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2022年9月30日 (金)

八拉卒業

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さーて今日は連食しちゃうぞ。地下二階へは降りずに『八っちゃんラーメン』に移動した。10月いっぱいで卒業が発表されている店だ。店前に待ちはなく食券を買いそのまま入店。店員は男2人女2人。客入りは常に6~7割程度。今のところラー博では一番、普通の路面店のラーメン店の雰囲気を出すのに成功していると思う。ただ麺バリカタ指定なのに今回結構待たされたな。

220930hacchyan00220930hacchyan01 八っちゃんラーメン 新横浜ラーメン博物館店『ラーメン』800円

どーだいこのスープの色!都内は知らないが横浜市内ではあまり見る事が出来ない良い色の豚骨スープに仕上がっている。開店当初のスープより全然美味しくなって熟成している。やっぱり豚骨スープの熟成は時間がかかるんだな。これが近場で食べられなくなってしまうのは残念に思えるほど。とは言え結構油がヘビーなのでスープ完飲は出来なかったけど大満足で店を出る事が出来た。卒業後は『すみれ』のように路面店として市内に出店してくれないかなと期待している。

新横浜駅に戻り書店で本を2冊購入してから家路についた。

調味拉麺

まだ気温は高いものの秋晴れの日が続いて朝の通勤時には金木犀の香りを感じるようになった9月最終の金曜平日。シルバーウィーク明けの5日連続出勤はなんだかんだとキツかったが何とか乗り越えたぞ。

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帰宅途中に新横浜ラーメン博物館へ立ち寄る。一週間前から営業している「あの銘店をもう一度」第5弾の店、伊豆の『あまからや』へ訪問する為だ。正直聞いたことがない店なので調べてみると、新横浜ラーメン博物館が1999年に「ラーメン登竜門」という新人ラーメン店発掘コンテスト企画で優勝し3ヶ月営業していたオリジナル店との事。卒業後あざみ野に店を構えていたが2005年に閉店、その後2015年伊豆修善寺に場所を移し週末昼のみ4時間営業する形で復活したという経緯があるそうだ。どうりで知らない店名なはずだよ。早速地下1階に降りて店に行くと店前に待ちはなし。食券を買い早速入店。店員は男2人と女3人。先客7人後客5人くらい。

220930amakaraya00220930amakaraya01 伊豆あまからや 新横浜ラーメン博物館店

『スパイス醤油ラーメン』900円

筆頭基本メニューレギュラーサイズで注文。具は中太ストレート。具は玉ネギスライス、玉ネギのマリネ、水菜、メンマ、半味玉、チャーシュー2枚。スープは鶏と昆布、魚介から出汁を取って、数種類のスパイスを加えた醤油ダレで作ったものらしい。店主は元々カレー店を営んでいたのでこの発想に至ったとの事でカレーっぽい味なのかなと思って食べたら全然カレーっぽくない!かなり独特で表現するのが難しいな。醤油と合わせているからかインドや東南アジアと言うよりかは中国や台湾でありそうな味わい。ああ台湾のコンビニに入った時に感じる香りに似ている気もしてきたぞ。正直入店前はあっさりしたカレー味のラーメンだろうと想像しハードルを下げていた分、結構美味しく感じた。水菜をパクチーに変えても良さそう。でもそれだとラー博で客に好き嫌いを確認し回すのは困難か。こういう面白い個性を出しておきながらしっかりラーメンとしてまとまっている一杯は我の好みだ。大満足し完飲完食した。今のところ能動的ではないが機会があれば伊豆本店にも行ってみたいと思った。

2022年9月25日 (日)

満天分店

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日曜休日。三連休最終日にようやく秋晴れとなった。溜まった洗濯物や布団干しをして家を出た。

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先々週土曜日に約2年ぶりに我の一番好きなカレーである『ライスカレーまんてん』のカツカレーを食したわけだが、この店出身の店主によるカレー店が目黒と中目黒の間あたりにある事を知り訪れてみる事にした。目黒駅から約1kmちょっとの山手通り沿いにある『ライスカレーぺろり』という店だ。途中目黒川沿いを歩いてのだが、いい風が吹いてきて気持ちよかったなー。店には開店10分前くらいに到着。小さな手作り感のある店舗だ。既に店前に1人待っていた。その後に続いて並んで開店を待った。開店予定くらいになって店主が店内でバタバタしだすがなかなか店を開けない。3分経ってようやく開店した。厨房には若い男の店主1人。客席は厨房前に一列4席のカウンター席と、背中合わせで窓際のカウンター3席。口頭で注文。

220925perori00220925perori01 ライスカレーぺろり 『カツカレー中盛』1000円

筆頭カツカレーを中盛で注文。レギュラーサイズで900円、大盛りで1200円になる。『まんてん』に比べて多少値段が高いが、それはあちらが異常に安いのだ。その分ボリュームは多めで迫力あった。普通のカレー皿なのでいじるとこぼれる。『まんてん』同様1カップコーヒーが付くのは嬉しかったな。

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『まんてん』が土曜も隔週定休になってしまったので、この店が代替えになりうるのか確認しにきたというのが今日の目的だった。『まんてん』と同じく卓上にあったソースをドボドボかけて食す。ああ、流石に味は『まんてん』そのものだ。これは無心に食べてしまうよ。安心した。挽き肉たっぷりのカレー。シンプルだけどなかなか食べられないんだよ。少々高いし駅から遠いのでハードルは高いがカレー自体は代替に十分なりえる事は確認出来た。ただね、ここの店主、順番を守らない。最初の客と我が1,2番と分かっているはずなのに後客とテイクアウト客を先に提供した。更に先客と我にはお冷とスプーンを出さないまま、カレーを提供した後別の作業をしだしてこちらから言うまで知らんぷり。ワンオペなのは大変だろうことくらいはある程度は理解するけど、それにしてもあまりに注意散漫なのではないかと思う。という事があったのであんまり気分良く食べられなかった。支払いを済ませ退店した。ボリュームのある一皿だったので連食はせず。今度は東急中目黒駅まで歩いて東横線で横浜に戻った。

2022年9月24日 (土)

肉盛竹岡

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本州近海で発生した台風は今朝熱帯低気圧に変わったが、時折強い風雨が窓を叩く土曜休日。湿度が急上昇し蒸し暑さが復活。昨日が休日だったのでまるで日曜日だと錯覚する。

こんな天候なので連休中日だが近場にしておこう。良いタイミングで弘明寺にある奇妙な肉料理店『ねこ娘とねずみ男』がまたもや昼限定でラーメンを提供するという情報を聞きつけたので行ってみる事にした。しかも今回は「竹岡式ラーメン」インスパイアらしい。マニアックなところから攻めてきて意外だったが、ラーメンを提供するくらいだから店主もラーメンに詳しくて当然か。実は昨日から提供されていて荻窪に行くか迷ったけど、今日も提供されていて良かったよ。開店20分前くらいには店前で開店を待った。定刻に開店。窓に貼られたメニューを見て口頭で店員に注文を伝えた後店内に案内された。後客4人。

220924nekonezumi00220924nekonezumi03 ねこ娘とねずみ男

『竹岡式漆黒ラーメン<特上>中盛』1600円+『玉ネギW』100円+『味玉』100円=1800円

今回は竹岡式という事で、過剰に肉盛りにするとわけがわからなくなると思い、極みは止めてチャーシュー5枚入りの特上にしておいた。その分1.5玉の麺中盛、味玉、更に竹岡式を強調する為玉ネギダブルを加えた。あと自動的にライスが付いた。

220924nekonezumi02220924nekonezumi04 麺は中細縮れ麺で本家に寄せている。真っ黒なスープが染み込んで変色している。具は大ぶりの玉ネギの角切りと柔らかい平メンマ数本とナルト1枚、海苔1枚。トッピングの味玉も黄身トロリの上質なもの。

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そして今回のチャーシューは以前の肉感重視から脂身の甘さを感じられるトロトロチャーシューに変更されていた。しかも二郎の肉クラスかそれ以上の分厚さを誇る塊がが5枚も入っている。千葉の『梅乃家』だって立派なチャーシューが入るがこれほど分厚くない。こんな肉盛りの竹岡式ラーメンはこの店だけだろう。このクラスのチャーシュー5枚と対峙するのは柔らかいとはいえ大変だった。1個ずつ御飯に引っ越しさせて白米と共に食す。至福の時間だ。

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チャーシューを煮込んだ醤油ダレの煮汁をお湯で割って作る真っ黒な醤油スープ。考えてみれば肉料理専門店からすればお手の物のようなラーメンと言える。とは言え豚肉の出汁って旨味が凄いんだよ。個人的には豚骨出汁より豚肉出汁が好き。しかも今回「漆黒」を名乗っているので醤油ダレ多め。それを水々しさを感じるシャキシャキ玉ネギがいい具合で中和してくれるんだよ。時間はかかったけどスープを完飲し完食した。大満足で店主に「美味しかったです」と声をかけて支払いを済ませ店を出た。

早々に家路について正午過ぎには帰宅出来た。午後は風雨が抜けたが空は厚い雲が優勢で蒸し暑かった。

2022年9月23日 (金)

荻窪春木

『丸長』を出た後駅に戻り地下道を抜けて北口へ出た。久々荻窪に来たのだから、どうせなら『春木屋』に行ってしまえ。1949(昭和24)年創業の荻窪ラーメンの重鎮店だ。支店の方は最近も立ち寄っているが本店となるとこちらも約15年ぶりとなる。店に到着したのは開店40分後くらいだったから店前には15人を超える行列が生じていた。店外に設置してある券売機で食券を購入した後列の最後尾へ続いた。思ったより回転が早く30分程度で着席出来た。店員は男4人で回している。国籍は多様なようだが接客は適度で素晴らしく流れるように客を捌いている。流石は一時代を築き絶えず行列を生み出している店だ、ノウハウが蓄積されているのだろう。客席は厨房周りにL字型カウンター12席と奥に6人がけテーブル席1卓。

220923harukiya00220923harukiya01荻窪中華そば 春木屋 荻窪本店

『中華そば』880円+『味付玉子』120円=1000円

筆頭基本メニューに味玉付きで注文。初訪問時は正直「高いなー」等と思ったものだが、時代が『春木屋』に追いついてしまったらしく全然一般的な値段に感じる。あまり待たずに提供された。変わらない見た目。この素朴さも人気の秘密なのだろう麺は中太縮れ麺。ボソッとした食感の他の店ではあまり見ない独特な麺だ。具は刻み葱、平メンマ数本、三角に切られた海苔、脂身の少ないさっぱりしたチャーシュー1枚。別皿で提供された味玉は黄身しっとりで美味しかった。スープは節の香り漂う油感のあるのにスキッとキレがある醤油スープ。しかし今年3月にラゾーナ川崎店で食べた一杯と印象がかなり違い驚いた。その時はニボニボ感強め、ラード強めのインパクトのある味わいで「フードコートでも春木屋健在だなー」等と思っていたのだが、この一杯はバランス重視。…バランスとか言っちゃうと陳腐に聞こえてしまうな。一言で言うと「飲みやすく」なっている。店舗ごとに地域に合わせて味を変えるのはラーメン店としては当たり前なのかも知れないが、こと『春木屋』だから例の春木屋理論と結びつけて考えてしまうよ。昔から慣れ親しんだ常連客が多いであろう荻窪本店ならではの味わい。やっぱり本店に来てみるものだね。連食2杯目だけどスープ完飲して大満足の完食だ。退店し外に出ると変わらず長蛇の列が出来ていた。今日は荻窪を堪能出来、来れて良かったよ。

駅前に戻りドラックストアで買い物をした後横浜へと戻った。桜木町サミットで買い物をして帰宅した。

荻窪丸長

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秋分の日、金曜祭日。今日からまた三連休になるが本州近海で台風が発生し今夜から明日にかけて関東地方へ接近するそうだ。そんな感じなのでまた旅行計画をしていた人達は生憎の空模様だ。

我は現時点で旅行の計画は全くの白紙状態。その分ラオタモードへとシフトしている。でも以前と違うのは、新店開拓ではなく老舗店を再訪問する事に関心がある。先月末『丸長』目白店へ初訪問し、強烈な個性をもった「つけそば」と出会い老舗中の老舗『丸長』グループに改めて関心を持つ事になった。そうなれば1947(昭和22)年創業、本丸の荻窪本店にも再訪問しなければならないと考えた。なにせ前回訪問したのは15年前。ほとんど記憶に残っていない。荻窪本店を調査してみると、営業時間も短くなり臨時休業も多くなっていた。どうも店主が高齢の為らしく、存続が危惧される声も上がっている状況。先週まで入院の為長期休業していたようだ。この店は正にラーメンの文化遺産レベルの店なのだから存続を切に願う。

220923maruchyou06もし突然店終いになってしまい再訪が叶わなかったら物凄く後悔してしまうだろう。そう思い今日は必ず訪問しようと気合を入れて朝10時前、開店の70分も前には遥々横浜から荻窪本店に到着した。何故こんなに早く訪問したかというと、休日には大行列が生じ入れ替え制麺切れ御免で閉店してしまうという情報があったから。それでも流石に早過ぎたよなーと思ったら既に先客5人の列が出来ていた。その後について開店を待った。我の後ろにも20人を超える行列が生じているのが見えた。長いこと待っていると開店予定の15分前倒しでシャッターが上がり入店を促された。これは嬉しい。先客に続いて入店。厨房には店主と思しき高齢の男女2人とおばさん店員1人。跡継ぎ候補のような若い店員はいなかった…。客席は厨房前一列のカウンター8席と4人がけテーブル席3卓。客は勝手にバラバラの好きな席に座るが順番をキチンと記憶しているのは流石だ。口頭で注文。

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今日は中華そば注文をまとめた後につけそばを調理するらしく、結局着席から提供まで30分待たされた。外待ちの客は相当待たされる事になる。頑張って早く来て正解だった。我が座った席は調理の様子が丸見えだったので面白かった。15年前の事忘れたと書いたが、調理風景を見ている内、当時もつけそばの調理時に、小鉢に様々なものを投入し丁寧にゴリゴリしてい印象的だったのを思い出した。変わらず続けている。素晴らしい。

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丸長中華そば店 荻窪本店 『竹の子つけそば』880円

基本のつけそばのつもりだったが東池袋大勝軒でも「もりメンマ」が美味かったのを思い出してこれを注文した。何しろ朝食を抜いて長時間待っていてプラスアルファが欲しくなってしまった。

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麺は老舗らしい、柔らかめに茹でられた中太縮れ麺にきざみ海苔がのっている。今のつけ麺と比較してしまうとちょっと弱いかな?とか思ってしまったが、つけ汁と合わさったら全然そんな事は感じなかった。

220923maruchyou02220923maruchyou07 柔らかいメンマが大量に盛られたつけ汁。これでは麺が浸けられないのでメンマを麺側に移す。するといい塩梅で麺に味が染みて、メンマの食感と一緒に食べられる。これは良い食べ方を発見してしまったぞ。そしてつけ汁は酸味と胡椒の辛味が強烈な、老舗店らしからぬインパクト。油っぽく刻み葱が大量に入っている。目白店とは全く異なる味。退店した後もしばらく唇がピリピリしたほどだ。過激に味が振られていながら美味いというのはラーメンの魅力そのものだ。老舗の権威とか無関係にシンプルに美味しい。我としては珍しく時間をかけて味わって食べた。楽しみながら食べたからだ。最後は高齢の店主に割りスープをお願いした。あんなに刺激的な浸け汁が飲みやすく変化し完飲完食に終わった。大満足で支払いをして退店した。上の店外写真はその時のものだが、行列は道路の反対側に続いていた。これほどの人気なのだからぜひ良い跡継ぎを作って末永く営業して欲しいものだ。

2022年9月22日 (木)

二丁目濃

木曜平日だが明日金曜日は祝日なので思い切って会社帰り橋本まで行ってみる事にした。橋本駅で降りるのは実に11年ぶりだったりする。南口改札から歩いて5分ぐらいの場所に今月5日にオープンしたという『二丁目ラーメン』という店が本日の狙い。この店は川崎稲田堤駅近くにある有名店『麺や六等星』の2号店にあたるらしいのだ。本店はまだ未訪問。行こうとしたことはあるのだが営業時間が恐ろしく気まぐれで不安定な為、先にこの2号店を訪問してしまおうと思った次第。店には夜営業開始30分前に到着した。店前には誰もおらずそのまま待つ事にした。待っている間に雨が降り出した。開店まで我の後ろに4人並んだ。定刻を3分ほど過ぎてようやく暖簾が出され入店を促された。店員は男2人。不安定な営業をしているからいい加減な店員なのかと思ったら接客は丁寧だった。厨房前に一列のカウンター7席。後客はポロポロと現れ満席となり店内待ちが生じた。店内には結構な豚骨臭が漂い期待が高まった。BGMは80年代JPOPだった。

220922nichyoume00220922nichyoume01 自家製麺 二丁目ラーメン

『味玉とんこつラーメン』1000円

メニューはとんこつラーメンと油そばの2本。しかしとんこつラーメンは夜営業しか提供しないという事で会社帰りにわざわざ立ち寄ったのだ。味玉メニューに✗が付いていて残念がったら「味玉が少なくなっておりましてご希望でしたら現金で対応します」との事だったので早速100円玉を食券に添えて渡した。1番のりの強みだ。また提供直前に「ニンニク入れますか?」と思いもかけない事を確認されたので反射的に「お願いします」と答えた。二郎コールで返さなくて良かった。

麺は自家製中太縮れ麺。少し柔らかめかな。麺量は250gもあるとか。なかなか食べ応えがあった。そしてスープだが噂通り骨粉のザラザラ感が感じられるほどの濃厚な豚骨醤油。但し馬鹿みたいにドロドロなのではなく、スープとして飲めるくらいの濃度になっている。具はきざみ葱とワカメ、濃い味付けのメンマ数本、ナルト1枚、海苔1枚、大きく分厚い肩ロースチャーシュー1枚。メンマとチャーシューがかなり凝って作り込まれた上質のものでこだわりが感じられた。それとトッピングの味玉は黄身にしっかり味が染み込んだ、これまた上質なものだった。単純に濃厚スープだけではなく、こういった具材ひとつひとつへのこだわりが隠れた人気の秘密なのだろう。意外だったのはワカメで、このくらい濃厚なスープになると全然違和感を感じなくなるのは発見だった。これはもう文句なくスープ一滴残さず完食。腹いっぱいで大満足で退店した。外は雨が本降りだったので折りたたみ傘を開いた。

駅に戻り長時間横浜線で揺られながら帰宅の途についた。

2022年9月21日 (水)

山道後家

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水曜平日。今朝はかなり気温が下がり驚いたよ。流石にもう完全に秋かと思ったけど予報を見る限りそうはならないらしい。空は雲が立ち込めている早出出勤の定時退社日だ。

藤棚付近にあった味噌ラーメン店『山道家』が閉店しその跡地に今月15日新店が開店したというので行ってみる事にした。『山道家』は結局オープン間もない頃に一度行ったきりになってしまった。今度の店は『横浜ラーメン大山家』という。ネット上だと経営は『山道家』と同じでリニューアルだという噂もあるが真偽不明。西横浜駅から7分くらい歩いて到着。入口脇に券売機。厨房には男の店員2人。言葉使いから中国系と思われる。客席は厨房周りにカウンター6席と4人がけテーブル席2卓。水はセルフ。先客5人後客1人。麺の硬さだけ確認されたので普通と返答した。

220921ooyamaya00220921ooyamaya02 横浜ラーメン 大山家

『ラーメン並』790円+『味玉』100円+『ライス大』100円=990円

筆頭基本の並、好みは全て普通。他に赤ラーメンがあるみたいだ。味玉トッピング。ライスは大が100円だったので注文。量は普通だった。卓上におろし大蒜と豆板醤はあったのでオンザライス。

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麺は中太やや縮れ。普通選択でも十分かためだったね。チャーシューは脂身がないパサパサタイプ。トッピングの味玉はほぼ固茹で卵。具の構成は家系そのものだが…これは家系ラーメンなのか?と疑問が湧いた。鶏油の存在が感じられなかったからだ。確かに家系とはどこにも書かれていないし、食券にも麺と味の好み選択は書かれていたが油は書いてなかったし。豚骨の出汁感や醤油ダレの存在感は感じられて普通の豚骨醤油ラーメンと割り切ってしまえばそこそこ美味しく食べられたんだけどね。労働の後だったので満足して完食し家路についた。

2022年9月19日 (月)

本田二郎

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敬老の日で月曜祭日。三連休最終日となる。今年は連休の度に天候に恵まれていない気がする。まあ我は当分旅行する気分にはない為それほどダメージはないが、行動制限解除で旅行を計画していた人たちはお気の毒と言うしかない。朝のうちは日が照りつけていたが午後は強風を伴う雨が降った1日だった。

土曜日に訪れ衝撃を受けた『麺処ほん田』秋葉原本店。その後調査すると旧本店があった東十条の店舗では秋葉原本店とは全く別に二郎系ラーメンを提供している事を知った。『ほん田』が繰り出す二郎系ラーメンに興味を抑えきれず当初の予定を変更し東十条へと向かった。あの『ほん田』という事もあり店には開店30分前に到着。先客はなく店前のベンチに座り開店を待つ。待っている間に雨脚が強まったので折りたたみ傘を出し開いた。定刻2分過ぎに開店。入口脇の券売機で食券を買い席を指定されて着席。後客6人だけ。厨房には男の店員2人。客席は厨房周りに変形L字型カウンター10席。

220919honda00220919honda01 処 ほん田 東十条店 『ラーメン小』900円

麺量250gのラーメン小を全マシで注文。二郎系ラーメンへのブランクが結構あったので食べる気満々だったからね。

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麺はややかために茹でられた平打ち太麺。ヤサイはもやし9割キャベツ1割くらい。豚はなかなかの厚みのものが2枚。きざみ大蒜たっぷり。しっかり二郎系ラーメンでとりたて他店との違いはあまり無いように見えたが、スープが乳化系というやつ。二郎系のスープってきざみ大蒜まみれになり醤油の印象だけが残るものが多いが、ここのはちょっと家系のスープに近いくらいしっかり豚骨醤油だった。麺を少しづつほじくり出して緩やかな天地返しを行いつつ食べ進み、後半キツかったが二郎系ラーメンの魅力を味わって完食し大満足だ。秋葉原本店ほどの衝撃は感じる事は出来なかったが二郎インスパイアとしてしっかり正面から取り組んでいるのが見えて良い印象が残った。

また雨脚が強くなってきたのでどこにも寄らず真っ直ぐ帰宅。蒸し暑いから部屋の窓を開けっ放しで出てしまっていたので雨が吹き込んでえらいことになってしまっていた。

2022年9月18日 (日)

前島家系

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時折強い雨が降る日曜休日。こんな日は雨に濡れずに行ける店に行ってみようか。みなとみらい駅から東横線に乗り、武蔵小杉で目黒線に乗り換え武蔵小山駅へ降り立った。こういう時に武蔵小山の長いアーケード商店街は威力を発揮する。

今日訪問した店はこの長いパルム商店街の中に今月7日オープンした『ラーメン家がんくろ』。『せたが屋』グループ代表前島氏が家系ラーメンを食べ歩いて作り上げたグループ初の「家系風」ラーメンを提供する。屋号は「頑張って黒字にする」意味があるそうだ。開店よりだいぶ早く到着してしまい店員が入口のガラス戸に雑巾がけしている最中だった。対面のファミリーマートでしばらく時間を潰して開店3分前くらいに店前で待つことにした。それくらい人がいないんだなと思ったら後からどんどんと並び始めたよ。定刻に開店。入口脇の券売機で食券を買うと店舗の一番奥のカウンター席に案内された。かなり奥に長い店舗だ。客席は一番奥に6人がけのテーブル席1卓、それと厨房周りにL字型カウンター17席。店員は男5人と女1人。

220918gankuro00220918gankuro02 ラーメン家 がんくろ

『ラーメン』850円+『ライス』100円=950円

筆頭基本メニューにライスを付けて注文。塩もあったけど基本の醤油、好みは全て普通で注文した。卓上にはおろし大蒜とおろし生姜があったが豆板醤はなく唐辛子だった。また卓上にタレがあり薄い場合は自己調整出来るらしい。

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麺はグループ自家製の中太ストレートだそうだ。この店に限ってはかため指定の方が良い感じがした。チャーシューはモモとバラの2種。これは家系店で多用される燻製のものとは少し違う製法の上質なやつで個性を光らせていた。結果的に「家系を名乗っているなんちゃって家系」よりはよっぽどしっかり作り込まれた家系ラーメンだった。豚骨濃度高めの東京家系とは違い、結構醤油寄りの醤油豚骨。開店間もないのでまだフレッシュな印象が強いけどしばらくすると古参家系店のようないい味が出てくるかも知れない。満足して完食した。塩味はまた別の仕上がりをしているようなので機会があれば再訪問してみたい。店前には行列が生じていた。

帰りも来る時と同様スムーズな乗り換えで横浜に戻り正午過ぎには帰宅した。かなりの湿度で気持ち悪く空調を入れざるを得なかった。

2022年9月17日 (土)

本田旨味

胃袋のみならず心までも満足させてくれた『まんてん』を退店した後、すぐ水道橋駅に戻り秋葉原に移動した。次に目指したのは『麺処ほん田』秋葉原本店だ。この店は2008年2月15日に東十条駅近くに創業しており、我は2009年1月10日に一度訪問している。当時から大人気店で行列に並んだ記憶がある。その店が2020年4月15日にJR秋葉原駅に本店を移して提供するラーメンも刷新したという。今日は『まんてん』で満たされたし、ある程度の行列だったら心の余裕を持って待てるだろうと軽い気持ちで立ち寄ったのだが…。秋葉原駅の改札を出たものの店の場所が分からず5分ちょっとさまよった挙げ句店に到着したのは開店して20分過ぎたあたりだった。店の前には30人弱の長蛇の列が既に生じており急いでその最後尾についた。並んでいる途中で女店員に入口脇の券売機で食券だけ買うよう促された。結局1時間待ちで店内に案内された。厨房内に男の店員3人と接客担当の男女2人の店員。客席は厨房前一列のカウンター5席、2人がけテーブル席2卓と4人がけテーブル席2卓。10分ほど待たされ提供された。

220917honda00220917honda01 麺処 ほん田 秋葉原本店 『味玉醤油』1250円

東十条時代は香味鶏のあっさり塩と濃厚魚介豚骨の2本立てだった。10年以上大行列を作っていたそのメニューを全てバッサリ切り捨て別の味に変えた決断力がまず凄い。なかなか出来る事ではない。さらに移転を機に麺は自家製麺に切り替えているのだそうだ。移転後のメニューは醤油、塩、各々のつけ麺、汁なし担々麺となっている。我は筆頭の醤油を味玉付きで注文。

麺は中細ストレート。具はきざみ葱、濃い色のメンマ数本、鶏チャーシュー1枚、レア気味の豚ロースチャーシュー2枚。トッピングの味玉丸1個。麺も具のひとつひとつ素晴らしかったが、問題はスープだ。レンゲでスープを一口啜った後衝撃を受けた。見た目からは最近流行りの鶏油を効かせたネオ中華そば系、ネオノスタルジー系等っぽいが、実際はそれを超越していた。最早魚介が効いているだの、醤油がまろやかだの、脂の旨さが感じられるだの、そんなの些細な事に思えた。何というか、出汁の旨味が凄いのだ。それでいながら油もしっかり効かせているので、あえて上品にならないよう、ラーメンの魅力を存分に味わえる仕上がりにしている事にも凄みを感じた。長年ラーメンの食べ歩きをしているが「ラーメンっていうのは凄い食べ物なんだな」と今更改めて思わせてくれた。しかもこれを感じたのは空腹の飢えた状態の自分ではなく、あの『まんてん』で満たされた後なのに、だ。更に暑い中1時間も待たされれば多少苛ついた気持ちになっていたのだが、その気持が霧散してしまった。この事実を前にすると、もう素直に感服させられたと言わざるを得ないね。まだ色々書きたい事はあるけど長くなりそうなので止める。とにかく驚くほど美味くて大満足だった。連食だったがその気持ちを店側に伝えるべく汁一滴残さず完飲完食して店を出た。そのままどこにも立ち寄る事なく駅に戻った。今日はこれ以上の事はないと思ったからだ。

満天欲求

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昨日は爽やかかと思ったけど夜になって気温が上がり熱帯夜に近くなった。明けて土曜休日も空は雲が多いが日差しが強い夏日になった。

我が一番好きなカレーは神保町の路地裏にある1981(昭和56)年創業の老舗カレー店『ライスカレーまんてん』のカツカレーになる。我はもう30年くらい前から度々訪問しているので先代が現役だった頃から知っている。先代の口癖だった「申し訳ない」が懐かしいよ。感染症拡散防止の行動制限等もあり2020年12月12日以降食べていなかったが、もういい加減食べたくなったぞ!と思ったのが今月初旬頃。以前は日曜定休だったが最近では土曜日も隔週で定休になってしまったらしくタイミングが合う今日までお預けを喰らった形になっていた。もう今日は絶対に『まんてん』のカツカレーだ!と気合いが入り早めに家を出て久々に店最寄りの水道橋駅へと向かった。気合いが入っていた為店には営業開始30分以上前に到着。ところが既に先客1人が待っていた!凄い!早速後に続く。定刻に開店する頃には我の後ろに15人くらいの行列が出来ていたね。店内隅の席から順番に着席するよう案内された。スプーンと水が入ったコップと一口アイスコーヒーが提供された。懐かしい。厨房には若い男の店員2人。少しだけ二代目が顔を出したね。順番に注文を確認され提供されるのをじっと待った。

220917manten00220917manten01 ライスカレーまんてん 『カツカレー(大盛)』650円

これだよ!これ!たまらん!確かこの店でカツカレー以外頼んだ事はないと思う。福神漬けを多めに投入し、カツにソースをドボドボかけて食べるのが我のお決まりの動作になっている。

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もうね、ただただ夢中になって食べるだけ!本当に大好物を食べる時にはこうなる。やっぱり美味いなこの店のカツカレーは!久々だった事もあり速攻で綺麗に皿を空にした。大満足の料金後払い。全然値上げしていないよ。それも凄いや。店を出ると行列がまだ続いていた。自分が本当に大好きな店が、大勢の人に好まれ営業し続けてくれている事が嬉しい。

2022年9月16日 (金)

鶏味噌緑

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金曜平日。だいぶ秋らしくなり爽やかな空気で気持ちが良い天候。夕暮れ時もいい雰囲気の空だった。

会社帰り市営地下鉄に乗り換えセンター南駅で降り立った。南の方はかなり久々だ。駅から徒歩5、6分の場所に今月13日に開店した新店『らーめん縁や』へ赴いた。到着してみれば『ウミガメ食堂』の隣だった。早速入店。店員は男の店員2人と新人アルバイト初日らしき若い男の店員1人。客席は厨房前に一列4席のカウンターが2本。テーブル席は4人卓が2つ。先客ゼロ後客2人。口頭で注文。

220916enishiya00220916enishiya02 らーめん縁や

『鶏白湯味噌特製らーめん』1420円+『ライス小』100円=1520円

メニュー表にオススメと書かれた鶏白湯味噌を特製、ライス小を付けて口頭で注文。他に鶏白湯の塩と醤油、背脂醤油等があった。10分くらい待って提供された。

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麺は縮れの強い中太縮れ麺。具はぎざみ葱、カイワレ数本、穂先メンマ2本、海苔3枚、味玉丸1個、炙りチャーシュー1枚、低温調理チャーシュー1枚。低温調理チャーシューは大きなやつだったが結構な冷たさだったのでスープに沈めて最後の方に食べた。スープは鶏白湯となっているがやはり味噌の味が強く出ていた。鶏白湯にちょっと苦手意識があるので我としては逆に?良かったよ。おろし生姜が合う普通に美味しい味噌ラーメンに仕上がっていると思う。満足して支払いを済ませ退店、駅に戻り家路についた。

2022年9月14日 (水)

発酵黒麺

もう秋かなと思っていたが残暑はそう甘いもんじゃなかった。また最高気温30℃越えの日が続く。

実は昨日会社の健康診断があり、一昨日の昼食以降食事を抜いていた。普通なら昨夜ガッツリとした一杯を食べる気でいたのだが全然そういう気にならなかったので退社後そのまま帰宅した。自分が歳をとったことを味わう羽目になった。

今日は定時退勤なので近場で外食してから帰宅しよう。横浜駅で途中下車。市営地下鉄駅近くの地下1階「フードアンドタイムイセタンYOKOHAMA」というフードコートに今月7日にオープンした『発酵ラーメンizuru』という店が狙い。発酵ラーメンというのは面白そうだがどうも健康志向の店の臭いがする。経験からするとそういうものとは我は水と油の関係になりがちだから警戒した。もちろん我は油側だ。でも先に書いたように今日もそれほど腹グーグーではないので寄ってしまう事にした。目的の店を発見。先客2人組が注文中で我は後に続いた。店員は調理担当の男2人と受付担当の男女2人。口頭で注文し連絡ブザーを渡される。フードコートといいつつ店専用のスペースがありそこに座る。水は紙コップにセルフ。壁際に逆L字型カウンター10席とテーブル席が2人卓3つと6人卓1つ。先客3人後客3人。

220914izuru00220914izuru02 発酵ラーメンizuru

『ラーメン&こぶ生姜ごはん、いろどり3種(ネオブラック胡麻ラーメン)』1880円

ラーメンは醤油、柚子ミルク、胡麻味噌、ニラ担々麺の4種から。サイズはハーフも選べるがレギュラーで注文。唐揚げとごはん付きのセットを注文。そのせいか15分以上待たされたよ。

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唐揚げはかなり小さいのが3個。ごはんにはなにか入っていたが生姜なのか?あまり味は主張していないので逆に助かる。あとはほうれん草のおひたしともやしナムル…かな?

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ネオブラック胡麻ラーメン。黒胡麻と麹味噌からなる黒味噌ラーメン。動物性不使用で玄米麺を使用しており他のラーメンより200円定価が高い。我はヴィーガンとかいう人種と対局にいるが、胡麻が好きなので注文してみた。麺は茶褐色で蕎麦のような中太ストレート玄米麺。具は大量のきざみ海苔と刻み葱、厚揚げ2切れと豆腐2切れ。スープは意外にもはっきりくっきりした濃いめの味噌味。健康志向のやつはだいたい薄味のものが出てくるのが常なのだがこれは美味しく感じた。ご飯もすすむ。反面胡麻の味はあまり主張して来なかったな。唐揚げとごはん、濃い味の味噌。黄金のセット、プラス野菜物の小皿も2つ付いて満足の晩飯になったよ。但しそれなりのいいお値段。その価格を乗り越えるほどの習慣性は感じられなかった。返却口に食器を帰し早々に駅に戻り家路についた。 

2022年9月11日 (日)

丿貫咖喱

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明け方空は雲に覆われ少し肌寒くさえ感じた日曜休日。日が昇るに連れ青空が広がり陽光が照りつけるようになり気温も上昇してきた。

さて今日は野毛に今月7日にオープンしたカレー店『カレーマニア045-SPICE-』へ訪問する事にした。この店は今や横浜の大行列店となり全国に勢力拡大中の煮干しラーメンの店『丿貫』の店主から技法のアドバイスを受け完成させた『濃厚煮干しカレー』を提供しているそうだ。日中でも人通りがほとんどない野毛の路地裏の2階に店舗を構えているのだが、開店10分前に到着したら入口へ続く階段に行列が既に出来ていた。8番目だった。これは目測を見誤ったぞ。定刻に開店。先客に続いて入店すると客席は厨房前一列にちょうど8席で何とか着席出来たよ。店員は男の店主と女の店員2人。口頭で注文。後客は来なかったようだ。一番最後だったのに何故か一番最初に提供してもらえた。

220911currymania04500220911currymania04502 カレーマニア045 -SPICE-

『丿貫流濃厚煮干カレー(アチャール添え)』1200円+『スパイス味玉』100円=1300円

筆頭メニューにスパイス味玉を付け注文。ライスは雑穀米使用。アチャールには大根や人参、紫キャベツの細切り、牛蒡に茄子、それに煮干しまで添えられていた。別の小皿には味変用のライタかな?説明されたが忘れてしまった。

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確かに最初に煮干しの風味を感じた気がするがそれはすぐ他のスパイスの後ろ側に隠れてしまった気がする。でも前面に煮干しが居座り続けるよりカレーとしては正解なのだろう。その分苦味が味に深みを形成して美味しいカレーになっている気がする。スパイス味玉もやりすぎない半熟卵でカレーの口休めになってくれた。満足の一皿だった。支払いを済ませ退店した。

昨日に続いて桜木町のサミットで買い物をして午後1時過ぎには帰宅しゆったりと休日時間を過ごした。

2022年9月10日 (土)

蝦豚麺極

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土曜休日。朝のうちは雲が多かったが徐々に晴れ渡ってきて日差しも結構強くなってきた。久々の好天に恵まれた週末。ようやく布団干しが出来た。それでも外出を躊躇うほどの湿度は感じない。今年の夏の終わりを感じた気がした。

今日は弘明寺駅近くにある奇妙な肉料理店『ねこ娘とねずみ男』へ約3ヶ月ぶりに訪問する事にした。今週末のランチ営業で約10ヶ月ぶりにに『麺チャーシュー』を提供してくれるという情報を得たからだ。肉料理店らしく麺チャーシューとは焼豚メインのラーメンという意味だそうだ。実は今週末訪問を計画していた店があったのだが突然営業が怪しくなって途方に暮れていたタイミングだったので好都合だった。近場だしね。店には開店20分以上前に到着。早すぎるかと思ったけど待つことにした。開店までに後客2人が並んだ。開店前にメニューが張り出され注文を取りに来た店員にそれを見て注文。定刻に店内に案内された。水はセルフ。後客は結局3人だったかな。意外と余裕だった。10分ほどで提供された。

220910nekonezumi00220910nekonezumi01 ねこ娘とねずみ男

『蝦豚麺 極みラーメン』2000円+『中盛』100円=2100円

メニューはノーマルから上、特上、極みとチャーシューの量が増える。この店の魅力をたっぷり味わうべく朝食も抜いてきたのだ、ケチケチせず極みを注文。チャーシュー5枚とローストビーフ2枚が基本だそうだが「早くからお待ちいただいたので色々入れておきました」との事でこの見た目になった。感謝だ。あと葱の有無も確認されたのでもちろん有りにした。

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今日は海老のスープかー。海老自体は好きだけど海老の甘い出汁がちょっと苦手なんだよなー。すると注文時に「煮干しがお好きなら加えますけど?」と確認してくれた。それは有り難いのでお願いした。これが個人的には良い効果となり海老感は突出させずに煮干し感も控えめとなっていた。醤油ダレもしっかり活きており美味しかった。また麺が極太、中太、縮れ麺から選べ、更に麺をご飯にも変更出来るという。凄い自由度だな。我は極太麺を選択。これがボキボキの食感で主役のチャーシューの食感に埋没する心配は無かった。またラーメン好きとしては麺が少なすぎるとバランス感が悪くなると思い中盛を選択。これも良い選択だった。そしてチャーシューは流石に肉料理店だけあって肉を噛みちぎる悦楽を損なわない程度の噛みごたえを残した仕上がり。しかもこのボリュームなので満腹中枢は刺激されたよ。大満足で完食。支払いを済ませ退店した。腹いっぱいだ。今日の夜は永谷園の梅茶漬けになるな。この麺チャーシューは明日も提供予定だそうだ。

その後桜木町に移動しサミットで食料調達をして帰宅。午後1時前には帰宅し干していた布団等を取り込んでから部屋でゆったりと過ごした。

2022年9月 9日 (金)

三吉三亀

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厚い雲に覆われた空が広がる金曜平日。ひと頃よりはだいぶマシにはなったとはいえまだまだ蒸し暑い。

帰宅途中に市営地下鉄に乗り換え阪東橋駅にやってきた。地上に出てそのまま横浜橋通商店街を抜け信号を渡り三吉橋通り商店街へ。ここに新店が開店したという情報を聞きつけ早速やって来た。今月2日にプレオープンして明後日11日に正式オープンするという『ラーメン三亀(みかめ)』という店だ。プレオープン中ということで営業時間も読めないので迷ったけど近場だし一か八かで訪問してみる事にした。完全に我の生活行動範囲内だから気になってね。場所は以前『勢津家』があった対面あたり。なかなかかっこいい看板だ。店内は明るいが営業中の札もなく先客もなく厨房に男の店主1人のみ。寸胴が傾けられて置かれていたので「あー間に合わなかったか…」と思いつつダメ元で入口に近づくと店主が「ラーメンだけになりますがそれでよろしかったらどうぞ」と中に招いてくれた。入口脇に券売機が設置されていたが「どうぞそのままおかけ下さい」と言われた。奥にある給水器で簡易コップに水を注ぎ着席。客席は厨房前一列5席と冷蔵庫前に1席のテーブル席。後客は来なかった。しばらく待って提供された。

220909mikame00220909mikame01 ラーメン三亀 『三亀ラーメン』700円

正式オープン用と思われるメニューが卓上にあったので値段から見るとおそらく屋号を冠したこのメニューにあたるのだと思う。具の構成から家系を意識したラーメンだと思うが好みは聞かれなかったな。どちらにしろ我は全てノーマル選択だけど。麺は中太やや縮れ。スープはトロンとした感じであまり鶏油の存在感は出ていない気がしたけど、豚骨出汁の旨味が十分に感じられるもの。これこそが先日の日曜に欲していたものだったので大満足。汁一滴残さず完飲完食したよ。料金を支払い店主に「美味しかったです」と声をかけた。すると「今日やっと冷蔵庫が設置出来たんですよ」と話しかけられた。その時は言えなかったが家から徒歩で来れる範囲なので正式オープンして落ち着いたら近い内に再訪問するつもりだ。今度はサイドメニューも付けてね。良い店が近くに出来た。コンビニに立ち寄ってからそのまま歩いて帰宅した。

2022年9月 4日 (日)

塩否家系

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日曜休日。朝曇天で徐々に晴れて夏日になるという昨日同様の天候。今日は食料調達がメインになるし近場の店にしよう。なんとなく豚骨出汁が感じられる家系を食べたい気分になっていたので山手の『らーめんささき』へ再訪してみる事にした。あそこならば徒歩でよい散歩コースになる。店には開店ちょうどあたりに到着。開店間もない5月8日に訪問して以来となる。入口脇の券売機で食券購入。店員は男の店主と女の店員2人。先客ゼロで後客6人。

220904sasaki00220904sasaki01 らーめん ささき

『塩ラーメン並』850円+『味付玉子』100円=950円

前回筆頭醤油を注文していたので今回は塩にしようかと軽い気持ちで選択した。塩だと醤油より100円高いんだね。好みは全て普通。その選択だけでだいぶ後に来た後客の後に提供された。

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店主の修行先である『近藤家』同様、丼は海苔で隠された昔ながらのスタイル。海苔をセルフで立てて見ると、あれ?ほうれん草は無く、きざみ葱が多めには入っている。チャーシューも醤油と異なる種類のバラチャーシューになっている。でもこの具の違いは単にバリエーションだろうと思っていた。でもスープを啜ってみると分かった。見た目は塩豚骨でそれほど違いは無いように見えるけど、かなりあっさりサッパリしていて家系感は希薄。どちらかというと家系ではない通常の塩ラーメンに近い感じに仕上がっている。具の違いは「塩は家系ではない別のメニュー」と店側が宣言しているように感じた。我としては今日は『壱六家』のような「塩味の家系」を求めて訪問したので「うーん…」となってしまった。でもこれはこういうものだと知らずに注文した我が悪い。大部分の塩を注文する客はサッパリしたものを求める傾向にあるだろうからね。もうリカバリーで別の店へ行って立て直す歳でもないので一応完食して店を出た。店前のバスに乗り桜木町に出てサミットで食料調達をして帰宅した。

2022年9月 3日 (土)

千客萬來

朝は曇天で始まった土曜休日。気がつけば前回床屋へ行ってから1ヶ月半になりそうだったから急遽予約を入れたら今日正午の予約が取れたので行った。夏はサイクルを早めにして短髪にしないと不快だからね。だから今日の昼食はスタートが遅くなり遠方の店や行列店には行けない。という事で根岸線に乗り洋光台へ。

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以前洋光台駅近くに『千客萬來』というラーメン店があった。麺料理メインの中華料理店といった感じでベットタウンのようなあの界隈では家族客で賑わって人気店だったのだと思う。我は食べ歩きを始めて1年未満の2007年2月4日に一度だけ、当時買ったラーメン本で紹介されていたのを見て訪問した。スーラージャン麺を食べて酸っぱくて驚いた記憶がある。その後いつの頃か明確ではないがひっそりと閉店していたようだ。それが今年の6月くらいに同じ場所で復活したという情報を知って気になっていたので今日訪問してみる事にした。洋光台に降り立つと青空が広がり日差しが強かった。それでもひと頃よりはマシになったかな。改札を出て徒歩2分程度で店に到着。無事営業していた。黒板に屋号の前に「名もなき…」と入っているのは何故だろう?早速入店。店員は男ばかり3人。客席は1人卓4つと4人卓3つくらい。先客6人後客3人。口頭で注文。水はセルフ。

220903senkyakubanrai04220903senkyakubanrai02 名もなき…洋光台ラーメン 千客萬來

『灼熱の担々麺』1000円+『半ライス』100円=1100円

メニューはかなり絞られており、ラーメン、チャーシュー麺、担々麺、汁なし麻辣麺、餃子となっている。このご時世なので理解はしているもののやっぱり高くなったなー。

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迷った挙げ句担々麺にした。麺は柔らかめに茹でられた縮れ細麺。具はきざみ葱と青梗菜、挽き肉。いたってオーソドックスなシンプルな担々麺だった。灼熱の…なんてメニュー名に付けているから辛さ重視のよくあるやつかと思ったら、しっかり胡麻のクリーミーさが味わえる我の好きなタイプの担々麺。なので箸がすすむしライスも順調に減っていった。何で灼熱なんて付けたのかと思うくらい辛さはほとんど気にならなかった。スープ完飲し完食した。客の中には以前の記憶を思い出し来店している地元民が多くいるようだった。そういう雰囲気の中で食べるのは心地良い。支払いを済ませ退店した。駅前のスーパーで買い物をして家路についた。

2022年9月 2日 (金)

新女味塩

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『一力』にサイドメニューが無かったので今日は連食しちゃおうか。でも2杯目は流石にあっさりな一杯がいいなと探したらあっさり塩ラーメンを提供している『通堂』に行き当たった。店前券売機で食券を買い待ち客はなかったので早速入店。店員は男1人と女2人。先客6人後客2人。

220902tondou00220902tondou01 琉球新麺 通堂 新横浜ラーメン博物館店

『通堂うま塩ラーメン 新・おんな味 味玉入り』1000円

この店の20周年を機に「新・おんな味」というのを生み出しメインに持ってきたらしいのでそれの味玉入りのを注文。旧味も併せて売っているのも面白いね。麺は柔らかめに茹でられたストレート細麺。具はかいわれ、三つ葉、柔らかいバラチャーシュー2枚。トッピングの味玉はしっかりめの味付け。透き通った和風出汁の効いた塩スープには軽く背脂がかかっている。味わいとしては関西風うどんに近い。どちらかというと飲んだ後の〆の一杯的に感じた。今回は連食2杯目の選択だったので丁度良く満足出来た。

博多薬院の『八っちゃんラーメン』、来月末で卒業らしいね。ようやくスープが熟れてきたようだったので残念だ。

再会一力

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昨日で今年も9月に入った。強力な台風はまだ先島諸島あたりに停滞しているが梅雨前線がそれに影響されているのか雨が降ったり止んだり不安定な一日。ひと頃の猛暑ではなくなったが不快指数は高いままだ。そんな金曜平日、一週間の勤務を終えた後新横浜ラーメン博物館に立ち寄る。「あの銘店をもう一度」シリーズ第4弾の店が本日開店だからに他ならない。今回は福井県敦賀の筆頭店『中華そば一力』だ。詳しくは第2弾の『牛乳屋食堂』の時に書いたが「みんなのふるさとラーメン」というシリーズの時に短期出店した店で、その時我は訪問している。当時はまだ地方へ出向いてのの食べ歩きを開始する前だったので「敦賀ラーメン」の存在を全く知らなかった。こんな店を出店させてしまうなんて凄いなラー博!と思ったものだよ。そしてその4年後の2012年7月に敦賀本店への訪問を果たす事になる。『一力』の創業もそうだったそうだが敦賀は屋台ラーメンが盛んで、夜の敦賀の街を徘徊してラーメン屋台を食べ歩いたのは今ではいい思い出だ。あれからもう10年経ってしまったんだなあ…。店に到着した時先客1人が入口で待っていた。店前の券売機で食券を購入し後につく。2分くらい待ってから席に案内された。厨房には男の店員3人と接客担当の女の店員2人。客席は隣の空きスペースを開放して増設していた。

220902ichiriki00220902ichiriki01 中華そば 一力 新横浜ラーメン博物館店

『中華そば』930円

基本のメニューを注文。これとチャーシュー麺のみでサイドメニューとかは無かった。注文から15分待たされ提供された。麺は中細縮れ麺。具は薬味葱、細切りメンマ、紅生姜、脂身がほとんどないチャーシュー2枚。前回出店時は通常でチャーシュー4枚のせだったのに比べると寂しい顔になっている。スープはあっさり豚骨醤油。豚骨醤油と言ってもおそらく醤油が違うだからだろうか、関東のものとは全く違う味わい。そして黒胡椒が最初からかかっているのが『一力』の特徴とも言える。ご丁寧に席に1本づつGABANのブラックペッパーが置いてある。胡椒があって初めて完成するような設計になっているのだろうね。関東ではまず味わう機会がないであろう貴重な敦賀ラーメンをしっかり味わう事に努めた。なのでスープ完飲で完食。個性バリバリなのもいいけど、こういう地味なご当地ラーメン、我は特に好きなんだなー。大満足で店を出た。

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