映麻婆麺
祭日天皇誕生日の翌日の木曜平日。今日は昨年10月以来久しぶりに1日有給休暇を使用した。今年度はパンデミックの影響で旅行に行けない状況だったので自ずと有給休暇の使用頻度が減ってしまった。消滅して無駄にしないよう消化使用する事にした。ラオタ活動に有益に使わせてもらう事にしよう。
今まで何度も書いているが我は麻婆麺が好物でついつい敏感に反応してしまう。いつだったかネット上で麻婆麺を調べていた時、色鮮やかな麻婆麺の写真を見つけ惹かれてしまった。食べてみたくなり早速訪問計画を立てるべく店を調査すると、その店は千葉県柏市北方のつくばエキスプレスの各駅停車しか止まらない「柏の葉キャンパス」という聞いたことがない駅から更に1km以上先にあるというとんでもない立地だった。一旦訪問計画は保留してしまった事を思い出した。今朝は空に雲が多く北風が吹いて寒かったので外出するのは億劫だったが、逆に麻婆麺を食べるのにぴったりだろうと朝9時前には家を出た。柏の葉キャンパス駅に降りたのは10時半くらい。1km以上先の目的の店へ向かい歩き出した。駅前は巨大マンションがいくつもあって完全にベッドタウンになっていてビル風が強く冷たかった。でも暫く歩くと何もない平坦な土地が広がった北関東的なのどかな風景が広がっていた。いつの間にか空には雲が無くなり気持ち良いほどの青空が広がっていた。
目的の店の名は『ししょう』。2019年9月8日営業開始だそうだ。店に到着したのは開店予定の約10分前。店前には誰もいない。こんな辺鄙な場所にある店が話題になってしまうのだからラオタって凄いなと素直に関心しながら開店を待った。定刻に店主が出てきて営業中の札にひっくり返し店内に招き入れてくれた。ドアには何故か味の素のロゴマーク。入口脇に券売機。水はセルフ。BGMはFMラジオ。厨房には男の店員1人。客席は厨房前に一列の赤いカウンター6席のみ。後客は少しずつ来店し満席になって我が店を出るまで一時的に外待ちが生じていた。
ラーメンししょう 『麻婆麺』830円+『ライス』220円=1050円
メインメニューは麻婆麺と中華そばのみ。もちろん麻婆麺を注文。ライスは220円もするのかと思いつつ注文した。
提供時既にスープが丼から溢れていて受け皿に溜まっている状態。そして目を引くのはナルトをみじん切りにして丼の上に降らし、まるで雪化粧をしたような麻婆丼が提供された。凄いよね。このアイディアでこんな僻地にありながらラオタ達の関心を惹いてしまうのだから凄い。アツアツのスープはほとんど餡となっていてトロトロ。唐辛子系の辛味はほとんど感じず、その分黒胡椒がたっぷりかけられている。流行りの麻辣には走らずあくまで日本の家庭の麻婆豆腐の味+α。新潟麻婆麺に準じている。優しい味わいでそれが良い。具は薬味ネギと豆腐ときくらげ2枚、それと挽き肉がふんだんに入っている。
麺はかために茹でられたブリブリの縮れ太麺。有名な浅草開化楼の麺だそうだ。餡まみれのスープの中から苦労して引き上げて啜る。丼は普通の大きさだからスープが溢れていると言っても楽勝だろうと最初は思ったのだが、スープは実質上トロトロの麻婆豆腐なので結構なボリュームを感じた。更に追加でライスが控えている。これは麺を食べ終わった後丼にまるごとぶちまけて麻婆丼として食し完飲完食で満腹状態。大満足で退店した。とうとうあの鮮やかな麻婆麺を攻略出来て充実感も味わえた。
駅に向かって歩いている途中ちょうどバスが来たので乗って駅まで戻った。
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