新中華麺
つくばエキスプレスに乗り柏の葉キャンパスから北千住駅まで移動し日比谷線に乗り換えてから約45分、中目黒駅に到着した。せっかくの平日休暇、堪能する為もうひとつ気になっていた都内の店へ足を運ぶ。今度は東急中目黒駅から徒歩1分の好立地にある『中華そば えもと』だ。以前は『らーめん恵本将裕』という店名で営業していたが昨年3月8日現在の屋号に変えリニューアルしたそうだ。店は半地下にある。店前に人はいないのでそのまま入店。入口に券売機があり食券を買い一列7席のカウンター席に移動するとちょうど満席状態。カウンター後ろに長椅子が置かれそこで待つよう店員に言われた。その男の店員1人のワンオペで大変そうだ。でも接客や口調は優しく丁寧。5分くらい待って先客が退店したのでそこに案内され着席。水、箸、レンゲはセルフ。後客は7人くらい来て長椅子待ちで順番に案内されていた。
筆頭基本メニューを注文。麺は黄色い中細やや縮れ。「新宿だるま製麺」の木札が入口に掲げられていた。具はきざみ葱、細切りメンマ数本、ナルト1枚、サイズがバラバラなチャーシュー4,5枚。丼が雷文縁ということもあって見た目は完全に昔ながらの中華そば。でもスープを一口飲んだだけで全く最新の中華そばである事が理解出来た。煮干が嫌味なく優しく感じられる醤油スープ。ちょっと唇が油っぽくなるのを感じるのは永福町大勝軒っぽくもある。叉焼は適度なかたさで肉感と自然な甘さを感じられ地味だけど上質なやつ。というか全てが地味なんだけどとても美味い。懐かしさを感じるのは見た目だけど、それとは全くの異なる上質な一杯で大満足だ。でも残念な事に今年11月30日に閉店する旨の張り紙が店内壁に貼られていた。複雑な気分になりながら調理中の店主の背中に「ごちそうさま」と言い階段を登り店を後にした。
そのまま駅に戻り後は帰宅するのみ。良い休暇の時間が過ごせた。
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