蒔田背脂
木曜平日。在宅勤務日。お盆前後に職場でも感染者が複数発生しており正直怖い。症状は人によるが相当辛いと聞く。気をつけていても感染するかも知れないが、それでもリスクは避けたい。
白けた空で直射日光も弱められ、ひと頃よりはマシとは言えまだまだ蒸し暑い。でも空調はつけずに扇風機で十分かな。今日の昼は約半年ぶりに『和歌山家』蒔田店へ訪問する事にした。開店時間がわからなかったが到着すると営業中の札が出ていたので入店。厨房には店主と若い女の店員の2人。口頭で注文。このところ店主は体調不良らしく営業が不安定になっている。前回訪問時は外待ちも出来ていた状況だったが今日は先客1人後客ゼロだった。皆無駄足を回避したいのだろう。正直我もそうだったので半年ぶりの訪問になった。しかしラーメン店経営は過酷な仕事だと思うので無理せず、客の為にも良いサイクルを見つけて長く営業を続けられるよう頑張って欲しいなと思う。
店内ホワイトボードに未食の背脂豚骨と書かれたメニューがあったので注文してみた。結構待たされ提供された一杯は我の想像と違っていたから。背脂と聞くと背脂チャッチャ系を連想してしまったが、こちらは背脂を自分で溶かしながら食べるスタイルだった。それでも見た目が迫力あり美味しそうで、提供時からちょっとテンションが上がった。ラーメンは盛り付けって結構大切だ。綺麗さより迫力が伝わってくる方が我の好みだ。麺はかために茹でられた中太縮れ麺。具はきざみ葱と茹でもやし、細切りきくらげ、海苔1枚。そしてこの店のトレードマークとも言うべき野趣あふれるゴツく分厚い炙りチャーシュー2枚だ。スープは濃厚醤油豚骨なのだが、やや醤油が強めに出ていて美味しかった。背脂豚骨を注文する時、正直言ってちょっと不安だったんだよ。我自身は背脂系のラーメンは好物だが、この店は濃厚豚骨メインの店。スープが濃厚である分、豚骨の甘さと背脂の甘さがバッティングして甘々になってしまう事を危惧していたが、それは杞憂だった。店主はちゃんと理解していてくれた。文句なく完飲完食だった。チャーシューはもちろんだがきくらげも良かった。色々な食感が楽しめるのもラーメンの魅力だ。
+『スパイシーチキンカレー小』300円=1300円
サイドメニューに「スパイシーチキンカレー」があったので小を頼んでみた。開店間もない初訪問時「豚骨ホルモンカレー」を食べたけど今回はどうかな?女店員が「先にカレーを提供出来ますがどうなさいますか?」と聞いてくれた。ラーメンの調理に時間がかかる事をわかっているので気を利かせてくれたのだろう。一応在宅勤務中だからこの気配りは助かるよ。なのでだいぶ先に提供してもらった。で、食べたらかなり美味しくて驚いた。前回のホルモンとはぜんぜん違うよ。これなら大を頼むべきだったかと思ったほど。ラーメン提供を待たず即完食。支払いは提供時先に済ませていたので「ごちそうさまー」と挨拶をしてカレーがとても美味かったことを伝えて退店した。
午後の業務の為早々に家路についたが、我のお気に入りの町中華『龍宝』はシャッターが降りていて少し心配になった。お盆休みならいいけどさ。飲食店も大変だ。
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