肉盛竹岡
本州近海で発生した台風は今朝熱帯低気圧に変わったが、時折強い風雨が窓を叩く土曜休日。湿度が急上昇し蒸し暑さが復活。昨日が休日だったのでまるで日曜日だと錯覚する。
こんな天候なので連休中日だが近場にしておこう。良いタイミングで弘明寺にある奇妙な肉料理店『ねこ娘とねずみ男』がまたもや昼限定でラーメンを提供するという情報を聞きつけたので行ってみる事にした。しかも今回は「竹岡式ラーメン」インスパイアらしい。マニアックなところから攻めてきて意外だったが、ラーメンを提供するくらいだから店主もラーメンに詳しくて当然か。実は昨日から提供されていて荻窪に行くか迷ったけど、今日も提供されていて良かったよ。開店20分前くらいには店前で開店を待った。定刻に開店。窓に貼られたメニューを見て口頭で店員に注文を伝えた後店内に案内された。後客4人。
『竹岡式漆黒ラーメン<特上>中盛』1600円+『玉ネギW』100円+『味玉』100円=1800円
今回は竹岡式という事で、過剰に肉盛りにするとわけがわからなくなると思い、極みは止めてチャーシュー5枚入りの特上にしておいた。その分1.5玉の麺中盛、味玉、更に竹岡式を強調する為玉ネギダブルを加えた。あと自動的にライスが付いた。
麺は中細縮れ麺で本家に寄せている。真っ黒なスープが染み込んで変色している。具は大ぶりの玉ネギの角切りと柔らかい平メンマ数本とナルト1枚、海苔1枚。トッピングの味玉も黄身トロリの上質なもの。
そして今回のチャーシューは以前の肉感重視から脂身の甘さを感じられるトロトロチャーシューに変更されていた。しかも二郎の肉クラスかそれ以上の分厚さを誇る塊がが5枚も入っている。千葉の『梅乃家』だって立派なチャーシューが入るがこれほど分厚くない。こんな肉盛りの竹岡式ラーメンはこの店だけだろう。このクラスのチャーシュー5枚と対峙するのは柔らかいとはいえ大変だった。1個ずつ御飯に引っ越しさせて白米と共に食す。至福の時間だ。
チャーシューを煮込んだ醤油ダレの煮汁をお湯で割って作る真っ黒な醤油スープ。考えてみれば肉料理専門店からすればお手の物のようなラーメンと言える。とは言え豚肉の出汁って旨味が凄いんだよ。個人的には豚骨出汁より豚肉出汁が好き。しかも今回「漆黒」を名乗っているので醤油ダレ多め。それを水々しさを感じるシャキシャキ玉ネギがいい具合で中和してくれるんだよ。時間はかかったけどスープを完飲し完食した。大満足で店主に「美味しかったです」と声をかけて支払いを済ませ店を出た。
早々に家路について正午過ぎには帰宅出来た。午後は風雨が抜けたが空は厚い雲が優勢で蒸し暑かった。
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