葛西支那
『こうかいぼう』を退店後『麺屋吉左右』の分のリカバリーをどうしようか頭を悩ませた。せっかくの平日休暇、1杯で終わらすのは惜しいから。新店開拓という気分ではない。昔一度だけ訪問した老舗店狙いだ。せっかく東西線沿線に来ているのでこうなったらもっと東へ向かってみよう。というわけで千葉県に入る手前の葛西駅で下車した。狙いは駅から徒歩4分程度のところにある『ちばき屋』だ。1992年創業。店主は元々ガチガチの和食料理人で、店前に行列を生じさせるラーメン店が羨ましく思い40過ぎてラーメン店に転向したという。その手腕でラーメンに半熟煮玉子を最初にのせた店と言われる。それをラーメン本で読んで食べ歩きを始めて間もない2006年7月22日に我は一度訪問している。その後この店は支店を展開し横浜地下街ポルタにも出店していた時があった。今はこの本店格の葛西店以外には2店舗だけ支店があるようだ。
店に到着したのは1時過ぎくらい。店前に待ち客はいないので暖簾を割った。厨房には男の店員2人と女の店員1人。客席は厨房周りにL字型カウンター15席と8人がけテーブル席1卓。8割方の席は埋まっていた。やはり有名店の本店、変わらず人気のようだった。口頭で注文。後客はちらほら来客があったようだけどピークは過ぎたようだ。
『支那そば(醤油)』830円+『煮玉子』120円=950円
筆頭支那そばは醤油か塩を選べる。醤油を選択。それとやはり煮玉子は抑えておこう。麺は縮れ細麺。具はきざみ葱とかいわれ、メンマ、海苔1枚、チャーシュー1枚、半分に糸切りされた別トッピングの味玉1個。スープは結構味が濃いめの醤油味でうっすら背脂がかかっている。昔からほとんど変えていない事が判る。90年代開店の店だから老舗らしい淡いじんわりとした味わいというのでもなく、かと言ってネオ・ノスタルジックというほど今食べて洗練されているようにも感じない。パイオニアであった煮玉子も今や普通に感じられてしまっている。全体的にごく普通の醤油ラーメンに感じられた。これも時代がすすめば懐かしく感じられるようになるのかな?麺と具は食べきって支払いを済ませ店を出た。
駅に戻り秋葉原に出て買い物をした後帰宅。明日は会社。今日はよく歩いたので早めに寝よう。
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