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2022年5月21日 (土)

暖々思出

朝からどんよりと厚い雲に覆われた空。時折雨がぱらつく土曜休日。今日は予め予約している床屋へ出かける約2ヶ月ぶり。夏が近づいているので少しペースを早める事にした。サッパリしてから電車に乗りこんだ。

最近は新店や未訪問店を尋ねるより自分にとって思い出のある店へ再訪する事を重視している。今回はラーメンへの興味を持つきっかけにもなった「初めて二郎系ラーメンと対峙した店」へ行ってみる事にした。まだ我がこのブログを立ち上げる以前の、今から16年以上前、会社からの帰宅途中予備知識も無いままフラッと入った第一京浜沿いのラーメン店。色々な好みの選択をさせられ、いきなり野菜山盛りの一杯が提供されてそのビジュアルに唖然とし、その物量で食べきれず屈辱の退店をした事が我にインパクトを残した。「一体何なんだあのラーメンは?」と退店後心の中で何度も繰り返していた事を覚えている。後で調べたら名前だけは聞いたことがあった「ラーメン二郎」という系統のラーメンだと知った。今のように二郎系が広まっていなかった時代の話だ。

その店は平和島駅近くの第一京浜沿いにあった『麺香房 暖々』という店だ。痩せた店主が1人で長時間切り盛りしていて凄いなーと当時から感心していたよ。しかし今は看板が代わり別の店になってしまっている。食べログの情報だと「2010年5月から『らーめん大』グループが引き継いで2年ほど『暖々』として営業していたが2012年3月から『らーめん大大森店』に改名した」とある。あの店主とうとう体を壊してしまったのかなーと心配になって調べてみたら、郷里の高崎に戻り『自家製ラーメン大者』という二郎系ラーメン店を開いているらしい。それは何よりだ。

220521heiwajima001 既に店主も屋号も変わっているが我が初めて二郎系の洗礼を受けた店舗へ向かう事にした。京浜東北線で大森駅で下車しバスで京急平和島駅近くまで移動。そこから第一京浜沿いに歩く事約4分程度で到着した。『らーめん大』大森店だ。「ラーメン大」はかつて「堀切系」と言われた二郎系インスパイアの草分け的存在。Wikiによると『ラーメン二郎』三田本店とは何の関係も無いのに「ラーメン二郎」を名乗っていたが、「ラーメン二郎」が商標登録された為以後名乗れなくなり『らーめん大』と改名したらしい。「勝手に二郎の名を騙って商売していた偽物」と言う事になるが、提供されるラーメンは質が良く独特の魅力があったので固有のファンが付き多店舗展開している、という事らしい。店に到着したのは正午ちょっと前くらい。店前に待ちはなく早速入店。店中央壁側にプラ板券売機が設置され食券を購入。厨房にはたった1人の男の店員が切り盛りをしていてかつての店主を連想させたよ。客席は厨房周りにL字型カウンター9席。仕切り板は設置されている。あと窓際に4人がけテーブル席1卓。カウンター席は満席だったがちょうどタイミングよく先客が席を立ったのでそこに着席。水は当然セルフ。後客は5人くらい。

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らーめん大 大森店 『らーめん並』720円

前コールで麺かため指定。後コールで野菜多め、ニンニク、脂多めで注文。明らかに二郎系なのだが、こうみると色々違うね。麺は他の二郎系にしては細く麺密度が高い縮れ麺でボソッとしてゴワッとしている。麺量は200gと書かれている。チャーシューは普通のラーメンにのるようなペラっとしてチャーシューが2枚くらい。ヤサイはほぼ長細い茹でもやしのみ。たっぷりの背脂がかかっていた。色の濃いスープはしっかり二郎系のそれ。早々に天地返しをしてガツガツと食べた。朝飯抜いたしね。なので初遭遇時は食べ切れず悔しい思いをしたけれど、今や余裕で完食。それが良いことか悪いことかは判らないけど。

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大満足で店を出て平和島駅へ向かい京急線に乗り込んだ。

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