前島家系
時折強い雨が降る日曜休日。こんな日は雨に濡れずに行ける店に行ってみようか。みなとみらい駅から東横線に乗り、武蔵小杉で目黒線に乗り換え武蔵小山駅へ降り立った。こういう時に武蔵小山の長いアーケード商店街は威力を発揮する。
今日訪問した店はこの長いパルム商店街の中に今月7日オープンした『ラーメン家がんくろ』。『せたが屋』グループ代表前島氏が家系ラーメンを食べ歩いて作り上げたグループ初の「家系風」ラーメンを提供する。屋号は「頑張って黒字にする」意味があるそうだ。開店よりだいぶ早く到着してしまい店員が入口のガラス戸に雑巾がけしている最中だった。対面のファミリーマートでしばらく時間を潰して開店3分前くらいに店前で待つことにした。それくらい人がいないんだなと思ったら後からどんどんと並び始めたよ。定刻に開店。入口脇の券売機で食券を買うと店舗の一番奥のカウンター席に案内された。かなり奥に長い店舗だ。客席は一番奥に6人がけのテーブル席1卓、それと厨房周りにL字型カウンター17席。店員は男5人と女1人。
『ラーメン』850円+『ライス』100円=950円
筆頭基本メニューにライスを付けて注文。塩もあったけど基本の醤油、好みは全て普通で注文した。卓上にはおろし大蒜とおろし生姜があったが豆板醤はなく唐辛子だった。また卓上にタレがあり薄い場合は自己調整出来るらしい。
麺はグループ自家製の中太ストレートだそうだ。この店に限ってはかため指定の方が良い感じがした。チャーシューはモモとバラの2種。これは家系店で多用される燻製のものとは少し違う製法の上質なやつで個性を光らせていた。結果的に「家系を名乗っているなんちゃって家系」よりはよっぽどしっかり作り込まれた家系ラーメンだった。豚骨濃度高めの東京家系とは違い、結構醤油寄りの醤油豚骨。開店間もないのでまだフレッシュな印象が強いけどしばらくすると古参家系店のようないい味が出てくるかも知れない。満足して完食した。塩味はまた別の仕上がりをしているようなので機会があれば再訪問してみたい。店前には行列が生じていた。
帰りも来る時と同様スムーズな乗り換えで横浜に戻り正午過ぎには帰宅した。かなりの湿度で気持ち悪く空調を入れざるを得なかった。
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