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2022年5月29日 (日)

穴場玉浸

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日曜休日。昨日以上に陽射しが強く気温も30℃近くまで上昇し夏日となった。毎日使用していたリュックが壊れはじめたので新調する事にした。安物買いの金失いにならぬようしっかりとしたものを選びたい。こういう場合無計画にダンジョン化した横浜に出るよりいっそ川崎に出た方が良いと経験して分かっているので出向く事にした。

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とりあえず目的を達成して後は使って慣れろだ。そして昼食だが、このところの強行的な食べ歩きを続けていたせいか特に意欲が湧いてこない。なのでラゾーナ川崎のフードコートで済まそうかと思ったけど、日曜休日にあんな場所に行ったら並ぶし席は見つからないし子供たちは大声出してはしゃぎまわっているし…という光景が目に浮かんだので取り止めた。でも駅から長距離歩いて向かうなんて意欲はない。なので食べログアプリで調べると見つけたのが『玉(ぎょく)』の支店。え?『玉』の別ブランド店は駅近くにあったのは知っているけど、本店とそのまま同じブランドでも駅近くに出店していたのか?後でしらべたら昨年5月13日に開店したという。今日は夏日だし食欲もあまりないのでつけ麺を食べるには都合が良いだろう。行ってみる事にした。でもだいたい川崎タワーって何処だよ?調べたら駅西口の線路沿いにあるJRが所有する高層ビルの事らしい。だから駅から歩道で直結していた。強い陽射しを避けられるし、行ったことがない場所で新鮮な気持ちになれたので良い選択だった。店に到着したのは開店10分近く前だったので屋外の木陰のベンチで休んだ。心地よい風が吹いて気持ち良く危うくうたた寝してしまいそうになった。開店時間になったので店に再び行ってみるとちょうど先客4人が入口付近にある券売機で食券を購入しているところだった。その列に続いて食券を購入した。JRのビルなのでSuicaは使えた。店内は流石に清潔で綺麗だ。店員は男3人と女1人。客席は厨房前一列のカウンター8席。窓側にテーブル席が2人席2卓と4人席3卓くらい。先客4人後客3人。

220529gyoku00220529gyoku03 中華そば つけめん玉 JR川崎タワー店『特製つけめん』1170円

筆頭の特製を注文。食券を店員に渡すと冷盛で良いか確認されたので頷いた。

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麺は黄色い平打太麺。具は全てつけ汁側に、薬味葱、メンマ数本、鰹節、海苔2枚、肉厚のチャーシュー3枚、味玉丸1個。スープは本店とほぼ遜色ないと思われる荒々しい濃厚魚介豚骨。流石に本店の近くでは安易に比較されるし下手は打てないってことだろう。この水準のつけ麺が駅近くで日曜なのに並ばずに食べられるというのは穴場なのではないか。落ち着いた雰囲気だし、スープ割が煮干しと柚子の2種からセルフで選べるのもいいね。ほぼ大満足で気持ちよく店を出る事が出来た。

そのまま駅に戻り横浜へ戻り家路についた。午後は家でゆっくりと休んだ。

2022年5月28日 (土)

排骨坦々

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5月最終週の土曜休日。久々青空が広がる休日で気分が良い。でも気温も28℃近くになるとの事だったのでそろそろ夏の準備をしなくちゃと思い夏着を出しておいた。さもないと平日困る事になるから。ついでに布団も干した。

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そんな事をやっていたら時間が過ぎたので今日は近場の店にしよう。そういえばしばらく休業していた弘明寺の奇妙な肉料理店『ねこ娘とねずみ男』が先週くらいから再開し再びランチで麺料理を提供すると聞いた。それが休業直前に告知したまま放置された担々麺が提供されるそうなので良いタイミングと思い早めに店へ向かった。途中コンビニでお茶を買って店に到着したのは開店40分も前。誰もいない。だからと言って様子を見ている間に他客の後に並ぶのは癪なのでそのまま待つ事にした。ちょうど屋根で少しの日陰が出来ているので直射日光は避けられるし。案の定10分後くらいに後客が並びはじめた。開店5分前くらいに女店員に注文を確認され、しばらく待って入店を促され窓際の席に案内された。開店までに後ろに4人くらい並んでいたけど開店時間を過ぎてからまた来客は続いたようだ。

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ねこ娘とねずみ男『排骨担々麺+ミニ麻婆丼セット』1820円

今日は担々麺とミニ麻婆丼のセット。単品でも注文出来たけどここはセットでしょう。辛さと痺れがそれぞれ選択出来、辛さは普通、痺れは増しでお願いした。でもこれは担々麺と麻婆丼のどちらにも適用されるという事だろうか?別々なのか?その説明はなかった。

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まずは迫力の排骨。流石肉料理店、とんかつ専門店のとんかつ並の厚さと大きさ。食べごたえあったなー。こんな排骨初めてだ。揚げたてのサクサクだ。美味い!担々麺の麺はもちもちした食感の縮れ太麺。具は青梗菜と大粒の挽き肉。スープ表面にはラード層でアツアツ。胡麻ペーストはあまり感じず、その分かなりの数の香辛料を組み合わせたのかな?良い味してた。辛さも痺れも舌というより薬膳のように体の中から効いてくる感じで食べている間汗が止まらなかったよ。

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ミニ麻婆丼。いいよねー。担々麺とは黄金のセットだ。こちらも山椒たっぷり。汁気たっぷりなのでほとんどご飯がおじやのようになっていたけど、我はどちらかというとこういう方が好みなので無問題。注文時は今回のセットはこの店にしてはボリュームに関してはおとなしめなのかなと思ったけど実際食べ終わった頃には腹いっぱい汗ダラダラだった。大満足だ。支払い。メニュー表にはセット価格で1580円税別とあったのだが上記のような値段を請求された。追加トッピングは頼んでいないし、痺れ増しが有料だったのかサービス料なのかそこが腑に落ちなかったが満足はしたので支払った。店の外に出ると客が1人外待ちしていた。休業前はもっと行列が生じていたのに。飲食店は休業すると如実に影響が出るんだね。

地下鉄の駅に戻り横浜に出て買い物。父の日にipadを最新機種に更新してあげようかとヨドバシカメラに行ったが在庫無し入荷待ち入荷日不明だった。

2022年5月27日 (金)

鮎二子玉

今日の本来の目的店『鮎ラーメン』二子玉川本店。2002年創業。本店というから調べてみると虎ノ門にも店を出しているらしい。焼いた鮎が丸ごとのったラーメンのビジュアルインパクトは大きかったので16年前くらいのラーメン本には結構紹介されていて、我も興味を持ち2007年4月6日に一度訪問している。当時の記事を見たら写真が酷くてね。もし現在も営業中ならもう一度写真に納めておきたいなとやって来た。注意すべきはこの鮎ラーメンは夜の営業時のみ提供されるという事だ。これは16年前も同じだった。昼も同じ屋号で営業はしているが別のラーメンを提供している。だから会社帰りに立ち寄ったのだ。場所は『いっせいらーめん』の2軒隣。開店予定時間までまだ15分くらいあったから近くのコンビニに行ったりしたが間が持たず、暖簾は既に出ているし店前には椅子が置いてあるし面倒なのでそこに座って開店を待つ事にした。他に客は来なかった。定刻に女店員に「どうぞ」と入店を促された。厨房には男の店主1人。接客の女店員1人。客席は厨房前一列のカウンター7席のみ。口頭で注文。料金後払い。後客1人。

220527ayuramen00220527ayuramen01 鮎ラーメン 二子玉川本店 『鮎◯ゴトラーメン』1150円

15年前注文した時と同じ焼き鮎が丸ごとのったラーメンを注文した。提供時女店員に「鮎は全て骨抜きしてあります」と説明があった。そりゃその作業は大変だね。姿はそのままの状態なのに。一夜干しで焼いているのかな?やはり迫力のビジュアルだった。今度は綺麗に写真に納める事が出来た。

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麺は中細縮れ麺。具は白髭葱、蓼の葉、海苔1枚、そして鮎の一夜干しを焼いたもの。スープは非常に淡い味付けの透明な塩スープ。微かに出汁を感じるくらい。焼鮎をほぐしていくとその焼いて焦げた部分がバラバラになっていくのだが、そうなると焦げた味に持っていかれるくらい。美味しい事は確かだけど、それはラーメンのそれではなく、鮎料理としてのものに感じた。満足して店を出る事は出来た。

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駅に戻り大井町線で自由が丘に出て帰路についた。夏が近づいているのが感じられた。その前に梅雨が来るか…。

夕二子玉

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金曜平日。朝の通勤時は雨と強風にやられたが午後には雨が止んで晴れ間が出てきた。結構蒸し暑い。早出出勤の定時退社日だったので帰宅途中田園都市線に乗り換え二子玉川まで出てみる事にした。乗り換えで何度か降りたが改札を出るのは15年ぶりになる。同じ多摩川沿いなのに蒲田とはだいぶ雰囲気が違うねぇ。

今回も久々訪問シリーズ。でもその店の夜営業開始まで時間があるので別の店に立ち寄る事にした。改札を抜けて歩いて3分くらい、高速道路の高架下をくぐって二子玉川商店街通りといういい雰囲気の通りにある『いっせいらーめん』という店に狙いを定めた。初訪問の店だ。詳細の創業の年は不明だがこの地で20年以上営業を続けているらしい。早速入店。券売機は無いんだ。今どき珍しい。厨房には男の店員1人。客席は厨房周りにL字型カウンター13席。感染防止用の仕切り有り。コップが置かれた席に着席して口頭で注文。先客2人…と思ったら1人は賄い食事中の店員だったようだ。後客ゼロ。店内隅上にテレビが設置されニュースを流していた。

220527issei00220527issei01 いっせいらーめん 『黒らーめん』850円

初訪問の店は筆頭に屋号を関するメニューがあればそちらを迷わず選択するのだが、今回は何故か黒らーめんというのを注文した。麺はかために茹でられた中細ちぢれ麺。具は薬味葱とメンマ数本、海苔1枚、脂身の多いバラチャーシュー1枚。デフォルトで味玉丸1個入っているのは嬉しいね。そして予想通り真っ黒なマー油がたっぷり入ったスープ。ニンニクの粒粒を感じる。でもね、熊本ラーメンとは違っている。そして何かやけに美味いんだよ。マー油の味が支配的ではあるんだけど全然飽きが来ない習慣性を感じさせる美味さだ。元はあっさりした醤油鶏豚骨スープらしいが、それとマー油の味が絶妙に合っているんだろうね。連食予定なのにほとんどスープを飲んでしまったほどだ。支払いを済ませ大満足で退店した。

2022年5月26日 (木)

麺巡初年

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本ブログ「擂り粉木日記」を書き始めて今日でちょうど16年になる。我ながらよく続けてこれた。先日書いた記事「擂粉木始」では開始前後の心境を振り返ったが、今回はラーメン食べ歩きを始めた最初の1年を振り返ってみたい。自身の思い出話だからいつも以上にダラダラと書く。

2006年5月27日から開始した本ブログは、その時興味を持ち始めていたラーメンの食べ歩き日記となっていった。今もそうである事は一旦置いといて、その当時ブログを書き続ける文章力(表現力/スピード)もなく、そもそもラーメンの知識が著しく不足している事を悩んでいた。一般的なラーメンブロガーであれば「美味しい一杯に出会いたい!それを共有したい!」とか考えて書くのだろうが、我は「自分のラーメンの経験値を上げて深い知識を得たい」という歪んだ気持ちで食べ歩いて書いていたというのが本当のところだ。今考えると愚かだったが当時は焦っていた。

食べ歩きの重要度としてはまずは超有名店へ訪問しラーメンの縦軸(質の幅)を知る事だった。自分の物差しの精度を高めたかったから。それと当時から一番興味があった「ご当地ラーメン」に代表されるラーメンの横軸(多様性)を知る事が出来る店へ優先に訪問した。それらの店の情報が必要だった。当時は現在のようなSNSはほぼ皆無だったので、店側から発信される情報事はほとんど無かった。その分ラーメン関連の雑誌や本はかなりの頻度で発行されており、それらをほとんど購入しては読んだ。石神本なんて毎年出るのが当たり前だと思っていた時代だ。今のようにAmazonのような通販も発達していなかった為、新宿や神保町に出向いてラーメン関連本を探し歩いたのも良い思い出だ。

でもそれ以上に有力な情報源になっていたのは一般の人のラーメン食べ歩きのブログやHPだ。質はピンからキリまで膨大な店が記録されていたし、有料の書籍等より正直な感想とリアルタイムな情報を無料で提供してもらえていたので、それについては今も感謝している。しかし当時お世話になったHP達は今見るとそのほとんどが閉鎖されていたり更新が停まったままだったりする。そういうのを見ると時間の流れの残酷さを感じるよ。

それらの情報源を通してから見た世界は見慣れたはずの街でも今までとは全く別に映った。まるでゲームの中で新たなフィールドにやって来て攻略すべきポイントを幾つも見つけたような高揚感。とても心躍った。でもその攻略ポイントがあまりに膨大過ぎてどう手を付けていけばよいか悩んだ。そこで我が選択したのは「毎日ラーメンを食べる」という荒業だった。毎日ラーメンを食べるなんて流石に体に悪影響を及ぼす事くらいは想像出来たので「始めの1年だけ」という期限は設けた。本格的にラーメン食べ歩きを始めたのが2006年5月29日だったので、その1年後の2007年5月28日までの間、ほぼ毎日ラーメンを食べ続け、結果572杯ものラーメンを食べた。1年の日数より200杯以上オーバーしている。つまり相当連食をしていたという事になる。実際週末は連食が基本でそれ以上杯数重ねた時も多かった。しかも間の悪い事にこの時歯医者へ通院していて、8月から10月にかけては親不知4本を順番に摘出手術を受けていた期間だからね。術後翌日くらいには顔傾けてラーメン食べていた。本当に狂っていたのだ。でも楽しかった。あの時だから出来た事だ。

当時勤めていた職場には蒲田駅からスクーターを使って通勤していたので、平日は東京大田区にあるラーメン店を中心に食べ歩いた。最初は駅周辺の普通に入りやすい店を訪問していたが、その内第一京浜沿いや環八沿い周辺の、店の外観を見ただけで普通の人ならば入店をためらうようなディープスポットのラーメン店にも突撃するようになった。令和時代では確実にアウトになるような衛生面に問題がある店、店主が店内で猫に餌を与えている店、店内に店主家族が勢ぞろいしていて家族団欒の中、部外者感覚でラーメンを食べる事になる店etc…。あの当時はまだそういう店が普通に存在していた。それらの店を巡った経験である意味ハートは結構鍛えられたと思う。大概の店に躊躇せず入店する事が出来るようになり、後に地方遠征食べ歩きをする時に大いに役立った。

週末土曜日は主に都内や神奈川県内の有名店 を食べ歩いた。荻窪の『丸長』に代表される歴史ある系列から『麺屋武蔵』『けいすけ』に代表される当時最先端だった店巡り等もした。あとラーメン世界遺産と言われた『東池袋大勝軒』本店(旧店舗)へ訪問出来たのも良い思い出だなー。自分の中で少しずつ経験値が重ねられていく喜びを感じていた。完全にラーメンオタクとなっていた。だからと言って急に舌が肥えたりはする訳がない。けれども食べ歩き前に持っていた妙な偏見は無くなっていった。自分の好みだ!拘りだ!と思っていたものは、単純に無知からくる偏見だったと教えてくれた。質の高いラーメンはそれらを捻じ伏せて心底美味しいと思わせてくれたからだ。おかげで今は様々な種類のラーメンを楽しむ事が出来ている。自分の舌に自信が無くても縦軸を知ろうと努めるのはとても大事な事だった。

毎週日曜は主に横浜市内の店を巡った。家系にも様々な種類がある事をこの時知った。今巷で氾濫している工場製スープの量産型家系店が登場するずっと前の頃の話だ。特に磯子区辺りは移転前の『吉村家』に影響を受けたと思われるある意味貴重なパチモノ店もあったりした。横浜在住だからこそ豊富な家系体験が出来た。 六角橋や上永谷周辺の環状2号線沿い周辺のラーメン激戦区に初めて訪れたのもこの期間だった。あっちにもこっちにもラーメン店があり興奮したよ。ラーメン食べ歩き自体も楽しいのだが、今まで知らなかった土地を歩く事で、それまで小さかった自分の生活圏の外の世界、自分の頭の中の地図の空白地帯が埋められていくのがとても面白かった。余計に食べ歩きにハマっていった。

この期間の食べ歩きで最も強烈な印象を残した店は八王子の『みんみん』と千葉竹岡の『梅乃家』の2軒だ。両方とも我がラーメンに興味を持つきっかけになった店だし、この後全国ご当地ラーメン探訪を行うきっかけにもなった店だ。『みんみん』は昭和の佇まいを色濃く残す町並みの八王子からバスに揺られた先の郊外にあり、靴を脱いで座敷に座ってラーメンを食べた。シンプルだけど個性がありとても美味しい八王子ラーメンだった。一方の『梅乃家』は千葉の外れの小さな漁村にある海風が通っていく簡素で良い雰囲気の店だった。そこで食べる乾麺とチャーシューの煮汁から摂ったスープの荒々しい一杯は素晴らしかった。この時の経験から、店の雰囲気を含め現地に訪れ食べてこそ本物のご当地ラーメンを体感出来る事を学んだ。都内に進出しているようなご当地ラーメン店や集合施設、催事で提供されるご当地ラーメンはそのほとんどが紛い物だったと気付かされる事になった。我のラーメン食べ歩きにとって重大な出来事となった。

2022年5月24日 (火)

小机左馬

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火曜平日。早く退社出来たのでつい出来心で新店開拓。横浜線小机駅近くにあった『らぁめんとり山』が今年2月22日、創業から54年で幕を下ろしてしまったそうだ。小机駅にも大きな看板を出して小机の顔みたいな存在だったのに全く残念な事だ。その跡地に今月16日に新店が入ったというので行ってみる事にした。『麺酒食堂ひだりうま』という。屋号の通りラーメンメインではあるけど酒も出すしカツ丼、カツカレー等一品料理も出すというファミレスっぽい感じの店らしい。駅からは意外と歩いて到着。営業中の看板は出ていたので早速入店。店員は男2人と若い女1人。客席は厨房周りに逆J字型カウンター7席と4人がけテーブル席3卓。前客ゼロだったが席は指定された。口頭で注文。料金後払い。後客1人。220524hidariuma000 220524hidariuma03

麺酒食堂ひだりうま

『味玉ラーメン』850円+『ミニチャ丼』380円=1353円

オススメと書かれた味玉ラーメンとミニチャ丼を合わせて注文。

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麺は家系ラーメンでよく見かける黄色い中太やや縮れ麺。具はきざみ葱とほうれん草、平メンマ数本、ナルト1枚、海苔2枚、チャーシュー1枚。有料トッピングの味玉丸1個。味玉はごく普通の黄身のやつ。スープは魚介醤油だった。節系は感じないまろやかな味わい。あと揚げ葱が入っているのか香ばしさが伝わってきた。ラオタがわざわざやって来るような凝った一杯というものではないけどマイナス要素もないので普通に満足した。そもそもラオタが遠くから訪問するような店ではない雰囲気なので、近辺の住民に親しまれれば良いと思う。

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海苔が敷かれた上に細切れチャーシューが少々のって更にその上に白髭葱がのったミニチャ丼。味付けはあっさり。値段に対して本当にミニチャ丼だな。そして支払い時少し驚く事になった。何とメニュー表の値段は税別表示だった!表記額はキリがよかったので普通内税表記だと思うわな。客の立ち場からすると支払い時にどうしても「騙された感」を味わうので税別表示は止めた方が良いと思う。特に地元民に好意的に思われるのが必須なこのような立地だと尚更だ。支払いを済ませ退店した。いずれ『とり山』のように駅に看板が出せるようになると良いね。

すぐ近くコンビニで少々買い物をしてから駅に戻り家路についた。

2022年5月22日 (日)

大森雲呑

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日曜休日。昨夜のうちに雨は上がったものの朝はどんより雲が多く、徐々に晴れ間が広がるという予報通りになった。

このところ結構精力的にラーメン食べ歩きをしていたが今日は行きたい店が思い浮かばず、昨日大森駅に出た際周辺のラーメン店を食べログチェックを入れた時に発見した資本系の店に行ってみる事にした。『京都北白河ラーメン魁力屋』の新ブランドで昨年11月22日にオープンした『月見ワンタンメン専門店 三日月』という店。渡辺樹庵氏をして「資本系にこれをやられたら個人店は厳しい」と言わしめた店なので興味があって行ってみる事にした。駅から歩いて2分くらいのオフィス街っぽい場所にあり、隣は二郎系ラーメン店『バリ男』という店があった。「ラーメン店2軒並びの法則」だ。開店予定の1分前くらいに到着したがまだ準備中の札。入口で待っていたら店員が中に入れてくれた。厨房には男の店員2人。客席は厨房前に一列3席と4席のカウンター席と、テーブル席は2人席1卓と4人席4卓。好きなカウンター席に着席。水は卓上のピッチャーからセルフ。口頭で注文。後客はすぐに現れ、後に家族客も入ってきてテーブル席は埋まり開店20分後くらいにはほぼ満席に近い状態になった。屋号からして山形酒田市の月系と言われるご当地ラーメンを意識しているのだろうね。そう言った表記はあえてしていない。看板等デザインも今風ではなく田舎っぽさを演出している。でも店内はとても衛生的。確かに上手いなー。

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月見ワンタンメン専門店 三日月  大森北口店

『月見ワンタンメン(淡麗醤油)』850円+『半炒飯セット』140円=990円

筆頭の月見ワンタンメン、味は淡麗醤油と煮干ブラックから選択出来る。ランチ限定の半炒飯セットがプラス140円追加で出来たのでそれも注文した。

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ビジュアルが郷愁を誘うような顔をした一杯。麺は縮れの強い中細麺。具は青菜、細切りメンマ、卵黄、ワンタン5枚。いいよねーこの細切りメンマ。薬味葱を入れない所が資本系のコストダウンかな?ワンタンの餡は平べったい豚肉で大きくみせてビジュアル重視なのだろう。スープは見た目通り優しい味わいだが旨味はしっかり出ていて、昔の資本系にありがちな嫌なしょっぱさはなく美味しい。正直このスープに卵黄を溶かしもあまり効果はないので月見もシンボル的にビジュアル先行で入れているのだろう。

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炒飯は流石『魁力屋』のノウハウを活かして上手に作られており、アツアツでパラパラで香ばしく炒めた美味さが直接的に味わえた。確かに渡辺樹庵氏が言う通りだった。このクオリティーを立ち寄りやすい立地の衛生的で入りやすい店舗で、良心的な値段で安定的に提供してくれるのであれば、普通の人はこっちに流れるよ。このパンデミック後の世界では今まで以上に強かに戦略を練って出店するようになっている。個人店は駆逐されるところまでは行かないとは思うけど、商店街の惣菜店や弁当店が資本系に置き換わっていくのが普通になったようになってしまうのかも知れない。レジはセルフ化されちゃんと人件費の削減も図られていたよ。満足して店を出た。

即駅に戻り家路についた。午後は家でゆっくりと過ごした。

2022年5月21日 (土)

長浜家跡

平和島から京急線に乗り井土ヶ谷駅まで移動した。雨は止んだがまた降りそうな天候が続いている。

改札を出てすぐの場所にあった『長浜家』が閉店し、同じグループの『たつ屋』日ノ出町店が今月17日から移転オープンしたとのことで立ち寄る事にした。そうしたらなんと店前に7人の行列が。あれ?500円サービスは終了して通常営業になったはずなのに?移転後初の週末だからか?しかもこの列が全然進まない。回転率が異常に悪い。しかも家族客が平気で代表待ちで割り込んで来るし。替え玉無料だからだな。20分も待ってようやく入店。食券を買うがまだ席が空かず店内待ちになった。5分以上待ってようやく着席出来た。厨房には男の店員2人と、おそらく『長浜家』時代からのおばちゃん店員1人。客席は厨房前一列のカウンター10席。後客も数人続いたがピークは過ぎたようだ。

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とんこつ専門 たつ屋 井土ヶ谷店 『九州豚骨ラーメン』 750円

九州豚骨と豚骨醤油の同額2本立て。九州豚骨を選択。麺のかたさは券売機の段階で選択になるが、ハリガネor粉落としは口頭で注文になる。粉落としを選択。出された一杯は移転直前の『たつ屋』より元々の『長浜家』のものに近い気がする。移転以前の『たつ屋』に比べて醤油ダレが強過ぎずいい感じの豚骨スープだ。これは少し安心した。でもチャーシューは『長浜家』のベーコンみたいなやつだったが巻きバラになってた。『長浜家』の閉店は実に残念なのだが、井土ヶ谷の新しい顔として頑張って欲しい。自分でも何言っているのか判らない。二郎系ラーメンと連食してしまったので替え玉はせず退店した。想定以上の時間を消費してしまったので、どうせならとサミットに食料調達をしてから家路についた。

暖々思出

朝からどんよりと厚い雲に覆われた空。時折雨がぱらつく土曜休日。今日は予め予約している床屋へ出かける約2ヶ月ぶり。夏が近づいているので少しペースを早める事にした。サッパリしてから電車に乗りこんだ。

最近は新店や未訪問店を尋ねるより自分にとって思い出のある店へ再訪する事を重視している。今回はラーメンへの興味を持つきっかけにもなった「初めて二郎系ラーメンと対峙した店」へ行ってみる事にした。まだ我がこのブログを立ち上げる以前の、今から16年以上前、会社からの帰宅途中予備知識も無いままフラッと入った第一京浜沿いのラーメン店。色々な好みの選択をさせられ、いきなり野菜山盛りの一杯が提供されてそのビジュアルに唖然とし、その物量で食べきれず屈辱の退店をした事が我にインパクトを残した。「一体何なんだあのラーメンは?」と退店後心の中で何度も繰り返していた事を覚えている。後で調べたら名前だけは聞いたことがあった「ラーメン二郎」という系統のラーメンだと知った。今のように二郎系が広まっていなかった時代の話だ。

その店は平和島駅近くの第一京浜沿いにあった『麺香房 暖々』という店だ。痩せた店主が1人で長時間切り盛りしていて凄いなーと当時から感心していたよ。しかし今は看板が代わり別の店になってしまっている。食べログの情報だと「2010年5月から『らーめん大』グループが引き継いで2年ほど『暖々』として営業していたが2012年3月から『らーめん大大森店』に改名した」とある。あの店主とうとう体を壊してしまったのかなーと心配になって調べてみたら、郷里の高崎に戻り『自家製ラーメン大者』という二郎系ラーメン店を開いているらしい。それは何よりだ。

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既に店主も屋号も変わっているが我が初めて二郎系の洗礼を受けた店舗へ向かう事にした。京浜東北線で大森駅で下車しバスで京急平和島駅近くまで移動。そこから第一京浜沿いに歩く事約4分程度で到着した。『らーめん大』大森店だ。「ラーメン大」はかつて「堀切系」と言われた二郎系インスパイアの草分け的存在。Wikiによると『ラーメン二郎』三田本店とは何の関係も無いのに「ラーメン二郎」を名乗っていたが、「ラーメン二郎」が商標登録された為以後名乗れなくなり『らーめん大』と改名したらしい。「勝手に二郎の名を騙って商売していた偽物」と言う事になるが、提供されるラーメンは質が良く独特の魅力があったので固有のファンが付き多店舗展開している、という事らしい。店に到着したのは正午ちょっと前くらい。店前に待ちはなく早速入店。店中央壁側にプラ板券売機が設置され食券を購入。厨房にはたった1人の男の店員が切り盛りをしていてかつての店主を連想させたよ。客席は厨房周りにL字型カウンター9席。仕切り板は設置されている。あと窓際に4人がけテーブル席1卓。カウンター席は満席だったがちょうどタイミングよく先客が席を立ったのでそこに着席。水は当然セルフ。後客は5人くらい。

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らーめん大 大森店 『らーめん並』720円

前コールで麺かため指定。後コールで野菜多め、ニンニク、脂多めで注文。明らかに二郎系なのだが、こうみると色々違うね。麺は他の二郎系にしては細く麺密度が高い縮れ麺でボソッとしてゴワッとしている。麺量は200gと書かれている。チャーシューは普通のラーメンにのるようなペラっとしてチャーシューが2枚くらい。ヤサイはほぼ長細い茹でもやしのみ。たっぷりの背脂がかかっていた。色の濃いスープはしっかり二郎系のそれ。早々に天地返しをしてガツガツと食べた。朝飯抜いたしね。なので初遭遇時は食べ切れず悔しい思いをしたけれど、今や余裕で完食。それが良いことか悪いことかは判らないけど。

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大満足で店を出て平和島駅へ向かい京急線に乗り込んだ。

2022年5月20日 (金)

蒲田檸檬

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金曜平日の退社後、再び蒲田へやって来た。先月1日から何度が訪れていたものの全てフラれそのまま長期休業に入ってしまった店が一昨日あたりから営業再開しているはずだからだ。店の名は『らーめんZoot(ズート)』。蒲田駅東口から少し離れた場所に2005年6月から営業開始している。我はその約1年後くらいの2006年6月14日に一度訪問しているので、約16年ぶりに再訪問が叶うのだ。…というかだったらもっと早く再訪問しておけよって話だが。

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開店予定時間よりだいぶ早く蒲田駅に到着してしまったので駅東口近辺をぶらっと歩いてみた。目に入るのはやはりラーメン店。蒲田に通勤していた頃は駅周辺のラーメン店を全店制覇していたものだが、今やほとんど知らない店ばかりだ。場所柄二郎系の店が多いね。あっ…いずれ再訪しようと思っていた『麺屋武蔵 武滴』の店の窓に「閉店のお知らせ」の貼り紙が貼られていた。先月末に閉店したそうだ。『麺屋武蔵』のネームバリューを持ってしても生き残れない激戦区蒲田駅周辺。そこに休業期間を挟んだとはいえ約17年営業を続けている店というのはやはり凄いのだ。

開店予定時刻10分前くらいに店に到着したがまだ暖簾が仕舞われた状態だったので店付近で開店を待った。定刻に開店し店に向かったが、店前に停まっていた車が常連客らしい男2人組が暖簾を出している店員に話しかけ先に入店していった。続いて入店。店壁側中央辺りに券売機と給水器。内装は色の濃い木材を多用した造りで、かつて「ニューウェーブ系」等と言われた店を思い起こさせる。落ち着いた隠れ家的な雰囲気だ。厨房には男の店員2人。客席は厨房周りにL字型カウンター11席。仕切り等は無かった。セルフで水をコップに注いで着席。食券を渡した。後客は来なかった。

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らーめん Zoot 『塩らーめん』800円

初めてこの店に訪れたのはこのブログ「擂り粉木日記」を開始してまだ19日後。そこで食べた塩らーめんがちょっとショックだった事を覚えている。「ラーメンにレモンが入っている!」今から思えば別になんてことではないのだが、まだラーメン食べ歩きを始めて間もない頃だったから我の目には「とんでもないラーメン」に映った。だから我にとってこの店は「レモンが入ったラーメンを出す店」という印象のまま記憶されている。よって塩を選択した。しばらく待って我にショックを与えた一杯と再開した。麺はもちもちした食感の中太ストレート。具はわけぎ、玉ねぎ、キャベツ、スライスしたヤングコーン、小エビ、スライスレモン1枚、海苔1枚、大きめの炙りチャーシュー1枚。レモンだけではなくヤングコーンや小エビが入っているのは今食べても奇抜なラーメンだ。そしてスープはあっさりした鶏白湯。鶏白湯塩ラーメンだったのか。初訪問時我は鶏白湯ラーメンというものを知らなかった。それに今でこそ鶏白湯は珍しくないが16年前となるとかなり珍しい。その時代からこれを提供していたのはかなり先進的な一杯だったのだろう。そして奇抜な見た目や構成に目を奪われがちだけど、しっかり美味しい鶏白湯ラーメンだった。完飲完食したよ。印象が強く残っていたレモンのスライスは今思えばほぼ飾り付けだったね。

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+『味玉らーめん』900円=1700円

この店の筆頭基本のラーメンは魚介豚骨。先月魚介豚骨見直し行脚をした我としては当然気になっていた。…悩んだけどやっぱり気になる。塩らーめんを半分ほど食べたくらいに席を立って券売機で食券を追加購入した。同じ店での連食は結構恥ずかしいのだが1ヶ月半くらいお預けを喰らった経緯があるので実行してしまった。しばらく待って提供された一杯は見た目からして『渡なべ』のような一杯。店のドアや内装も当時渡辺樹庵コンサルティングで広まったものと似ているので、直接的ではないにしろ間接的でも影響されたのは確実じゃないかな。麺は塩と同じ中太ストレート。具はわけぎと白髭葱、平メンマ数本と海苔1枚、大きめの炙りチャーシュー1枚。有料トッピングの味玉丸1個。スープはトロンとした魚介豚骨。やや鰹が強く醤油ダレが弱い気がするが全然許容範囲。と言うか美味しい魚介豚骨の一杯で連続でこちらも完飲完食だった。ダブルで大満足だ。もう少し人気が出ても良さそうな店に思える。

退店後は早々に駅に戻り家路についた。

2022年5月19日 (木)

龍宝定食

このところの感染状況低下を鑑みて在宅勤務は月1回程度になってきた。それに伴い我がこよなく愛する町中華店『龍宝』の訪問ペースも月1回になってしまった。今日は1ヶ月ぶりの在宅勤務なので昼飯時間が楽しみだった。晴れて過ごしやすい日になった。

定刻開店の4分前くらいに店に到着。厨房には店主と先代。全然変わっていないのが嬉しい。先客1人後客4人。口頭で注文。料金は自主的に先払い。

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中華料理 龍宝 『ランチ(煮玉子ラーメン+半チャーハン)』670円

ランチ一択。今日は半チャーハンとラーメンorざるラーメンの選択肢がある。もうざるラーメンが解禁される季節になったか。でも我は温かい通常のラーメンを注文。久々の『龍宝』で定番メニューのセットというのは逆に嬉しい。

220519ryuuhou01220519ryuuhou002 通常800円の満腹セットの同じ内容に更に煮玉子がプラスされたセットがランチで食べられる。これは嬉しい。もちろん値段だけの話ではなく質も量も確かだからこの店に訪問する事が楽しみだった。大満足の昼飯になった。

退店後早々に帰宅し午後の業務にあたった。

2022年5月18日 (水)

中華街麺

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日本最大の中華街である横浜中華街。先日の連休の時には大勢の人が押し寄せて大変な活況で交通渋滞を引き起こすほどだ。そんな横浜中華街初の麺料理専門店『揚州麺房』がある。1998(平成10)年開業の歴史ある店だ。このところ我が行っている久々訪問シリーズとして約15年ぶりに再訪してみる事にした。横浜中華街には自宅から徒歩で行ける我からすれば、とてもじゃないが休日に訪れようとは思わない。平日早出出勤の定時退社日の帰宅途中に立ち寄る事にした。早速自動ドアを開ける。料理人2人は入口辺りで暇そうにしていたがサッと厨房に戻っていった。入口近くにタッチパネル式券売機。中国人はこういう設備投資に躊躇しないね。しかし我は誤った食券を買ってしまい口頭で注文することになってしまった。客席は厨房周りに変形Z字型カウンター18席と4人がけテーブル席1卓。水が入ったコップが置かれて席は指定されていた。先客は…子供が2人いたがおそらくは客ではなく店員の家族だろう。中国系飲食店あるあるだ。後客はゼロだった。

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横浜中華街 揚州麺房

『チャーシューメン』850円+『半チャーハン』350円=1200円

この店はタンタンメンが人気らしいが味が想像し易いので前回訪問時と同様チャーシューメンを注文。半チャーハンも付けた。麺のかたさや油の量が選べるので「麺かため・油多め」注文。

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やや小ぶりの丼で登場。麺は細麺ストレート。具はきざみ葱と青菜のきざみ、メンマ数本、独特のかためのチャーシュー5枚入り。スープはあっさり正油味。こんなラーメン、大陸にはないのは当然だ。でもいい塩梅のあっさりした味付けとかためのチャーシューは美味しかったな。移り変わりが激しい横浜中華街で長く続いているだけあるな。スープを飲み干し完飲完食した。

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半チャーハンはパラパラ加減が見事。量も値段にしては良いが味付けは薄く卓上から胡椒を投入した。

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食べログクーポンで杏仁豆腐のサービスを受けた。作り置きだが冷蔵庫でキンキンに冷やされて美味しかった。よい食事が出来て大満足。今度は1番人気のタンタンメンを食べてみたくなった。

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すぐ家路についた。綺麗な夕陽が望めた。しばらくは天気は良くなりそうだ。

2022年5月15日 (日)

福丸大蒜

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どんよりと厚い雲が立ち込めている空が広がる日曜休日。今日は港南台と本郷台の中間辺りにある『麺屋 福丸』という店に行ってみる事にした。青葉区美しが丘という場所から栄区上郷町という場所に今年3月21日移転してきた店だという。自分の過去の記録をみたら約5年前に移転前の店舗を訪問していたよ。すっかり忘れていた。移転前も駅から遠かった記憶が蘇ってきた。移転後も駅から遠く港南台駅からバスで向かう事にした。店近くに到着したのが開店20分前くらいだったので周辺を散歩してみると、川沿いに緑が多く残っている場所があった。この辺りは以前はこういう景色がもっと広がっていたのだろう事を想像させられる場所だった。

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開店10分前くらいになったので店に行ってみる。店員が店前を掃除していたので今日は無事営業するようで安心し開店を待つ事にした。開店予定の2分前くらいに開店し店内へ促された。店内隅に券売機。厨房は店舗右奥にあり男の店員2人と女の店員1人。流石新店だけあって綺麗。そして店内が広い。客席は一列のカウンター7席が向かい合う形で2本、奥の壁側に一列のカウンター4席。席間も広く取られている。移転前はマッチ箱みたいな小さな狭い店舗だったし街道沿いで駐車場も完備しているようなので「良かったね。頑張ったね」と言いたくなった。先客ゼロ後客2人。

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麺屋 福丸 『ニンニクセット』1100円

味は醤油、鶏塩、ニンニク、スタミナの4種類。移転前は筆頭醤油を食べていたので別の味にしよう。ちょっと不思議に感じたのがニンニクとスタミナを分けているところ。統一しても良さそうなのにあえて選択肢にしているところに店主の拘りを感じ、スタミナではなくニンニクを選択してみた。セットはミニチャーシュー丼が付くらしい。

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麺は全粒粉入のストレート細麺。麺量140gだそうだ。具はわけぎ、青菜、太メンマ、ロースチャーシュー1枚。スープはニンニク醤油味だがガツンというのではなくまろやかな美味さを感じる。香味油も加えているようだ。とても細麺と合っている。これは美味しいね。卓上にはわざわざニンニクとスタミナの違いを説明しており、それによるとスタミナは中太麺で甘じょっぱいニンニク醤油で背脂を加えもやしを入れているそうで二郎系に寄せた感じっぽい。このニンニクの方は二郎系とは全然違いニンニク醤油の美味しさを堪能出来る一杯と言える。これは我の読みどおり店主が見出した自信作だったようで選択は正しかったと思う。若干量が物足りないがそれをミニチャーシュー丼が補ってくれた。

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チャーシューは若干レア気味なのかな。香ばしさより肉の味が先行している。いい塩梅のタレの味がとても美味しい。ラーメンも完飲完食したしセットで大満足だった。接客も良い感じで店内も綺麗でとても良い店だね。近くにあったら4種類全部制覇してみたいくらいだ。大満足で店を出た。

またバスで港南台駅に戻り家路についた。夕方からまた雨が降り出した。

2022年5月14日 (土)

近藤溶卵

昨夜は結構強めの雨音が雨戸の外から聞こえてきた。休みで良かったよ。明けて土曜休日の朝も未だ雨が残っていて傘をさしてゴミを捨てに行った。雨は徐々に弱くなり9時半過ぎ頃には止んだので傘も持たないで家を出た。

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先週訪問した新店『らーめんささき』店主が『近藤家』川崎店店主を努めていたと聞いた時「あれ?『近藤家』に川崎店なんてあったんだ?」と今更ながら知る事になった。そして『近藤家』オリジナルというスープに卵を溶いた「とき玉」というメニューも興味があったので未訪問の『近藤家』川崎店に行ってみる事にした。調べたら首都高速横羽線高架下沿いというかなり東京湾に近い場所にあった。京急川崎駅まで出てからバスに乗って近くまで移動する事にした。店に到着したのは開店1,2分後くらい。ちょうどいいタイミングだなと思っていたんだけど店内に先客は結構入っていて入口脇の券売機で食券購入待ちの列が出来ていた。こんな交通の便が悪く、しかも土曜日だというのにこんなに人気の店だったのかと驚いた。厨房には男の店員3人と女の店員1人。客席は厨房周りにコの字型カウンター25席あり仕切り板などはないがテープでスペースを明確にして席も制限している様子。でも客が多くなってくると客席数は増やしていた。先客7人後客11人くらい。

220514kondouya00 220514kondouya01ラーメン近藤家 川崎店

『ラーメン』700円+『とき玉』100円=800円

筆頭基本メニューととき玉を注文。好みは麺かためのみ指定。「油多めはしばらく中止」と貼り紙があった。鶏油不足はまだ収まっていないようだ。

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ただ家系ラーメンのスープに生卵を入れ溶いただけ。ただそれだけなのにこんなに印象が変わるのかと驚いた。家系の男っぽいところは完全に鳴りを潜め、とても優しい味わいに変化している。元々『近藤家』のラーメンは家系の中でも原初の形に近く、どちらかというと優しい味わいだという事はだいぶ影響していると思う。でも、それにしてもこんなに優しくなるものかね?味は正に溶き卵スープのようなラーメンだ。つまらない表現で言えば「飲んだ後に最適」な味。長年家系ラーメンを食べて来たというのに初めて知った事実。今頃知るかね。ラーメンというのは実に奥深いな。大満足で退店した。

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こんな場所滅多に来ないのでちょっと歩いてみた。そうしたらまだ未知のラーメン店を見つけてしまった。『マルカミラーメン』という店だ。こういう工業地帯にある労働者向けのラーメンって我には魅力的に映ってしまうんだよ。迷ったけど立て続けの連食を決行してしまう事にした。早速入店。入口脇に券売機。厨房には店主と思しき男1人。客席は厨房前に一列のカウンター7席。先客ゼロ後客1人。220514marukamiramen00220514marukamiramen01

マルカミラーメン 『ラーメン』650円

基本のラーメンを注文。好みとかは聞かれなかった。大盛りサービスということだが連食の為に断った。他に味噌、つけ麺、辛いラーメン、チャーハン等がメニューにあった。提供された一杯は背脂チャッチャの豚骨醤油っぽい一杯。麺は黄色い中細縮れ麺。具はざんぎり葱と平メンマ数本、肉厚のチャーシュー2枚。なかなかのコストパフォマンスの高さ。見た目からして甘めの豚骨醤油なのだろうなーと思ってレンゲで一口啜ったら…酢?すっぱいぞ?なんか間違っているのでは?と思いよっぽど店主に確認しようと思ったが、もし本当にこれがこの店の味だったらかなり失礼だと思い留まった。そんなわけでちょっと評価は出来ないな。残念。でも一期一会。麺と具は何とか食し店を出た。

東扇島線沿いのバス停に戻り川崎駅の戻り家路についた。

2022年5月13日 (金)

十壱源流

金曜平日。朝からずっと雨の1日。今日は午後用事があった為予め有給休暇を申請していた。雨は降っているがこの平日休暇を有効に活用する。雨の休日の過ごし方で定番なのは映画鑑賞。ちょうど「シン・ウルトラマン」が今日封切り初日と知った。「シン・ゴジラ」も映画館に足を運んだ経緯があるので一昨日くらいにチケットをネットで事前購入して行ってみる事にした。そんなに気合いは入ってないけど朝型の我は朝一の上映で鑑賞した。客席はそんなに混んでないけどグッズ売り場が大行列でパンフレット買ってシアター入ったのがギリギリになってしまった。

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映画鑑賞を終え京急エアポート急行に乗り大鳥居駅で下車した。先月末牛久の「日本一のラーメンショップ」と言われる『ラーメンショップ牛久結束店』へ訪問したわけだが、今度は「最初のラーメンショップ」である『GOOD MORNING ラーメンショップ』へ約9年ぶりの再訪問を試みる事にした。なにせこの店は水曜と土日祝日が定休、営業時間は朝6時から午後1時までと大変ハードルが高く、普通の勤め人は有給休暇を使って行くしか術はない。大鳥居駅地上出口から傘を開いて環八通り沿いに真っ直ぐ歩くこと約4分で店に到着。ところが様子がおかしい。

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GOOD MORNING ラーメンショップ

本日臨時休業の貼り紙がシャッターに貼られていた。今日水曜日じゃないよね?平日金曜だよね?何で?…となった。でもしょうがない。こんなのはラーメン食べ歩きで良くある事だ。地方遠征したわけではないのでまたの機会に訪れれば良いだけだ。それに有給休暇を使ってわざわざ大鳥居駅に足を運んだのはこの店だけを目的にしていたわけではないのだ。

早速気持ちを切り替え今度は産業道路沿いに歩を進め約10分、『イレブンフーズ源流』に到着した。この店は以前新馬場駅近くにあった奇妙なラーメン店『イレブンフーズ』の後継店にあたる。『イレブンフーズ』は夜勤明けの労働者達の為朝8時から営業する取材拒否の店だった。洗濯機できくらげを戻す、ポリバケツからわかめを取り出す、支払いはザルに金を入れて釣りは自分で取る等一見客にはハードルが高いかなり個性的な店だった。でも提供するラーメンが店以上に個性的だったのでファンがつき影響を受けた店が幾つかある。その中でもこの西糀谷にある『イレブンフーズ源流』は既に閉店してしまった本店店主の息子達が営む店で、本店閉店前から営業をしていた店だ。我は2006年11月18日に1度訪問している。15年ぶりの再訪問となる。かつての本店跡地近くで店主の孫が営んでいる南品川の支店にも訪問している。我はイレブンフーズのラーメンが好きなのだ。店には11時40分頃に到着。営業時間は朝9時から夕方5時までなので、もうバリバリ営業中だ。早速入店。入口脇にタッチパネル式券売機。家系同様に好みの選択が出来る。購入と同時に厨房にオーダーが入るシステム。食券ではなく引き換え券が出てくる。番号が呼ばれ取りに行き、食べ終われば食器は返却口に戻す。厨房には女の店員2人。客席は厨房前一列に8席、背中わせの壁向かいに4席のカウンター席。感染防止用の仕切り有。店外テント屋根部分に6人がけテーブル席2卓。先客3人だったがちょうど正午近くの時間帯だったので後客は11人も来た。この付近にあまり飲食店はないのだろ。ほとんどが作業着着用の男客ばかりだった。220513genryuu00

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イレブンフーズ源流 西糀谷店 『特製ラーメン』1060円

海苔、きくらげ、チャーシュー、味玉等がトッピング増しされた一杯を注文。好みは麺かため以外は普通で、ランチは大盛からライスが無料だったが単品で注文した。プラスチック製丼で提供された。麺は中太ストレート。注文時細麺に変更可能。具はわかめ、大きめのきざみ玉ねぎ、きくらげ、平メンマ、海苔6枚、味玉丸1個。そして大きくて脂身の多いあっさり味付けのチャーシューが2枚。スープはかなり独特。塩野菜醤油豚骨スープと言ったらいいのかな。最初はそうでもないのだが徐々にしょっぱさを増してくるような感じだった。味濃いめにしないで良かった。どことも似ていない個性爆発の一杯。これが品川で突如誕生したというのが不思議だよ。それなのに「ラーメンを食べる事の喜び」はしっかり感じられた。スープは前述の通り若干残す形になったが麺と具は完食し大満足で店を出た。連食も想定していたがこの一杯で満足してしまったのでそのまま横浜に戻る事にした。

午後の用事は30分程度で終わり、その後前から気になっていた展覧会に訪れてから帰宅した。雨の休日ながら有意義に過ごす事が出来た。

2022年5月12日 (木)

福富極濃

220512noge01夕方から雨が降り出した木曜平日。このまま明日1日中雨降りが続くらしい。梅雨秒読みといったところか。

多摩川駅近くに本店をもつ『麺家歩輝勇(ぽきお)』。我はセンター北駅近くに出来た2号店には訪問済みだが、この度福富町商店街入口付近に3号店として関内店を開店したそうだ。今月1日から9日までプレオープンとして営業していたらしいが、今日から正式オープンとの事なので会社帰りに立ち寄ってみる事にした。福富町にラーメン専門店が出来るのは今はなき『地獄ラーメン高屋』以来じゃないかな?あの時は半年ぐらいで撤退しちゃったけど今回はどうなるか。店に到着するとガラス貼りで青い外装でおよそラーメン店とは思えない店構え。でも「GOKUNOU RAMEN」と書かれている。タッチパネル式券売機は店外に設置されている。タッチパネルと言ってもスマホ画面を大きくしたようなもので、好みの指定をする際画面をスライドして操作する必要があったりする。先客のおじさんはそれに戸惑って長い間迷ってホーム画面に戻してしまい店員を呼びに行っていた。注文時すぐ厨房に情報がダイレクトに伝達されるので、出てくる紙は食券ではなくレシートだ。ここまでやっておいて現金対応のみ。ようやく入店。厨房には男女2人の店員。客席は厨房周りに「く」の字型カウンター8席。先客1人後客2人。

220512pokio00220512pokio02麺家 歩輝勇 関内

『極濃とんこつしょうゆ 歩輝勇ラーメン』1200円+『ライス小』50円=1250円

店壁にも書かれている「極濃ラーメン」を屋号を冠したメニューで注文。好みは今日麺かためだけ指定した。あとライス小も付けた。箸やレンゲがのったトレーで提供された。

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麺はかなりかために茹でられた平べったい中太ストレート麺。具はほうれん草、海苔6枚、穂先メンマ2本、味玉丸1個、大きめの薄切り低温調理チャーシューが3枚。1番印象に残ったのが白髭葱。かなりシャキシャキで量も多め。そしてスープだが確かに豚骨濃度が高くドロドロ。そして醤油感も強めに出ている。それでいて鶏油はあまり感じられなかったので家系ラーメンと思って食べると結構違和感があった。センター北店で同じ屋号を冠したメニューを食べているがそちらとはかなり様相が異なる。値段も異なるし。そしてこの店に限っては家系とは名乗っていないし。かなり強烈な濃度なので逆にライスはいらなかったかな?とちょっぴり後悔したほどだ。油多め指定しないで本当に良かった。オプションで200円増しで超極濃に出来るらしいが、もうそうなると完全にネタになってしまうのではないかと危惧してしまう。食後は満足したけどかなり胃に負担がかかった感じがする。生活圏に出来た新店なので再訪は容易。次回はもう一方の「あっさり背脂しょうゆ」を試してみたい。

退店後傘を開いて家路についた。

2022年5月 8日 (日)

本牧通歩

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日曜休日。今年のゴールデンウイークの事実上の最終日。昨日より雲が多いかな。

今日は買い物もしなきゃいけないし近場の新店開拓にする。本牧通り沿いに新店が開店したという情報を聞いたので家から歩いて向かう事にした。普段通らない近所の道をのんびり散歩するというのは気分が良く楽しいものだ。とは言えこの辺りは『笑苑』を始め多くの店がどんどん無くなってマンションばかりになって面白みは減ってしまったなー。目的の店は『壱◯家』があった店舗に今月2日に開店したばかりの『らーめん ささき』という家系ラーメンの店。ほぼ狙い通り開店予定の3分前くらいに店に到着した。まだ半分シャッターが降りていて店内では準備中だった。店前に誰もおらず置いてあった丸椅子に座って開店を待った。開店するまで後客1人。定刻に開店し店内に案内された。入口脇に小型券売機。厨房は奥突き当りにあり、店主と思しき男の店員と女の店員2人。1人は若い女の子だったので3人家族かな?ネット上の情報では店主は『近藤家』川崎店の店主を努めていた人だとか。客席は厨房前に一列4席、入口から奥に向かって一列4席のカウンター席。4人がけテーブル席1卓。感染防止用の仕切り有り。内装は黒と白を基調に清潔感が感じられるもので『壱◯家』時代からかなり手を入れたんじゃないかな?後客は次々来店してすぐ満席になり外待ちも生じた。マンションが増えたということはラーメンを食べに来る客も増えたという事かね。

220508sasaki00 220508sasaki02らーめん ささき

『ラーメン』750円+『味付玉子』100円+『半ライス』=100円=950円

筆頭基本メニューを注文。ラーメンは標準の醤油と塩の2種。今回我としては珍しく好みは全て普通にした。店主はラーメン歴28年を名乗っておりそこを信頼した。味玉トッピングと半ライスも付けた。ライスには卓上からおろしにんにくと豆板醤を投入。

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海苔で顔を隠して提供されるのは家系クラシックスタイルだ。海苔を立てて撮影。それでもなかなか良い顔をしている。いいよね、特に家系とは名乗っていなくても、ラーメンを注文したら当たり前にこの一杯が提供される。横浜ご当地、家系ラーメンだ。麺は黄色い中太ストレート麺が美味そう。久々にかため以外の家系の麺を食べたが確かに硬すぎず柔らかすぎずベストな茹で具合。それにしても麺量が多いね。具は家系標準。チャーシューも特にスモーク臭があるものではなく味付けも控えめのもも肉。そしてスープは豚骨臭こそしないがしっかり厨房で炊きだしていて飲んでみたら明確に判る。下手にドロドロではなく醤油が強くでているわけでもない。豚骨出汁と鶏油の味が絶妙にじんわりと伝わってくる。昔ながらの質実剛健な家系ラーメンだ。このところ市外、県外のラーメンを食べ歩いていたせいか「家系ラーメン、美味いなー」としみじみ感じたよ。家系ラーメンで久々スープまで完飲し完食した。もちろん大満足で退店する事が出来た。良い店が近場に出来てくれて嬉しいよ。『近藤家』川崎店から伝わる「とき玉」というのも気になったしぜひ再訪したい。

近くのバス停から桜木町駅に移動。桜木町辺りのサミットで食料品を調達。あと今日は母の日なので6年前に亡くなった母に小さな花束を買って帰宅した。

2022年5月 7日 (土)

北山田移

土曜休日。ゴールデンウィーク終盤戦。と言っても普通の週末だけど。予報では午前中雨だったけど雨は降らずどんよりと曇った空が広がった。日が上がるに連れ時折青空も覗くようになった。

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もう都内の食べ歩きは一旦休みを入れ市内の新店へ訪問しよう。新店と言っても移転だが、鴨居駅近くにあった『麺屋 誠栄』が市営地下鉄グリーンライン北山田駅近く、『近藤家』のすぐそばに移転し先月18日に屋号を『らぁ麺すみれ堂』に変えて営業を開始したという。早速行ってみる事にした。開店予定時刻ちょうどあたりに店に到着。既に開店していて店内には先客がラーメンを食べていた。早速入店。入口脇に券売機。厨房には男の店員3人と女の店員1人。客席は厨房周りにL字型カウンター7席と4人がけテーブル席2卓。カウンター席奥に案内された。隣席とは余裕を持って仕切りがされており好印象。荷物を入れるかごも提供してくれてサービスも良い。先客7人くらいだったがすぐ満席になり外待ちが生じていたようだ。

220507sumiredou00220507sumiredou03らぁ麺すみれ堂

『味玉そば 鶏』870円+『唐あげ・半ライスset』250円=1120円

鶏と鶏&いりこ、鶏白湯、つけ麺というラインナップ。『誠栄』時代も鶏白湯は食べていなかったのでそれを選ぼうか迷ったのだけれども鶏白湯への苦手意識が出て筆頭の鶏醤油にした。昼のみ提供される唐揚げと半ライスのセットも合わせて注文した。

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麺は中細ストレート。具は白髭葱とかいわれ大根、海苔1枚、低温調理チャーシュー2枚。トッピングの味玉は黄身しっとりタイプ。スープは鶏油がきっちり主張してきて醤油もキリッとすっきりした味わい。いわゆるネオ中華そばと言われる美味しいやつだ。「うまいねー」と心の中で呟いてラーメンを食べる喜びを感じさせてくれた一杯。麺と具はきっちり完食。

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レタスの座布団の上に鎮座した揚げたての唐揚げ。マヨネーズをたっぷり付けて白米の上に乗せてパクついた。カリカリジュワッ。こちらも文句無し。良い食事が出来て大満足だ。家系の名店『近藤家』とほぼ隣り合っているけど全然被らないので、このままいけば鴨居時代以上に地元民に支持され繁盛する名店になっていくだろう。「ごちそうさまー」と店員に言って退店。外には8人くらい待ち客がいた。

近くの薬店で色々買い物をしてから駅に戻りセンター北駅でブルーラインに乗り換え家路についた。

2022年5月 6日 (金)

三度森香

220506kamata01東急蒲田駅から駅東口へ抜け駅前多摩堤通り沿いを歩くこと3分くらい。昨日フラれた『らうめんしんか』へやって来た。1994(平成6)年創業というから『和鉄』より前にこの激戦区蒲田で営業しているという事か?でも正直存在感は希薄で地味。そんな店に我は2006年8月18日に初訪問し、その約3ヶ月後の同年11月15日に再訪しており、今回15年5ヶ月ぶり三度目の訪問となる。夜営業開始2分前くらいに店に到着したがまだ札が準備中だった。定刻まで開店を待つ。店主が出てきて札を営業中に変えた。よく見ると店前に1人待っていて2番めに入店。入口脇に券売機。突き当り奥に厨房があり店主と思しき男が1人だけ。客席は厨房前に逆L字型カウンター5席とつながるようにL字型カウンター4席。実際は2人がけの長椅子だったけど。4人がけテーブル席2卓。先客1人後客2人。

220506sinka00220506sinka01らうめん しんか 『あげねぎらぁめん(普通)』830円

当店人気No.1と書かれた筆頭メニューを注文。店主にはピリ辛か普通か確認されたので普通にしておいた。大盛り無料だけど連食二杯目なので控えた。無料で背脂増しや50円追加で味噌味に変更も可能。でもかなり久々の訪問なので基本の味を確かめたく同様に両方控えた。

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麺はシコシコした中太縮れ麺。具はきざみ葱とたっぷりの揚げ葱、きざみキャベツ、海苔1枚、味玉半個、チャーシュー1枚。スープはやや甘く感じる豚骨スープ。そこにたっぷり香ばしい揚げ葱が加わるものだからマー油っぽく感じる。さらにきざみキャベツもたっぷり入るので『桂花』の太肉麺を連想させ熊本ラーメン的な味わいに感じる。でもこれは我が余計な知識があったからそう感じただけで、この店オリジナルの一杯を提供している。麺も中太縮れ麺だしね。ラーメンを食べる喜びは感じられ満足し退店した。

蒲田はブログ立ち上げ前から食べ歩いていた街なのでまだ訪問すべき店はある。また来る事になる。駅に戻り早々に家路についた。

三度新田

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金曜平日。ゴールデンウィーク終盤前の飛び石出勤日。勤務後に先週木曜今週月曜に続いてまたもや東急多摩川線武蔵新田駅に降り立ってしまった。これまで同様このブログを立ち上げた2006年に一度訪問した店がまだ営業しているのを見つけたからだ。店舗に歴史を感じるいい感じに寂れた典型的な町中華『中華麺舗 虎』という店だ。場所は駅改札から徒歩ゼロ分。駅改札口側と環八側両方に入口を持つ絶好の立地にある店。我は2006年12月4日に一度訪れている。ラーメン専門店ではなく町中華の店なので再訪問するか悩んだけど、当時がむしゃらにラーメン店を訪問していたのでこういう店にも行っていたんだなーと感慨深く思ったのでやっぱり訪問する事にした。暖簾を割ったのは夜営業開始直後くらい。厨房には初老の店主と女店員の2人のみ。客席は厨房周りにコの字型カウンター14席と4人がけテーブル席5卓。前客がいなかったのでおそらく夜営業最初の客になったようだ。後客も来なかったけど…。口頭で注文。

220506tora00220506tora03中華麺舗 虎

『ハーフラーメン』440円+『半チャーハン』385円=825円

15年前訪問時とあまり変わっていないのだろうとレギュラーサイズは頼まず上記のメニューを注文。

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やはり我の想像通り典型的な町中華で提供されるワカメの入った鶏ガラ醤油ラーメン。麺は黄色い中太縮れ麺。具はきざみ葱と焦がし葱、ワカメ、平メンマ数本、柔らかいバラチャーシュー1枚。あっさりした味わいの鶏ガラ正油スープ。焦がし葱がアクセントになっている。普通の町中華のラーメンが食べたい人はこれを食べれば満足するだろう。我もそれを覚悟で暖簾を割ったので不満はないよ。

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出来立てアツアツの炒飯。正に炒めた感じが伝わってくる香ばしい一皿だ。これならフルサイズ食べたかったかもしれない。町中華好きなら訪れるべき店だとは思う。しかし少々コストパフォマンスに難ありという印象。食べログでは外税表示だった為支払いの際驚くレビューが多く見られた。でも今回確認すると内税表示に修正されていた。町中華で外税はかなりのイメージダウンだからこれは良い改善だと思う。支払いを済ませ退店しそのまま駅改札へ向かった。ちょうど蒲田行きの電車がやって来たので乗り込んだ。

2022年5月 5日 (木)

蒲田和鉄

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『かけラーメンまさ屋』を出て今度は駅西口に移動。久々再訪シリーズとしてまず『らうめんしんか』を狙ったのだが今日まで連休だった。でもここは蒲田。久々再訪シリーズ候補に事欠かない。また駅近くに戻り『和風ラーメン和鉄』にやって来た。『青葉』インスパイア店として2001年5月営業開始という蒲田でも古株のラーメン店だ。しかも無休。我は2006年7月6日に訪問して以来となる。店に到着したのは正午を20分ほど過ぎたあたり。ちょうど前客が入口の券売機で食券を買っていた。順番に食券を買って着席。厨房には熟年男女2人。え!この店夫婦でやっているのか?それで年中無休?まさかね。客席は厨房周りにL字型カウンター13席。先客10人後客は店外待ちになった。

220505watetsu00220505watetsu01 和風ラーメン和鉄 蒲田店 『中華そば』700円

筆頭基本メニューを注文。麺は黄色い中細ストレート。具はやくみ葱とメンマ数本、海苔1枚、『青葉』同様黒胡椒がかかった大きめのチャーシュー1枚。スープは魚介豚骨というより魚介醤油だね。あまり豚骨感は感じずあっさりしている。なので我のような『青葉』が染み付いた人間からすると少々物足りなさを感じてしまった、というのが正直な感想。でもフォローする訳では無いがラーメンとしてなかなかレベルの高い一杯だと思う。なにせ激戦区蒲田で創業以来22年営業を続けているのは本当に伊達ではないから。満足して退店した。

途中揚げたての唐揚げを衝動買いしてしまい、しかも蒸されないよう蓋がない状態で渡されたので難儀して電車に乗って家路についた。

蒲田掛麺

こどもの日。木曜祭日。ゴールデンウィーク中盤戦最終日。今日も良い天気だ。

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連日都内のラーメン連食をしていたので流石に昨日までテンションは保ていないのだが、残り1日という事でまた都内へ出向く事にした。あまり遠くない場所として蒲田を選んだ。蒲田は我の馴染み深い場所なので歩けば懐かしく、何より激戦区なのでラーメン店に事欠かない。我にしては遅く11時過ぎくらいに駅に到着。駅ビルで柏餅(味噌)を購入してから東口へ出る。一応考えていた目的店に行ってみたのだが長期休業中だった。元々それほど期待していなかったし営業再開日が確認出来たから良しとしよう。サンロード商店街をぶらぶら歩いてそのまま飲み屋街へ。昔この辺りに『上弦の月』という名店があったんだけどなー等を思い出にふけりながら歩いていると行列している店が見えた。『旨辛タンメン荒木屋』だ。ふと隣を見るとうなぎの寝床のような小さな間口の店があるのを発見した。看板には『かけラーメンまさ屋』とあり営業中の札になっている。面白そうなので入店してみる事にした。奥には店主と思しき男がノートPCで何やらやっていたが我の入店に気づいてPCをかたずけ調理場に入った。厨房前にカウンターがあり壁には腰掛ける部分がかろうじてあるけど、腰掛けたままでは食べられない、カウンターとの微妙な距離がある。支払いは現金不可。電子マネーのみ対応ということでSuicaで前払いした。後客1人。水は紙コップでセルフ。

220505masaya00220505masaya01かけラーメン まさ屋 蒲田店 『小ラーメン』500円

ランチメニューとして辛くないラーメンと辛いラーメンの2種あった。とりあえず辛くない方の筆頭小を注文。かけラーメンというだけあって具はないのだろうが麺は200gあるらしい。かけラーメンとは言え麺量のせいか提供まで時間がかかったな。提供直前に店員から「ニンニク入れますか?」と聞かれたので頷いた。まさか二郎系のかけラーメンとは思わなかったよ。小さな使い捨てプラ丼で提供された。麺が面白くて2本が連なったような形をしている。昔食べた『麺でる』という二郎系ラーメンを思い出した。スープは背脂が多めにかかった非乳化のタイプで意外とあっさりしていた。麺200gとたっぷりあるのでそこそこボリュームはあるとは言いつつやっぱりかけラーメンなのでメインの食事というよりおやつ的な感覚の一杯だ。都内で二郎系ラーメンをワンコイン提供するという面白い試みではあるけど一度きりの体験になりそうだ。特に我は最近同じ大田区内の『ラーメンビッグ』でワンコインラーメンを食べているだけにね。あ、ワンコインと言いながらこの店は電子マネー対応のみだった。それと帰宅後調べたらこの店は月曜と木曜の昼2時間半のみの営業なので、我はたまたま貴重な営業時間に遭遇出来たらしい。通販がメインのようだ。面白い体験が出来て満足だ。

2022年5月 4日 (水)

立川鏡花

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『一条流がんこラーメン』立川たま館分店を出て歩いて約10分ほどで次の目的店『らーめん愉悦処鏡花』に到着した。2000年6月に開店し来月22年目突入する店。我は2007年3月31日に一度訪問している。こちらも15年ぶりの再訪シリーズの一環になる。店に到着したのは開店から10分ほどまわった頃だった。店前に待ち客無し!と思ったら暖簾の奥に行列が出来ていた。券売機の奥に待合室がありそこから10人以上並んでいた。タッチパネル式券売機で食券を買った後は前客に続いて進み待合室に到着、着席して25分ほど待ってようやく席に案内された。

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店内は照明が極力落とされ各席に小さなスポットライトが設置されている。客席は厨房周りに15席くらい。暗いのでよくわからない。感染防止用の仕切り有り。「庵」の雰囲気がありどこかアトラクション感がある。店員は店主を含め男の店員3人と女の店員1人。こんな雰囲気だけど店主は店全体を目を配って店員は声を出して丁寧な接客をしていた。

220504kyouka00220504kyouka01らーめん愉悦処 鏡花 『醤油味玉らーめん』1250円

メニューは醤油を筆頭に塩、鶏白湯、油そば、汁なし担々麺等結構豊富なラインナップ。我は筆頭の醤油を味玉付きで注文。味玉無しの基本の一杯が1100円だ!なかなかに強気。ちょっと期待が高まってしまう。

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麺は中太平打縮れ麺。多加水麺のどこかチュルンとした食感。結構縮れが強いのでスープも持ち上げ力もありなかなか美味しい。具はきざんだ三つ葉と極太メンマ2,3本、海苔1枚、大きなチャーシューが1枚。チャーシューはあまり味付けしていない。味玉は黄身しっとり。スープはたまり醤油を主軸に6種類の醤油を合わせ、鶏・豚・牛・魚介・野菜から出汁を摂ったとある。たまり醤油だけあってキリッとした醤油感はなく丸みのある味わい。重厚感があり素直に美味しいとは思うし1個1個上質なんだろうけど、何故か我は「ラーメンを食べる喜び」を感じる事は出来なかったな。値段も含めラーメンではなく麺料理になってしまっているというか。習慣性の弱い一杯。一応麺と具は食べスープは半分くらい残しての退店となった。

立川駅に戻り来た時と同じコースで家路についた。

頑固邂逅

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みどりの日。水曜祭日。今日も朝から行楽日和。こんな天気の良い日は外出しないと勿体ない感じがする。旅行に行かない分ラーメン食べ歩きに出かけよう。近所の新店情報も耳に入ってきているけど、近場なら会社帰りか梅雨入りしてから行けばいい。開店したては店員のフォーメーションも熟れていないだろうし。なのでやっぱり今日も都内遠征に出かける事にした。

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都内遠征をするとして、やはり下手打ちたくないので事前調査をした。あんまり立地が厳しいとか難易度の高い店だとこの時期臨時休業をくらう確率が高いからね。結論として今日は立川に出かける事にした。久しく行ってないし新鮮な気持ちになれるだろうし。始点川崎から南武線終点立川まで移動。やっぱり遠く感じるね。駅南口から歩いて4,5分くらいのところに立川らーめんたま館なるラーメン集合施設があった。事前調査で集合施設と知らなかった我は開店時間1分前くらいに到着したのだが長い行列が出来ていて驚いた。施設自体がオープン前だったのだ。少し待つとオープンし行列が前にすすむ。そのほとんどの客が『立川マシマシ』という二郎系の店に吸い寄せられていった。我が目的にしているのはその店ではないので安堵した。

今日の目的店は『一条流がんこラーメン 立川たま館分店』になる。昨年10月21日に開店したそうで我は初訪問になる。情報によると店主は新しく総本家となる家元の弟さんの店『一条流がんこラーメン総本家相模原分店』の弟子だったという噂だ。そう!今「一条流がんこ」と言えばラオタ界隈を騒がせた事件が起きた。一条流がんこ創業者にして家元と呼ばれた一条安雪氏が先月24日、75歳での突如現役引退してしまった事だ。我は約6年前家元が厨房に立っていた『一条流がんこラーメン総本家』に4回ほど訪れている。旅先で食材に出会いそれをラーメンに活かすことを楽しんでいる様子が伺えた。それはもう我の知る「一条流がんこ」のラーメンからかけ離れていたが、そういうのに縛られない事こそが「一条流」なのだろう。実際美味しかった。ラーメンを食べる喜びというものが味わえた。一時期は離れていたがそれからしばらく長蛇の列に並ぶのを繰り返していたからね。その甲斐あって当時家元自身が大好きだと言っていた基本の「自由が丘(醤油)」から、ラーメン本等でその名を知り憧れだった「悪魔ラーメン(純正)」も体験する事が出来た。家元が作った至極の一杯を食べる事が出来た事は今や貴重な体験となってしまった。

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その時の体験を思い返していたらついつい「一条流がんこラーメン」が食べたくなってしまったのだ。事前情報だとこの店は不安定な営業しがちの「一条流がんこラーメン」系列としては珍しく無休らしいので訪問する事に決めたのだ。『立川マシマシ』の長蛇の列の脇に券売機があったので先客に続いて食券を購入して着席。店主と小太りの男の店員の2人体制。客席は厨房前に一列のカウンター8席。先客5人後客5人。

220504ganko00220504ganko04 元祖一条流がんこラーメン 立川たま館分店

『塩(バラ)』850円

この店は筆頭が塩で醤油、辛痛、つけ麺と並んでいる。チャーシューもモモorバラが券売機の時点で選べた。また味の濃さ(しょっぱさ)がLEVEL1~8まで選べた。我は末広町にあった『がんこ八代目』とその弟子筋の溝の口にあった『味輝拉』にも行っており、新総本家(旧相模原分店)にも行っているので、家元が独自路線をすすむ前の『一条流がんこラーメン』スタイルが頭に染み付いている。あの強烈にしょっぱくて何故か後を引く一杯。あれが食べたくて基本のLEVEL4よりさらに濃くLEVEL6を選択。青唐辛子の有無も確認されたがそちらは無しで、麺かためでお願いした。

基本一杯ずつ調理するらしく結構待たされたが提供された一杯は正に我の記憶している従来の『一条流がんこラーメン』だった。具は大きめのバラチャーシュー、その上に白髭葱、穂先メンマ2本と海苔1枚。この透明なスープの中に黄色い細麺が泳ぐ様の美しさ、だ。そしてスープを飲んだら「これ!これ!」と心の中で呟いたほどの求めていたしょっぱさだった。結構ガツンとしょっぱく、LEVEL7や8を頼まないで良かった。そしてこの黄色い細麺の魅力的な食感。基本太麺好きだった我に細麺の魅力を教えてくれたのも「一条流がんこ」だ。一条流がんこクラシックスタイルに再び邂逅出来てなんか嬉しくなった。汁一滴残さず完飲完食。大満足で店を後にした。

2022年5月 3日 (火)

皐月井頭

井の頭線に乗ったら無意識に終点吉祥寺までやって来てしまう。こんな好天に恵まれれば自ずと我のかつての癒やしスポット、井の頭恩賜公園へ足が向くってものだ。

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結構な人出で賑わっていた。久々にかつての井の頭公園が戻ってきた気がする。

220503inogashirakouen02220503inogashirakouen06新緑が輝いている。5月の井の頭公園。癒される。来てよかった。

220503inogashirakouen03220503inogashirakouen04平和そのものの光景。特に今は貴重に感じるかな。

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道端には手作りのアクセサリーを売っている人達が大勢いたな。ここを歩いていると日頃の嫌な事等忘れさせてくれたよ。

気持ちは癒やされ駅反対側の商店街に移動。久々本屋に立ち寄りゆっくり本を見回ったが今日は欲しい本は見つからずそのまま退店した。ハモニカ横丁に入る。ここに来たら『珍来亭』。20代の頃は友人と良くここで「チャーハン&半ラーメンセット」を食べたっけ。店到着時店前に客はいなかったがちょうど満席なので5分くらい待って案内された。その頃には我の後ろに6,7人の行列が出来ていた。厨房には男の店員2人と接客担当の2人のおばちゃん。馴染客と楽しそうに世間話をしていた。この店は2階にも客席があるのだが急過ぎる角度の階段なので大変。でも今日は幸いにも入口近くの2人席のカウンターに案内された。口頭で注文。

220503chinraitei00220503chinraitei02珍来亭 『チャーハン』650円

お気に入りだったチャーハン&半ラーメンのセットは平日ランチのみのセットになってしまったようなので残念だがチャーハン単体を注文。今日は『永福町大勝軒』で大量の中華麺を食べたので問題無しだ。

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塩味が効いたパラパラチャーハン。シンプルだけど美味しかった。支払いにSuicaカードが使えた。あの珍来亭が電子マネー支払いか出来る時代になったか。満足して退店した。

駅に戻り今度はJRに乗って新宿で新宿ラインに乗り変え1時間半程度で帰宅出来た。

 

三度永福

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建国記念の日。祭日。ゴールデンウィーク中盤戦スタート。天候も良いようだ。でも特に外出予定は決めていないので、せめて行動制限で控えめにしていた都内遠征を行うつもり。

『永福町大勝軒』系の一杯を最近食べてない。一時は『東池袋大勝軒』ほどではないにせよ暖簾分け店舗は多くあったのに最近聞かない。単に我がアンテナ張ってなかっただけなのかもだけど。どうせなら久々永福町にある本店に行ってみる気になった。我は2008年3月14日に初訪問し、2012年8月15日に再訪をしている。今回約9年8ヶ月ぶり三度の訪問になる。渋谷経由で井の頭線永福町駅にやって来た。

駅を出てすぐの十字路の対面に目的の店が確認出来た。開店予定時刻の約15分前に到着したのだが、何と暖簾がかけられ店前に10人以上の行列が生じている。信号が青になるのを待ってから急いで列の最後尾に並ぶ。開店前かと思っていたら既に店内は客席は埋まっていた。最近名前を聞かないとか言っている我の事などお構いなしに相変わらず大人気の1955(昭和30)年3月の老舗店だ。家族客が多いのも特徴。あの洗面器を思わせる巨大丼に並々と注がれた一杯を老若男女問わず食べに来るのが凄いと思う。婆さんなんかは我が二郎系に挑む以上の覚悟で来ているのだろうから。店の佇まいは変わらず。開店定刻頃に入店出来た。厨房には男の店員2人と女の店員2人。厨房がガラスで客席と仕切られている。客席は厨房周りにL字型カウンター10席。窓側にテーブル席が2人席1卓4人席2卓。

220503eifukutaishyouken00220503eifukutaishyouken02永福町大勝軒 『中華麺』1130円

筆頭基本メニューを注文。というか、この店はつけ麺も冷やしもなく中華麺一筋で67年間行列を絶やさないでいる。お盆にのって巨大レンゲ付きで提供された。相変わらず大きい丼。そして麺量が半端ない。麺は柔らかめに茹でられた中太縮れ麺。具はきざみ葱とナルト1枚、メンマ数本、チャーシュー4枚。

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スープは煮干しがギンギンに効いた醤油スープ。特徴的なラードは最初思ったほど唇ヌメヌメにならないな…と物足りなさを感じていたけど、食べ終わる頃にはやっぱり唇ヌメヌメになった。これでこそ永福町大勝軒だ。コップの水は減ると常に店員が注いでくれた。麺量に苦戦したが何とか完食。スープは残したけど。大満足で支払いを済ませ退店した。やっぱり本店は積み重ねた歴史がある分存在感がある。食べた後の達成感が違う。店外には20人を超える行列が続いていた。

2022年5月 2日 (月)

夕暮背脂

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再び環八を渡って駅の方に戻ってきた。高架のない地べたから直の駅改札の前にこじんまりとした商店街がある、とても夕陽が似合う町。いい雰囲気だ。そんな街角に黄色い看板を掲げるこれまた小じんまりしたラーメン店がある。『らーめん八快』という。我は2006年12月13日に一度訪れている。無事営業していた。こういう街道沿い近くの店は連休の合間でも平日は営業していると予想していた。労働者が多いので平日と休日の人口差が大きい地域では、逆に祝日だと休んでいる場合が多い。だからこの辺りの店は明日から連休になるところが多いのだ。ともかく早速入店。おそらく15年前と変わらない歴史を感じる店舗。厨房には熟年夫婦2人。厨房は割と広めだが客席は厨房前に一列のカウンター5席だけ。感染防止用の仕切り有り。口頭で注文。前後客ゼロだった。

220502hakkai00220502hakkai01らーめん八快 『にんにくこってりラーメン』800円

基本のメニューとは別枠で「当店オリジナルメニュー」として幾つかのメニューが書かれており、その筆頭メニューを注文した。基本のラーメンより100円だけ高い。でも初訪問時食べた基本のラーメンと酷似している。当時は背脂の量を調整出来てこってり指定だったからか。麺は中細ストレート。具はきざみ葱と細切りメンマ数本、海苔1枚、茹で玉子半個、チャーシュー1枚。メニュー名通りニンニクがかなりガツンと効いたワイルドな背脂チャッチャラーメン。2杯目だけどこのニンニクガツンに食欲を刺激され完食した。背脂たっぷっりのスープは完飲出来なかったけど大満足で支払いを済ませた。こういう一杯が普通に街角の店に残っている武蔵新田。懐かしい気持ちと夕暮れ時の小じんまりとした街並みの様子が相乗効果を生んで安らかな気持ちになった。

三両しかない多摩川線に乗って蒲田に出るといきなり都会に来たような気分になる。京浜東北線に乗り換え家路についた。

背脂懐古

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連休合間の月曜平日。旅行の計画はしていないので有給休暇は取らず普通に時差出勤した。そして勤務後は先週金曜日に引き続いて東急多摩川線武蔵新田駅に降り立った。約15年以上前に一度訪問し今も営業を続けている店がまだあったからだ。駅改札を抜け環八に出て信号を渡って反対側にでて徒歩1分弱のところにある『らーめん辛しや』が本日最初の目的店。いつから営業開始したのかは不明。我は2006年12月7日に一度訪問したっきり。再び訪問するとは全く思っていなかった。あまりにも飾りっ気の無い店構え。看板も電光掲示板になっている。営業中の札になっていたので早速入店。外装と変わらず焦げ茶色の木材で構成された内装。奥の厨房には男の店主1人だけ。客席は変形J字型カウンター11席。口頭で注文。先客3人後客ゼロ。

220502karashiya00220502karashiya01らーめん 辛しや 『らーめん』750円

この店は屋号で連想するような激辛を売りにする店じゃないんだよね。食べログ他で確認するとほぼ「あぶらめん」というメニューのレビューばかり。おそらく油そばの事だろう。我は最初から筆頭基本、約15年前食べたラーメンに決定済だ。あまり待つことなく提供された。おお、約15年前撮った写真とほぼ同じ構成のラーメンが提供されたのでちょっと嬉しくなった。麺は黄色い中細やや縮れ。具はわけぎともやし、揚げネギ、平メンマ数本、半味玉、肉厚脂身多めの柔らか炙りチャーシュー。スープはあっさり醤油味に背脂チャッチャ。このタイプのラーメン、昔は多かった、と言うかこういうのばかりだった時代があったのを思い出したよ。家系や二郎系が今のように近場で当たり前に食べられる前の話だ。そう考えるとかなり昔の話に思えるよ。そんなラーメンがタイムカプセルから取り出したように今目の前に…っていうのは流石に大袈裟だと思うけど、懐かしさでバイアスがかかったのか美味しく食べられたよ。環八付近はこういうラーメン店が普通に現存するから、我からすればとても魅力的な場所に映るんだよ。大満足で支払いをして店を出た。

2022年5月 1日 (日)

連休麺休

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今日から5月に突入。ゴールデンウィークも前半終了になる。昨日と打って変わって朝からどんより曇天で正午から雨が降る予報の日曜日。このところ気分は15年前に戻ってラオタ全開で食べ歩き、昨日は牛久遠征したので流石に今日は麺休日にしよう。久々に近場の横浜橋通商店街と伊勢佐木モールへ散歩に行って雨が降る前には帰宅する算段で朝10時頃家を出た。色々買い物をして今日の昼は『バーグ』弥生町店にしよう。麺休日の場合はこの店が定番になっている。開店10分後くらいに入店。満席かと思ったけどカウンター一番奥が空いていたので案内され着席。厨房には男の店員4人と接客担当の女の店員3人。口頭で注文。

220501baarg00220501baarg01 スタミナカレーの店バーグ 弥生町店

『サンデーセット(スタミナ+ベーコンエッグ)』 1030円

弥生町店日曜限定のサンデーセットを注文。10種のカレーから2種を選択する。写真に写ってないけど味噌汁付きだ。真ん中にサラダ層があり完全に仕切りがされている。美味かった。味噌汁もね。こういう日本のカレーが気軽に食べられる『バーグ』が生活圏内にあって良かった。満足して支払いを済ませ退店した。

もうその時にはパラパラ雨が降っていたよ。仕方なく持参していた折りたたみ傘を開いて家路を急いだ。午後はゆっくりと休日時間を過ごす事が出来た。

 

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