焼豚主麺
風もなく空気は爽やかで過ごしやすい晴れた11月下旬の土曜休日。こういう過ごしやすい日だと気分も良くなるよ。今日は朝からあらかじめ予約していた床屋へ2ヶ月ぶりに行ってさっぱりしてきた。
弘明寺近くにある奇妙な肉料理店『ねこ娘とねずみ男』がとうとうラーメンを提供すると聞いて行ってみることにした。床屋を出てすぐ市営地下鉄ブルーラインに乗り弘明寺へ移動し、店には開店10分ちょっと前に到着した。すでに2人組が並んでいた。定刻に女の店員が出てきて順次注文を確認され入店を促した。今日はカウンター席へ案内された。厨房には店主1人と先ほどの女店員。後客は次々来店し外待ちも生じていたようだ。しばらく待って提供されたのは一面茶色の肉の塊で覆われた丼で、もはやラーメンなのかは判断がつかない代物だった。
『麺チャーシュー(めん大盛り)』 1100円+『うずらの玉子3個』 100円=1320円
チャーシュー麺ならぬ麺チャーシュー。あくまでチャーシューが主役で、それに麺とスープが付くという事だろう。もはやネギが浮いた存在になっている。注文時ネギの有無を確認されたのはこいういう事か。
様々な種類のチャーシューが入っていて枚数などいちいち数えていられないレベル。メニューにチャーシューは300gと書いてあったが麺は何gかとの記載はなかった。麺はプラス100円で大盛り指定1.5玉にした。うずら3個もトッピングして何とか通常のラーメンに寄せようとしたが無駄な努力に終わった。
これでは何の料理か判らないのでレンゲでチャーシューをどかしてみると麺とスープが何とか確認出来た。麺は四角い太麺。スープはサラッとした醤油。でもチャーシューから出る肉汁と脂でこってりした味わいになっていた。これが肉料理店店主が作ったラーメンか!我は通常のラーメンを食べていく順番でまずスープを味わい麺を啜っていた。でもそれでは全然減らなかった。諦めてメインのチャーシューにかぶりついていく。『吉村家』のようなスモーキーな香りはあまり感じず、とにかく分厚く脂身もしっかりあるので肉にかぶりつく時の食感が強烈だった。適度に柔らかく適度なかたさもある。流石は肉料理店なので肉の扱いが長けている。でも我自身は大きな肉にかぶりつく事があまりないので徐々に顎が疲れ、麺をすすって一休みとかしていたら麺が先になくなり後半はチャーシューの山と対峙する事になった。諦めず何とか全て攻略する事が出来た。
この店は肉好き、デカ盛り好きにも知られているのかその筋の人達も客に多くおり、これに更に追加で肉増し200gとかしているんだよ。一般人が写真映えを狙ってそんな事をしたら完食出来ないだろうし、そんな事をしなくても十分迫力のある一杯だ。この日は「チャーシューエッグ丼」も提供されており、両方ハーフの欲張りセットというのが用意されていた。我の隣の客はそのセットに更に肉増しを頼んでいた。凄いな。我は満腹となって大満足で支払いを済ませ退店した。この店で食べて連食はあり得ないのでコンビニに立ち寄った後は早々に家路についた。
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