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2022年4月 8日 (金)

家系否定

最近『せんだい』小路店主と『王道家』グループ清水社長の口論している動画を見た。口論の原因が小路店主が「うちは家系じゃない。家系は嫌い。知りたくもない!」と発言したことに端を発っしているようだ。それを聞いて我は「やっぱりか!」と思った。我はだいぶ前から『せんだい』を家系ラーメン店と見ることを止め豚骨味噌ラーメン店と見るようになっていたからね。でも同時に何故小路店主はそんなに家系を否定したがるのか疑問も残った。まるで家系に恨みがあるかのような口ぶり。それはYouTube番組得意の刺激的な演出のせいかもしれないけど。だって数年前赤レンガ倉庫で開催された家系ラーメンイベントに出店していたからね。その後の数年間に何かあったのかな?結末は清水社長が『せんだい』本店に出向いて実食し和解して終わるんだけど。

金曜平日。早出出勤の定時退社日の帰宅途中、『せんだい』横浜西口店へ行ってみる事にした。家系ではないという認識で改めて食べてみたくなったからだ。午後6時前に暖簾を割った。店中央タッチパネル式券売機で食券を購入したら「お好きなカウンター席へどうぞ」と言われた。厨房には男の店員ばかり3人。先客2人後客4人。

220408sendai00220408sendai04らーめん家 せんだい 横浜西口店

『ラーメン醤油(細麺)』750円+『きくらげ』100円+『チャーシュー丼』150円=1000円

久々にこの店の醤油を注文。家系ではないラーメンにする為あえて好みも我の家系定番の好みを無視して全て普通指定で注文。更に麺は初めて細麺を選択。太麺より30円安いんだね。そこまで還元するとは良心的過ぎる。そして我の頭の中の『せんだい』の代表トッピングであるきくらげを付けた。100円でたっぷりの量が別皿で提供された。サイドメニューでは家系ラーメンであれば必ず白飯のみ注文したところだけど、こちらもあえてチャーシュー丼を注文した。

220408sendai01220408sendai03まずこのラーメンを食べた感想だが、『せんだい』の豚骨醤油として過去一美味しく感じられた。一番影響が大きいと思われるのが油量を普通にしたことだと思う。この店のスープは元々醤油がまろやかな味付けで豚骨寄りの豚骨醤油なので、鶏油多めは逆効果だった事を今回学んだ。馬鹿の一つ覚えで「麺かため・油多め」で注文していてはいけなかったという事だ。あと細麺ね、実際は中太麺だけど、これが意外にも豚骨醤油スープに合っていた。我はこの店の縮れ太麺が大好きだと何度も書いてきたけど、このほぼストレートな中太麺がここまで良いとは驚きだった。さらにきくらげ。これは良い素材を使っているのがすぐ判るやつで、プリプリの食感は勿論だけど、ほのかに甘みを感じた。これは『せんだい』必須トッピングだと改めて感じたよ。

220408sendai02

チャーシュー丼は胡麻油で味付けされた一般的なやつだけど、サクサクで塊がなく美味しかったし、値段の割に他店と比べてボリュームもあってしっかりした食事をした満足感を得られた。

家系か否かだけど、いくら家系ではない、と言ってもこのヴィジュアルは仕方がない。具の枚数関係無しにこの構成では…と店主も認めている。店主も色々バリエーションを試した結果で元に戻ったと語っている。そもそもの話『とんぱた亭』出身だし、それをグレードアップしようとすれば自ずと本格的(?)家系ラーメンに近づいてしまうのは仕方ないと思う。我の中での結論では店主の言う通り「家系ではない」という理解で継続だ。しかし家系自体これだけ拡散すれば定義も緩々で間口の広い系統になってしまっているので、先程書いた具の構成を踏襲すれば「家系」と分類されても仕方がないと思う。ともかく今回のセットは大満足だったし、今度はこの細麺選択で塩を食べてみたい。丼をカウンター上に上げ卓上を拭いて口をティッシュで拭い「ごちそうさまでした」と言って、良い気分で退店する事が出来た。

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