干物味噌
水曜平日の帰宅途中に横浜駅で下車した。一昨日の3月7日に岡野交差点近くに新店が開店したというので行ってみる事にした。店主は『浜虎』出身というネット上の噂。場所は家系総本山『吉村家』の道路を挟んで反対側のビルの2階。店に到着したのは夜営業開始から20分後くらい。入口付近の券売機で食券を購入し若い女店員に渡すと「お好きな席へどうぞ」と言われた。厨房には男の店主1人と女店員1人。客席は厨房前に一列3席のカウンター席と、3人ずつ向かいわせに座る6人テーブルが1卓。感染防止用の仕切り有り。先客2人後客1人。セルフでジャスミン茶が飲めた。
『味噌』950円+『白飯』120円=1070円
筆頭が味噌、次が醤油、次がスパイシーまぜそばだった。わざわざ醤油より値段の高い味噌をメニューの1番上に書いたというのは、店主はこれを提供したくて店を開いた自信作だと判断し味噌を注文。味噌といえば白飯でしょうと合わせて注文。
菱形の丼で提供された。店員がこのように提供してくれたし具の並び方もそうだから菱形なんだろう。メニューの薀蓄によると麹味噌をメインに色々な味噌をブレンドしているとの事。それ以上にこの店は干物から出汁をとるという一風変わった手法をしているらしい。興味をそそられながらまず一口。やや酸味を感じるけどオーソドックスな味噌味。それでいながらハッキリと魚介の味わいを感じる。これほど違和感なく味噌に魚介を合わせているスープは初めての経験な気がする。そして何より美味しい。具はわけぎともやし、紫キャベツの千切り、柔らかメンマ2本、チャーシュー1枚と薄切り生ベーコン1枚。麺は平打中太麺。ツルツルのシコシコ食感。これもスープに合っていて美味しかった。丼からして見た目が格好つけているような感じの一杯だったので警戒したけど中身がしっかり美味しい味噌ラーメンだった。ご飯は浅利出汁で炊いているとの事で初期の状態で食べてみたら、とても淡く甘い味わいを感じてとても美味しかった。歳をとるとこういう淡い味わいのご飯がすこぶる美味しく感じる。炊き方も上手。最後は残ったスープをご飯にかけて完飲完食。これは近い内に醤油を味わう為再訪しなくちゃだ。大満足で店を出た。それにしても岡野交差点付近、いちいち数えないけどラーメン店の密集度が凄い事になってきた。
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