鶏塩髙野
辿り着いた週末の休日。昨夜は開放感から夜更しをしてしまいやや遅れての起床となった。今日も好天に恵まれた。色づいた葉もまだ落ちておらず綺麗だ。気分良く週末の休日を迎えられた事に感謝したい気持ちになった。
今日は保留していた期待の新店に行ってしまおうか。今や神奈川を代表するラーメン店に躍り出た『中華そば髙野』。その2号店が先月24日本店のすぐ近くにオープンした。店名は『KITCHEN TAKANO』。こちらはつけ麺専門店のようだ。『中華そば髙野』の昆布水つけ麺は我にとっては衝撃を受けたものだったから、更に磨きをかけた一杯が食べられると期待した。場所は大口商店街の大口駅側からの入口付近。開店日から連日大行列が生じていると聞いていたので様子見をしていたが今日は開店40分前に店へ到着した。それでも店前には先客2人が並んでいた。その後に続いて待つ。しばらくすると我の後ろにもどんどん行列が伸びていった。定刻に開店するまで20人くらいいたのかな?待っている間、おそらく本店から食材を移動する為台車を押した店員が行き来していた。また数回商店街に来た人達が何人も何事か?何の店?という感じで覗きに来ていた。開店から1週間以上経っているのに。定刻にシャッターが上がり順番に入店。入口脇の券売機で食券を買いセルフで水を注ぎ手の消毒をして奥から順番に着席した。店員は男2人と女2人。接客は丁寧で実るほど頭を垂れる稲穂かなという感じ。客席は厨房周りにL字型カウンター8席で感染防止の仕切り有り。
鶏と豚の2種のつけそばがあり今回は鶏にした。ここの店のつけ麺は昆布水の旨味に真髄があると考えているので余計なトッピングメニューは選ばなかった。結果正解だったと思う。
まず麺が先行して提供されて大分遅れてつけ汁が提供された。これはまず昆布水に浸かった麺を先に味わって欲しいという店側の意図だろう。でも我を含め朝早くから並ぶ客というのは全員ラオタである確率が高く、写真撮影の為誰も手をつけずつけ汁の到着を待っていたのには我ながら苦笑した。中太ストレート麺が綺麗に巻かれてその上に三つ葉ととろろ昆布と穂先メンマ。しっかり冷たい昆布出汁の効いたスープはしっかりと旨味を感じる。本店を食べて以降他店で昆布水つけ麺をいくつか食べたけど同じレベルに美味かった店は少なかった。久々に食べたけどやっぱりこの店はモノが違うという感じ。麺の小麦の味まで美味い。意識しないとそのまま麺だけで完食しそうになるくらいだ。そしてつけ汁は本店では醤油がキリッと立ったものだったけど、2号店のこちらは鶏油を効かせた塩味。温度差を出す為こちらはかなりアツアツなのは本店と同じだ。鶏油はアツアツだと余計美味く感じる。塩味も強めでしっかり出ている。我は本店の醤油よりこちらの塩味の方が僅差だけど好印象かな。鶏油好きなので。つけ汁側の具は薬味ネギとチャーシュー2枚。吊るし燻製なのか香ばしい香りもして丁寧な作りだと関心したよ。昆布水に引っ張られるもアツアツのつけ汁も美味いのでどちらにするか迷う贅沢を味わいながら完飲完食。大満足。凄かった。大行列が生じるのも納得の一杯だ。丁寧な挨拶をされて気持ちよく退店した。外には10人超えの行列が続いていた。大口駅へ戻った。まだ11時半前だ。
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