再会一力
昨日で今年も9月に入った。強力な台風はまだ先島諸島あたりに停滞しているが梅雨前線がそれに影響されているのか雨が降ったり止んだり不安定な一日。ひと頃の猛暑ではなくなったが不快指数は高いままだ。そんな金曜平日、一週間の勤務を終えた後新横浜ラーメン博物館に立ち寄る。「あの銘店をもう一度」シリーズ第4弾の店が本日開店だからに他ならない。今回は福井県敦賀の筆頭店『中華そば一力』だ。詳しくは第2弾の『牛乳屋食堂』の時に書いたが「みんなのふるさとラーメン」というシリーズの時に短期出店した店で、その時我は訪問している。当時はまだ地方へ出向いてのの食べ歩きを開始する前だったので「敦賀ラーメン」の存在を全く知らなかった。こんな店を出店させてしまうなんて凄いなラー博!と思ったものだよ。そしてその4年後の2012年7月に敦賀本店への訪問を果たす事になる。『一力』の創業もそうだったそうだが敦賀は屋台ラーメンが盛んで、夜の敦賀の街を徘徊してラーメン屋台を食べ歩いたのは今ではいい思い出だ。あれからもう10年経ってしまったんだなあ…。店に到着した時先客1人が入口で待っていた。店前の券売機で食券を購入し後につく。2分くらい待ってから席に案内された。厨房には男の店員3人と接客担当の女の店員2人。客席は隣の空きスペースを開放して増設していた。
『中華そば』930円
基本のメニューを注文。これとチャーシュー麺のみでサイドメニューとかは無かった。注文から15分待たされ提供された。麺は中細縮れ麺。具は薬味葱、細切りメンマ、紅生姜、脂身がほとんどないチャーシュー2枚。前回出店時は通常でチャーシュー4枚のせだったのに比べると寂しい顔になっている。スープはあっさり豚骨醤油。豚骨醤油と言ってもおそらく醤油が違うだからだろうか、関東のものとは全く違う味わい。そして黒胡椒が最初からかかっているのが『一力』の特徴とも言える。ご丁寧に席に1本づつGABANのブラックペッパーが置いてある。胡椒があって初めて完成するような設計になっているのだろうね。関東ではまず味わう機会がないであろう貴重な敦賀ラーメンをしっかり味わう事に努めた。なのでスープ完飲で完食。個性バリバリなのもいいけど、こういう地味なご当地ラーメン、我は特に好きなんだなー。大満足で店を出た。
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