泉咖喱麺
昨晩からの蒸し暑さのまま朝を迎えた日曜休日。空は曇天。時より雨が降ったり日が差し込んだり。
今日は泉区中田にある味噌ラーメンの店『雪ぐに』へ約10ヶ月ぶりに訪問。この店は移転したタイミングで家族客を取り込んで大行列店になったので早めに家を出て店には開店20分前に到着した。しかし店前には既に長蛇の行列が生じていた。16人目として列の最後尾についた。途中日差しが差し込んで暑かったな。定刻から3分くらい前倒しで開店してくれたものの結局待合室送りだった。券売機で食券を買った後待合室へ。空調が効いて涼しくて助かった。席に案内されたのは開店から30分後。厨房には男の店員3人と女の店員1人。
『ビーフカレーラーメン』1350円+『小ライス』120円=1470円
我としては珍しく限定メニュー狙い。泉区が地産地消活動を促進する為、区内の飲食店に地産の材料を使ったカレーメニューを提供するイベントにこの店も参加している。去年もやっていたが平日限定提供だったので諦めていた。今年は今月いっぱいまで土日に関わらず提供しているというのでやって来た。しかも昨年以上のクオリティーでの提供らしい。小ライスも付けて注文した。
見るからに美味そうな一杯。世のカレーラーメンの中でも上位クラスであろうことが見た目から判る。通常の味噌スープをベースにしているそうだが、牛すじカレーがちゃんと前面に出ている。味噌はコクと味に深みを持たせている役目のようだ。カレーとしてかなり美味しい。具はフライドオニオン、人参のアチャール、パクチー(注文時に有無を確認された)、味玉半個。大ぶりのローストビーフが3枚。更に牛すじが数個入っていた。自家製ローストビーフも肉を食べる喜びを感じる事が出来る仕上がりになっていた。食べている最中、具によって味や食感が変化するのが面白い。カレーラーメンというのは昔から存在しているがなかなか難しくて定着しない。でもこの一杯はかなりの満足度。いいお値段になっているがその分手間がかかっているのが判る。短い期間限定メニューにせざるをえないのも伝わってくる。他人からお題を出されてここまでの完成度に持っていける店主の力量もなかなか凄いよ。
麺は中太縮れ麺でおそらくはこの店で通常使われている麺なのだろう。どうしてもこの濃厚なカレースープを受け止めるにはちょっと力不足気味。そこで別に注文していた小ライスが大活躍。麺を先に食べきってから丼にご飯を全部投入し完全カレーライス化をする。申し訳ないけどやっぱりご飯と食べると合うねー。それだけスープが濃厚、というより最早カレールー。完全にカレー寄りの仕上がり。ラーメン店だからラーメンとして提供するしかないのだろうけど、これはもう客側で勝手にビーフカレーライスに改造すべき一杯。完飲完食、大満足だ。外に出ると待合室でも収まらない客の行列が出来ていた。
近くのスーパーで食料調達をしてから再び地下鉄に乗り家路についた。
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