茄子拉麺
土曜休日。朝から雲が多い空。雲が直射日光を遮ってくれる分ひと頃のような強烈な暑さは抑えられているようだ。
昨日大井町を訪問した際ちょっと気になる店を見つけたので再び大井町へ。昨日は自分の趣味嗜好ではなく他人の嗜好を確認するような形で店選びをしてしまったが、今日は自分の好みで食べたいものを食べるぞ。JR大井町駅にほど近い三つ又商店街にある1968(昭和43)年創業の老舗の町中華店『金門飯店』が目的の店だ。店前に大きく書かれた「大井町名物ナスラーメン」の文字。「ナスラーメン」というのは聞いたことありそうで初めて遭遇し気になっていた。店に到着したのは開店直後くらい。改装したのかあまり歴史を感じる店舗ではないね。調べたら2017年に一度店を閉めて移転復活したようだ。早速入店。厨房は奥にあり男の店員2人。二代目と三代目のようだ。客席は1人がけテーブル2卓と4人がけテーブル2卓。先客ゼロ後客2人。口頭で注文。
筆頭看板メニューを単品注文。麻婆茄子がかかったようなものを勝手に想像していたがそうではなかった。茄子のうま煮をピリ辛餡に絡めたものがのったシンプルな一杯。豚バラ肉が少しはいっているだけ。だけど逆にこのシンプルな見た目が食欲を誘う。
麺は中太縮れ麺。スープは基本は町中華の醤油ラーメンなのだろうが意外と濃い目だった。そしてたくさん入った茄子の切り身が柔らかくて美味いんだよ。昔のグルメ漫画の「茄子は油に滅法合う」だっけ?そんなセリフを思い出したよ。濃いめの醤油スープとわずかにピリ辛の餡、縮れ太麺のバランスが絶妙。クセになる味わい。あー今日は大正解だと思ったよ。スープは残したけど具と麺は完食した。これは良いメニューだ。ぜひ広まって欲しいが今の時代それは難しいかな?それとやっぱりアツアツのスープと麺の組み合わせが我にラーメンを食べた満足度を与えてくれるんだと実感した。大満足で支払いを済ませ店を出た。
駅近くの東小路商店街に足を運んだのだがものすごい廃退的な香港を思わせる風景と出くわした。この辺の中華料理店と連食するつもりだったが盆休み続行なのかほとんどの店が閉まっていたので家に帰る事にした。
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