揚州坦々
6月1日。ロシアによる農業大国ウクライナへの侵攻や中国のゼロコロナロックダウンその他諸々の影響を受け、本日より近年稀に見る様々な品の値上げが実施された。ロシアのプーチンの言う事を聞いていると今までの自由貿易というのは幻想だったのでは?と疑念を感じざるを得ない。見直しが必要だろう。乱世だねー。今回の物価上昇を受けラーメンの「1000円の壁」と言われたこれまでの暗黙の了解もいよいよ風前の灯になってきている。『飯田商店』が醤油ラーメン一杯1600円、つけ麺は2000円に値上げして話題を集めていたね。ラーメン店も1000円以上に値上げして高級料理店化するのか、1000円以下で踏ん張って今のスタイルで続ける店の2極化になっていくのか。そうしたら我は明らかに後者の店を応援する事になるだろう。ラーメン店経営が大変なのは理解するし値上げはやむを得ないのも理解する。でもリアルに想像して考えると、ラーメン一杯8,000円の店を数日前から予約して店行って食べてみて、心から美味いなーと顔をほころばせる事が出来るか?って話だ。美味かったとしても「流石一杯8000円!」と思うだけで終わるんじゃないかな?だって面白くない。ワクワクしない。ならばラーメン、もういいや!になるような気がする。
またしても早出出勤の定時退社日。今日は業務スーパーでしか売っていない品を購入したかった。横浜中華街にも業務スーパーあったよなと思い帰宅途中に立ち寄ったのだが目的の物は売っていなかった。阪東橋の業務スーパー行くしかないか…。軽い失意の中挽回するつもりで横浜中華街で晩飯を食べてから帰る事にした。と言いつつ我が考えるとどうしてもラーメンになってしまうので至近距離にあった『麺恋亭』に久々入ろうか?とも思ったが、この店夜になると酔っぱらいが大集合する居酒屋状態になるのを思い出し回避した。なので2週間前訪れたばかりだが『揚州麺房』に入店する事にした。今度は人気メニューで未食のタンタンメン狙いだ。早速入店。タッチパネル式券売機で食券購入。今回は失敗せず買えた。厨房には男の中国系店員2人。先客無し。また店員の子供かな?ランドセルを脇に置いて座っていた。後客2人。
麺かため・油多め指定。麺はストレート細麺。具は挽き肉と青梗菜。ビジュアルも含め担々麺の教科書があったら表紙になりそうな基本に忠実な一杯。そういう意味では面白みは低いけど、胡麻の風味がしっかり効いていて個人的に大好きな味わい。前も書いたが最近の担々麺は麻辣に力点を置いていて胡麻を疎かにしている傾向があるので不満があったんだよ。担々麺の美味さってこれでしょ!と食べながら心の中で叫んだよ!当店人気No.1なんて話半分に聞いていたけどこれには納得アンド反省。美味い!
+『焼餃子』600円+『ライス』100円=1550円
この店で推しているもう一品が焼餃子。我は「ラーメンと合うのはご飯物で餃子じゃない」と常日頃思っているのだが、前回半炒飯は食べているし、担々麺なら餃子合うかも知れないと注文してみた。でもやっぱりご飯は食べたくてライス注文。そうしたら100円だけど小じゃなくて中サイズのしっかりした量を盛ってくれた。こちらの焼餃子は1個が結構なボリュームだ。パリパリではなく皮がもちもちしている。この食感もいいが中の餡が凄く美味い!鹿児島産黒豚を使った自慢の品らしいが、もう肉汁が溢れてそれが旨味と脂の甘味が口の中で広がっていく。変な言い方になるが餃子の形をした小籠包のようだ。久々だなぁ焼餃子で当たりを当てたのは。2品頼んで両方当たりというのは珍しい。
残った担々麺のスープはご飯にかけて極上の味わいとなった。文句無しの完飲完食!さらに前回同様食べログクーポンで杏仁豆腐のサービスをしてもらい大満足で退店した。良い食事が出来るとそれだけで気分が良くなった。
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