菊名盛満

昨日の昼『檍』で豪勢な食事をしたので昨晩は永谷園の梅茶漬で済ませたせいか、今日の夕方あたりはかなり腹が減ってしまった。こうなると未知の新店攻略より確実に満足出来るモノを腹に入れたい。というわけで帰宅途中『武蔵家』菊名店へ約1ヶ月ぶりに立ち寄る事にした。店到着時に店外待ち客はおらずすんなり入店出来た。通し営業ありがたい。厨房には男の店員2人。先客は5人。入口脇の券売機で食券購入後すんなり座れた。店員に食券を渡す時に好みを確認され「麺かため・油多め」、ライス大盛りもお願いした。後客は2人だった。

横浜ラーメン 武蔵家 菊名店

『菊名盛りラーメン並』９００円＋『炙りチーズ』 １００円＝１０００円

定番のメニュー。提供時のこの顔を見ただけで顔がほころんでしまう。今月は東京家系店を巡ったりしてこの店より濃厚で上質な家系ラーメンに出会ってはいるのに、それでも満足度においてはこの菊名盛りに及ばない。ラーメンを食べるという事は美味しさだけではないという当たり前過ぎる結論に至ってしまう。

我がラオタであるというのを一旦脇に置いて、一般人がラーメンを評価する5つのポイントを順不同で上げてみると①好みに合致する②コストパフォーマンスが高いこと③入店のし易さ④サービス⑤その他の要素、といったあたりになるのではないかなと思う。それを我の評価を落とし込んでみると①はそのままの意味で、②は対価格でのボリュームだったりする。③は要は使い勝手が良い事。営業時間が長く臨時休業が少ない店は安心感が増すよ。なので我の中では店を評価するにあたり重要度は結構高い項目になる。美味しい店ほど行列が生じるのはわかっているが、かと言って本家『ラーメン二郎』のような行列前提の店は敬遠する事になる。④は人によっては接客だったりするんだろうが、我はこれについては順番飛ばしや馴染み客への依怙贔屓対応等よっぽど理不尽な事をされなければあまり五月蝿い事を言うつもりはない。我は接客ではなく、この店の場合で言うと「ライス無料」がサービスと評価する点になるかな。そして⑤のその他は、人によっては店主の人柄だったりするんだろうが、我はそんな事はあまり関心は薄く、提供されたラーメンの「美味そう！」とテンションが上がるファーストインパクトになるかな。そういう意味でいうとこの店は我にとっては綺麗な五角形になるんだよ。食べている間声には出さないけど心の中では「うまっ！うまっ！」とつぶやきながら夢中になってがっつく様に麺をすすりライスをかき込む。多分顔は半分笑顔になっていて客観的に見たらそうとう気持ち悪いんだと思うよ。それさえ食べている時は夢中になっているから全然羞恥の気持ちが生じない。こんな食事が1000円で食べられるなんて感謝しかないよ。大げさに言えばこの国に生まれてきて良かったとさえ思う。今日も大満足で汁一滴残さず完食し店を出た。