等も買って珍しくクリスマス気分を楽しむ事にした。柚子湯と同じで季節行事は気分だけでも楽しんだ方が得だ。午後1時前には帰宅し自宅でゆっくりと過ごした。
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