暖簾新調
『とんかつ椛』を出た後すぐ近くの『らーめん鶏喰』には15人以上の行列が生じていた。我は徒歩圏内の店に週末の行列に並ぶ愚は犯さない。行列を横目に通り過ぎる。向かったのは関東を代表する旭川ラーメンの老舗『ぺーぱん』だ。昨年4月20日以来の訪問だ。あ、暖簾が新調されている!ここの店主夫婦も高齢になってきているので閉店を危惧したけどまだ大丈夫なようだ。早速その暖簾を割る。厨房には店主夫婦。あまり変わらず元気そうで何よりだ。しかし後継者もいなさそうだしいつまで営業し続けてくれるのだろうか。このいかにも昭和感が漂う店内に先客1人後客ゼロ。先程の『鶏喰』の行列を見た後だと寂しく感じるね。かつてのラーメン雑誌全盛だった頃は高確率で紹介されていた店だったのに。今は食べログ評価次第になってしまったからか?ラオタ界隈でもこの店の名があがることがないように思う。カウンター上に代金を釣りなしで置いておいたところ、ラーメン提供時におばちゃん店主から「落ちちゃうと困るから先いただいちゃいますね。ありがとうね。」と言って受け取ってくれた。やり取りも含め今が令和の世であることを忘れる店内だ。
旭川ラーメンのこの店では醤油が定番だったが塩を食べたかすっかり忘却していたのでシンプルに注文してみた。とんかつ定食食べた後だし透明なスープのあっさり塩ならいいかなと思ってね。そうしたら全然透明じゃなくて、しかもラードたっぷりで旭川ラーメンを主張してくるような一杯だった。不意を突かれたからかも知れないが醤油以上に旭川特有のラード感だったね。腹には負担が大きかったが嬉しい驚きだった。スープ以外は頑張って食べきり満足した。「ごちそうさまでした」と言って退店した。
近くの「いなげや」で食材を購入して家路についた。午後1時前には帰宅。午後はゆっくり休養した。
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