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2022年5月20日 (金)

蒲田檸檬

220520kamata001 金曜平日の退社後、再び蒲田へやって来た。先月1日から何度が訪れていたものの全てフラれそのまま長期休業に入ってしまった店が一昨日あたりから営業再開しているはずだからだ。店の名は『らーめんZoot(ズート)』。蒲田駅東口から少し離れた場所に2005年6月から営業開始している。我はその約1年後くらいの2006年6月14日に一度訪問しているので、約16年ぶりに再訪問が叶うのだ。…というかだったらもっと早く再訪問しておけよって話だが。

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開店予定時間よりだいぶ早く蒲田駅に到着してしまったので駅東口近辺をぶらっと歩いてみた。目に入るのはやはりラーメン店。蒲田に通勤していた頃は駅周辺のラーメン店を全店制覇していたものだが、今やほとんど知らない店ばかりだ。場所柄二郎系の店が多いね。あっ…いずれ再訪しようと思っていた『麺屋武蔵 武滴』の店の窓に「閉店のお知らせ」の貼り紙が貼られていた。先月末に閉店したそうだ。『麺屋武蔵』のネームバリューを持ってしても生き残れない激戦区蒲田駅周辺。そこに休業期間を挟んだとはいえ約17年営業を続けている店というのはやはり凄いのだ。

開店予定時刻10分前くらいに店に到着したがまだ暖簾が仕舞われた状態だったので店付近で開店を待った。定刻に開店し店に向かったが、店前に停まっていた車が常連客らしい男2人組が暖簾を出している店員に話しかけ先に入店していった。続いて入店。店壁側中央辺りに券売機と給水器。内装は色の濃い木材を多用した造りで、かつて「ニューウェーブ系」等と言われた店を思い起こさせる。落ち着いた隠れ家的な雰囲気だ。厨房には男の店員2人。客席は厨房周りにL字型カウンター11席。仕切り等は無かった。セルフで水をコップに注いで着席。食券を渡した。後客は来なかった。

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らーめん Zoot 『塩らーめん』800円

初めてこの店に訪れたのはこのブログ「擂り粉木日記」を開始してまだ19日後。そこで食べた塩らーめんがちょっとショックだった事を覚えている。「ラーメンにレモンが入っている!」今から思えば別になんてことではないのだが、まだラーメン食べ歩きを始めて間もない頃だったから我の目には「とんでもないラーメン」に映った。だから我にとってこの店は「レモンが入ったラーメンを出す店」という印象のまま記憶されている。よって塩を選択した。しばらく待って我にショックを与えた一杯と再開した。麺はもちもちした食感の中太ストレート。具はわけぎ、玉ねぎ、キャベツ、スライスしたヤングコーン、小エビ、スライスレモン1枚、海苔1枚、大きめの炙りチャーシュー1枚。レモンだけではなくヤングコーンや小エビが入っているのは今食べても奇抜なラーメンだ。そしてスープはあっさりした鶏白湯。鶏白湯塩ラーメンだったのか。初訪問時我は鶏白湯ラーメンというものを知らなかった。それに今でこそ鶏白湯は珍しくないが16年前となるとかなり珍しい。その時代からこれを提供していたのはかなり先進的な一杯だったのだろう。そして奇抜な見た目や構成に目を奪われがちだけど、しっかり美味しい鶏白湯ラーメンだった。完飲完食したよ。印象が強く残っていたレモンのスライスは今思えばほぼ飾り付けだったね。

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+『味玉らーめん』900円=1700円

この店の筆頭基本のラーメンは魚介豚骨。先月魚介豚骨見直し行脚をした我としては当然気になっていた。…悩んだけどやっぱり気になる。塩らーめんを半分ほど食べたくらいに席を立って券売機で食券を追加購入した。同じ店での連食は結構恥ずかしいのだが1ヶ月半くらいお預けを喰らった経緯があるので実行してしまった。しばらく待って提供された一杯は見た目からして『渡なべ』のような一杯。店のドアや内装も当時渡辺樹庵コンサルティングで広まったものと似ているので、直接的ではないにしろ間接的でも影響されたのは確実じゃないかな。麺は塩と同じ中太ストレート。具はわけぎと白髭葱、平メンマ数本と海苔1枚、大きめの炙りチャーシュー1枚。有料トッピングの味玉丸1個。スープはトロンとした魚介豚骨。やや鰹が強く醤油ダレが弱い気がするが全然許容範囲。と言うか美味しい魚介豚骨の一杯で連続でこちらも完飲完食だった。ダブルで大満足だ。もう少し人気が出ても良さそうな店に思える。

退店後は早々に駅に戻り家路についた。

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