荻窪春木
『丸長』を出た後駅に戻り地下道を抜けて北口へ出た。久々荻窪に来たのだから、どうせなら『春木屋』に行ってしまえ。1949(昭和24)年創業の荻窪ラーメンの重鎮店だ。支店の方は最近も立ち寄っているが本店となるとこちらも約15年ぶりとなる。店に到着したのは開店40分後くらいだったから店前には15人を超える行列が生じていた。店外に設置してある券売機で食券を購入した後列の最後尾へ続いた。思ったより回転が早く30分程度で着席出来た。店員は男4人で回している。国籍は多様なようだが接客は適度で素晴らしく流れるように客を捌いている。流石は一時代を築き絶えず行列を生み出している店だ、ノウハウが蓄積されているのだろう。客席は厨房周りにL字型カウンター12席と奥に6人がけテーブル席1卓。
『中華そば』880円+『味付玉子』120円=1000円
筆頭基本メニューに味玉付きで注文。初訪問時は正直「高いなー」等と思ったものだが、時代が『春木屋』に追いついてしまったらしく全然一般的な値段に感じる。あまり待たずに提供された。変わらない見た目。この素朴さも人気の秘密なのだろう麺は中太縮れ麺。ボソッとした食感の他の店ではあまり見ない独特な麺だ。具は刻み葱、平メンマ数本、三角に切られた海苔、脂身の少ないさっぱりしたチャーシュー1枚。別皿で提供された味玉は黄身しっとりで美味しかった。スープは節の香り漂う油感のあるのにスキッとキレがある醤油スープ。しかし今年3月にラゾーナ川崎店で食べた一杯と印象がかなり違い驚いた。その時はニボニボ感強め、ラード強めのインパクトのある味わいで「フードコートでも春木屋健在だなー」等と思っていたのだが、この一杯はバランス重視。…バランスとか言っちゃうと陳腐に聞こえてしまうな。一言で言うと「飲みやすく」なっている。店舗ごとに地域に合わせて味を変えるのはラーメン店としては当たり前なのかも知れないが、こと『春木屋』だから例の春木屋理論と結びつけて考えてしまうよ。昔から慣れ親しんだ常連客が多いであろう荻窪本店ならではの味わい。やっぱり本店に来てみるものだね。連食2杯目だけどスープ完飲して大満足の完食だ。退店し外に出ると変わらず長蛇の列が出来ていた。今日は荻窪を堪能出来、来れて良かったよ。
駅前に戻りドラックストアで買い物をした後横浜へと戻った。桜木町サミットで買い物をして帰宅した。
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