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2022年10月14日 (金)

再会坂本

『浅草來々軒』を退店してすぐ隣にある『中華そば坂本』の店舗に入店した。過去ラー博に出店した店の復活リレー企画『あの銘店をもう一度』シリーズ第6弾は岡山県の南西、広島県に隣接する笠岡市の地麺である「笠岡ラーメン」の現存する最古の店だという『中華そば坂本』だ。この店は2010年の出店当時にも訪問しているし、2012年11月には笠岡本店への訪問を達成した。初めて笠岡に訪問した際にフラレて、その3週間後に再訪問をしてリベンジを果たしたという経緯があったので思い出深い店でもあるよ。食券を購入し早速入店。先客は8人くらいだったが小さな子供を連れた家族客が2組来店したりで外待ち客が生じた瞬間もあった。店員は男3人女2人。

221014sakamoto00221014sakamoto01 中華そば 坂本 新横浜ラーメン博物館店 『中華そば 大盛り』1000円

せっかくなので大盛注文。麺は黄色い中細ストレート。具は斜め切りされた青ネギ、平メンマ数本、そして最大の特徴とも言える「かしわ」と呼ばれる、醤油ダレで煮込まれた鶏チャーシューが数枚。結構小ぶりでコリコリした食感。そして水・鶏・醤油のみで作られたスープは関東の人間からすれば薄味に感じてしまうが、我の好きな鶏油の味わいが活きており美味しい。こういうラーメンは他の岡山の地域で見られず、すぐ隣の広島県でも見られない、かなり特異な存在の地麺だったりする。今でこそ町おこしの手段としてアピールされているが、笠岡の人達はこの一杯が当たり前だったので長い間それに気づいていなかった。笠岡の地は養鶏が盛んだった事から、戦前から1994年まで営業していた笠岡ラーメンの元祖の店といわれた『斎藤』という店が作り上げた味らしい。この『坂本』は『斎藤』の味を継承した最古の存在との事。ラー博で紹介されるまでは我はその存在を全く知らなかったので「まだこんなご当地ラーメンの存在があったのか?日本には一体何種類ご当地ラーメンがあるのか?」と驚き、どんどんご当地ラーメンの魅力に加速してハマっていった。だから我にとっても特別で思い出深い存在の「笠岡ラーメン」。2杯目だけど大盛りで注文したのは滅多に食べられないこの一杯を堪能する為だ。美味しくてスープまで完飲、完食して大満足で退店した。

221014rahaku002 退館してもまだ小雨が降っていた。南風で我からすると全然涼しく感じなかったので汗がなかなか引いてくれなかった。スーパーで食材を買ってから家路についた。

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