腹満気充

感染者数が神奈川県で9000人超え、全国では過去最高9万8000人超えというかつてない広がりを見せている。それでも国や地方自治体は緊急事態宣言を回避するのに注力しているだけのように見える対応を続けている。しかも3回目のワクチン接種の対応も遅い。前倒しとか言っているが大幅に遅らせてしまっただけではないか。1回目から諸外国と比べ接種が遅れてコテンパンに叩かれたのに何故学ばなかったのだろうか？…またイライラしてしまった。いけないいけない。

とりあえず一週間を終えたけど少し陰鬱な気持ちになってしまった金曜の帰宅途中、『武蔵家』菊名店へ訪問する事にした。前回訪問から2ヶ月以上ご無沙汰してしまった。この店は最初の緊急事態宣言前や2回目の緊急事態宣言前等陰鬱とした気持ちになった時、食事を通して我に活力を与えてくれた。こんな日はもうこの店に行くしかない。早速入店。入口脇の券売機でいつものメニューの食券を購入。厨房には男の店員2人。先客8人後客3人。店員は何故か『渡来武』の黒Ｔシャツを着ていた。我が訪問する時間帯固有かも知れないが結構ガラの悪そうな兄ちゃん姉ちゃんが多い客層なのだが、店員は「ライス足りてる？」とか友達のように優しく接している。若い客達は喜びを隠さず夢中にラーメンとライスを食べている。彼らのパワースポットみたいになっているのかな。そんな光景を微笑ましく見えてしまうのは我も歳をとったからかな。我もラーメンとライスが来たら負けるつもりはない。腹が減っている。準備万端だ。

横浜らーめん武蔵家 菊名店

『菊名盛りラーメン並』９００円＋『炙りチーズ』１００円＝１０００円

お決まりのメニューの麺かため油多め、ライス大盛だ。先に提供されたご飯におろしニンニクと豆板醤を入れる。そしてラーメンが提供される。思わず手を出し受け取ろうとしたが店員は熱いからと卓上に置いてくれた。このスープの色！そして凶悪な炙りチーズの焦げ具合！いつ見ても心躍る顔をしているなぁ。

まずレンゲでスープを一口。豚骨の旨み十分、濃度十分。望んでいた家系の味。次に海苔で次々ライスを巻いてパクついた。ニンニクと豆板醤が直接的に口の中に広がる感じ、イイね。中太ストレート麺を持ち上げると自ずとトロトロの炙りチーズが絡みついてくるが構わず啜った。嗚呼！ラーメンを食べている喜び！いや美味い食事にありついた幸せか？ほうれん草や肉厚で柔らかいチャーシューも次々と口の中に入れた。気がつけばわずかに残った麺とスープ、味玉丸1個。味玉は同じく僅かに残ったご飯に引っ越しさせて割って食べる。ほどよい甘さ。丼を持ち上げ残った麺とスープを口に入れ完飲完食。空になった丼をカウンター上に上げ卓上を拭いて「ごちそうさまでした！」と言って店を出た。直系とか東京だ、横浜だとかどうでも良い。ただこの一杯にありつく事が出来て感謝したくなったよ。今日も大満足。入店時は恐らくつまらなそうな顔をしていたが、もう我の顔はわずかに笑みを浮かべていただろう。腹は満たされ気力も十分充たす事が出来た。後はそのまま家路についた。明日から休みだ！