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2022年12月31日 (土)

歳重理解

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毎年末、過去を振り返っている記事を書いていたが、今回は今年に限らず、今自分が気が付いた事、感じるようになった事を書いておこう。長い呟きだ。

年々歳を重ねる毎に不思議と徐々に生きる事が以前ほど苦では無くなってきた。いや、当然未だに苦しい事や辛い事は日々はあるにはあるのだが、そのダメージを受ける程度の問題だ。大したものではないが我もそれなりに人生経験を積んできたので、苦しみへの耐性が出来たからかな?とは思っていた。でもよく考えてみれば歳を重ねていけば、自ずと「自分の将来」そのものの時間が目減りしていくので、「自分の将来への期待値」への変な「力み」のようなものも軽減されていくのは当然だし、それと同時に「将来への期待値」の裏に潜んでいた、その3倍から4倍もある「将来への不安」というのも目減りしてくれたからだと思う。簡単に言えば肩の力が抜けてきたというべきか。諦め等というネガティブな感情ではなく、ポジティブに捉えられているのが自分でも不思議なのだが。

我が尊敬している、約7年前にあの世の冒険へ旅立たれた漫画家、水木しげる御大のお別れ会に出席した時にいただいた最後のメッセージ「好きなことをやりなさい」の本当の意味が今になってようやく判ったような気がした。自分の人生の時間なのだから、出来るだけ自分の好きなことの為に使おう。自分の人生の時間は他人の為の時間ではない。もちろん好きなことをする上で我慢しなきゃならない事はあるので、台風が通り過ぎるのを待つように耐える時間もあるよ。でもそれはあくまで好きに生きる為の手段であって、耐える事が目的じゃない。そこを勘違いさせて上からものを言ってくる輩が世の中にはとても多い。特にこのパンデミック禍の期間にそれが可視化された気がする。

このパンデミック禍の自粛期間中に自粛警察、マスク警察等と呼ばれれる者たちが出現した。彼らは正義感に突き動かされて、と自己正当化するのだろうが、実は「不安」に突き動かされた結果である事は明白だ。反対に「マスク拒否おじさん」達も「不安」が「怒り」に変換され、それに突き動かされて「同調圧力だ!」と叫んで無駄に自分の人生の時間を費やしている意味で先の彼らと同じだ。同調圧力反対を叫んで集団を作ったらそれが同調圧力なんだよ…。多発するSNS炎上もそう。つい怒りを触発され、怒りのままに反応・行動してしまい、貴重な人生の時間を文字通り燃焼して灰にしてく。いやイライラした時間に変換されていく。そういう輩に関わる時間があったら、読みかけの本を少しでも読めたり、録画して放置していた番組とか見る時間に当てられただろうに…。

自分の身の回りでも精神を病み身体を壊してしまう人達が現れてきた。そういう人は所謂「良い人」である場合が多く、色々な面倒事を頼まれ断れず一人で抱えて精神と身体を壊して職場を去っていく事もある。要はいいように使われるだけ使われて壊れたら捨てられたのだ。彼は自分の人生の貴重な時間を使って何の為に頑張ったのか?会社の為?家族の為?本当にそうだろうか?我は彼と同じようになりたくない、自分の人生をそのようにしたくなはないと強く思った。

原因は「社会」というものが、人の手に余る自我を持つ怪物と化しているからだ、と空想してみると見え易くなった。人を使役し使い捨てにして養分にして大きくなっていく。その手段は巧妙に「不安」を煽り、「怒り」を刺激して「その場の空気」を形成し反論しにくい状態に追い込んで人を使役しにかかる。こんな世の中、精神を正常に保つ方が圧倒的に困難だと考える。ひきこもりが爆発的に増加しているというのも無理はない。ギリギリの自衛手段だ。

こんな小難しい事を何故ダラダラと書いたかというと、昨日関内辺りを歩いていたら道端に「人となれ 奉仕せよ」と書かれた石碑を見たからだ。いや、あんたが他人に奉仕する事、他人の笑顔を見るのが喜びで人生の目的だと思っているなら好きなように生きればいい。でもそれはあんたの心の中に留めておくべきで、偉そうに命令口調で他人に強要するな!ましてや石碑に刻むとか正気の沙汰でない。怒りを通り越して呆れたよ。我はもう容易く他人の為には動かない事にした。

我はまだ余生と言うのは流石に早過ぎる年齢なのでもう少し我慢の時間も必要なのはわかっているつもり。でも歳を重ねる度に、金より時間の方がどんどん貴重になっていっているのを実感している。水木御大の言葉を心の真ん中にしっかり持って意識して、他人に左右される事なく、自分のために人生の時間を使おうと強く思った。

大晦日亀

221231sky001 大晦日。雲が多い朝だったが結局昼過ぎても雲に覆われたままの空模様。正月前の最後の買い出しの為10時過ぎに家を出て横浜橋商店街へ向かった。昨年の大晦日に購入して好評だった『豊野』の海老天と、毎年恒例の『ちよだ寿司』での寿司セット、その他諸々を買った。

221231yokohamabashi000 そして今年の締めくくりを飾る一杯は、今年9月三吉橋商店街に開店した『ラーメン三亀』を選んだ。我の中での今年の新人大賞店の位置づけだったし、この店が大晦日営業してくれているなら迷わず訪問だ。正午開店の5分前には店に到着。定刻にシャッターが上がり開店と同時に入店。入口脇の券売機で食券を購入し着席。厨房には男の店主と女の店員の2人。後客は我が退店するまで来なかったけど、大晦日の横浜橋商店街の近くならば書き入れ時なんだろうね。

221231mikame00221231mikame02 ラーメン三亀

『特三亀ラーメン』1000円+『ライス』100円=1100円

まだ4回目の訪問だけど、もう「いつもの」と化したこのセット。今日はこれが食べたかった。だからこの店が「大晦日限定メニューのみ」とかではなく今日も通常営業してくれた事が嬉しかった。

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美味い!我は結局、無心でご飯をがっつく事が出来るラーメンが大好きなんだよ。今までこの店のスープが濃厚と書いていたが、ドロドロとかそういう濃度ではなく旨味が濃厚なのだ。大きな丼によそられたご飯がどんどん減っていく。朝飯抜いて来たのもありガッツリ食べられる幸せを味わった。今年の食べ納めでスープ完飲完食が出来る店に訪問出来た事は幸せな事だ。店主に「良いお年を。来年もよろしく。」と挨拶をして退店しそのまま家路についた。

2022年12月30日 (金)

晦日拉麺

221230sky002 朝に空を覆っていた雲はいつの間にかほとんど消え去り、この時期らしい冬晴れの青空になっていた。一か八かで布団を干してから家を出て正解だった。正月の飾りつけや食材等を買ってさあ帰ろうか、と歩いていると我がホームの店『地獄ラーメン田中屋』が営業しているではないか!大概29日が最終営業になるのだが、たまに大晦日まで営業したりするから読めないんだよ。店前には10人くらいの行列が出来ている。一瞬迷ったけど晦日に『田中屋』の誘惑には勝てず列の最後尾についた。我の『田中屋』訪問史上最長の20分弱待ってようやく入店出来た。券売機は使用不可らしく現金のみの対応と書かれた貼り紙がされていた。厨房にはいつもの兄ちゃん2人だが、1人はほぼ裏方にまわり、1人が接客、調理を担当していた。しかも常連客が多いようで忙しいのに話しかけられ手を止めず雑談対応していた。熟練の技だと感心した。

221230tanakaya00221230tanakaya01 地獄ラーメン 田中屋 『ラーメン』700円

いつもの。この状況で麺硬め指定は困難なのでそのまま。あまり待たずに提供された。間髪入れずに卓上の揚げ葱を投入。もうこの店のラーメンについて語ることはない。当然の事ながら数十年かけて身体に染み付いた味なので抵抗なく何も考えず、ただ食べきってしまうだけだ。年内にこの一杯を食べられただけでも今年はいい年だったと思えてきたよ。今日の昼の営業で年内は終わりだったらしくギリギリセーフだったようだ。店の構造上隣席とのスペースが取れずコートを着たまま食べる事になるのがちょっと辛かったけど。大満足で支払いを済ませ退店した。

ゆっくり散歩を楽しみつつ歩いて家に帰った。帰宅後布団を取り込んだ後はゆったりくつろいで過ごした。

晦日咖喱

221230sky001 晦日。今年も残すところあと2日。朝は空に雲が多く日光が弱かったので我もなかなか活動的に動けず10時頃まで家でダラダラと過ごしてしまった。昨日千葉まで行ったのでもう今年は遠出はせず外出するにも近場で過ごそうと近所のラーメン店の営業状況を調べたんだけど、だいたい今日が最終営業日になっているようだった。でも何だかピンと来る店が無いまま10時半頃家を出た。

221230chyuukagai000221230yokohama001 賑わう横浜中華街で年末の雰囲気を感じて、横浜公園の庭園を見て季節を感じ伊勢佐木町へ出てみた。あー我には『モハン』があったんだ!とその時思い出した。移り変わる伊勢佐木町の中でほとんど変化しない数少ない場所が我にとってのインド料理店『モハン』だ。学生時代から行っていたんじゃないかな。そう思ったら頭の中にあったラーメン店訪問の事は全て消去して店の階段を降りた。前回訪問したのは去年の5月以来だから結構久々だ。先客ゼロの店内。インド人店員からお好きな席へどうぞと言われ着席。それと同時に店員が冷水が入ったコップと前菜のサラダが提供された。注文するメニューも決まっているので即口頭で注文。後客4人。待っている間店内を見渡したが「昔から変わらないなー」と懐かしく嬉しい気持ちが湧き上がってきた。この地下の店舗でよくパンデミック禍の中でも生き延びてくれた事を感謝したくなった。

221230mohan00221230mohan02 インド料理 モハン 『ラムカレーセット』1100円

辛さはVERY HOT、ドリンクはホットチャイ。これも毎回同じ。大きなナンと対峙するのも久々だ。その下にヨーグルトが入った大きめのカップがあるのも変わらない。このブログでも何回か載せているがほとんど変わっていないと思う。変わらない、という事も素敵な事なのだ。

221230mohan01

最近はすっかり南インド由来のスパイスカレーを食べる機会が多くなったが、この昔ながらのインド料理、北インドスタイルのカレーの方が落ち着く。最初後悔するくらいのVeryHot具合。でも美味い!これこれ!とテンションが高まる。2/3ほど食べた時点でナンが無くなってしまった。ナンのおかわり無料だけど止めておいて残りはスプーンで食べた。もう頭の方から汗びっしょりだ。冷水を飲み落ち着いた後にヨーグルトを食べると魔法の薬かのように口の中がリセットされた。そして食後のホットチャイタイム。この安堵する時間が我は好きだ。大満足で支払いを済ませ退店し地上へ戻った。隣のポンパドールで正月食べるパンを買ってイセザキモールを散歩した。

 

2022年12月29日 (木)

裏武蔵家

221229sky001 この時期らしい雲ひとつ無い快晴に恵まれた年末休暇初日。今年も残すところあと3日。本格的な正月準備の買い出しは明日以降にして今日は少し遠方へ出かける事にした。

西千葉駅前にあるという家系ラーメン店『裏武蔵家』。最近よく名前を聞いて気になっていた。『武蔵家』西千葉店の元店主が今年5月に西千葉店を店舗ごと買い取り武蔵家グループ「アストラーレ」から独立した店で、自由度のある『武蔵家』の中でも「裏むさ」というオリジナル家系ラーメンを提供しているという。興味津々だったのでいい機会だから行ってみる事にした。大行列になっているという情報があったので休日だというのに朝8時半前に家を出て横浜で横須賀線に乗って向かった。津田沼駅で総武線に乗り換え遥か西千葉駅に到着したのは10時20分頃。改札から徒歩2分くらいの場所に店を発見した。

221229sky002 開店35分前の到着した時点で店内のカウンター席は客で埋まり、更に店外に5人くらい並んでいる。この店はまず食券を購入してから列に並ぶルールらしいのでそれに従う。我の前の客は常連のようで行列整理をしている若い店主と結構深い立ち話をしていた。定刻の開店11時頃には我の後ろに30人くらいの行列になっていた。店主曰く「昨日もそうだけど今日もハンパない」そうだ。我が着席出来たのは行列に並び始めて1時間後、開店して20分後くらいだった。店主は相変わらず店外で行列整理担当だったので厨房には男の店員3人と女の店員1人。若い女店員が厨房の中核っぽい役割をしていて驚いた。客席は厨房周りにL字型カウンター10席。2階にも客席はあるようだ。

221229uramusashiya00221229uramusashiya04 横浜ラーメン 裏武蔵家 西千葉本店

『裏むさチャーシューもも並』1000円+『味玉』100円+『たまねぎ』50円+『大ライス』150円=1300円

通常の『武蔵家』のラーメンもあるが、もちろん屋号を冠したオリジナル看板メニューの「裏むさ」並に、ももチャーシュー3枚がのったやつを注文。好みは全て普通を選択。味玉とたまねぎをトッピング。そして御飯に合うよう特化した東中野武蔵家系列という事で大ライスを注文。ライスは有料になってしまったがやむを得ないと思う。それでも久々の家系ラーメンとの対峙でテンションが上がったという事もあるがとても美味そうに見えた。ライスもしっかりと大盛り過ぎなくらい大盛りだった。卓上に胡瓜の漬物とチャーシューブロックをキムチで和えたようなものが丼にあったのでライスに投入。朝飯抜きで寒い中1時間待ったのでガッツリとゆっくり味わって食べるぞ。

221229uramusashiya01221229uramusashiya02 麺は家系御用達の酒井製麺のようで平打中太やや縮れ麺。ほうれん草と海苔3枚、たまねぎは適度な大きさのが適量予め入っており良かった。ももチャーシューは肉の食感がいいね!トロッとしてチャーシューも1枚入っていた。山形の醤油蔵の醤油を使ったというスープは『武蔵家』というより『吉村家』のものに近い印象を受けた。やっぱりガツンとした濃いめの味わいだけど、これでこそ旨味が凝縮した家系ラーメンの深い味わいになっているんだよ。そして鶏油が素晴らしく美味い!結局ライスも卓上から豆板醤とおろしニンニクを入れて家系ライスを作成して、海苔、チャーシュー、味玉を駆使して攻略していく。その時はただひたすら「家系を食べている時の喜び」を感じていたよ。こんなの文句なく大満足だ。評判は本当だった。特筆すべき家系ラーメン店だ。昔は「何で他県に行って家系食べる必要があるのか?」と考えていたけど、今ではそういう横浜家系至上主義が虚しいことを身をもって理解している。千葉まで行かないとこの一杯が食べられないのかーと思うと残念だ。接客も言うこと無しでお見事!満腹で大満足で店員に「ごちそうさまー!」と感謝を伝え退店した。

店を出ると隣の『松屋』、さらにその隣の『日高屋』の前を通り過ぎ駅前交差点まで行列が伸びていたね。しかも2列に並ばせられた状態でね。やっぱり頑張って朝早く家を出て正解だった。西千葉駅に直行し帰路についた。

221229yokohama01

帰りは乗り継ぎが上手くいって90分くらいで横浜駅に到着出来た。そうしたら知らぬ間にかJR駅構内にお洒落な喫茶店や売店が並ぶ通路が出来ていて驚いたよ。横浜での買い物を済ませて桜木町のサミットで食材を買ってから家路についた。

2022年12月28日 (水)

馬車道白

新横浜から関内まで市営地下鉄で移動してきた。やっぱり近場に出来た新店は気になるので今日訪問を済ましてしまおう。先月7日浅間町に開店した豚骨ラーメン店『七星堂』が、今月21日に早くも2号店を馬車道に開店させていると聞いた。けれども浅間町で食べた一杯が個人的な好みと合致しなかったのでちょっと二の足を踏んでいたんだよ。だから仕事納め後の開放感の気持ちのまま勢いに任せて訪問してしまう事にした。入口脇に券売機。その脇には紙コップの給水器。店内は木材の香り。広くて綺麗。豚骨臭は感じない。店員は男2人女1人。食券を渡すとお好きな席へどうぞと言われた。客席は厨房前に一列のカウンター4席と両脇の壁向かいに一列5席のカウンターがあった。中央にもテーブル席があったと思う。うる覚えでハッキリしない。先客1人後客1人。

221228nanahoshidou00221228nanahoshidou01 博多とんこつ 七星堂 馬車道店 『博多とんこつ白星』780円

浅間町店では看板の赤星を注文していたので今回は筆頭基本メニュー、麺のかたさは粉落としで注文。ほとんど待つことなく提供された。麺は極細ストレート。粉落としだと小麦の味わいが伝わって来る。具はきざみ葱、細切りきくらげ、チャーシュー2枚。このチャーシューは美味しかった。スープはかなりあっさりした豚骨スープ。豚骨臭無し。でも赤星よりは事前知識があったからか好印象だった。あっさり豚骨スープはプレーンの方が良いみたい。本日2杯目という事もあり満足して退店した。

來々雲呑

221228sky001 水曜平日、仕事納めの日。納会も無くビールを2缶貰って定時退社。明日から年末年始休暇だ!例年だとその前夜は開放感で調子に乗ってちょっと遠方のラーメン店に行ってしまっていたが、今年は特に行きたい店がピンと来なかったので新横浜ラーメン博物館に立ち寄る事にした。先週最後の訪問のつもりだったけど、まあいいや。倶楽部会員券で入館。今日は『淺草來々軒』にしよう。前回は限定の塩を食べたので今日は醤油ワンタン麺にしよう。店前に待ちは無く食券を買い入店。店員は男2人女1人。先客4人家族、後客1人。

221228rairaiken00221228rairaiken01 淺草 來々軒 新横浜ラーメン博物館店 『ワンタンメン』1200円

この店のラーメンが歴史蘊蓄とは無関係に美味しくなっているのは前回書いた通り大人の事情があると思う。なので今日は最初から歴史云々抜きでそういうふうに割り切って食べた。するとやっぱり美味しい。ワンタン4個入り。特に赤い縁の肉厚チャーシューが美味しかった。残念なのが焼売とライスを食べてこの店で完結したかったのだが売り切れだったんだよ。そう言えば学生はとっくに冬休みに入ってたんだよな。通りで『龍上海』や『こむらさき』の店前に行列が出来ていたはずだ。なので行列並んでまで2店目入るテンションにならずこの一杯だけで退館した。

2022年12月25日 (日)

二代目花

221225sky001 昨日に続いて今日も冬晴れ快晴の今年最後の日曜日。風が無い分庭のバケツの水に氷は張らなかった。日が昇ってからは日向にいるとポカポカと暖かかった。

今日は上大岡のヨドバシに向かいポータブル加湿器と電池を購入。その後『二代目拉麺大公花』で昼食。南太田本店が突如閉店した事に伴いこの店も『拉麺大公 上大岡』から屋号を変更した。南太田を引き継いだ店が独自路線に進んだので、上大岡店は二代目を名乗り正式後継店になったと理解している。店に到着したのはちょうど店員が暖簾を出しているタイミングだった。待ち客はいなかったのでそのまま1人目の客として入店。入口近くの券売機で食券を購入。店員は男3人女1人。後客は8人くらい。

221225taikouhana00221225taikouhana03 二代目 拉麺大公 花

『特製焼き味噌』1300円+『ライス』150円=1450円

『拉麺大公』の、あのパンチのある焼き味噌が食べたかったので今日は特製注文。もちろんライス付きで久々に堪能する。店内には既に焼き味噌の香ばしい香りが立ち込め、鉄鍋をおたまで叩くカンカンカン!という音が鳴り響き食欲は増進される。ひたすら提供されるのを待つ。

221225taikouhana01221225taikouhana02 この黄色い縮れ麺を啜ると同時に熱々のラードと共に香ばしい焼き味噌の香りが口の中に入ってくる。それがこの店の一杯の真骨頂。この縮れ麺の喉越しが快感だ。シャキシャキの炒めもやしとたっぷりの挽き肉。そして毎回思う事だが、味噌ラーメンにおろし生姜という揺るぎない組み合わせを最初に発見した人を称えたくなってしまうよ。厚めのチャーシューは1枚づつご飯に引っ越しさせて順番に食した。続いて味玉も引っ越しさせてスープをかけて楽しんだ。気がつくと完食していた感じ。この時期に食べる味噌ラーメンは格別だった。この味が継続されていて良かったよ。大満足で店を出た。

帰宅後は部屋の窓を開けてもポカポカだったので少し昼寝をしてしまったよ。良い休日時間を過ごせた。

2022年12月24日 (土)

野毛伊麺

221224sky001 伊勢佐木モールを抜けて吉田町通りへ進路を変え歩く。しばらく進むと大行列が生じているのを発見。何事か?と思ったら老舗の鶏肉専門店『梅や』の行列だった。そこで初めて今日がクリスマス・イブだった事を思い出した。クリスマス用のチキンを買うためにこんなに大行列になるものなのか?なんか今日は自分の知らない世界を見る事が多いな。行列を横目に通り過ぎ桜川橋を渡った。綺麗な青空。散歩するのも楽しくなるよ。

桜川橋を渡って野毛本町通りに入ってすぐのところにあるイタリア料理店が突如ラーメン店へ転身したという情報を聞きつけやって来た。店名は『Lunaの世界』と言い店主もしっかりイタリア人。店先に「PRE-OPEN」「クリーミーラーメン」の貼り紙。早速入店してみる事にした。入口正面に券売機があり購入し店主に手渡し。紅白のテーブルクロスが付けられた4人がけテーブルが6卓。好きな席で良いという事だったので奥の席に座った。前後客ゼロ。意外とこういう店に他のラオタ達って来ないもんだね。クリスマス・イブとかむしろこういう店に来そうなものなのに。

221224luna00221224luna03 らーめん Lunaの世界

『クリーミーラーメン ねぎと黒トリュフ チキン』1000円

筆頭はチャーシューメンだったが、とりあえず基本っぽいメニューを注文。ランチはライスがサービスだそうだ。今日ご飯3杯目だよ…。

221224luna01221224luna02 麺はパスタ?と思わせるほど黄色い乾麺のような中細ストレート。こんな麺は見たことがないので、店主がパスタの技法を応用した自家製麺なのかも知れないと妄想した。具は刻みネギと小さめの丸いチャーシュー3枚。チャーシューというより肉ロールっぽい印象。豚と鶏と何だろう?3種類別のような気がした。スープはメニュー名通りにクリーミー。豚骨と鶏ガラのスープに魚介スープを混ぜ合わせ、豆乳を加えたものだそうだ。これも我の経験外のもので不思議な味わいに感じた。特に食べ慣れていないトリュフの味が結構強めに出ている印象。ラーメンと言いつつ和の要素はほとんど感じられない、洋に徹したような一杯だった。白胡麻がかかったライスにスープを少しづつかけて楽しんだ。スープは少し残したがほぼ完食。こういうのは経験になる。退店時店主に「メリークリスマス!本当は明日デスケド」と言われメリークリスマスと返し店を出た。今までイタリアンシェフの経歴を持つ日本人がイタリア風ラーメンを作るのは見てきたけど、イタリア人の料理人が母国の料理技術を使って、異国の地日本でラーメン店を出す、というのも物語性があって良いと思った。今日はクリスマス・イブなのに前後客がいなかったから、他のラオタ諸氏もぜひ訪問して欲しい。今日は意外にも未知の事が知れる機会の多い日だった。

そのまま桜木町駅に移動しサミットで買い物。シャンパンやミニケーキ、フライドチキン等も買って珍しくクリスマス気分を楽しむ事にした。柚子湯と同じで季節行事は気分だけでも楽しんだ方が得だ。午後1時前には帰宅し自宅でゆっくりと過ごした。

鋤焼朝食

221224sky003 土曜休日の朝。外に置いてあるバケツを見たら厚さ5mm未満の氷が張っていた。今冬初じゃないのかな。空は雲ひとつ無い真っ青な冬空が広がっている。今日は良い天気になりそうだ。でも気分的に今日は何となく電車に乗って遠出とかしたくない。久々伊勢佐木町をブラついてみるかな。

数週間前から無性にすき焼きが食べたくなってしまい、気軽にすき焼き食べれる店が近くにないかな?と探してみたら、それは『やよい軒』だった。かなり久々に『やよい軒』に入る事にした。入口にはタッチパネル券売機が2つ。購入して店員に渡した。お好きな席へどうぞと言われた。朝10時前だったが約7割のテーブル席が埋まっていたくらい盛況だった。空いていた入口近くのテーブル席に座った。退店客と来店客も一定ペースで出入りしていた。店員は接客担当のおばさん1人しか見えない。お茶をもらいにセルフスペースに行くとご飯おかわり用の機械が置いてあった。半分とか1杯分とか好みの量のボタンを押すとご飯が落下してくるシステム。感染防止対策として全店舗で導入したらしい。へー知らなかったよ。我はご飯切れが起きなければ良い事だと思ったけどね。

221224yayoiken00221224yayoiken02 ごはん処 やよい軒 長者町店『肉増し・すき焼き定食』1350円

景気よく肉増しにしてみた。割られた生卵とご飯・味噌汁付きで想像以上にちゃんとしていてなかなか破壊力のあるビジュアル。美味そう!

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丁度良い頃合いの状態ですき焼きが提供された。牛肉と野菜、豆腐としらたき、うどんが甘めの醤油ダレで煮込まれている。我が望んでいたすき焼きそのもの。こんなの美味いわ。サイズ感もジャスト。しかもご飯おかわり無料。美味し過ぎてついついもう一杯おかわりしてしまった。こんなのが24時間食べられるというのはこの国は狂っているとさえ思ってしまったよ。さらにこの質の高さに比べると、わざわざラーメン一杯のために遠くまで行って行列に並ぶというのが馬鹿らしいよな、とさえ思ってしまった。正気に戻ったのかな?『やよい軒』のすき焼き定食程度でショックを受けるなんて、今までの自らの視野狭窄さを反省してしまった。美味しい味噌汁を飲んで大満足で席を立ち店を出た。個人の飲食店はこういうチェーン店と競い合っていると思うと可哀想に思えてきたよ。

221224sky002 それから伊勢佐木モールへ移動。たまにはのんびりイセブラだ。ドン・キホーテやユニクロ、ダイソー、有隣堂をのんびりと巡って休日時間を楽しんだ。今日の戦利品はダイソーのジェルクリーナー。帰宅後パソコンのキーボードに使ったらすっかり綺麗になった。

2022年12月23日 (金)

八戸麺道

221223sky001 この時期らしい晴れ上がった空と気温の低下が著しかった金曜平日。夜は一段と冷え込んだ。

今夜は3週間ぶりのラー博訪問。狙いはもちろん「あの銘店よもう一度」第9弾『八戸麺道 大陸』だ。2002年3月6日から2003年2月23日まで在籍していたようで我はその時訪問出来ていなかった。この店はラー博の当時の企画だった、ご当地ラーメンを新しく生み出そうとする「新ご当地ラーメン創生計画」の第2弾として故・佐野実氏がプロデュースしたオリジナル店舗だったそうだ。卒業後青森八戸で故郷に錦を飾ったが、2009年、約6年間の営業期間で閉店してしまったそうだ。つまり現存しない店。それを知った時「あーこの店は今回の企画でも再現出来ないだろう」と思ったよ。ところがどっこい当の店主は佐野実氏に指名され現在『支那そばや』総料理長になっていたというオチだった。今回の店舗もかつて『支那そばや』があった場所だ。店前に待ち客はおらず食券を買ってそのまま入店。店員は男6人女1人。先客5人後客5人。席間の仕切りには使用食材が誇らしげに記載された紙が貼られていた。「食材の鬼」の異名を持っていた佐野氏プロデュースらしいとは思うが、こういう蘊蓄アピールは最近見なくなった。懐かしくさえ思った。

221223tairiku00221223tairiku03 八戸麺道 大陸 新横浜ラーメン博物館店

『八戸支那そば』1280円+『大陸丼』550円=1830円

最近の値上げラッシュで鈍感になっていたが結構強気な価格設定だな。チャーシュー麺なんてレギュラーサイズで1900円もして驚いた。サイドメニューでご飯物があったので注文。連食しなくて済みそうだ。

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あ!丼がオリジナルだ。今までこの企画ではどの店舗も同じ丼を使いまわしをしていて少々味気なさを感じていたのだけど。高級感を演出しているのか?麺は中太縮れ麺。具はきざみ葱、小松菜、メンマ数本、チャーシューはニンニクを餌として育てた十和田産ガーリックポークを使用しているそうだ。スープは宮内庁御用達「青森シャモロック」という高級地鶏を使用している事をアピールしているがあまり鶏油っぽさは感じられない。どちらかというと乾物の出汁感が強めに出たあっさり醤油スープだった。良くも悪くも20年前のラーメンを忠実に再現したと感じられた一杯だった。

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サイドメニューの大陸丼は、ホロホロ崩れるサッパリチャーシューがたっぷりのったチャーシュー丼だった。甘い味付けで白髭葱ものっていた。値段はアレだったが夕飯としては満足し退店した。

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ラー博倶楽部会員は先着で来年のカレンダーを貰えるキャンペーン中だそうで早速インフォメーションに立ち寄って貰って来たよ。巻末に歴代ラーメン店年表が掲載されており、それだけでも貰っておいて良かった。おそらく今日が今年最後のラー博訪問となるが、今年はこのリバイバル企画でかつて無いくらいラー博に足を運んだ。今のところ全ての店に訪問出来ている。それでも全50店舗くらいある中の15店舗に過ぎない。来年もまた足を運ぶことになるだろう。

夜になると一段と寒さが厳しくなってきた。帰宅後柚子湯に入って温まった。近所の人に貰った柚子で昨晩も入ったけど、2日目も十分楽しめた。今夜からようやく羽毛布団に切り替え暖かくして眠ろう。

2022年12月20日 (火)

拉麺大極

火曜平日。会社帰りの帰宅途中、またもや新店訪問してしまった。先月から続いている、かつてないくらいの横浜市内新店出店ラッシュは一体いつまで続くのか。慎重にしていた店主達が行動制限明けを待っていて、ここぞ!とばかりに一気に出店したからなのだろうか?

今度の店は先月末に『麺処 黒』が開店したばかりの東神奈川駅近くの商業ビル「リーデンスフォート横浜」に今月16日に開店した『らーめん大極』という二郎インスパイア系の店だ。店名が「だいきょく」なのか「だい・きょく」なのか「だい・きわめ」なのかよく判らない。店舗は今度こそ『麺屋黒琥』があったところだ。昨日まで開店サービス一杯500円とかやっていたようなので、終わったのを見計らって今日訪問した。我は金より時間を重視だ。店前に待ち客なし。早速入店。入口にプラ板券売機。厨房には男女の店員2人。客席は厨房前に一列のカウンター8席。ピカピカで鏡のようなステンレスのやつだ。客席間に仕切り有り。着席すると背中側のスペースはかなり狭い。先客3人後客4人。水はセルフ。店内の貼り紙を見ていると思いっきり「堀切系」と書いてあるから「らーめん大・極(きょく)」で正解みたい。

221220daikyoku00221220daikyoku01 らーめん大極 『醤油』880円

とりあえず筆頭の醤油を注文した。コールはヤサイ多め・アブラ・ニンニク。他に塩・煮干し・つけ麺・油そば、その他トッピングとなっている。

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しっかりと分厚い豚肉と山盛りヤサイ。背脂も大粒のがごってり。半味玉が入っているのは珍しいね。麺はゴワゴワで結構硬めのストレート麺。確かに『らーめん大』大森店と同じ麺なので堀切系だと分かる。我はジロリアンではないと今まで何度も書いているが、それを前提としてしっかりとした二郎インスパイア系だ。美味い。流石は二郎インスパイアの草分け的存在だ。ボリューム感は我にとっては途中でへこたれずに済む、ちょうど満足出来るサイズ感。ちょっと味の濃さが物足りなかったので卓上の醤油ダレと黒胡椒を投入したから今度は味濃いめ指定にしよう。晩飯としては十分満足出来たよ。丼をカウンター上にあげてティッシュで口を拭って水を一杯飲んだ後に店を出た。外待ち客が2人待っていた。場所柄二郎系向きの様だし中休みなしで使い勝手が良さそうだ。ちょっと離れた場所にある『MEN YARD FIGHT』とは住み分けも出来て繁盛するんじゃないかな?ニンニク臭を気にしながら電車に乗って家路についた。

2022年12月18日 (日)

改泡豚骨

221218sky001 昨晩は冷たい雨が降り朝のうちは曇っていたが、日が昇るに連れ青空が広がってきた日曜休日。今日は徒歩圏内での外出に留め日用品の買い物を優先する。我としてはゆっくりめに家を出て横浜橋商店街へ向かい、歩行速度もゆっくり散歩モードにして吉野町方面へ向かった。約2年半前に開店した『濃厚豚骨ラーメンはなふさ』がメニューをリニューアルしたと聞いたので訪れてみる事にした。開店直後くらいに店に到着し入店。入口にはタッチパネル式券売機。厨房には男の店員1人のみ。店の内外は今までと変えていないと思う。前後客ゼロだった。

221218hanafusa00221218hanafusa01 濃厚豚骨ラーメン はなふさ 『泡豚骨ラーメン しお』890円

タッチパネル券売機は確かに全て「泡豚骨ラーメン」に変わっていた。筆頭は醤油で、続いて塩、REDと続いていたが、今日は塩にしておこう。麺は細麺と中太麺か選べるらしく細麺を指定した。麺は全粒粉入細麺ストレート。具は青ネギの小分け切り、平メンマ2本、海苔1枚、ゆで玉子半個、ベーコンみたいなレアチャーシュー2枚。

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卓上の蘊蓄には「ブレンダーで泡立てた豚骨スープに魚介出汁のエスプーマ(濃密な泡)をかけた」というような説明がされていた。確かに若干魚介味を感じるまろやかな仕上がりのスープ。博多の「泡系豚骨」とはまた異なるようだ。それでも見栄えはするし美味しいとは思う。外出制限中でも近場にも関わらず再訪問していなかったのは、この店のラーメンの特徴を捉えきれず選択肢に入れていなかったからだ。泡豚骨というのは少なくともこの辺りでは見聞きしない特徴だと思うので良いリニューアルだと思う。けれど前回でも思った事だが、麺量がやや多めでスープとの比率が通常の店とは違うので違和感は感じたけどね。満足して退店した。

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甘納豆の『おもや』旧店舗に閉店後初めて来た。あわよくば閉店詐欺である事を期待していたが本当にあの渋い看板が降ろされていた。今年の年末にはこの店に並ぶことは無いんだなーと時の流れを感じた。吉野町から路地に入り「いなげや」で買い物をして正午過ぎには帰宅した。

2022年12月17日 (土)

三珍再訪

221217sky002 鶴見市場駅前から第一京浜に出るとロードサイドに『らーめん三珍』がある。際コーポレーションという会社が運営している資本系ラーメン店だが、この店は古いよ。昔からあって我は2007年7月8日に一度訪問している。失礼だが「え!まだ営業していたんだ!」と下調べの段階で思ったので、なかなか来れない場所でもあるし立ち寄ってみたくなってしまった。店に到着したのは開店40分後くらいかな。店前に客はなくそのまま入店。入口脇に券売機。店員は男2人。客席はL字型カウンター10席と4人がけテーブル席3卓。先客2人後客7人。

221217sanchin00221217sanchin03 らーめん三珍 鶴見店 『トンコクらーめん』750円

筆頭看板基本メニューを注文。食券を渡した時に麺のかたさを聞かれたのでかためを指定。更に店員から「ライスやカレーは1回だけお好きにどうぞ」みたいなことを言われた。へー、この時代になかなか勇気があるサービスしてんだなー。早速小皿でカレーライスをセルフでよそっていただいた。カレーはコテコテの業務用のやつだけど嬉しいものだ。今どき750円でこの光景はなかなか見られないよ。

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麺は緩やかな縮れの中太ストレート。具はきざみ葱、ほうれん草、メンマ数本、海苔2枚、バラチャーシュー2枚。スープは我からすれば「昔こういうラーメン良くあったなー」と懐かしく思っちゃうくらいの豚骨醤油。鶏油は無いからもちろん家系とは全然違う。でもこの店のロケーションに良く合っているので逆に安心感がある。国道沿いでブルーカラーの人達が作業服のままで集団でやって来て、自分でカレーよそってガッツリ食べるというのは昔からのラーメン店のあるべき姿だよなー…等と思いながら癒やされた気持ちで満足して退店した。今日も食べ過ぎて後悔しながら駅に戻って家路についた。

軽二郎碧

221217sky001 昨日とは一転して雲に覆われた朝で始まった土曜休日。夕方には雨が降るという予報がされていた。今日は市内の新店開拓。約11年ぶりに京急鶴見市場駅に降り立つ。駅前にあった家系ラーメン店『鶴市家』の跡地に今月6日開店した『らーめん碧(あお)』という店だ。店には開店20分後くらいに到着。店前に待ち客はいなかったのでそのまま入店。もう11年前なのではっきり覚えていないけどおそらく『鶴市家』の居抜きのままと思しき店内。入口正面に券売機。店員は男2人女1人。客席は厨房周りにL字型カウンター12席。先客2人後客1人。

221217ao00221217ao01 らーめん碧 『醤油玉子』900円

メニューは醤油とんこつ、塩とんこつ、特製つけめん、特製まぜそばの4本立て。筆頭の醤油とんこつが50円のプラスで玉子付きに出来たのでそれを注文。食券を渡した時に店員に「ニンニク入りますが大丈夫ですか?」とだけ聞かれたので頷いたら上記のラーメンが提供された。

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麺は黄色い縮れ太麺。具は刻み葱、もやし、キャベツ、半分に切られた茹で玉子1個、大きめの巻バラチャーシュー1枚。スープは濃いめの豚骨醤油。刻みニンニクが効いた二郎系の味わい。コールなどニンニクの有無しか聞かれなかったので、何となく家系っぽい豚骨醤油ラーメンだと思っていたら食べ易いコンパクトな二郎インスパイアな一杯だった。味も悪くはないので近所にあれば選択肢にはなりうる一杯だと思う。満足して店を出た。

2022年12月16日 (金)

脂黒椎茸

221216sky004  スコーン!という擬音が聞こえそうなくらい突き抜けるような青空の下、見知らぬ町を歩く。時間の縛りもない、ただのんびりと歩く。もうそれだけで心に出来た痼みたいなものが徐々に弛緩して溶けていくような気さえする。今日休んで本当に良かった。

221216sky003 『藁』を出て東海道沿いに歩いて少し路地に入った閑静な場所に次の目的店『創作麺処スタ☆アト』という店が現れた。2019年4月27日に開店した店で、店主は大阪の店からやって来たそうだ。早速入店。厨房には若く見える店主と接客担当の女店員の2人。客席は2人がけテーブル席が5卓並んだ10席。冊子メニューを見て口頭で注文。料金先払い。先客は2人で後客ゼロ。

221216start00221216start01 創作麺処 スタ☆アト 『セアブラックしいたけ』930円

筆頭は炭火肉生姜しょうゆそば、2番手はお出汁の中華そばだったのだが、先に食べた『藁』と被りそうだったし、せっかく創作麺処と名乗っているわけだから3番手に書かれたメニューを注文してみた。麺の量は小並中大同料金、また麺は普通の麺と手切り麺を選択出来た。より創作っぽさを体験しようと思って手切り麺を並の量を指定した。しばらく待っていると大きめで底の浅い丼で提供された。店員から「よく混ぜて下さい」と言われた。もう立ち昇る香りが椎茸。正直言って我は椎茸ってそんなに得意な食材ではないんだよ。どちらかというと苦手意識がある。だから恐る恐るレンゲでスープを啜ってみる。確かに椎茸の味は感じるんだけど、ブラックたる黒胡椒のような尖った味わいと背脂によるまろやかさに中和されしっかりとラーメンのスープに仕上がっていた。椎茸出汁の濃いめの黒胡椒ラーメンだね。思ったより抵抗なく、美味しく食べ進めることが出来た。手切り麺はもう「きしめん」そのものだった。具は刻み葱と平メンマ数本、ほうれん草と僅かな辛味、バラとロース2種のチャーシュー。このチャーシュー、なかなか美味しかったよ。スープこそ完飲まで出来なかったが麺と具は完食した。面白いだけではなくしっかりと美味しい創作麺だった。好感が持てる店だったが、店主のTwitterによると学びの旅に出る為年内か来月くらいに閉店してしまうのだそうだ。ギリギリ間に合ってこの一杯を味わえて良かったよ。大満足で店を出た。

221216sky005 辻堂駅の方へゆっくり歩いて向かう。それにしても広い青空だなー。気分が良いよ。時刻は正午を20分ほど過ぎた辺りだったので、新しく出来た商業施設「テラスモール湘南」にも入ってみた。今更こういう大型商業施設に何の興味もないのだが、無印良品やロフトで雑貨を見ているとそれだけで楽しいものだ。少々買い物をして駅に戻り横浜へ帰った。3時過ぎの用事には余裕で間に合い有意義な平日休暇の時間を過ごせた。

冬晴藁訪

221216sky001 金曜平日。今日は午後3時過ぎに所用があった為事前に休暇を取っていた。2ヶ月ぶりの有給休暇なので午後半休とかケチケチせず丸1日休みとした。折しも空には雲ひとつ無い抜けるような青空。快晴だ。こんな日にダラダラ家で過ごすのは勿体なさ過ぎるので朝9時には家を出た。もちろん何も食べずに。都内遠征も考えたけど久々に西方向へ行ってみる事にした。横浜駅に出てから東海道線に乗り西の湘南地区へ向かった。降りたのは辻堂駅。約8年ぶりに訪れた。8年前は駅前再開発工事の真っ最中だった記憶がある。それが今や見違えるように綺麗になっており別の街に来たかのようだ。

221216sky002 最初の目的店は辻堂駅から約1kmほど離れた場所にある『らーめん藁(わら)』だ。今年の6月22日に開店した新店。店主は『しおらーめん進化』町田駅前店の店長を務めた人で地元に戻って独立したという形らしい。最近某ラーメン雑誌で新人賞を受賞したとかで有名になっているとか。言い訳がましいが、我はその雑誌は立ち読みした程度で昔から買った事はない。どうもラーメンの最新トレンドを追うような内容だったので、ご当地ラーメン好き&老舗店好きの我とは興味の方向が全然合わない感じだったからだ。なのでその本の権威や影響力も良く知らない。でもその影響で並んで待つのは嫌なのでそれを回避すべく開店15分以上前に店に到着した。店前には誰もおらず待ち席に座って開店を待った。結局定刻に開店しても後客は来なかった。やっぱり都内の店と茅ヶ崎の駅から離れた店とは事情が違うらしい。早速入店。入口脇に券売機。厨房には店主夫婦と思しき男女2人。店内は新店らしく綺麗で清潔感があり明るい配色。客席は厨房周りにL字型カウンター8席と4人がけテーブル席2卓。後客は1人客と2人組客がかなり後になって入店してきた。

221216wara00221216wara01 らーめん 藁 『特製しょうゆらーめん』1100円

メニューは醤油と塩があったが、我は券売機左上の法則に従い醤油の特製を選択した。麺は柔らかめに茹でられた平打中太ストレート。具は刻み葱と三つ葉、平メンマ数本、半分に切られた味玉1個、鶏と豚のチャーシューが各2枚づつ。豚の方は炙りが入っていた。

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一見巷でよく出会う水鶏系ネオ中華そばっぽい見栄えだが、もう立ち上る香りが違う。何というか「旨味」を感じさせる香り。実際飲んでみると「こりゃあ美味いよ!」と最初から白旗上げてしまいそうになるくらい複雑な旨味成分を凝縮させたような味わい。凄みさえ感じさせる美味さ!と、べた褒めだが、麺はちょっと柔らかすぎて我の好みとは一致しなかったな。このスープと釣り合っていない。というか、そこを要求しちゃうのは酷過ぎると思わせるくらいスープの出来が良過ぎる。こういう一杯を食べると、ラオタ的には普段チェーン店や近所の店で食べてても良いけど、たまに上限クラスにいる一杯をわざわざ足を運んででも食べに行って、ラーメンという料理が持つの凄みを思い出すというのは大切なことかも知れないなー…等と思っちゃったよ。言うまでもなく完飲完食で大満足で退店した。

2022年12月15日 (木)

純真満気

快晴だった木曜平日。帰宅途中遠回りして市営地下鉄ブルーラインセンター北駅へ降り立った。「あいたい」という駅ビルに相当する商業ビルの1階外側の店舗、以前『青森煮干し中華そばJIN 海老の陣』だった場所に、先月25日新店『よってこやラーメン』が開店したというので行ってみた。この『よってこや』、聞いたことがあるなーと思って調べたら、一昔前チェーン展開していたラーメン店で我は以前日吉店に訪問していた記録があった。10年以上前だからわかり易く「チェーン店の味」だった記憶がある。『大阪王将』傘下だったんだね。それから間もなく店を見なくなったので事業撤退したのかなと思っていた。でも撤退しておらず復活の狼煙を上げたみたいだ。特にこのセンター北店はリブランド1号店らしく気合を入れて新看板メニューを登場させている。その新メニューが気になってやって来たのだ。場所がわからなくなってしまい駅構内を行ったり来たりしてようやく到着。店外タッチパネル券売機で食券を購入し入店。店員は男1人と若い女2人。客席は厨房周りにL字型カウンター9席と2人がけテーブル席と4人がけテーブル席が各1卓づつ。我は店舗隅の2人がけテーブル席に座ったらかなり圧迫感があった。椅子とテーブルの間隔が狭いのだ。屋外にも4人がけテーブル席2卓。先客5人後客3人。

221215yottekoya00221215yottekoya04 よってこやラーメン センター北あいたい店

『純真スタメン 満気 上盛り』1100円+『〆めし』200円=1300円

基本メニューが「京都屋台味中華そば」だが、新メニューが「純真スタメン満気(みちるぎ)」という。これの上盛りというのを頼んだ。これが普通とどう違うのかが判らない。大盛りは別にボタンがあったので量ではないと思う。単にチャーシューの枚数か?このメニュー名もそうだけどこれって『すず鬼』の「スタ満そば」のパク…インスパイアだよね?我はそう思った。資本系がラーメンのリサーチと企画立案をしていればあの一杯は必ず引っ掛かると思うし。我は食べる側なので単純に「あの一杯に似たやつが近場で気軽に食べられるようになるなら嬉しい」と思ったよ。麺のかたさ・味の濃さ・背脂の量は券売機の時点で選択した。我は全てMAX注文にした。資本系の場合は本当に麺柔らかめになる時が経験上多かったからね。あの一杯なら白飯だよなーとメニューを探したら何と170円。一方店が勧めている「〆ごはん」は白飯に豆腐がのっているサイドメニューで200円だったのでこちらを選択して合わせて注文した。店員から出すタイミングの確認をされた。こういうの良いよね。一緒で提供して欲しいとリクエストした。また生卵が食べ放題との事で別皿で3個も入っていた。卵も値上がっているのにやるね。まあ普通1個で十分だ。それを見越してのサービスだ。

221215yottekoya01221215yottekoya02 麺は中太やや縮れ麺。具は青葱の小分け切り、揚げ葱、もやし、おろし大蒜、脂身多めのバラ肉チャーシューが2枚。卓上に刻み葱が取り放題だったのでもちろん使用した。そこに生卵1個投下した。スープは醤油清湯に背脂とラー油がかかったものだと思う。辛そうに見えるがあまり辛味は感じない。背脂多め選択したからかなあ?卓上に辛味噌があったのでそれを多めに入れ味を調節したほどだ。不満という程ではないが見た目より味が弱いかなという感想。我がビジュアルだけで『すず鬼』スタ満インスパイアだと勝手に思い込んでハードルを高く設定してしまったのがいけなかったようだ。もうちょっとラーメンとして振り切ればインパクトのある商品にレベルアップすると思う。店側も力を入れているようだし今後に期待。

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〆ごはんは良かったよ。豆腐一丁が丸々のっていて少し甘い味付けがされている。チャーシューの煮汁で作ったのかな?店側はこれを崩してご飯と一緒にスープに投入するよう勧めていたが、我はそれが勿体ないので豆腐単体で白飯を楽しんだほど。良い晩飯がとれたと満足して店を出た。

2022年12月14日 (水)

広州市場

水曜平日。会社帰り横浜駅で降りて東口の地下街ポルタへ向かった。この地下街に先月28日オープンしたという雲呑麺専門店『広州市場』という店へ訪問する為だ。もろ資本系でオフィシャルサイトを見ると「YSKグループ」というところらしい。都内を中心に数店舗展開していてネットで見る限りは結構人気の様子。メニューを見ても美味しそうだったので食べてみたくなった。到着時幸いにも店前に待ち客はいなかったのでそのまま入店。店内は広く奥行きもあり客席数を数えるのを諦めた。食べログによると57席あるそうだ。我は入口近くのカウンター席に案内された。店内イメージは中国レトロというか台湾夜市的な看板演出がされている。店員は男女合わせて12人以上はいたな。意識的な声出し接客。よって実際店内は台湾夜市的賑やかさがあった。これも意図的な演出だろう。後客も続々来店しすぐ満席になり店前に行列が出来ていた。冊子を見て口頭で注文。注文後に水の提供を忘れられたので店員を呼び要求した。また手元のピッチャーが氷だけになっていたので気がつくよう手前に置いたが誰も気づかないのでこれも水提供時に店員に渡した。このあたりは新店あるあるだ。しょうがない。

221214koushuuichiba00221214koushuuichiba03 広州市場 横浜ポルタ店

『粗びき肉汁雲呑麺』1130円+『本気の魯肉飯』110円=1240円

午後5時から「夕飯セット」という雲呑麺とご飯物サイドメニューのセットがあり幾つかあるメニューから上記のものを選択した。雲呑麺は塩か醤油か味を選べたので醤油を選択した。

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あくまで雲呑主役の一杯。豚肉の挽き肉がぎっしり詰まった大きな肉雲呑が10個も入っていた。麺はモチモチした食感の中太縮れ麺。具は薬味葱と固茹で玉子半個。スープは背脂がかかっているもののかなりあっさりした味わいの醤油スープ。これも雲呑を邪魔しないように考慮されたのだろう。大きめの雲呑1個がちょうど掬える小型のレンゲが提供されるので1個ずつ雲呑を掬い、卓上にある様々な薬味を加え色々な味を楽しんだ。瓶に入った中国のポン酢みたいなやつが美味しかった。ボリュームも十分で美味しかった。

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本気の魯肉飯。名前負けしていない。食べた瞬間、台湾で食べた味が蘇ったから。中華街や伊勢佐木町辺りの店で食べるのと同等のやつが110円追加すれば食べられるのだから、そりゃあ頼むよ。こっちも美味かった。

それにしても最近の資本系飲食店舗の質の向上は目覚ましいものがあるね。以前から店の演出については個人店ではなかなか困難なレベルまでやっていたけど、それに磨きをかけてきている。コロナ禍で賑やかな場所での飲食に飢えていた人々の心理を捉えて上手く店の雰囲気づくりをして大勢の客を集める事に成功していた。更に料理の質も技術の進歩なのか確実に向上されてきている。加えて天候に左右されない駅地下の大箱店舗で長時間の通し営業すれば使い勝手さはほぼ完璧ではないだろうか。よほど下手打たなけりゃ一過性の店に終わらないように思える。まあ信じられない展開が常に起こる世の中になってきているから絶対はないけど。大満足で店を出た…と言いたかったが、会計でまた列が出来て待つ事になった。新店だからしょうがないか。電子決済で支払いを済ませた。

2022年12月11日 (日)

麺焼豚極

221211sky002 朝から雲が多かったもののまずまずの天候となった日曜休日。昨日は都内に出たので今日は出来るだけ近場の行動範囲に留めたい。

弘明寺の奇妙な肉料理の店『ねこ娘とねずみ男』のインスタグラムを見ていたら昨日「今年最後の麺チャーシュー」の告知が上がっていた。麺チャーシューとはそのまま焼豚が主役のラーメンの事だ。昨日が最後だったのか!今日ももう一度ランチ営業されたら提供されるかも知れないと期待をして待っていると、本日ランチ営業の告知が上がったので、もう新店開拓等はかなぐり捨てて弘明寺に向かう事にした。店には開店5分前に到着。店前に待ちは無し。定刻に開店し店員に口頭で注文すると店内に招き入れられた。水をセルフでコップに注いで窓際の席に陣取った。後客はしばらくしてから2人組のみ。

221211nekonezumi00221211nekonezumi05 ねこ娘とねずみ男

『極みチャーシューめん』2000円+『中盛(1.5玉)』100円=2100円

この店の麺料理は基本的に「極み」を注文している。それがこの店らしさだから。極みになると小ライスが付く。焼豚が多すぎるので白米の上に引っ越しをさせて焼豚丼を自作して食べる用だ。一方、基本注文だと麺量が少ないのでラーメンらしさを満足させるべく中盛にするのも我の定番と化している。

221211nekonezumi01221211nekonezumi02提供された凶暴な一杯。今年9月前半に提供されたのは蝦スープver.、9月後半に提供されたのは竹岡式ver.。今回は昨年以来のスタンダードな醤油スープ。でも大量の焼豚から脂や肉汁が溶けてるのか結構な油膜が張っている。麺が縮れ細麺になっていた。注文時葱の有無を確認されるがそれも何の意味があるのやら。焼豚肉の詰まった丼に醤油味のスープが足されているような状態。他のラーメン店のチャーシュー麺と違うのが肉の厚さや種類の豊富さだけではなく、丼の底の方まで焼豚まみれという事だ。これを食べ切るのは二郎系以上に厳しい闘いになる。3連スペアリブとかあまりにも分厚いやつはライスに引っ越しさせるが、それでも肉は全然減らない。顎の嵌合力のトレーニングをしているかのようだ。ようやく終わりが近づき、箸でスープの底を探ってみると、普通のラーメンなら麺の切れ端が出てくるものだが、この一杯は焼豚の結構大きなやつが潜んでいたりするから油断が出来ないのだ。何とか固形物は全て完食し試合終了。コップの水を飲みながらしばらく天を仰いだよ。支払いを済ませ店を出た。今のところこの店は物好きなラオタ達に知られていないようで余裕で入店出来て助かる。

コンビニに立ち寄って買い物をした後すぐ正午過ぎには帰宅。あまりの満腹感で昼寝をしてしまった。夜飯はまたお茶漬けになるかな。

2022年12月10日 (土)

極悪豚臭

その昔、いや今でも関東近郊では本場福岡さながらの強烈な豚骨臭は「くっさー!」と忌み嫌われ近隣からは苦情の種となり「豚骨ラーメン店の無臭化」が進み「豚骨臭がしない豚骨ラーメン店」がすっかり定着してしまった。それがコロナ禍後の最近になって強烈な豚骨臭を放つ店を「くさうま」と称し行列が出来る傾向が出ているという。その筆頭の店が高円寺の外れの方にある『ラーメン健太』という店だ。我は特に最近になって豚骨自体の旨味の凄さに痺れるように大好きになってきた。だからこの店の事も気になっていたんだよ。福岡出身の店主は以前から長浜ラーメン店を営業していたが、コロナ禍で一度店を閉め福岡に戻って修行し直し昨年3月3日にリニューアルして「くさうま」の店になり行列店に変貌したという。ようやくこの店に来れたよ。

221210kouenji001 『青藍』が早く開店してくれたので早めに店に到着してしまった。店前に誰もおらず店もシャッターが半分閉まっている状況。開店まで25分かー。一度駅周辺まで戻って時間を潰しに行ってしまった。そして開店予定時刻の5分前くらいに戻ってみるともう15人を超える行列が出来ていた。やってしまったー。急いで列の最後尾につく。開店を待っていたが一向に列が前に進まない。これは店が定刻になっても開店していないと後々になって判った。おそらく20分以上は遅れて開店したと思う。それでも列から人が抜けていく事は無く、我の後ろの列も長く伸びていった。結局店に入れたのは並び始めてから1時間経過したくらいだったかな。長い間待っていた為か臭いに麻痺してあまり気にならなかったけど、入口近くになると流石に豚骨臭が強烈に漂ってきた。店主に1人づつ入口近くの券売機で食券を買うよう促され口頭でその内容を伝える。この時に麺のかたさの好みを伝えるらしかったようだが我は知らなかったのでそのまま普通になった。でも結果的に麺に不満は無かったね。食券はそのまま券売機下の入れ物に入れ、紙コップに自分で水を入れてレンゲも取って着席する。床はコンクリート打ちっぱなし。店主はワンオペで立ちっ放し。厨房と客席の境界は曖昧。普通の事務用折り畳み机がコの字型に8席配置されていて空いた席に座っていく。生卵は入口近くにあり無料で持っていって良いみたいだったが雰囲気に圧倒されてただ座ってラーメンの提供を待った。壁に貼られた「極悪スメルご賞味あれ」のイラスト付き貼り紙が目を引く。店主は1杯づつしっかり作っていくのが信条らしい。

221210kenta00221210kenta01 中洲屋台 長浜ラーメン初代 健太 『ラーメン』800円

筆頭ラーメンをシンプルに注文。麺は極細ストレート。具は刻み葱と海苔1枚、チャーシュー1枚。はっきり言って麺も具もあまり覚えていない。それは豚骨スープのあまりに強い存在感に圧倒され霞んでしまった結果だ。白濁している訳ではなく、むしろ澄んで見える豚骨スープなのに強烈な濃厚感は何故感じられるのか?もうレンゲひと掬い単位で骨粉のザラつきを感じる。そして豚骨出汁の旨さを強烈に感じる。文句なく麺も具も完食しスープ完飲した。もちろん大満足。やっぱり本物の豚骨出汁って強烈に美味いよ。食べ終えた丼は店の隅に積み重ね、レンゲは水が張られたバケツに投入。割り箸と紙コップは青いポリバケツに自分で捨てる。こんなところまで屋台風で長浜に来たみたいだ。店主に「ごちそうさまー」と言って退店した。評判になるのも納得したよ。駅に戻って電車に乗ってもしばらくは鼻孔に豚骨臭がこびりついていた。それが逆に心地よく、いつまでも残っていて欲しいと思ったくらいだ。

新宿で新宿湘南ラインに乗り換え横浜に戻って来て家路についた。

青藍咖喱

221210tree001  朝から良く晴れた土曜休日。青空が広がっているのに放射冷却の寒さはほとんど感じない。こんな好天に恵まれた休日は久々に都内遠征に行ってみよう。

新宿湘南ラインに乗って新宿経由で総武線に乗り換えて高円寺へとやって来た。何だかんだとここ2ヶ月間くらい保留していたんだよ。久々の高円寺。若い時は結構訪れていた。流石に店は色々変化しているけど相変わらず生活感がある血の通った街という雰囲気は健在だ。長い高円寺庚申通り商店街の、もう少しで早稲田通りに出る手前近くにある、最近人気だというスパイスカレーの店へ行ってみることにした。店名は『スパイスカレー青藍(せいらん)』といい、2017年11月20日にオープンしたそうだ。かなり人気らしく土日には整理券を発行するほどだという情報もあった。なので開店30分前に店に到着すると店前に男女2人が待っていたので後に続いた。しばらくしたら我の後にも1人。すると店から女店員が出てきて消毒の協力願いとメニューの説明を簡単にしてくれた。そして実際の営業時間を15分も前倒しにして開店してくれた。これは嬉しい。前客に続いて入店。奥に長い店内で店舗自体年季が入っているラーメン店のようだ。よくあるお洒落な雰囲気のスパイスカレー店ではないようだ。我としては居心地は良いよ。店内中央に券売機があり食券を購入後奥から順番に詰めて席に座っていった。厨房には男の店員2人と接客担当の女の店員1人。客席は厨房前に変形一列13席。1席づつ仕切りがされている。後客は続々来店し我が食べ終わる頃には満席になって外待ちも生じていた。

221210seiran00221210seiran01 スパイスカレー青藍 『スパイシーチキンカレーZ定食(大)』1100円

この店の筆頭看板メニューを大盛りで注文。キャッチコピーは「香りを食べるカレーライス」だ。スパイスカレー店によくある小さなカップ皿が幾つもあるやつではなくワンプレートに全て収まっているのが良い。中央にターメリックライス。その上に紫キャベツの塩胡麻昆布、背後にキャロットクルミクミンラペ、アンチョビ野菜炒め黒胡椒、大根マスタード。少々のパクチーも添えられている。カレーは小麦粉とうま味調味料不使用。ベースは炒め玉ねぎ+緑黄色野菜+鶏ガラ+鰹節+昆布出汁+αの旨味だそうだ。注文ごとにホールスパイスとオニオンパウダーを炒めスパイス風味を出しているという。実際食べてみるとほとんど辛味を感じないのに旨味を感じ自然とどんどん食べすすめてしまう感じ。各種スパイスが口中でプチプチいうのが楽しい。小さく鶏肉も入っているのだが、これが良くスパイスを効かせて下ごしらえしているようでとても美味かった。ライス大盛りにしたけど後半足らなくなる危険性があったのでペースを意図的にダウンせざるを得なかったほど。何とかライスを保たせて米一粒、スパイス一欠片も残さず完食した。ほとんど辛味を感じなかったはずなのに何故か身体がポカポカして汗が出て来たよ。南インド由来のスパイスカレーをスパイスカレーのまま日本のカレースタイルに絶妙に収めた感じ。評判なのも納得だ。最近のスパイスカレー店はちょっとお洒落な方向に行き過ぎている傾向があったのでちょっと距離を置いていたのだが、これは素晴らしい一皿だった。「ご馳走様でした」と厨房の店員に挨拶をして大満足で店を出た。さあ次は我が今日高円寺にやって来た本当の目的になるラーメン店へ訪問だ。

2022年12月 9日 (金)

六角持味

早出時差出勤の定時退社日の金曜平日。会社帰りに思い切って六角橋に今月1日に開店したばかりの新店『NATURAL TASTE』へ立ち寄ってみる事にした。この店は『成』@高田、『成cH』@仲町台といったラーメン店を開いた芸術家気質の店主の店らしいのだ。しかも高田の1号店も仲町台の2号店も店を閉じて六角橋にやって来た模様。けれど屋号に「成」の文字はもう無い。真偽は不明だったが、仲町台の店へ日曜日に開店前に行ったのに1時間近く待った記憶があったから、もう会社帰りの平日の夜に訪問しちゃおうと思ったわけだ。

白楽駅から歩いて7,8分、昔『ファットン』で今は『紬』というラーメン店になっている店舗の道路を挟んで斜向いにその店はあった。ビル1階の一角にあり看板もなく窓はマジックミラーになっていて真っ黒。事前に調べて行かないと何の店だが全く判らない。一見敷居の高さを感じさせる。でもそれは外観までで店内に入ってしまえば接客は良いし親子連れでも入れるくらいなんだけどね。そんな店に開店10分以上前に店に到着してしまった。当然未だ誰もいない。店前にベンチがあったので座って開店を待つ事にした。すると店員が店内から出てきて設置してあった石油ストーブを点けてくれたよ。定刻を3分ほど過ぎて店内に案内される。その頃には後ろに3人くらいは並んでいたかな?中に入ると天井にはシャンデリアが煌々と光り明るく、レゲエ調のBGMが流れる別空間演出になっている。店員は男3人。新店らしからぬ慣れた動きでキビキビと調理している。客席は厨房周りにカウンター席が5席と3席あって一枚板を使用したお洒落な作りになっていた。注文を確認されたので目の前のメニュー表から選んで口頭で注文した。来客は相次ぎ店内の待ち席では間に合わず外待ち客も現れた。やっぱり今夜訪れ正解だったかな。

221209naturaltaste00221209naturaltaste04 NATURAL TASTE

『豚骨強めのクレージーハウス』1200円+『雲井窯で炊いたねぎメッシ』250円=1450円

メニューは3種類あり筆頭の上記メニューをトッピングは付けずに選んだ。他に「身体が喜ぶ煮干」「慈悲深い背脂煮干」と続いている。サイドメニューは癖のある名前がついた葱飯を注文。

221209naturaltaste01221209naturaltaste03麺は自家製全粒粉入中細ストレート。具は丼の方にはきざみ葱と紫玉葱の微塵切り、別提供されたのは海苔2枚、ほうれん草、レアロースチャーシュー2枚。以前までの店では奇抜な丼の縁に具材を置くスタイルだったが今回はまな板にのせるタイプに変わっていた。「成」時代の丼は傍から見ても扱い大変そうに見えたもん。そして我の好みとしては具材が別提供されるのはあまり好きではなく「格好をつけずに丼内に入れてくれ」と思ってしまうんだよ。あと無化調を強調してくる店もやや苦手。でも過去2店共そういう最初のマイナスイメージを超えてくる美味しさを感じさせてくれたからね。今回もそうだった。おそらく家系ラーメンをモチーフにして作った一杯だと思うけど「本当に無化調か?」と疑ってしまうほどしっかりとした味わいで豚骨濃度も高い、美味しい豚骨醤油スープだった。

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ねぎメッシは特に味付けらしいものはなく葱の食感を楽しめる美味しい一杯だった。大満足で支払いを済ませ退店した。店主は芸術家気質だがラーメンが大好きな事は伝わってくる。ラーメン激戦区と言っていい六角橋に店を移した事も思うところがあったのだろうと想像する。我としても以前よりアクセスが良いのでぜひ再訪したいなと思っている。

2022年12月 8日 (木)

木昼虜訪

221208sky001 朝から雲ひとつない青空が広がった冬晴れの木曜平日。今日は約2ヶ月ぶりに在宅勤務を選択。

約2年半前くらい伊勢佐木町で間借り営業を始めた『yokohama中華そばTORIKO』という店があった。そのラーメンの質の高さに驚かされ鮮烈デビューを飾った印象が残った。しかしその後福富町に移転した後行方がわからなくなり「止めちゃったのかな?勿体ないな」と思っていたんだよ。それがいきなり一昨日、曙町に間借りではなく実店舗を持って営業を開始したと聞いて驚いた。これは地の利を活かして今日の昼開店早々に訪問してしまおうと店へと向かった。場所は『麺屋M』の並びの少し吉野町寄りの場所。店に到着したのは開店2分前くらい。店前に待ち客無し。暖簾は出ているが準備中のようなので待つ。定刻に開店した頃に背後に1人客が続いた。早速入店。入口脇に券売機。厨房には男の店員2人。客席は一列4席のカウンター席が段違いで2つの計8席。奥の席から順番に案内され食券を渡した。ピッチャーからコップに冷水を注ぎ提供を待った。その間に来客は相次ぎ後客7人。

221208toriko00221208toriko03 中華そばTORIKO 『醤油昆布水つけ麺』1000円

未食の『宍道湖しじみ塩そば』というメニューが気になったけど、間借り営業時代の初訪問時に食べた「昆布水つけ麺」の印象が強かったので今回はこれを食べる事にした。

221208toriko01221208toriko02 麺は中細ストレート。これが冷えっ冷えの昆布水にしっかりたっぷり浸かっている。具は青菜数枚、海苔1枚、穂先メンマ1本、大きめの低温調理チャーシュー1枚。その上にとろろ昆布の塊がのる。しばらくはつけ汁いらずでどんどん麺を啜ってしまった。浸け汁は厚めの油層がある上品かつしっかりとした味わいの醤油味。大きめにきられた葱もキュッキュッという食感が楽しめる。麺は結構多めだったと思うが、そのまま昆布水で食べるか、アツアツの浸け汁に浸して食べるか、かなり心が揺れ動いた。それくらい美味しかった。あの「TORIKO」が帰ってきてくれた。しかもこんな近場に。嬉しい。落ち着いたら再訪問して今度こそ「宍道湖しじみ塩そば」を食べてみたい。

退店後歩いて帰宅し少し休憩を挟んだ後、午後の業務にあたった。

2022年12月 7日 (水)

冬日高屋

221207city001 水曜平日の夜。今夜も外食してから帰る。関内駅北口の『日高屋』に立ち寄る。このコテコテのチェーン店に入るのは何と約12年ぶり。別にお高くとまっていた訳ではなく、単純に我がラオタだから行きたい店を優先して、いつでも行ける店を後回しにしていただけの事。『日高屋』の冬の定番のあのメニューが食べたくなったから関内駅北口店に入店した。厨房には男2,3人と接客担当の女店員1人。客入りは6,7割かな。明るく繁盛している。カウンター席に座ると卓上に注文用のタッチパネルが設置されていた。12年のブランクは大きい。そして手こずった。あのメニューが無いわけが無いのだがなかなか辿り着かない。期間限定タブやセットメニュータブの両方にも見つからず色々いじっていたらようやく見つかった。両方から簡単にアクセス出来る表示にして欲しい。隣に座った杖をついた爺さんは結局店員を呼んで口頭で注文していた。結局それが早かったかな。

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中華食堂 日高屋 関内駅北口店

『チゲ味噌ラーメン(大盛)+半チャーハン』990円

冬の日高屋と言えばこのメニュー。半チャーハンセット。50円追加して麺大盛りにした。

221207hidakaya01221207hidakaya02 麺は結構みっしりした中太平打ストレート。具は白菜、玉ねぎ、ニラ、溶き卵。スープはそれなりに濃度があり旨味がある。辛味は最初はガツンとは来ない。まろやかな味わいの中に後味としてピリッとした辛さがやって来る。つまり最初はとても食べ易いのだけど、後から辛味で食欲を増進させて来るのは上手く出来ているなあと感心させられた。チャーハンも化学調味料等でわかり易く味付けされてフルサイズで食べたかったと思わせる美味さだった。営業時間も長く値段も手頃で警戒心も下がり安心感を生み居心地が良い。使い勝手が良く「これでいい」と思わせるというのも飲食店の大きな評価項目だよなー。大満足でタッチパネルで会計終了ボタンをタッチし席を立ちレジで電子マネーを使って会計を済ませた。

221207hidakaya005 食後伊勢佐木モールに移動しダイソーで買い物をした。そう言えば伊勢佐木モール内にも『日高屋』があったはず…と思って行ってみると閉店していたよ。先月23日に約20年の営業をもって閉店するという貼り紙が貼られていた。単に競争に負けて淘汰されたのか、それとも他店舗に比べ売上が悪かったからなのか?我もかつては伊勢佐木町には頻繁に来ていたのに今ではすっかり訪れる頻度は減ってしまっている。というのも我の印象だと6割か7割は飲食店ばかりになってしまったからだ。遡れば昔は映画館、百貨店、電気店、玩具店、古本屋等様々な店舗が並んでおり、行けば何かしら楽しめて重宝していた。今ではそんな魅力がすっかり色褪せてしまって、端的に言って伊勢佐木町はつまらなくなってしまった。心なしかネオンの飾り付けも寂しく見えた。

2022年12月 6日 (火)

師走火夜

昨夜から降り続いた雨は出勤時間中も止まず結構な寒さだった。よく早朝から出勤した、偉いぞ我!と自分で自分を褒めてげなければやっていられない気分だ。そんな状態で勤め上げたので火曜日だけど帰宅途中に外食する事にした。桜木町駅近辺で長い期間営業していた尾道ラーメン店『麺一筋』が閉店して跡地に新店が開店したというので好都合だと考え行ってみる事にした。『麺一筋』は我がブログを始める前から営業していたから結構長期間頑張っていた店のはずだ。残念。新しい店は『らあめん吉家』なる店で今月2日にオープンしたという。早速入店。入口脇に券売機。店舗奥に厨房があり男の店員1人。中国系おばちゃん店員はテーブル席1卓を独占し机に伝票をいっぱい広げて何やら作業していた。看板やメニュー表のデザインから中国系資本っぽい印象。客席は壁向かいにカウンター6席と4人がけテーブル席2卓。

221206yoshiya00221206yoshiya03 らあめん吉家

『吉家醤油らあ麺+半チャーハン』900円<サービス価格>

メニューは醤油・味噌・塩・からい麺・魚介つけ麺と豊富。サイドメニューも豊富のよう。この盛り盛りメニューも中国系っぽい。今回は筆頭醤油と半チャーハンのセットを注文。太麺or細麺が選べ、更に家系同様に好みが選べる。太麺の麺かため、脂多めを指定した。今日までオープン記念期間中らしく麺メニュー200円引きサービスだそうだ。通常のラーメン店ではこういうサービス期間中の訪問は、並ぶし、店員は慣れていないで待たされるし、雑になり味も安定してないし…とろくなことがないので避けるべきなのだが、こういう店なら問題ないだろう。案の定先客1人後客2人という客入りだった。

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屋号を冠した一杯は背脂がかかった醤油清湯ラーメンだった。麺は中太縮れ麺。具はきざみ葱、平メンマ数本、小さなホロホロ崩れるチャーシュー1枚。背脂が浮くあっさり魚介醤油スープ。単品だと本来750円だそうだ。卓上には「選びぬかれた広島産の醤油~」とか「瀬戸内の海でとれた小魚~」とか書かれているので『麺一筋』から現オーナーがレシピを店舗ごと買い取ったのかも知れない。あくまで我の想像だけど。

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半チャーハンはパラパラだがやや味が薄め。食事としてはまあ満足出来たけど。サービス期間中に訪問出来て良かったかな。早々に家路に戻った。

2022年12月 4日 (日)

冬歩太華

221204sky001 12月最初の日曜休日。冷え込んだ朝は惰眠を貪りたくなる。でも昨日より日差しがあり日が高くなるに連れポカポカ陽気っぽくなってきた。散歩日和なので今日は公共交通機関等も使わず近場で散歩する事にした。横浜橋通商店街をぶらぶら歩きしてみる。何の予定もなくのんびり散歩すると世間と緩やかな接触する感じが良い。散歩する程度の心の余裕は持っていたいなあ。例えば『から揚げの天才』が横浜橋商店街から撤退しているのを見て、唐揚げブームも峠を越したんだなと感じたよ。等と取り留めのないことを思いながら『麺や太華』に到着した。開店から5分過ぎたくらいだったかな。今年の2月下旬以来の訪問になる。入口近くの券売機で食券を買い着席。厨房には男の店員1人のみ。先客2人後客6人。なかなかの人気だ。

221204taika00221204taika03 中華そば専門店 麺や太華 横浜橋店

『中華そば』750円+『炒飯セット』550円=1300円

前回注文して美味しさに驚いた全マシ(麺かため・味濃いめ・脂多め)指定の注文を敢行。あと今日は炒飯が食べたくてこの店に決めたので、半炒飯ではなくレギュラーサイズの炒飯セットを付けた。

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見てみぃこの顔!と言いたくなる美味しそうな一杯が提供された。このところ豚骨寄りのラーメン主体で食べていたけど、これほど醤油キレッキレのスープを提供されるとシビれてしまうよ。醤油の酸味さえ感じさせる濃い醤油味のスープ。我の好みでは味濃いめ必須だ。そしてこの背脂ミンチよ。背脂ミンチを強調させる事で尾道ラーメン感が増すのでこれも我的には必須。こんな本格的な尾道ラーメンが家から徒歩圏内で食べられるのは本当に幸せな事だ。感謝するような気持ちで食べた。美味しくて満足だ。

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そして香ばしい炒飯。紅生姜の味が映える炒飯が大好き。卓上から黒胡椒を振ってよりジャンク感を増すとレンゲが止まらなくなる。フルサイズ注文して良かった。でも両方頼んでしまうと背脂ミンチたっぷりのスープを飲み干すのは困難になるね。悪いけど炒飯完食を優先したよ。大満足で店を出た。

その後100円ショップでなんか便利グッズないかな?とか見て回ったり、父親に頼まれた鰻や他の日用品を買ったりしてぶらり横浜橋商店街を楽しんだ。正午過ぎには歩いて帰宅。午後は少し昼寝したりして貴重な休日時間をゆったりと過ごした。

2022年12月 3日 (土)

冬到星川

221203sky001 12月最初の週末土曜休日。雲が優勢で肌寒い朝を迎えた。寒くなると家を出るのが億劫になってダラダラ過ごしてしまいそうになるので早めに家を出た。

横浜駅から相鉄線に乗って星川駅にやって来た。駅から歩いて4,5分くらいの路地裏に先月26日に開店したばかりのラーメン店『拉麺あさがお』が本日の狙い。何でも新杉田駅近くにある『麺屋づかちゃん』の系列店だそうだ。開店予定の10分も前に店に到着。流石に早すぎたかな?と思ったが既に3人並んでいた。定刻に開店したがその時点で我の後ろにも3人並んでいた。前客に続いて入店。入口脇に券売機。食券を買って順番に着席。厨房には男女の店員2人。客席は厨房周りにしの字型カウンター8席。こじんまりとした小料理屋のような雰囲気。後客6人。BGMは横浜FM。

221203asagao00221203asagao01 拉麺 あさがお 『味玉ラーメン』800円

ラーメンは1種類に各トッピングバージョンだが和え玉もあるようだ。味玉付きを注文した。『ハイパーファットン』から『麺屋づかちゃん』の流れからすると自然と二郎インスパイア系を想像してしまうが、そうではない一杯が提供された。麺はかために茹でられた中細ストレートでザクザクした食感。具は刻みネギと極太メンマ2本と海苔3枚、黄身しっとりの味玉丸1個とちょっと二郎系っぽい脂身の多い柔らか肉厚チャーシュー1枚。スープはかなり濃いめの醤油味で若干背脂もかかっている。それに鰹っぽい味わいも感じた。濃い味のスープにかためのストレート細麺が良く合っている。ジャンク感もあってラーメンとしての魅力も十分。二郎インスパイア経由で清湯ラーメンを作るとこうなるのか!と納得の一杯。自然に完飲完食してしまった。大満足で店を出る事が出来た。

スーパーで食材を買って家路に就き午後1時前には帰宅。午後はゆっくり家で過ごした。やや寒いが冬らしくていい感じだ。

2022年12月 2日 (金)

勝丸淡口

続いて『支那そば勝丸』へ。先週は正油味を食べたので今回はミックス味狙い。タッチパネル式券売機を触ると期間限定メニューでゆず塩ラーメンがあったがこちらも初志貫徹。店員に食券を渡して入店。店員は男3人女1人。先客4人後客3人。

221202katsumaru00221202katsumaru01 支那そば勝丸 新横浜ラーメン博物館店

『極上煮干しラーメン(ミックス味)』900円

先週食べた正油とは随分違うスープの色をした一杯が提供された。ミックスというのは「塩ダレ7割正油ダレ3割」なのだそうだ。麺と具はおそらく正油と一緒。スープは正油の方が醤油も煮干しもくっきりしたわかりやすい濃口だったと仮定すると、こちらは淡口という印象だった。味がわかりにくく煮干し感もあまり伝わって来ない。しかもインパクトのある強烈な縮れ麺に合わせる為なのか、唇がヌルヌルになりそうな結構な油分に覆われていた。これが結構キツかった。個人的な好みでは正油の方だなあ。麺と具は食べきって退店した。何にしても今週も無事終わってホッとした気分で帰途についた。

大砲豚骨

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12月に入った途端に気温が下がり冬らしい空気に変わった。

辿り着いた金曜の夜。すっかり毎週恒例となったラー博詣で。先週オープンした『大砲ラーメン』へ再訪するのが狙い。帰宅途中に『大砲ラーメン』に立ち寄れるというのはなかなか凄い事だよ。入館し店に直行。幸いに店前に待ちは無し。食券を買い早速入店。店員は男3人女2人。先客4人後客6人。先週は看板の昔ラーメンを食べたので今回は基本メニューのラーメンを食べる。基本メニューと看板メニューが異なるラーメン店は良くあってこの店はその最もたるもの。選択を迫られ悩む。久留米本店には食べ比べセットなるメニューがあって羨ましい。あ!ラー博でも両方のミニを同時注文すれば可能ではないか!…でも今回は初志貫徹で基本のラーメンをレギュラーサイズ、麺かたで注文した。

221202taihou00221202taihou01 久留米 大砲ラーメン 新横浜ラーメン博物館店

『ラーメン』850円

昔ラーメンより50円安くチャーシューがバラ肉からもも肉に変更されているそうだ。豚脂の揚げ玉が入っていない代わりかチャーシューの切れ端みたいなのが入っている。スープの違いは微妙。揚げ玉無しの影響か若干油分が抑えられた気はする。でも決してあっさりなわけではなく、豚骨濃度は高く、立ち上る豚骨臭はいつまでも鼻孔に残るくらい強烈。そして何より味が良い。豚骨出汁の美味さかなあ?博多ラーメンとは全然違うのも理解出来る。流石『大砲ラーメン』、看板は伊達じゃない。結局「昔ラーメン」は屋台時代の荒々しいものを再現したくて揚げ玉や背脂で油感を出したものだろう。ラーメンというのはジャンクの魅力というのがあるからね。洗練され過ぎると物足りなさを感じてしまいかねない。一方基本のラーメンは「呼び戻し豚骨スープ」の美味さを油分に邪魔されずストレートに存分に楽しめる一杯に感じた。どちらも美味しかったのだが今日はこちらの基本の「ラーメン」を上げよう。それくらい豚骨出汁の味が良かった。大満足で退店出来た。

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