道頓堀再
昨日まで降り続いていた雨は止んだがどんよりと雲が多い朝で迎えた土曜休日。今日は天気は回復傾向になるそうだ。実は今日は関東近郊の遠征を考えていたのだが実行に移す事は断念した。元々ゴールデンウィークに行ってみようと検討していた計画だ。計画が見えてくるとついつい早速行きたくなる我の悪いクセだ。昨日は平日なのに連食しちゃったし。無理しない事にした。昔のようにはいかなくなってきているんだから。今の自分自身を良く理解する事が大切だ。
代わりと言っては何だけど、また都内の老舗店に行ってみる事にした。元町・中華街駅からFライナー特急に乗り小竹向原駅で各駅停車に乗り換え地下鉄成増駅で下車した。成増といえば約1年前訪問した『べんてん』という超有名店があるが、もう1店老舗の有名店が存在する。1984(昭和59)年創業の『中華めん処 道頓堀』という店だ。我は2008年1月14日に一度訪問している。約14年ぶりの再訪問だ。店に到着したのは開店5分前くらい。あれ?こんな店舗だったっけ?自分が記憶しているものと全然違っていたので驚いた。店前には既に15人並んでいた。定刻になってもなかなか暖簾が出されない。定刻の5,6分過ぎてようやく暖簾が出された。入口脇の券売機で順番に食券を買い着席。ちょうど我で満席になり後客は外待ちになった。厨房には男の店員3人と接客担当の女店員1人。この接客担当の女店員が存在感があった。決して接客態度が悪いという事はなく普通に良かったのだけど、そういうのを見るとなんとなく自分のイメージしていたこの店のイメージとも違ったな。客席は厨房前に一列10席のカウンター席と2人がけテーブル席3卓くらかな。感染防止用の仕切りは設置されていた。
前回訪問した時基本の醤油を食べていたので今回は塩かなと思っていたのだが、塩には特製が無いと知り断念した。今日は連食は控えたいので特製優先にした。麺は自家製の白っぽい中太ストレート。具はワカメとメンマ数本、海苔1枚、ナルト1枚、味玉丸1個。普通ワカメはラーメンの中に入るとマイナス要素になるのだけれど、ここのは逆に良い効果を生んでいたのは不思議。豚バラ肉と豚モモ肉の2種のチャーシューが各2枚づつ。このチャーシュー、美味かったな。特に豚バラの方。そしてスープにはあっさりだけど豚や鶏から摂った出汁の旨味が感じられ、更に節系の魚介味がインパクトを残す美味しいスープだった。この辺り、流石行列を作る老舗店の確かな実力を実感させられたよ。完飲完食して空の丼をカウンター上に上げた。でもたった5分とはいえ行列が出来ているのを知っていながら開店を遅らせたり、着席して食券を渡してから30分以上待たされた後に提供されたので、我のイメージする良心的な接客とはちょっと違うなという印象が残った。一杯への拘り故なのかも知れないけどさ。まあラーメン自体は本当に美味しかったので満足して店を出る事が出来た。早々に駅に戻りどこにも立ち寄る事なく家路についた。
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