再会井出
天気予報で晴れマークが続いていたから予想はしていたが6月27日に関東地方の梅雨が明けた。観測史上最も早い梅雨明けだそうだ。それからというものニュースでは危険な猛暑日だから無理せずエアコンを使えと呼びかけられ、一方で史上空前の電力不足だから節電要請が叫ばれるという凄まじい展開がされている今日このごろだ。そんなわけで今週は会社帰りにラーメンを食べたいという気持ちが全く湧かず、ただひたすら外の空間にいたくない、早く帰宅したいという気持ちで家路を急ぐ毎日だった。
そして金曜平日。早くも今年の半分が終わり7月に突入した。相変わらず強烈な蒸し暑さでラーメンという気分になれなかったが、今日は訪問を楽しみにしていた店があるので帰宅途中に新横浜駅で途中下車した。向かうは新横浜ラーメン博物館だ。開業30周年(実際は今年で28周年)記念として「あの銘店をもう一度」と題した企画が今日から始まる。これは過去にラー博に出店していた40店舗が約3週間のスパンで順次交代して出店するという大型企画だ。2年間続くらしい。ラー博に出店していた店は確かな実績をもつ店ばかりなので、ご当地ラーメン好きとしてはとても楽しみだ。地の利を活かして全店制覇を密かに狙ってやろう。なので久々年間フリーパスを購入し入館した。
その先陣を切る店は和歌山中華そばの代表店と言っていい『井出商店』だ。この店はラー博出店時にも食べている。我にとってその時が和歌山中華そばと初遭遇した瞬間だったように思う。場所は以前『支那そばや』があった場所だった。お!店前に並びなし。店外券売機で食券を買って入店。奥の厨房には男の店員2人と女の店員2人。『井出商店』店主自ら和歌山から出向いて厨房に立っていた。客席はおそらく『支那そばや』時代と変わらず。先客は4人だったが次々と来客があり後客6,7人入ったかな。
和歌山中華そば 井出商店 新横浜ラーメン博物館店
『特製中華そば』1050円+『早寿司』150円=1200円
特製中華そばはチャーシュー麺だったようだ。チャーシューが7枚くらい入っていた。
麺はストレート細麺。具は青ネギのきざみ、細切りメンマ、千代巻1枚、豚バラチャーシュー7枚。スープは独特の豚骨醤油。関東と違うのはやっぱり醤油の味。一口飲んだだけでああ、こんな味だったなーと和歌山ラーメンの美味しさをすぐ思い出した。ブームを巻き起こしただけあるなーと思う。完飲完食だ。
早寿司。鯖の押し寿司。現地ではラーメンを待っている間に食べるものらしいが、我は食後に食べた。口の中がさっぱりしてこれはこれで乙なものだ。和歌山では注文した事がない、というのはラオタあるあるだと思う。ラーメン連食の胃袋の容量を確保する為食べたくても我慢してしまうのだ。今日は連食しないので注文し楽しむことが出来た。満足の退店。外には5人くらい外待ちが生じていた。
過去出店していた実力店が次々に食べられる事が楽しみだ。個人的にはラーメン食べ歩きを始める以前の2006年以前に出店していた店に注目したいな。『六角家』なんて一周回って逆に面白いと思ってしまうのは我がラオタだからだろうな。第2弾は会津若松の『牛乳屋食堂』、第3弾は川越の『頑者』が予定されているらしい。こちらも楽しみだ。
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